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リンナイ、主力ビルトインコンロを刷新

 リンナイ(愛知県名古屋市中川区福住町2-26、TEL052-361-8211)はビルトインコンロのフラッグシップモデル「DELICIA(デリシア)」100Vタイプをフルモデルチェンジし、9月1日に発売する。2007年発売のDELICIAはシンプルモダンなデザインや高度な調理機能を搭載する。 新製品はデザイン性や使いやすさの細部にこだわった。シンプルモダンな外観デザインへの変更や天面カラー液晶など見やすさを重視。また本格的な調理が楽しめるレシピに加え、日常的な定番メニューや副菜レシピも豊富に取り揃え、コミュニケーション機能を充実したアプリ「+R RECIPE(プラスアールレシピ)」に対応する。希望小売価格は税別35万5000円から。 (2020年8月10日号掲載)

2020年11月24日

オーエスジー、交換式にリーディングドリル

 オーエスジーは、交換式工具「フェニックスシリーズ」にインデキサブルリーディングドリル「PLDS」を加えた。ストレートシャンクタイプ、シャンクホルダにねじ込むタイプをラインナップした。1本で、センタリング(もみつけ)からコーナと口元の面取り、V溝加工まで対応する。 90度と120度のボディを用意した。耐チッピング性と切れ味を両立した3コーナ仕様インサートは、過酷なセンタリング加工を可能にする高剛性なネガチャンファのほか、最適な切りくず形状を実現する刃先、抵抗を抑えた大きなすくい角を採用した。インサート材種は鋼・鋳鉄用とステンレス鋼・耐熱合金用を取り揃えている。 ボディにも特徴を持たせた。オイルホール付きにすることで、切りくず排出性と刃先への冷却効果が向上。被削面のバリを抑え込むネガティブなアキシャルレーキ角とした。 加工のポイントとして、ドリル加工後に穴面取りする、センタリング加工時のセンタリング径はドリル径よりも小さくすることを挙げている。同社の加工データによれば、SUS304の90度センタリング加工をしたところ「他社品の2倍以上の穴数を加工した後も、継続使用が可能な摩耗状態だった」という。 (2020年8月10日号掲載)

オーエスジー(株)

2020年11月24日

DMG森精機、レーザー照射2台搭載の金属積層造形機

 DMG森精機はデュアルレーザーシステムを搭載した金属積層造形機「LASERTEC 30 DUAL SLM」の販売を始め、6月末から伊賀事業所(三重県伊賀市)で毎週金曜日に開いている自社展「DMG MORIテクノロジーフライデー」で紹介するほか、同社のウェブサイトでも動画で公開している。 出力600ワットのレーザー照射装置を2台搭載するパウダーベッド方式で、積層速度は最大毎時90cc。「2つのレーザーで同時照射が可能になり、スキャン速度が大幅に改善されたため生産性が最大で80%向上する」と言う。レーザースポット径は最小50から最大300ミクロン。自動車、航空宇宙、医療、金型などの市場を狙う。 フィルターは3千時間以上交換不要で、粉末材は2時間未満で交換できるカートリッジ方式を採用した。定価は税別1億2000万円から。 (2020年8月10日号掲載)

DMG森精機(株)

