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サンドビック、超硬工具を世界中に安定供給

投稿日時
2026/10/28 09:00
更新日時
2026/10/28 09:00

サンドビック(株)

髙宮真一カンパニープレジデント

サンドビック(コロマントカンパニー)はこのほど経営戦略を動画で配信し、成長戦略や注力製品を明かした。

髙宮真一カンパニープレジデントは足元の市況について「防衛産業、エネルギー産業の拡大、半導体産業の急回復などあらゆる産業で回復基調が見られる」と語る。「日本は4月以降大きく改善。中国もV字回復ではないが昨年後半より安定している。インドは引き続き好調で設備投資が非常に活発。ドイツは自動車業界のティア1企業の業績が良く(景気を)下支えしている。アメリカは航空、防衛、宇宙、半導体、エネルギー産業が牽引しており、長期にわたり非常に良い」と総括した。

同社は今年度後半の国内市場について、航空機・防衛、半導体製造装置、エネルギーなど多くの分野で堅調な需要が継続すると見込む。自動車産業に向けてはアルミ需要に対し「M5バリレスカッター」で工程集約を提案。エネルギー分野では熱交換機部品やブレードなどステンレス系材料へ「Coromill MS20/MR20」の提案を強化するなどの戦略が語られた。

同社が訴求したのが、超硬工具の安定供給体制だ。中国の輸出規制に伴い足元で超硬工具の供給が不安定化しているが、サンドビックグループは自社鉱山をオーストリアに保有。「採鉱から精錬、リサイクルまで一貫管理することで高品質なタングステンを世界中に安定供給している。循環型超硬リサイクルの先駆けとしてのノウハウを持ち、2030年までにリサイクル率100%を目指している」とした。

髙宮氏は「アメリカの輸出規制など更なる供給問題が生じることが予測される。今後は安定的かつ持続可能な供給とトータルソリューションができるメーカーが選定基準になる」と展望した。



(日本物流新聞2026年10月25日号掲載)