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三菱マテリアル、鋳鉄旋削加工用PVDコーテッドCBN材種

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都墨田区横網1-6-1、TEL.03-5819-8770)は、鋳鉄旋削加工用PVDコーテッドCBN材種「BC5110」を発売した。高靭性CBN母材に耐摩耗性の高いコーティング膜を採用することで、耐摩耗性と耐チッピング性を両立した新材種。「ねずみ鋳鉄の低速連続加工において抜群の耐摩耗性を発揮し、チッピングを抑えることで高い面品位を実現できる」(同社)という。 全49アイテムで、代表型番の価格は5220~7470円(税抜)。 (2020年5月15日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2020年11月24日

永大産業、個性的な天然木フローリング

 永大産業(大阪市住之江区平林南2-10-60、TEL.0120-685-110)は天然木のフローリング銘樹に樹種の個性を楽しめる3種類の新製品を6月1日に発売する。 新製品は伝統的な寄木細工をモチーフとした「銘樹パーケット」、機能性と幅広い色柄が魅力の「銘樹ヘリンボーン ファボリ」、さりげないニュアンスカラーが特長の「銘樹エルテージ」。同社の「Skism(スキスム)」ブランドの建具、造作材などと組み合わせることで幅広いニーズに対応する。価格は写真の「銘樹パーケット」ハードメープルで1ケース(6枚入り・1.65?u)税別3万円。 (2020年5月15日号掲載)

2020年11月24日

パナソニックAW、NEW MXシリーズを拡充

 パナソニックAWエンジニアリングは、マンション、アパート、戸建住宅などの新築やリフォームに幅広く対応した「システムキッチンNEW MX」に、「コンパクト対面キッチン」を追加した。 バックパネルとサイド化粧板の部材を新規設定したことで、近年人気の対面キッチンが簡単に施工できるようになった。シンク前の造作壁が不要になり、リビング・ダイニングが広々と見えるのが特徴。全扉柄は19種をラインナップ。柄を揃えることで統一感のあるスタイリッシュな空間を演出できる。 「対面キッチンにしたいけれど、リビング・ダイニングに狭い印象や圧迫感を与えたくない、空間を少しでも広く見せたい、スタイリッシュにしたいなどの差別化プランニングにおすすめ」(同社) シンク前の奥行は615?_メートル(キッチン本体奥行600+バックパネル厚15?_メートル)、間口はW1500~2100?_メートルまで対応。(W1500はフード幅600?_メートルのみ対応)。組み合わせ参考価格は、31万1100円~(税・工事費別)。 (2020年5月15日号掲載)

2020年11月24日

ZMP、自動運転EVけん引車

 ZMPは、自動運転EVけん引車「キャリロトラクター」を開発、4月27日より販売開始した。 労働者不足や省力・省人化ニーズに合わせ、貨物運搬の自動化需要も高まるなか、「キャリロトラクター」は空港内でのコンテナ輸送や、工場敷地内での建屋間の部品や材料の輸送、また港湾内輸送向けに開発された。 車体は全長3300ミリ、全幅1230ミリ、高さ1900ミリとコンパクトながら、牽引可能な重量は最大25トンまで対応する。またフロント部に搭載する3D?LiDARやGPSなどのセンサーを活用した自己位置推定技術により、インフラ環境を変更することなく自動運転を行う。 「当社の自動運転の核となるIZACを搭載し、走る・曲がる・止まるといった車両の制御や障害物の認識に加え、クラウドシステム『ROBO?HI』の活用で遠隔監視や遠隔指令なども行える」(同社)。 同車輌は今年度中に国土交通省航空局主催の空港制限区域内の自動走行に係る実証実験に参加、成田空港と関西空港における貨物運搬を行う。価格は3600万円から(税別。自動走行用マップの作成や現地調整等の初期費用、オペレーション用監視システムおよび保守費用等が別途必要)。 (2020年5月15日号掲載)