2020年11月24日

山善、「インテリア商談会」開催

 山善 家庭機器事業部は7月中旬、東京・有明のショールームで「インテリア商談会」を開催した。商品企画2部の西貴久部長は、「事前予約制、来場者数の制限など、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を講じての開催ではあったが、有意義な商談会となった。他社が商品開発に苦戦する中、当社は現法・MD・品管がZOOMを駆使して開発を進めたことで、得意先からお褒めの言葉を多数いただけた」と話す。 今回のテーマは「空間活用術」で、展示品には空間を有効活用するための工夫が随所に見られた。突っ張ることで倒れる心配がなくなるほか、高さ2.6mまで空間を有効活用できる「突っ張りウォールラック」シリーズは、テレワークの拡大により需要が増加しているデスクと組み合わせた「突っ張り壁面折りたたみデスクラック」を展示した。「デスク部分はワンタッチで開閉できるので、使いたいときにパッと出せて、仕事が終わったらサッとしまえる簡単折りたたみ構造となっている」(同社)。デスクラックのほか、TVを設置可能な「突っ張り壁面TVラック」も展開予定という。 「昇降デスク」にも注目が集まっていた。「身長や作業の内容によって最適なデスクの高さは使う人により異なる。高さの合わないデスクでの長時間作業は、腰痛や肩こりなどの原因になることもあるので、自由に高さを調整できる昇降機能付きのデスクがおすすめ。座り姿勢に疲れてきたら、デスクを高くしてスタンディングスタイルという使い方もできる」。手動(ラチェット式)、ガス圧レバー式、電動式をラインナップ。電動式はあらかじめ登録しておいた4つの高さにボタン一つで変更が可能という。 近年のトレンドであるアースカラーを取り入れたインテリアや収納用品も多く見られた。「オープンシェルフ」に組み合わせられる「インボックスドロアー」と「インボックス扉」はパールグレー、ダークブルー、オリーブグリーン、ミントグリーン、ローズレッドを展開予定。色味のほか、マットな質感も特徴。落ち着きのある空間を演出できる。 ゲーマー向けの「プライベートテント」は、デスクまわりに設置することで一人きりの遮蔽空間を演出でき、テレワークや防災用としても活躍しそうだ。今回展示した製品は、今秋発売予定という。 (2020年8月10日号掲載)

2020年11月24日

三協立山、無垢のような床材に新色

 三協立山(富山県高岡市早川70、TEL0120-53-7899)の三協アルミ社はシート材でありながら無垢材のような風合いと手触り感をもつ床材「Sフロア」(2012年発売)に、パーケット調(寄木張り)の「クラフトオーク」(=写真)と「ブロックメイプル」の2つの新色を加え、7月1日に発売した。 ライフスタイルの多様化に伴い近年、個性的な張り方としてパーケットフロアが再注目されているという。遊び心や懐かしさを感じさせる2つの新色を加えたことで、同社は「北欧風の家具や雑貨、アンティークな調度品にもマッチする、明るく個性的なインテリア空間の提案が可能になった」とする。0.5坪タイプ(3枚入り1セット)で税別1万5000円。 (2020年8月10日号掲載)

2020年11月24日

ヤマザキマザック、大物部品加工に適した5面加工門形MC

 ヤマザキマザックは8月1日、大物部品加工に適した新型5面加工門形マシニングセンタ「FJW-100/160」の販売を開始した。これにより、近年需要が高まっている半導体製造装置や、各種産業機械用部品など、5面加工の必要な大物部品加工への対応力を強化する。 FJW-100/160は、最大トルク828N・メートルの毎分6000回転主軸を搭載し、鋼材・鋳鉄などの重切削加工に対応。クロスビームなど鋳物で構成された門形構造によって水平・垂直・ねじれ方向の荷重への剛性を備え、安定した加工精度を維持する。Y軸、Z軸に減衰性に優れたすべり案内面を採用したことで、ストローク全域での強力切削も可能にした。加えて、350ミリの高剛性ラムを用い、ワークの高さに応じてクロスレールを昇降させることでラムの突き出し量を最小化し、変位を抑制。門高1.65メートルながらも、薄物から厚物までさまざまなワーク形状の高精度加工ができるという。 工具交換時間を短縮するマルチポイントATCのほか、5面加工プログラム作成を効率化する対話式加工プログラム機能など、大物部品加工の生産性を上げる各種機能を搭載。販売価格は税別1億2120万円で、年間36台の販売を目指す。 (2020年8月10日号掲載)

ヤマザキ マザック(株)

