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永大産業、使いやすい普及価格帯キッチン

 永大産業(大阪市住之江区平林南2-10-60、TEL.0120-685-110)は30歳前後のファミリー層を想定した普及価格帯のシステムキッチン「ラポッテ」を6月1日に発売した。 価格を抑えながら徹底して使いやすさと手入れのしやすさを追求。キズが目立ちにくいエンボス仕上げのステンレスシンクに、掃除がしやすい親水コート仕様排水ゴミかごを用意した。奥行きコンパクト(750mm)で狭小LDKにプランしやすく、フルフラットで開放感のある「スリムペニンシュラ対面」プランなどを用意。セット価格はI型で72万3500円から。初年度販売3000セット、3年後に5000セットを目指す。  (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

NTTデータザム、EOS製3Dプリンター販売増

 NTTデータエンジニアリングシステムズのアディティブ・マニュファクチャリング(AM)事業部は7月1日付で別会社「NTTデータザムテクノロジーズ」として分離・独立した。AM事業の売上高が右肩あがりに増加していることを受けたもので、大阪府箕面市にある研究開発拠点、AMデザインラボには同社が設備する独EOS社の3Dプリンターを10台に増やした。 同社はEOS機の販売と、それを前提とした受託造形などを行う。日本の工作機械メーカーが相次いで3Dプリンターを市場に投入するなかでどんな強みを打ち出すのか。同社は「ボーイング、GE、シーメンスなど名だたるメーカーが(EOS製)3Dプリンターで製造した部品を使って実際に設備を稼働させている。この実績が他の3Dプリンターとは圧倒的に違う」と話す。 こうした実績に裏打ちされたノウハウを蓄積することで、販売力を増しているようだ。「3Dプリンターでモノをつくるために設計を変える必要がある、といったコンサルの力も高め、積層した部品の強度や経年変化といった観点からも助言できる」とし、受託造形を通じて顧客とともにパラメータ開発にも力を入れる。 (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

ハウステック、新型合併処理浄化槽を発売

 ハウステックは新型合併処理浄化槽「ハイバッキーKRSシリーズ」(5・7人槽)の出荷を開始した。今年4月に改正された「浄化槽法」では、生活環境の保全および公衆衛生上重大な支障が生ずるおそれのある単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への入れ替えを促している。同製品は、既設単独槽から合併処理浄化槽への転換のしやすさを意識して設計したという。 同製品は従来品よりも全高・全幅をコンパクトに設計した。そのため、ミニショベルやさらに小さい重機でも作業が可能になり、従来品よりも入れ替え工事が容易になる。さらに掘削深度が浅いので、掘削時の湧水リスクが軽減され、水替え工事が不要になる可能性があり、施工性も向上するという。 ほか、新水処理方式により必要空気量を少なくし、ブロワの消費電力を30%低減した。「年間2400円ほど電気代がお得になる。また逆洗作業がなくなったのでブロワ空気口が1本、マイコンも不要になり、管理がしやすい」(同社)。 価格は5人槽(D950×W1990×H1365)は68万円、7人槽(D1120×W2250×H1365)は93万円(共に工事費・税別)。 (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

山善が白猫PJとコラボ

 山善は、コロプラ(東京都渋谷区)が提供する人気スマホアプリゲーム「白猫プロジェクト」の「Lost Weather Cord?晴れと雨のキズナ?」との初のコラボレーション商品となる小型扇風機「白猫プロジェクトコラボモバイルバッテリー搭載ハンディファン」を一部量販店および山善が出店・運営するインターネット通販サイト「くらしのeショップ」などで、6月下旬から数量・期間限定で販売を始めた。 Lost Weather Cordとコラボするのは、山善が幅広い世代・様々なスタイルに合わせて展開してきたポータブル扇風機「FUWARIシリーズ」(9モデル全20機種)。山善は「スマートフォンが『生活必需品』となるなかで、今回のコラボによりスマートフォンと親和性の高い世代を中心に新たな需要を喚起したい」とし、第2弾も見据える。 商品パッケージには、Lost Weather Cordの「サテラ」と「ジーク」ともに初の描き下ろしイラストを採用。本商品にはコラボ記念のノベルティとしてオリジナルネックストラップとオリジナル大判ポストカードが付属する。リチウムイオン電池内蔵で約5時間使用可能(弱で)、小売参考価格は税別3900円から。 (写真=SPMB-F20(ZVBK)ジークver.(Black×Blue)) (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