2020年11月24日

ワルター、幅10ミリ超の標準対応可能に

 ワルタージャパンは重切削溝入れ工具システム「UX」を発売した。切削幅10ミリを超える加工向けに開発した製品で、専用のホルダーとチップで構成している。これまで特殊品だった、12ミリ、19ミリ幅の溝入れ工具は今後標準品として供給する。 チップ縦置きデザインを採用した。スクリュークランプに加えて、アキシャル方向に凹凸がはまりあう構造に設計。より安定した固定で、重切削加工でもチップのゆるみや脱落をなくした。 UX向けに開発したチップブレーカーは、高い負荷から切刃部を保護するエッジチャンファーとポジブレーカーとの組み合わせが特徴。同社によれば、「低抵抗な切削アクションと良好な切りくず処理を、大きな溝入れ深さ、送り(0.2~0.6ミリ)で実現する」という。 今回の発売に伴い、溝入れ工具の標準品の最大チップ幅が10ミリから19ミリに拡張した。配送センターに常時在庫し、1個から発注できる。対応可能な被削材は鉄と鋳物。ジェネレーターシャフトやタービンシャフトなどの大型発電機器部品、造船、一般部品の大物ワークにも「最適」とする。チップ材種は耐摩耗性を売りにしている「Tiger・tec Silver MT-CVD」を採用した。 (2020年5月15日号掲載)

2020年11月24日

ABB、PCからスカラロボ操作

 ABBは4月29日、オフラインプログラミングソフトウェア「RobotStudio」の機能を拡張し、PCから同社製スカラロボットの制御を可能にしたと発表した。 新開発の機能「Robot Control Mate」をRobotStudioにアドオンすることで、ユーザーはコンピュータからロボットをジョグ、ティーチ、キャリブレーションできるようになる。これにより、スカラロボットの動きの制御が、格段にシンプルかつ簡単になる。FlexPendantが所定の位置にない場合にもロボットのプログラミングを可能にする。 同社によると、「オフラインプログラミングソフトウェアを用いて、ロボットの物理的な動きをリアルタイムに制御するのは、当社初の機能。このRobot Control Mateの機能はスカラロボから利用が始まるが、将来的にはABBのポートフォリオに含まれる他のロボットにも展開していく予定」という。 ABBの小型ロボット担当グローバルプロダクトマネージャー、Darren Hung氏はこれらの機能について「ロボット自動化ソリューションのセットアップがより簡単になる一方で、ユーザーはラップトップからロボットを操作する柔軟性の向上を享受できる。ユーザーの人材不足を補い、中小企業が新しいロボットユーザになるのを支援するなど多くのメリットを提供できるため、当社の今後の重点戦略に位置付けている」と述べた。 (2020年5月15日号掲載)

2020年11月24日

キャプテンインダストリーズ、「ロボスーツ」発売

 キャプテンインダストリーズ(山下宏社長)は、産業用ロボットを火花や化学薬品などから保護するロボット用保護カバー「ロボスーツ」を発売した。 米国・ロボワールド社が開発したロボスーツは、塗料、鉄くず、ブラスト材、スパッタ、クーラント、化学薬品など多種多様な飛散物からロボットを保護できる。ロボット動作の妨げにならないよう、ベーススカート、ベーススカートリング、ベースカバーなど多数の部品で構成されている。最大放射温度は約350度で、イエロー、ブルー、ホワイト、ブラックなどのカラーを揃える。 「ロボット動作環境が多様化し、ロボットを様々な飛散物から守る耐久性がより強く求められるようになっている。有名メーカーのロボットの型番をベースとしているが、お客様のご要望に合わせ設計するオーダーメイド製品だ」(同社)。 価格は非公開。自動車メーカーほか産業用ロボットを導入する製造業をターゲットに初年度は2000体の販売を目指すという。 (2020年5月15日号掲載)