2020年11月24日

クリナップ、ステディアに新プラン登場

 クリナップ(東京都荒川区西日暮里6-22-22、TEL.03-3894-4771)は、中高級価格帯システムキッチン「STEDIA(ステディア)」の「スタイリッシュプラン」の受注を9月1日より開始する。 「人気のレイアウトをベースにスタイリッシュなデザインをお求め安い価格で提案できる」(同社)といい、同社の強みであるステンレス製キャビネットをはじめ、大容量で収納性に優れる引き出し、ゴミを水流で集めて流せる「流レールシンク」、シンプルで手入れがしやすい「シンプルスリムレンジフード」などの基本機能を揃える。 ほか、扉色を5クラス38色から5クラス49色にバリエーションを増やした。「一番お求め安いクラスには計9色の新色を用意。使いこまれた牛革の質感を再現したクイールシリーズや、年月をかけて風化した岩の質感を再現したロッシュシリーズなど、近年のインテリアトレンドを意識した」。 (2020年7月25日号掲載)

2020年11月24日

コロナ、施工性と環境性能高めた石油給湯機

 コロナ(小林一芳社長)は、水道直圧式の石油給湯機「EFシリーズ」「SAシリーズ」を6月より販売開始した。 同製品は人感センサーで浴室内の入浴者の在室・不在を判別し、水位センサーで入浴者が浴槽に入っている・いないを判別し、台所リモコンから入浴状態を確認できる「入浴サポート機能」を搭載。入浴者のいつもと違う状態に対する家族の気づきをサポートする。 本体は2次熱交換器や排気経路などの主要部品を新規設計し、従来機種に比べて重量で6~7?s、容積比で21~26%の軽量コンパクト化を実現。屋外据置型において業界最小・最軽量を達成し、施工性を高めている 「EFシリーズ」は排熱を再利用する高効率タイプ(連続給湯効率95%)、「SAシリーズ」は(同88%)と、いずれも一次エネルギー消費量を抑制し、CO2排出量を削減するなど環境にも優しい。「EFシリーズ」は27万6500円から。「SAシリーズ」は19万4000円から。(2020年7月25日号掲載)

(株)コロナ

2020年11月24日

三菱重工工作、大型金属3Dプリンター

 三菱重工工作機械はパウダーデポジション方式の大型金属3Dプリンター「LAMDA2000」を開発した。最大造形サイズは2000×1500×1600ミリおよび2500×900×1000ミリ。高さ1m以上を造形できる金属3Dプリンターは国内初という。 レーザー出力は1キロ、2キロ、4キロ、6キロワットから選択可能。航空宇宙分野向けの大型部品の造形を狙い、先行して発売した「LAMDA200」(最大造形サイズ200ミリ角)、「同500」(500ミリ角)の造形寸法を大きく上回る。来年4月の本格販売を目指す(販売価格は未定)。LAMDAは世界最高レベルの造形速度(毎時500cc)と、造形品質安定化に導く2つの新技術「モニタリングフィードバック機能」(カメラやセンサーで造形状態を監視)と「ローカルシールド機能」(造形中に酸素を排除して酸化を防ぐ)を世界に先駆けて実用化した。 本機と平行して同社は切削機能をもつハイブリッド機(=写真)も開発中だ。門形加工機(MVRシリーズ)にガントリーを後から外付けし、その先に3Dプリンターのノズルを設置した(写真手前)。 (2020年7月25日号掲載)

日本電産マシンツール株式会社

2020年11月24日

ジェイテクト、CNC円筒研削盤「e300Gi」

 ジェイテクトは小型シャフト部品の量産加工向けCNC円筒研削盤「e300Gi」を7月8日に発売した。センタ間距離320ミリまでの小型シャフトに特化し、ユーザーの生産形態にあったツーリングパッケージと自動化システムを用意し、選びやすさを追求した。 CAE解析技術を活用した高剛性、低振動、低熱変位のベットはクーラント熱が伝わるのを防ぎ、寸法変化を30%減少。CBN砥石を採用し、砥石修正待ち時間と砥石交換頻度を減らす。(A)センタ穴基準で加工する場合(B)工作物径基準で加工する場合(C)駆動金具を用いない場合の3パターンのツーリングパッケージを用意した。 操作盤にはTOYO PUC-Touchを採用して操作性を向上。25%拡大した画面で情報を一括表示し、画面切替が不要という。設備状態を可視化し、異常復帰時間を短縮する。研削直径は0~60ミリ(A、Bパッケージ)、0~80ミリ(Cパッケージ)。シリーズで年間30台の販売目標。 (2020年7月25日号掲載)