佐川急便、台湾ベンチャーと協業し小型EV開発へ

 佐川急便とASFは6月、小型電気自動車の共同開発および実証実験を開始する基本合意を締結。両社によるプロジェクトチームを立ち上げ、試作車を製作するとともに、温室効果ガス削減及び業務作業や車両における課題を検証する。 開発車両については、軽自動車規格のキャブバンタイプを予定しており、十分な安全性を確保した上で将来的な自動運転も視野に入れた開発を目指す。「今回の共同開発では走行中の二酸化炭素などの温室効果ガスや大気汚染物質を全く排出しない高い環境性能を備えた車両や、各種安全装置の開発に取り組み、脱炭素社会の実現を目指していきたい」としている。 日本国内での電気自動車の普及促進を図るため、ファブレスメーカーとして設立されたASFは、バッテリーを活用した持続可能な社会創りを見据えビジネスを展開している。同社は台湾の大型企業グループである台湾プラスチックグループ(FPG)から資本支援と高品質バッテリー材料の供給を受けている。 佐川急便によると「国内EVベンチャーのFOMMより、技術協力を得て事業を進めていく。最初の取り組みとして、B2B向けニーズを満たす電気自動車の開発を2021年中に実現したい」としている。 (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

フジ矢、ベトナム新工場稼動

 フジ矢は、既設ベトナム工場の敷地内で昨年から建設を進めていた新工場を完成させ、4月から稼働を開始した。工場が位置するのはホーチミンから程近いビンズン省ミーフック工業団地。新工場の延べ床面積は2173平方mで、既設建屋(延べ床面積1800平方m)を含め敷地全体で8082平方mの広さになるという。従業員数は既設工場含め125人。ペンチ、プラスチックニッパ、ニッパ、強力ニッパ、ラジオペンチなどの生産を手がけ、新工場の稼働により生産能力は7万丁/月から15万丁/月に向上する。 新工場について同社は「従来の日本向け製品の生産から、ベトナム国内、東南アジア、欧米など海外展開をしていく生産拠点として中心的な役割を担っていく」としている。 (2020年7月10日号掲載)

フジ矢(株)

2020年11月24日

キャプテンインダストリーズ、複合ローラーベアリング発売

 キャプテンインダストリーズは、イタリア・ウニテック社の「アブソリュートスケール付き複合ローラーベアリングRTB?ABS」を7月13 日より販売する。 3列のローラーで構成される高剛性なアキシャル・ラジアル複合ローラーベアリング。軌道面の超仕上げにより、転がり摩擦抵抗を最小限にとどめ、最大静摩擦と動摩擦の差を極限まで減らし、位置決め精度への影響を抑えることで、トルクの変動を低減した。加えて、摩擦抵抗を減らしたことで発熱量も抑えることができたという。 「ラジアル荷重、スラスト荷重、モーメントの複合荷重を受けることができるので、剛性が必要とされる工作機械の回転テーブル、主軸ヘッド部に適している。工作機械メーカー、半導体製造装置メーカー、航空機産業をはじめとするもの作り企業をターゲットに拡販を目指す」(同社)。 (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