2020年11月24日

コロナ、LDK床暖房に特化「エコ暖フロア」

 コロナ(小林一芳社長)はヒートポンプ式温水床暖房システム「コロナエコ暖フロア」の新製品3・9kWタイプを4月13日に発売した。 同製品はリビングダイニングの床暖房に特化したシステムで、「ヒートポンプ式床暖房を手軽に採用したいとの声にお応えした製品。本体とリモコン合計価格を当社従来品に比べ、約8万円抑えた」(同社)とし、高効率床暖房システムの普及と省エネ住宅におけるイニシャルコスト低減に貢献する。 従来のヒートポンプでは、冬場は一時的に暖房をストップし室外機の霜を溶かす除霜運転が必要だったが、新製品では除霜運転前にあらかじめ温水配管に熱を蓄え、除霜時も暖房を継続する新システム「ホットチャージ」を採用。「ヒートポンプの課題だった除霜時の暖房感低下を防ぎ、快適な暖かさが続く」(同社)。また、電気式床暖房に比べCO2排出量を年間約43%削減する。 ユニバーサルデザイン設計のリモコンは、バックライト付フルドット液晶により、視認性の向上を図るとともに、機能を直感的にイメージしやすいアイコンイラストと、多彩な機能を自在に操作できる十字キーを採用した。また、いたずらや誤動作を防止できるチャイルドロック機能や「平日」と「休日」など2パターンのタイマー設定によりライフスタイルに合わせた運転も可能。さらに夜間運転にも配慮した低騒音設計により、運転音44dBの低騒音を実現した。 本体価格(税抜・リモコン別)は30万円。 (2020年5月15日号掲載)

(株)コロナ

2020年11月24日

コンテック、産業用PCから超薄型モデル

 コンテック(大阪市西淀川区姫里3-9-31、TEL.06-6472-7130)は、タッチスクリーン一体型ファンレス産業用PC「パネルコンピュータPT-970シリーズ」に超薄型モデルを追加した。サイズは幅254×奥行22×高さ166mm。USB2.0、LAN、Audioを1つずつに抑えることでコンパクト化した。工場内の製造ライン、配送システムなどのオペレーション端末として、アームやスタンドに取り付けて使用する。Windows 10 IoT Enterprise(4カ国語)に対応したIntelクアッドコアCPUを搭載。CPUファンを省いたことで保守点検業務の負担を軽くした。 (2020年5月15日号掲載)

2020年11月24日

コマツ産機、軟鋼36ミリ厚に対応のプラズマ切断機

 コマツ産機は中厚板向けプラズマ切断機「ツイスターTFP510?3」の販売を4月に始めた。高速加工・段取性・誰もが機械を扱えるようにをコンセプトにフルモデルチェンジし、従来機より電源容量(従来機の3割増の200A)と切断速度(板厚19ミリで同2割増の毎分2200ミリ)を大幅に向上した。 カートリッジ式消耗品を採用し、操作パネルはスマートフォン感覚で扱える。最大加工寸法1525×3050ミリ、最大加工板厚は軟鋼36ミリ(300A出力時)。公表価格2900万円で年間販売60台を目指す。クイックガスオプションを装備すれば1本トーチのNC切断機として、板厚25~80ミリまでの切断が可能という。 (2020年5月15日号掲載)

コマツ産機(株) 

2020年11月24日

工機ホールディングス、両傾斜タイプの卓上スライド丸のこ

 工機ホールディングスは、電動工具ブランド「HiKOKI」から左右両傾斜の切断が可能な「コードレス卓上スライド丸のこC 3606DRB」を発売した。最大切断寸法は八寸(245ミリ)で、通常は 190ミリの丸のこを使用する五寸笠木の切断も可能。「様々な内装材の切断・ 加工を1台で行える」という。質量 は10.5kg と、持ち運びが容易な軽量仕様。ブラシレスモーターと独自のリチウムイオン電池「マルチボルト蓄電池」の採用により、コードレスでありながら「AC100?X の電動工具並みの切断性能を有している」点も特長だ。 両斜傾により材料を反転する必要がなく、素早い作業が可能。「業界初」という2 段ベルト駆動方式採用によりギヤ衝撃によるゴツゴツ感を解消し、スムーズな切断と低騒音を実現した。マルチボルト蓄電池と急速充電器が付いた「C 3606DRB(XP)」と、蓄電池、充電器別売りの「C 3606DRB(NN)」の2種類をラインナップ。標準価格はC 3606DRB(XP)が14万2500円、C 3606DRB(NN)が10万9000円(いずれも税別)。  (2020年4月25日号掲載)