2020年11月24日

DMG森精機、伊賀事業所デジタルツイン展示場

 DMG森精機は7月3日、同社グループで最大の生産拠点である伊賀事業所内のショールーム「伊賀グローバルソリューションセンタ」をデジタルツインで再現した「デジタルツインショールーム」を日英版同時公開した。フルCG制作(4K画質)の360度パノラマビューにより「実際にショールームを歩いているようなリアルな没入感を体感いただける」と言う。 公開したデジタルショールームはパソコンやタブレット、スマートフォンで同社ウェブサイトにアクセスすれば「体感」できる(日本語版htps://www.dmgmori.co.jp/sp/dtsr/)。機械のほかワーク・治具・工具・周辺装置などDMQP製品(同社認定周辺機器)を展示。製品情報やカタログ、展示に応じた特集ページ、関連動画を用意し、計200以上のコンテンツに直接つながるという。今後DMQP製品の購入、デジタル新機種発表会などのリリースを予定する。 (2020年7月25日号掲載)

DMG森精機(株)

2020年11月24日

豊和工業、工作機械メーカーがSIer事業へ参入

 「自動車関連企業にどのような技術をもっている会社かを認知されていることは、SIer事業を進めるうえで大きなメリット」。工作機械メーカーの豊和工業は、昨年参入を果たしたロボットSIer事業についてそう話す。 SIer事業への正式参入こそ昨年だが、動き出したのはさらに前のタイミングだ。2015年にSIer事業について調査をはじめるとともに、同年に設立された「ロボット革命イニシアティブ協議会」へ加盟。工作機械事業でロボットによる自動化の経験値を既に積んでいたこともあり、自動化ニーズの高まりを背景に、事業化へ向けた検討を進めた。17年にプロジェクトチームを発足すると、さっそく大手ミッションメーカーから引合いを獲得し、加工ライン向け搬送システムを2ライン納入。19年には機械事業部内に「SIerチーム」を編成し、満を持して、正式に事業としての取組みを開始したというわけだ。 自動化システムの提案として力を入れるのは、多関節ロボットを用いた爪の自動交換が可能な「AJCシステム」。AJC(Automatic Jaw Changer)対応チャック、爪交換用ハンド、爪ストッカ、測定機器などの要素で構成されており、自動化を想定していない旧式のNC旋盤へも導入が可能という。 システム提案に先立ち、実際に同社では、自動化システム「リビルド」を旧式の旋盤と多関節ロボットを用いて社内に構築。AJC対応チャックのフィールドテストを兼ねた耐久試験を実施している。同システムは扉の開閉、プログラムナンバー入力などのボタン操作、モード切替を行うキー操作、ワークの着脱やチャック爪の交換、さらにはマグネットハンドに持ち替えての切りくずの排出までを自動化できるという。同社も「最新設備を導入するのではなく、既存設備でも十分に自動化できることを同システムを通じアピールしたい」と意気込む。 ■豊和工業というプラットフォームを構築 SIer事業の営業活動を本格化する計画だったという本年。7月にはロボットテクノロジージャパン2020で、自社のマシニングセンタやパワーチャックを組み合わせた自動化展示を構想していたものの、新型肺炎の影響で同展が中止となるなど思うような活動ができないでいる。 とはいえ、SIer事業の今後はしっかりと見据えている。「自社のSIerチームだけでは、受注が増加した場合の対応に限界がある」と同社。対応の幅を広げるため、協力企業を増やしてネットワークを構築し、分業制にするという仕組みを構想しているのだという。「つまり、豊和工業というプラットフォームを作り、その中に人や企業を集めSIerとしての役割を果たしていくということ。例えば、システム全体の設計を当社SIerチームが担当し、必要な要素機器やシステム構築を協力企業へ依頼するといった形を考えている。さまざまな協力企業とネットワークを築き上げる事ができれば、顧客要求に応じた最適なシステム提供が可能となる」(同社)。 (2020年7月25日号掲載)

豊和工業(株)