滝澤鉄工所、立旋盤を省スペース化

 滝澤鉄工所は2種類のCNC旋盤を開発し、8月に発売する。立形旋盤「TK?2100/2600」(最大振り400ミリ、加工径355ミリ)は、機能性・剛性・小型を融合した省スペース設計をコンセプトにロングセラーモデルTK?2/25をフルモデルチェンジした。X・Z軸は同社伝統の角型スライドを継承し摺動面幅を拡大。X軸原点を右側に配置したことで主軸正転での切削抵抗を幅広角型スライドで受け、高負荷切削にも対応する。この構造により「一般的な右勝手ツールを使用できるため、他機種とのツール共通化が可能、ツール管理が容易になる」と言う。機械幅はタレット仕様TK?2100Tで1220?_。従来機より設置面積を15%削減した。7月中旬から同社ショールームに展示する。 平行2主軸旋盤「TT?2100HG」と熱変位の影響を最小化した同「TT?2100HPG」はX・Z軸案内を従来機の角型スライドからリニアガイド仕様に変更(ローダー対象ワークは長さ80ミリ、外径は80および160ミリ)。送り速度を25%高速化し、主軸加減速時間やタレット旋回によるアイドル時間の短縮などでサイクルタイムを1%短縮、ローディングタイムを10%短縮。TT?2100HPGはダイレクトフィードバック(特許取得済)の搭載により「主軸と刃物台の位置関係を直接計測することで熱変位の影響を最小化し、安定した高精度加工が可能」と言う。 (2020年7月10日号掲載)

(株)TAKISAWA

2020年11月24日

アサダ、バンドソービーバーシリーズに新タイプ

 アサダ(名古屋市北区上飯田西町3-60、TEL.052-911-7165)は7月1日、可搬式帯鋸盤「バンドソービーバー」シリーズに「バンドソービーバー10」を追加した。切断荷重の調整に独自のバネ技術を用いつつ、従来製品で45度だったフレームとバイスの角度を60度に設定。従来製品「バンドソービーバー8」と同等のコンパクト設計ながら切断の精度を高め、1台で10インチまでのパイプ(φ8mm~270mm)を切断できるようにした。 切断材質や肉厚に合わせて3段階の荷重調整が可能。アジャスタによるバイスの高さ調整機能により、切断の安定性を向上させた点もポイントだ。過負荷保護装置の搭載によりモータの損傷を軽減し、故障による作業の中断も減らせる。標準価格は36万8千円で、年間100台の販売を目指す。 (2020年7月10日号掲載)

アサダ(株)

2020年11月24日

三菱マテリアル、旋削加工用PVDコーテッド超硬材種発売

 三菱マテリアルの加工事業カンパニーは、小物高精度部品旋削加工用PVDコーテッド超硬材種「MS9025」(全12アイテム)を発売した。 振動切削加工向けに最適化された切削工具材種。高い母材靭性により耐欠損性に優れ、粗粒WCによる高熱伝導率によって刃先の熱を抑制し、刃先強度の低下を軽減できることで、ステンレス鋼など加工硬化しやすい被削材での切り込み境界損傷抑制に効果を発揮する。 同社によると、近年、自動車産業を中心とした電動化技術の発達に伴い、高精度な小物部品の需要が高まっているという。「これらの部品にはステンレス鋼をはじめとした難削材が多く使用され、切りくず処理の改善を図るため振動切削技術を採用するユーザーも増えている。しかし、振動切削加工時は通常の切削加工とは違い被削材への接触回数が増えるため、切り込み境界摩耗や欠損などが発生しやすいというデメリットがあった。同製品は、従来の切削方法はもちろんのこと、振動切削でも安定した加工が可能だ」(同社)。 (2020年8月25日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2020年11月24日

THK、推力6000N対応ロッド形アクチュエータ

 THK(寺町彰博社長)は、ロッド形アクチュエータ「CRES6000」の受注を6月より開始した。 同製品は推力6000Nを基本とするロッド形のアクチュエータ。昇降や開閉、リクライニングなどのスムーズな動きを実現。医療・介護向けベッドや店舗向け電動フライヤー、オフィス向け什器、大規模施設向けの換気窓など、様々な場面での活用が見込まれる。 減速部と出力部には樹脂製の部品を採用し摺動音を低減、静粛性を高めた。推力や保持力、耐久性、耐環境性などについても、厳重に試験評価を行いRoHS指令に対応している。また、すべりねじナットの両端には安全ナットを配置するなど、安全性も高めた。 「マイクロスイッチとフォトセンサを内蔵し、位置制御も可能にしている。推力、ストローク、速度の変更やブレーキ機能の付与など、ユーザーニーズに合わせたカスタマイズにも対応する」(同社)。 (2020年6月25日号掲載)