2020年11月24日

THK、装置のダウンサイジング実現

 THK(東京都港区芝浦2-12-10)は、プレス機向けの高負荷ボールねじ「HBN-P形」の受注を開始した。 同製品は、プレス機用途向けに専用設計を施したボールねじで、許容荷重を既存製品「HBN」、「HBN-K」の約2倍に向上した。「許容荷重を高くしたことで、既存の製品より小径のねじ軸を選択することが可能になった」(同社)。これによって、周辺部品の大型化を抑えることができ、装置のコンパクト化を実現する。 ねじ軸外径φ40、63の「HBN-P形」と、ねじ軸外径φ80、100、120、140の「HBN-KP形」のラインナップ。 (2020年4月25日号掲載)

THK(株)

2020年11月24日

ベッセル、高耐久鋼材用いた産業用ビット

 ベッセル(大阪市東成区深江北2-17-25、TEL.0120-999-914)は4月2日、高耐久の新鋼材「ダイハード鋼」(焼入硬度:HRC62)を用いた「産業用ビット(ダイハードシリーズ10本袋入)」全10アイテムを発売した。刃先を強化パワー刃先としたことで、36V仕様のインパクトドライバーやエアードライバーに対応。折れにくく刃先の摩耗や曲がりが少ないことから、「取替頻度を減らすことができる」という。先端の十字形状の最適化によってネジとの嵌合性を向上。ネジを傷めにくくしたことで作業性も高めた。 いずれも対辺6.35mm。片側が折れても反転させて使える両頭ビットや細軸仕様の段付ビットをラインナップしており、全長、刃先、ネジ合わせなど要望に合わせた特注製作にも10本から対応する。価格はオープン。 (2020年4月25日号掲載)

(株)ベッセル

2020年11月24日

安川電機、多用途適用のロボット

 安川電機(小笠原浩社長)は、多用途適用ロボットの新ラインアップ機種を4月7日に発売した。 スペースの有効活用がしやすい棚置きタイプで、可搬300キロ、最大リーチ3220ミリの仕様。自動車製造ラインでライン長の短縮や、工程統合が求められていることに対応した。設置する棚の下方に広い動作領域を持ち、対象ワークに対し上方からハンドリングする工程に最適という。床置型ロボットとの組み合わせで高密度なロボットレイアウトを作れる。 手首軸の許容モーメントと許容慣性モーメントはクラス最高水準。同軸の耐荷重強化によって、部品ハンドリング用ジグの大型化に対応するなど、適応範囲を広げた。一方で本体を軽量化し、棚置型ロボット据え付けのための設備構築の簡素化や、既存設備活用なども可能にした。 価格はオープン設定。 (2020年4月25日号掲載)

2020年11月24日

MOLDINO、工具寿命延ばす新材種採用

 MOLDINO(菊池仁社長)は4月20日、金型加工向けの新工具3製品をリリースした。 アルファ高送りラジアスミル「TR4F形」は広い断面積と拘束面積を持つ独自のインサート形状で、一刃当りの送り量2?_超の高能率荒加工を可能にした。切りくず排出性を高めたボディ形状により、「突き出し量の長い金型形状部の加工でも切りくずの詰まりや噛みこみを抑制する。ダイカスト金型や樹脂金型、プレス加工の高能率荒加工に向く」(同社)。 ホルダはφ50~φ100の12種類、インサート材種は5種類のラインアップを揃え、幅広い被削材に対応する。 大物金型の荒・中仕上げ加工向けの新製品、刃先交換式仕上げ工具のアルファボールエンドミル「BR2P形」は、ねじれ切れ刃形状を採用。「従来品に比べて切削抵抗を低減し、ビビリ振動を抑制することで工具寿命を改善した。また切り込み量が増加しても切削抵抗の上昇を抑え、スムーズな加工を実現する」(同社)。また新材種「JS4030」を採用するなどボディ・インサート共に剛性を向上している。 金型構造部の立壁・底面加工向けに新たに提案したのが刃先交換式仕上げ工具アルファポリッシュミルVタイプ「ASPVmini形」。インサートに快削性を高めた研ぎ付けブレーカを採用し切削抵抗を低減。工具突き出しが長い加工でも高い加工精度を維持する。 「立壁仕上げには一般的にソリッドエンドミルが使われるが、深部の加工は工具のたわみによって狙い値に納まらず、何度も修正しなければならないことも多い。また再研磨による性能のばらつきも少なくない。新材種『TH308』を採用した『ASPVmini形』は耐摩耗性に優れ、高い面品位と精度を両立できる。ソリッドエンドミルからの置き換えを積極的に提案していきたい」(同社)。 (2020年4月25日号掲載)