2020年11月24日

ノーリツ「おそうじ浴槽」、優良住宅部品に初めて認定

 ノーリツが製造・販売する自動浴槽洗浄システム「おそうじ浴槽」(1997年から販売)が、(一社)ベターリビングが新たに制定した優良住宅部品(BL?bs部品=Better Living for better society)「自動浴槽洗浄システム」の第1号として6月30日付で認定された。この認定は家事の時間がとれない共働き世帯や、体の負担となる高齢者などの風呂そうじの家事負担軽減に寄与することを目指した新規基準。 おそうじ浴槽は浴槽底面の中心部に設置したノズルから洗剤やお湯を噴射し、浴槽の洗浄・すすぎ・排水を自動で行うことができるシステム。ノーリツは「昨今の家事負担軽減への意識の高まりから需要増大が予想されるため、より安心して製品を使用いただけるよう優良住宅部品としての認定を取得することで、一層の普及を目指す」としている。 (2020年7月25日号掲載)

(株)ノーリツ

2020年11月24日

ユニバーサルロボット、「UR+」に認証

 ユニバーサルロボット(UR)は、空圧機器大手SMCが 開発・製造する協働ロボット用エアチャック「JMHZ2?X7400B」を、URロボットの周辺機器プラットフォーム「UR+」製品として認証した。 「JMHZ2?X7400B」はエア供給チューブ1本と、電機配線M8コネクタを接続するだけで動作可能。小型・軽量ながら高把持力を発揮し、URロボットのティーチペンダント上における直感的な操作でプログラムできる。 「これまでユーザが自作することも多かったエンドエフェクタだが、簡単に設定できるエアチャックが誕生したことで、SMCの主要顧客層である自動車、電機電子、金属加工業界はもちろん、食品、化粧品、医薬品業界などでも応用が可能になり、部品搬送などの工程の自動化に貢献できる」(山根剛UR社日本法人代表) SMCの森川文夫執行役員は「協働ロボット分野のリーディングカンパニーであるURとのパートナーシップを通じて協働ロボット用グリッパ市場に参入し、グローバル規模での生産現場における課題解決に貢献してゆく」とし、両社で協力しながらロボット導入のハードルを下げていく方向性を示した。 (2020年7月25日号掲載)

2020年11月24日

岡?ア精工、ラフィングからロング刃長

 岡?ア精工(大阪市東淀川区瑞光3-5-32、TEL.06-6328-5561)は、超硬ロングラフィングエンドミルにロング刃長サイズを追加した。粗加工に使用する4枚刃仕様の「SRC4LA」はφ6~20(刃長30~80mm)をラインナップ。立壁加工でフル刃長加工を可能にした。加工時間短縮をメリットに挙げる。超微粒子超硬合金にコーティング「OK-A」を施した。同社の強みである全品即納にも対応している。標準価格は9000円から。 (2020年7月25日号掲載)

岡﨑精工(株)

2020年11月24日

ワルタージャパン、汎用超硬ドリルに深穴用

 ワルタージャパン(名古屋市中村区名駅2-45-7、TEL.052-533-6135)は、ノンステップによる安定加工が可能な超硬ドリル「Advance DC160」に16~30×Dc対応の深穴用を追加した。大きなギャッシュ角のある先端角で切削抵抗を減らす一方、食い付き性とポジショニング精度を高めた。刃先先端に近い場所からダブルマージンが作用することで、穴の真直度を向上させた。 8×Dc以上のドリルは、フルート部にポリッシュ処理を施し、切りくずを排出する。「あらゆる産業分野におけるすべてのワーク材質に汎用的に使用できる」という。内部クーラントの有無を選択できるうえ、特殊寸法は製造納期2週間で対応する。 (2020年7月25日号掲載)

2020年11月24日

ノーリツ、多機能ガスビルトインコンロを刷新

 ノーリツ(神戸市中央区江戸町93、TEL.078-391-3361)は多機能な「マルチグリル」を搭載した中級価格帯のガスビルトインコンロ「piatto(ピアット)マルチグリル」を2年ぶりにモデルチェンジし、8月3日に発売する。中級価格帯(希望小売価格は税別23万5000円から)でありながら多彩なメニューを簡単に作れる調理機能と高級感のあるデザインを兼ね備え、2018年度グッドデザイン賞を受賞した。 ガラストップ天板の新色には幅広い年代の女性に好まれる、華やかで優雅な「ロゼ」をラインアップ。またフェイスの新色にマット調ステンレスの「ブラックフェイス」を追加。アルミ天板のプラチナブラックとの組み合わせで、高級感のある洗練されたキッチン空間をつくれる。 (2020年7月10日号掲載)