2020年11月24日

ベッセル、40V仕様対応の高耐久ソケット

 ベッセルは6月2日、40V仕様の電動インパクトドライバーに対応するソケット「超剛鍛ミラーソケット MTA20シリーズ」を発売した。六角対辺8~24ミリまで全10サイズをラインナップ。シャンクの折れ曲がり方向への力を衝撃吸収材と長めのビット軸のトーション効果で分散し、同社従来品と比べ5倍の耐久性(六角対辺8ミリ、10ミリは2.5倍、衝撃吸収材なし)を発揮する。主な用途は建築金物や型枠の組立・解体、産業機器のメンテナンスなど。電動インパクトドライバーのハイパワー化や、鉄骨構造の住宅が増えたことによるボルト締結の需要増加に応える。 同じく40V仕様の電動インパクトドライバーに対応するソケットアダプター「超剛鍛ミラーソケット アダプターシリーズ」も同日に発売。価格はいずれもオープン。 (2020年6月25日号掲載)

(株)ベッセル

2020年11月24日

パナソニック、VRでティーチング

 パナソニックスマートファクトリーソリューションズは、VR(仮想現実)を活用した簡易ロボットティーチングを発売した。指定のVR機器を使用し、溶接作業者の動作をロボットで再現するというもの。CO2、MIG、MAG溶接に対応する。 「Virtual Robot Programming System」の名称で売り出した。適用するロボットは同社製「TAシリーズ」など。溶接現場で適性人材の不足や人件費の高騰が課題となっていることから開発した。専門性が必要とされていたティーチングを簡単にすることで、作業時間短縮と生産性向上を図った。 溶接作業者のノウハウであるトーチ姿勢や運棒方法などの動作をロボットプログラムに展開することで、品質確保と溶接技量の継承を狙う。トーチを模したVR機器による直感的な操作が可能。従来のティーチング方法(ティーチングプレイバック方法)と比較して、作業時間を約60%短縮できるという。 (2020年6月25日号掲載)

2020年11月24日

住友電気工業、万能隅削りカッタから複合機用

 住友電気工業(兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1、TEL.072-772-4531)は、隅削りカッタ「SEC-ウェーブミルWEZ型」の複合加工機用を開発し、7月から販売する。鋭い切れ味の高精度インサートを適用した、様々なコレットに対応するショートシャンクタイプ(柄付き)。ERコレットに最適なシャンク径で、端面当たりの効果による高剛性化を可能にした。「剛性の低い複合加工機の加工でも、優れた壁面精度と仕上げ面品位を実現する」という。インサートは、研磨級ブレーカ、コーナー半径違い、被削材専用材種を用意している。ラインナップとして、刃径14~25mmの「WEZ11型」(8型番)、25mmと32mmの「WEZ17型」(2型番)を取り揃えた。価格は税抜2万400円~3万6500円。 (2020年6月25日号掲載)

住友電気工業(株)

2020年11月24日

ノーリツの給湯器リモコン、シャープのアプリと連携

 ノーリツが製造・販売する無線LAN対応給湯器リモコン「RC?G057PEWシリーズ」(19年3月発売)、「RC?G001(P)EW?1シリーズ」(同11月発売)がシャープのスマートライフアプリ「COCORO HOME」との連携を5月28日に始めた。 COCORO HOMEはシャープ製の複数の家電製品をスマートフォンで一括操作できる。今回の連携により自宅の外から風呂の湯はりなどが可能になるほか、他の家電操作も行える。連携可能なリモコンはハイブリッド給湯・暖房システム、ガス風呂給湯器(GTシリーズ)、ガス温水暖房付ふろ給湯器(GTHシリーズ)に対応している。 (2020年6月25日号掲載)

2020年11月24日

永大産業、大容量の洗面化粧台2種

 永大産業(大阪市住之江区平林南2-10-60、TEL.0120-685-110)は洗面化粧台2種類を6月1日に発売した。中?高級ゾーン向けの「キューボプレーン」(=写真)とボリュームゾーン向けの「シャンピーヌプレーン」で、これまでノーリツが販売していたもの。 キューボプレーンは奥行55cmのスリム形状ながらボウル容量は19Lと多目的に使える。膝下が入るスペースを設けたタイプやオールスライド式のベースキャビネットなどを用意する。ロングセラー製品のシャンピーヌプレーン(ボウル17L)は知名度も高いことからそのまま継続して販売する。キューボプレーンの価格は間口900mm・3面鏡・オールスライドタイプで25万4000円。 (2020年6月25日号掲載)