(株)MOLDINO

2020年11月24日

三菱マテリアル、自動・小型旋盤用超硬ソリッドドリル

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都墨田区横網1-6-1、TEL.03-5819-8770)は、2月に発売したWSTARドリルシリーズ「DWAE」に外部給油式の加工径3mmから12mmまでの100アイテムを追加した。 低抵抗で切りくず処理に優れ、自動盤・小型旋盤において安定した穴加工を実現するソリッドドリル。短フルート形状を採用したことで、小型旋盤の加工スペースでも機械やワークに干渉せず、加工しやすい。独自のウェーブ刃形が切りくずをコンパクトに分断し、切りくず詰まりを防止する。代表型番の価格は税抜7540~2万1500円。 (2020年4月25日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2020年11月24日

ABBの単腕協働ロボ、初心者も簡単操作

 ABBは3月末、専門的なトレーニングを必要とせずにABBの単腕型協働ロボット 「Single-arm YuMi」用のロボットアプリケーションプログラムを迅速に作成できる「ウィザードイージープログラミング」をリリースした。同アプリは新たに出荷するSingle-arm YuMiのFlexPendant機器上に事前にインストールされるほか、RobotStudioを介した無料アドインの形で既存のYuMiユーザも利用できる。 簡易なプログラミングにより、ロボットのインストール、プログラミング、操作を特別なトレーニングなしで行える。「移動」、「ピック」、「バキューム」などの機能をドラッグ&ドロップするだけで、結果を直ちに確認し、数秒以内にロボットの動作を調整することが可能。エラー処理のための機能もあり、初心者でも衝突などのエラーを処理しやすい。 リアルタイムでABBのRAPIDプログラミング言語に変換されるため、高度なロボット機能をサポートする利点もある。組み立て作業のような複雑なロボットプログラムは、熟練したロボットプログラマによって作成され、次いで、初心者のロボットユーザが使用し、操作するためのウィザードプログラムに変えることができる。 ABB協働ロボットのグローバルプロダクトマネージャーのアンディ・ツァン氏は、「プログラミングを簡略化することにより、中小企業はじめ新しいユーザの学習曲線を縮めた。専用のエンジニアリングまたは自動化プログラミングリソースが不足している可能性がある場合でも、広範な作業場でのコラボレーション自動化の実装に必要なコスト、時間、スキルが削減できる」と言う。 (2020年4月25日号掲載)

2020年11月24日

YKK AP、アルミ製フェンスの種類拡充

 YKK AP(東京都千代田区神田和泉町1番地、フリーダイヤル0120-72-4134)は、アルミ製フェンス「ルシアス」「シンプレオ」シリーズのバリエーションを拡充した。 ルシアスシリーズのみで展開していた自立建て用スクリーンフェンスをシンプレオシリーズにも設定。目隠しと通気を兼ね備えたルーバーデザインや、色も5色から選択可能。ルシアスシリーズにも新色を3つ追加した。ブロックの上に建てる高尺フェンスでは、高さ1400mm、1600mm対応デザインを追加。コンクリートブロックを高く積みあげることなく高さを確保できるようになった。 参考価格は、ルシアスフェンス(T140)8万8700円、シンプレオフェンス13 型(T140)8万400円(共に税、現場搬入費、組立施工費別)。 (2020年4月25日号掲載)