(株)ノーリツ

2020年11月24日

三菱電機、設備異常を事前検知

 三菱電機は、低圧三相モータの異常を故障前に検知するモータ診断装置「DiaPro Motor(ダイアプロ モータ)」を開発。検証試験を経て2020年度上期の市場投入を目指す。 モータ運転時における独自の電流信号解析技術により、異常振動やミスアライメント(回転軸のずれ)などの機械系異常と、レヤショート(固定子巻線ターン間短絡)や回転子バー(ローターバー)の損傷などの電気系異常の両方を検知する。またモータ正常時の初期状態を学習する機能で、高精度に異常を検知する。 クランプ式電流センサの採用により、既存設備の配線を変更せずに設置が可能。また、これまで機械系異常の診断に必要だった振動センサを不要にし、センサ取り付けが困難な水中や高所などに設置されているモータの診断も可能にした。 異常時の判定に必要なモータ固有の情報を入力済みのため、導入時に容量やベアリング番号などのモータの基本情報を設定するだけで使用でき「専門的なノウハウが無い点検員でもすぐに使える」(同社)。 工場内のネットワークに接続したゲートウェイ装置(別売)と無線接続するだけで、工場内のパソコンやタブレット、スマートフォンからの状態監視も可能にしている。 (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

LIXIL、自宅ドアを自動ドアへ

 LIXILはリモコンひとつで鍵の施錠・解錠、自動開閉を可能にする玄関ドア用電動オープナーシステム「DOAC」を、8月3日より受注開始する。 既築玄関ドアの多くは開き戸だが、体の不自由な方や高齢者といった車椅子ユーザーや、ベビーカーを使う子育て世代から、「出入りに手助けが必要」「開閉するのに時間がかかる」など、使い勝手の悪さが指摘されてきた。とはいえ、ドアから引戸への改修は建築的・費用的な負担も大きく、マンションやアパートでは交換することすら出来ないケースも少なくない。 「DOAC」は既設の玄関ドアを自動ドアに変える玄関ドア用電動オープナーシステム。 玄関ドアに触れることなく、リモコンで鍵の施錠・解錠からドアの開閉までボタンひとつで操作ができるので、身体が不自由な方でも、誰かの手を借りることなく気軽に外出できる。また玄関ドアを自動的に施錠するオートロック機能も備えた。 「万が一のケースを徹底的に考えた設計で、車いすユーザーやご高齢の方でも安心して使えます。異常な接触を感知したらすぐにドアの動作を停止する挟まれ検知機能や、電池切れや停電時の手動操作への対応、さらに40万回におよぶ耐久試験をクリアした優れた耐久性の実現など、安心・安全にお使いいただけるようにした」(同社・吉田聡専務)。 既設の玄関ドアにそのまま取り付けられるため、1日でリフォーム工事が完了し、その日から使用できる。またLIXIL製以外の玄関ドアにも取付けが可能となっている。 (2020年7月25日号掲載)

2020年11月24日

ABB、「YuMi」発売から5周年

 ABBの「YuMi」は、発売から5年を迎えた。YuMiは小型部品の組立作業で作業者を隣で支援するために開発された協働型双腕ロボット。人と隣り合って作業できる安全性、双腕14軸設計のほか、操作性にも優れる。 ABBのロボティクス&ディスクリート・オートメーションビジネスのプレジデント、サミ・アティヤ氏は、「5年前、ロボットと現場作業員が隣り合って作業できる協働ロボットの新しいスタンダードを目指して開発した。防護対策や障壁なしに人間と一緒に働くことができる、簡単に設置・操作できるロボットだ。双腕14軸設計なので、マテリアルハンドリング、組立、検査など、広範な用途で活用いただいている」と述べた。 (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