2020年11月24日

山善、北欧のスピーカーランタン

 山善(大阪市西区立売堀2-3-16、TEL.06-6534-3095)はスウェーデン発のスピーカーランタン「mooni(ムーニー)」シリーズを6月2日から次世代型ショールーム「蔦屋家電+」に展示し始めた。mooniと国内独占販売契約を結んだ山善は、mooniの「Eclipse(エクリプス)」「Eye(アイ)」「TakeMe(テイクミー)」の3アイテムを5月中旬に全国の家電量販店、山善が出店・運営するインターネット通販「くらしのeショップ」などで販売を始めた。 mooniは2012年にスウェーデンで生まれた光と音のデザインブランド。蔦屋家電+では上記3アイテムのほか参考出品アイテムも8月10日まで多数展示する予定。 (2020年6月25日号掲載)

2020年11月24日

三協立山、1時間で施工できる出入口用網戸

 三協立山(富山県高岡市早川70、TEL.0120-53-7899、山下清胤社長)の三協アルミ社は約1時間で既存の玄関ドアや引戸などに取り付けられる出入口用網戸「てまノン網戸」を6月1日に発売した。 戸先全長にマグネットプレートが埋め込まれており網戸はぴったり閉まる。隙間ができないので虫の侵入を防ぐ。網戸本体は取り外しができ、丸洗いできる。シーズンオフには取り外して物置などに収納可能。網戸サイズはドアに合わせてオーダーでき、他社メーカーの玄関ドアにも取り付けられる。写真の幅838×高さ2210mmで税・施工費別4万円。 (2020年6月25日号掲載)

2020年11月24日

DMG森精機×ニコン、工作機械に非接触スキャナー搭載

 DMG森精機とニコンは包括的な業務提携を行うことで基本合意し、今年3月に正式契約を結んだことを明らかにした。この提携の一環として、ニコンの非接触レーザースキャナー「LC15Dx」をDMG森精機の工作機械に搭載することが決まった。 このレーザースキャナーは高性能データ処理機能の搭載により、接触式の3次元測定機と同等の精度で、さらに高速に多点測定することが可能。「タッチプローブでの測定が困難な小寸法や複雑な形状の被検物など、さまざまな部品を非接触で効率よく測定することができる」と言う。 DMG森精機は一部の工作機械にオプションとして搭載し、今秋から販売を始める。「航空機や建設機械、エネルギー産業向けの大型ギヤやタービンブレードの計測・測定に最適で、加工工程の改善、加工精度の向上に貢献する」とし、搭載機種を順次拡大する予定。 (2020年6月25日号掲載)

DMG森精機(株)

2020年11月24日

ハタヤリミテッド、ゼンビキリールに屋外用

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90、TEL.052-261-3821)は、電線溶解防止機能付きコードリール「ゼンビキリール」から、屋外用防雨仕様の「屋外用ゼンビキリール」を発売した。ドラム表面にコンセントを配したことで、電線をすべて引き出さなければコンセントが使えない仕組みに設計。電線を巻いたまま長時間使用することによる焼損・火災リスクを抑えるとともに、安全指導の徹底を図れる。コンセントにカバーが付いたシンプル構造のため、故障が少ない点も特長だ。 防雨型コンセント3個を備え、定格電流は15A。過負荷保護兼用型の漏電遮断機が付いている。電線長さは30m。 (2020年6月25日号掲載)