2020年11月24日

牧野フライス製作所、WEB上で「INTERMOLD 2020」開催

 新型コロナウイルスの感染が広がる今、インターモールド大阪をはじめとした各種イベントやセミナーは軒並み中止の事態に陥っている。そんな逆風吹き荒れる中、WEBを徹底活用し、リアルのイベントに負けないアピール力を発揮しようとしているのが、牧野フライス製作所だ。 同社WEBサイト上に独自企画「INTER MOLD2020 on the website」を設け、4月15日から一般公開する予定。各種動画などのコンテンツを豊富に用意し、自社の金型加工向け先端技術を広くアピールする。 開催テーマは「省人化・自動化・容易化」。この3つのうち最上位に位置付ける「省人化」に向けては、コンセプト動画「Makino MES Concept」で、工場の稼働率を最大限に高める先端構想を披露する。 同社では「これまで人が当たり前にやってきた作業を自動化することで、働く人を強力にサポートしたい」と話す。その狙いを実現する省人化のコンセプト動画は、まさに近未来の工場を見ているかのようだ。 工作機械が並ぶ加工エリア内を複数台のロボット搭載型AGV「i?Assist」が動き回り、工具の計測や段取り、ワーク着脱などを自動で行うのみならず、リアルタイムの受注情報に応じた加工スケジュールを自動生成して動く。製品のCADデータに応じたCAM生成も自動。しかもスケジューリングは納期かコストか、優先事項を選べるという。 熟練の機内計測を自動で この「省人化」の理想を実現するための前提技術が熟練技の「自動化」だ。今回は、金型加工の工程の中でも、最も人の熟練技に頼ってきた「機内計測」の自動化にスポットを当てる。 デモ動画の1つは微細精密加工機「iQ」による燃料電池セパレータ金型の仕上げ加工の予定。「自社開発の超低触圧で反応する高精度キャリブレーション球を用いて、まるで熟練工の手技のように絶妙な感覚でキャリブレーション(較正)を行える。±1ミクロンの精度でワークや基準工具のZ軸位置を自動検出でき、超精密ワークの加工を高精度に行える」という。同機能はiQのオプションとして今夏発売予定。 もう一つのデモ動画は、形彫り放電加工機でのワークの機内計測。ワーク形状に合わせて創れる1?_以下の電極ピンを用いて、ワークのXYZ軸の各位置を±1ミクロン単位で自動測定する。「狭ピッチコネクタ金型の電極など、狭小部分の測定にも最適。測定後は1ミクロン単位で自動追い込み加工ができる独自の『あとちょっと加工』機能で仕上げられる。放電加工機の初品加工はこれまで人が機械に張り付いて計測と加工を繰り返していたが、この手間を大きく省ける」という。 最後のテーマ「容易化」では、音声操作機能「ATHENA」を用いた加工前の課題の解決や、自動5軸CAM変換クラウド機能などを披露する。 なお、4月16日、17日にはオンライン上で「超」高硬度材加工技術セミナーと高精度プレス金型加工技術セミナー(各100人限定)も開催する予定。  牧野フライス製作所の「INTER MOLD2020 on the website」はこちら https://info.makino.co.jp/intermold/

2020年11月24日

ミツトヨ、Bluetooth版U?WAVE発売

 ミツトヨ(沼田恵明社長)は、Bluetooth版の「U?WAVE?TMB/TCB」を発売した。従来品の測定データワイヤレス通信システム「U?WAVE?TM/TC(愛称=U?WAVE fit)」は、デジタル出力付きのマイクロメータ、インジケータなどで測定したデータをパソコンへ簡単に取り込むことができるもの。手書きのミスをなくし、作業効率とデータの信頼性が高められる。 今回、Bluetoothにも対応したことでパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットへも測定データの送信が可能になった。また、U?WAVE fitでは必要だった受信ユニットが不要となり、「コスト軽減や操作性を向上させたのが最大の特長だ」(同社)という。 既存の測定器に簡単に取り付けられるため測定器を買い替える必要がなく、導入コストを抑えられる。今回の発売に伴い、パソコン・スマートフォン・タブレットへ測定データを無線送信できる専用のソフトウェアとアプリも開発した。 U?WAVE?TMBはマイクロメータ用、U?WAVE?TCBはキャリパ用で、それぞれブザー仕様タイプと防水・防塵IP67仕様タイプを揃える。ブザー仕様タイプは、データの正常着信をブザー音とLEDで知らせる。防水・防塵IP67仕様タイプは、粉塵などが多い環境に対応する(LEDのみ装備)。 標準価格は送信ユニット2万5千円、接続ユニット7千円(税別)。 (2020年4月25日号掲載)

