オリオン機械、技能五輪世界大会で冷凍・空調職種の敢闘賞
- 投稿日時
- 2026/10/27 09:00
- 更新日時
- 2026/10/27 09:00
9月に中国・上海で開催された「第48回技能五輪国際大会」において、オリオン機械の荒木春太選手(21)が「冷凍空調」職種で敢闘賞を受賞した。同社グループにとって通算3回目の世界挑戦にして、初の入賞となった。
競技は4日間、計15時間に渡って行われ、冷凍システムの設置や故障診断など4つの課題が用意された。
荒木選手は「国際大会は現場を意識した課題が多く、予期せぬハプニングや想定外への対応力が求められた」と語り、国内大会と全く違う難問に立ち向かい、好成績を収めた。
この快挙を支えたのが、同社独自の「教わり、教える」組織的な育成アプローチだ。社内教育機関「ものづくり塾」では、新入社員から選抜された若手選手に対し、約半年間の短期集中訓練を実施する。工場内の最も目立つ場所に練習場をあえて設置し、日常的に本番さながらの緊張感を醸成する工夫を凝らしている。
さらに、指導員は全員が「五輪出場経験のある先輩社員」が務め、技術の伝承だけでなく、精神面まで徹底してサポートする強固な伝統が根付いている。
荒木氏選手は「今後は出場選手へのサポートに加え、国際大会で求められる『現場での対応力』を磨いていきたい」と意欲を見せた。
(日本物流新聞2026年10月25日号掲載)