(株)ハタヤリミテッド

2020年11月24日

新コスモス電機、シンプルなガス警報器

 新コスモス電機は業務用ガス検知警報器「B?780」を発売した。ガス漏れを検知したときにランプと音声で知らせるシンプルさが売り。画面表示をなくすなど機能を最小限にすることで、前機種同様の低価格に抑えた。 都市ガス、LPガスを扱う貯蔵・消費設備に使用する。1台の警報器に対して、検知部は3点まで接続可能。用途に合わせて、防爆型、耐候型、簡易型の3種類から選べる。電源はAC100?220Vに対応しているので、ACコンセントさえあれば電源工事も不要ですぐに使える。 ガス漏れや配線異常が発生したときは、ランプの色と音声で知らせる。警報部(=写真)は壁掛け式で取り付けやすいうえ、小型・軽量設計であることから設置場所を選ばない点も特長に挙げている。外部出力が3種類あり、外部警報器や緊急遮断連動システムなどへ出力もできる。 同社によれば、ガス漏洩事故を防止するためにガス検知警報器が数多く使われているものの、「設備のうち規模の小さいところでは、大型で高機能なシステムなどは不要で、コンパクトなガス検知警報器が求められている」という。 (2020年6月10日号掲載)

2020年11月24日

THK、ボールスプライン新製品

 THK(寺町彰博社長)はボールスプライン「LF?X形」の新シリーズとして、コンパクトボールスプライン「LFK?X/LFH?X形」の受注を5月より開始した。 「LFK?X/LFH?X形」は、フランジ面積が小さくカットされており、既存の丸フランジタイプ「LF?X」形よりもスプラインナットの質量が10~15%小さくなり、軽量化されている。また、芯高さが低く設計されているため「周辺部品を小さくして装置をコンパクトに設計したい場所に最適」(同社)という。 スプライン軸の軸径サイズはφ5~φ30までの9サイズの展開。スプラインナットは角型(LFK?X形)と小判型(LFH?X形)の2種類をラインナップしている。 (2020年6月10日号掲載)

THK(株)

2020年11月24日

ワルタージャパン、タッピングアダプター「AB735」

 ワルタージャパン(名古屋市中村区名駅2-45-7、TEL.052-533-6135)は、ERコレットシステムのタッピングアダプター「AB735」を発売した。工作機械の送りをねじピッチに同期して工具に進行させる高速加工に使用する。モジュラー構造を採用することで、最小限の投資で同期送りタップ加工が可能になったという。フロントピースはER16~32のコレットを使用し、様々なシャンク径に対応。アダプターはスリムなデザインで、旋盤や複合加工機などの狭小スペースでも問題なく使用できる点を売りにする。切削、転造のタップ加工で工具フランク面にかかる軸方向への負荷を抑え、工具摩耗の進行を抑制するのも特長に挙げる。 (2020年6月10日号掲載)

2020年11月24日

ヤマハ発動機、次世代リニアコンベア

 ヤマハ発動機はリニアコンベアモジュールの新製品「LCMR200」を7月1日より発売する。現行モデル「LCM?X」の高精度、狭ピッチといった特徴を継承しつつ、モジュール構造を全面的に見直すことで剛性を大幅に高め、異物の侵入や電気的ノイズ等に対する耐性も向上させた。 ケーブル取り出し方向は正面と背面の2方向から選択でき、電気配線を含めたラインレイアウトの自由度を向上させるとともに、往復ラインを構築する際の面積効率を高めた。新開発の循環ユニットはスライダの乗り継ぎ精度調整を大幅に簡易化し、安定性と耐久性を大きく向上させている。最大可搬重量は15?`、繰り返し位置決め精度は±5μ?b。 最大64台のスライダを1台のコントローラ「YHX」で制御する仕組みは「LCM?X」と同様だが、「新開発のプログラム『スタンダードプロファイル』により、コントローラ内のプログラミング作業を不要にし、自動化設備の構築をより簡単にする」(同社)。 同社のリニアコンベアモジュールは、従来のベルトコンベアやローラコンベアと比較して高速、高精度の搬送が可能で、ラインの組み替えも容易に行えるため、モノづくりの現場で求められている多品種変量生産にも向く。 これまでは小型搬送品の多い電気・電子部品や車載部品の組み立て工程などへの導入実績が多かったが、幅広い業界への適用が期待できることから、同社では世界中の工場への導入を見込んでいる。価格はオープン。シリーズ全体で年間5000台の販売を目指す。 (2020年6月10日号掲載)

2020年11月24日