三菱マテリアル、高能率加工用多機能カッタ

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都墨田区横網1-6-1、TEL.03-5819-8770)は、高能率加工用多機能カッタ「VPXシリーズ」に低抵抗形「Lブレーカ」インサートを追加した。 同シリーズは、高負荷加工において耐欠損性に優れる縦刃インサート設計、ランピングやヘリカル加工などの様々な加工形態に対応でき、両面インサートを採用したことにより経済性にも優れる多機能カッタ。今回追加したLブレーカは、低抵抗を追求した形状で、仕上げ領域など安定切削において高精度な仕上げ面を実現できる。 全16アイテムをラインナップ。代表型番の標準価格は税抜2040~2640円。 (2020年7月10日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2020年11月24日

コロナ、石油暖房機の新製品

 コロナ(小林一芳社長)は、寒冷地向けFF式石油暖房機の新製品として、薄型タイプの「スペースネオ」をフルモデルチェンジした「FIRNEO(フィルネオ)」と、床暖房機能を搭載した「FIRNEO床暖(フィルネオ床暖)」を8月上旬より販売する。 「FIRNEO(フィルネオ)」シリーズのFIR はFar-Infrared Ray(遠赤外線)を意味しており、ストーブ前面に効率よく熱を集める独自の「遠赤外線ドーム」構造を新たに設計。従来製品に比べ遠赤外線の輻射面積を約30%拡大したことで遠赤外線輻射量を大幅に高めるとともに、エネルギー消費効率も87%に向上させた。 製品背面に搭載するファンガードの薄型化により省スペース化を図ったことで、延長配管設置や入れ替え設置時の設置施工性が大幅に向上した。また、DCモータ採用により、エコモードの最小火力時の消費電力を従来の12Wから7Wに低減している。さらに表示部の文字サイズを大きくし、操作パネルのボタン配置にもこだわる等、使いやすさにも配慮した。 本体色はシャープな印象の「シャンパンホワイト」と、温かみを感じさせる「グランドブラウン」の2種類を用意した。 (2020年7月10日号掲載)

(株)コロナ

2020年11月24日

ワルタージャパン、マイクロドリル拡充

 ワルタージャパン(名古屋市中村区名駅2-45-7、TEL.052-533-6135)は、マイクロドリルの製品レパートリーを拡張した。内部クーラント仕様の「Supreme DB133」(加工深さ=5、8、12×Dc)は最小φ0.7mm、パイロットドリル「Supreme DB131」(2×Dc)はφ0.5mmから、それぞれφ1.987mmまで製品化した。穴あけ深さに応じて最適なL/D比の選択を可能にしたことで、「マイクロドリル加工で最も重要である加工の安定性を最大化する」という。 工具材種は、超微粒子超硬にAlCrNコーティングを施した「WJ30EL」(5×Dc以下)と「WJ30ER」(8×Dc、ポイントコーティング)を用意した。ともにエマルション、オイルの各クーラントに対応する。 (2020年7月10日号掲載)

2020年11月24日

住友電工、難削材仕上げ加工用工具

 住友電工(兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1、TEL.072-772-4531)は、難削材仕上げ加工用工具「スミボロンバインダレスエンドミル」の受注を7月から開始した。ニッケル基耐熱合金、高精度焼入鋼金型、Addtive Manufacturing造形材向けの工具需要が高まっていることを受けて製品化した。 φ2mm(R1mm)以下のボールエンドミルは、焼入鋼金型の直彫り加工向けに開発した。超々微粒CBN(粒径=数十nm)からなるバインダレスCBN焼結体を刃先に採用。独自の高精度研磨技術で高精度かつ極めて鋭利に仕上げた。φ5mm以下のラジアスエンドミルは、ニッケル基耐熱合金、AM造形材向けなどの仕上げ加工向け。優れた熱伝導率で耐摩耗性を発揮する上、独自の加工技術で切れ刃を多数配置した。工具仕様、見積りには都度対応する。 (2020年7月10日号掲載)

住友電気工業(株)

2020年11月24日