(株)ミツトヨ

2020年11月24日

コマツ産機、液圧サーボプレスブレーキに曲げサポートを追加

 コマツの100%子会社であるコマツ産機は4月1日、液圧サーボプレスブレーキPVSシリーズ「PVS2254ー2」「同2253ー2」「同1353ー2」にベンディングサポートをオプション追加し発売した。大物・重量ワークの曲げ加工時の段取りと作業時間を大幅に削減するという。 サポートはリンク構造の採用で1台で最大160kgのワークを補助する。3軸サーボモーター制御によりスイング・リフト・アジャスト動作が可能で、パスライン調整・旋回中心調整・コの字曲げ引抜動作までを自動化する。ベンディングアイ(曲げ角度補正システム)との併用も可能。 (2020年4月25日号掲載)

コマツ産機(株) 

2020年11月24日

OnRobot、規格外ワーク搬送を実現

 OnRobotは4月7日、卵やフルーツ、ボトルなど規格外形状ワークのピッキングを可能にする吸着グリッパーの新製品「Soft Gripper」を発表した。 柔軟性に富む同製品は、5指及び4指構造の交換可能なシリコンカップ3種により「繊細かつ柔軟なタッチでほぼ全ての小型ワークを掴むことができる」(同社)という。すでに欧州及び米国の食品グレード認証を受けており、食品や飲料、医薬品など衛生面が重要視される現場の自動化を実現する。 同社のエンリコ・クログ・アイベルセンCEOは「従来型の真空グリッパーと違い、『Soft Gripper』は外気を供給せずに、繊細な規格外ワークを強い力で把持できる。またすでに特許登録されている競合品と異なり、大半の大手ロボットメーカーのアームに簡単に接続できる」と話す。 最大可搬重量は2.2kg(ハンドリング対象ワークの形状、柔軟度、摩擦による)。把持面は10ミリ~118ミリ(使用するカップによる)。「三品業界向けに理想的なグリッパーだが、製造業や包装作業など柔軟で繊細な作業が求められる現場にも向く」(同社)。 (2020年4月25日号掲載)

2020年11月24日

日本ユニシス、ポリゴン編集ソフトから新版

 日本ユニシス・エクセリューションズは、ポリゴンデータ編集ソフトウエア「POLYGONALmeister(ポリゴナルマイスター)」の新バージョンVer5.0.0を発売した。3次元計測データの自動整形機能を開発したほか、編集効率を高める各種機能を強化した。 3次元計測されたポリゴンデータを効率良く編集できる機能を中心に改善した。自動化メッシュ整形機能は、非接触光学式の3次元測定機から出力されたデータ、CTから出力されたデータをワンクリックで整形する。形の特徴に応じた部位別の色分けが可能なセグメンテーション機能(写真)は、「より自然な形状で色分けができるようになった」という。色分けされたフェイス単位で、境界編集、ファイル書き出しの指示を可能にした。 形状評価機能は、2つのデータ間の距離をカラーマップで表示。色区分を7段階に拡張し、結果をCSVファイルで出力できるようにした。差異立体の作成、地形データ間の距離の差異を2次元・3次元の格子状カラーマップで表示できるのも特徴。編集処理機能では、指示領域の平面・円筒面化、メッシュ移植、色の転写ができるとしている。 販売価格は基本パッケージで税別50万円。3年間で500セットの販売を見込んでいる。3Dスキャナーメーカーに対しても、同梱ソフトウエアとして採用を働きかける考えだ。 (2020年4月25日号掲載)

2020年11月24日

スリー・ディー・エス、アセンブリ拘束機能を強化

 スリー・ディー・エス(神奈川県横浜市港北区新横浜2-5-5、TEL.045-478-0578)は、機械系三次元ソリッドモデラ「ALIBRE DESIGN」の最新バージョン「V21」を4月にリリースする。 同ソフトは直感的に操作ができる3D設計ツール。今回のバージョンアップではアセンブリ高速機能を強化し、ギアやネジ、ラック・オピニオンなどの機構動作を正確に再現することが可能になった。ほか、設計履歴のビジュアル管理も可能で、「中小企業だけでなく大手メーカーの部門内ツールとしても導入いただいている」(同社)という。 価格はAtom3D 3万5000円、Professional 16万円?、Expert 26万円?(全て税抜)。 (2020年4月10日号掲載)

2020年11月24日