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ナガセインテグレックス 代表取締役社長 長瀬 幸泰 氏

超精密加工で知られるナガセインテグレックスが、JIMTOFで「超越精密」を打ち出す。最高の加工品質は大前提に、生産性の向上や非熟練化をも叶えるという文字通り超精密を超えた新たな概念だ。今展ではそれを体現する6台の新機種とAIを用いたシステムを披露。長瀬幸泰社長は「どこにも負けない加工品質を、従来の数倍の能率、数分の1のスペースで実現する」と語る。

新光機器、耐久性40倍のコンタクトチップが溶接を変える

短期間で捨てて当然、という認識のモノが世界には溢れている。溶接業界では、アーク溶接でトーチ先端に取り付けワイヤを案内するコンタクトチップがまさに「消耗品」だった。多くは2時間ごとの休憩の度に、現場によっては3ワーク程度で交換・廃棄されるこの部品で、新光機器(名古屋市西区)が従来比40倍もの高耐久を実現した。「ZMコンタクトチップ」(以下ZMチップ)と名付けられたこの製品が今、発売3年で初年度の18倍の売上を記録し、注目を集めている。 同社は溶接用電極が主力の専門メーカー。取引先は3千社に及び、国内外で92件の特許を持つ開発型企業だ。顧客の近くに拠点を構えて要望や課題を聞き、溶接を熟知したエキスパートが相談に乗る現場密着体制で成長。だが同社でもコンタクトチップの寿命は数十年来の課題だった。

次年度〜中長期見据え税制改正提言

(一社)日本経済団体連合会はこのほど、2025年度の税制改正に関する提言をまとめ公表した。「企業の持続的な成長を支える基盤として、税制面で求められる対応を実施すべき」とし、法人課税の在り方について考えを述べた。加えてDX等のイノベーション促進に向けた税制支援、スタートアップ振興、納税環境の整備などに関し考えをまとめ、企業のグローバル活動を下支えする税制として、国際合意の在り方などにも言及した。