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三協アルミ、ファザードエクステリア拡充

 三協アルミ(富山県高岡市70、TEL.0120-53-7899)は、ファザードエクステリア「みられ」に、壁材とアルミ壁材を組み合わせたアレンジ施工の規格対応や高級感のある「デザインタイプ」の枠材を追加した。これまで特注対応だったアレンジ施工を規格品で手配できるようにした。アルミ壁材のワンポイント使い、壁材とアルミ壁材のツートン使いなどに手軽に対応する。枠材に加わったデザインタイプは、ランダムローレット加工を施した高級感が特長。天然木をモチーフにした凹凸形状により、自然な風合いを演出し、植栽とも調和しやすいデザインとした。 (2022年2月25日号掲載)

2022年02月25日

ティアフォーや川重、国内初 5G使った自動配送ロボの公道実証

 ティアフォー、川崎重工業、KDDI、損害保険ジャパン、小田急電鉄、ホテル小田急、(一財)公園財団の7者は、2月10日までの20日間、西新宿エリアで自動配送ロボットが5Gを活用して公道を走行する実証実験を国内で初めて実施した。飲食物などのラストワンマイルの配送を遠隔地から監視・操作することを目指す。 この実験は東京都の「令和3年度西新宿エリアにおける5Gを含む先端技術を活用したスマートシティサービス(5G等活用サービス)実証事業」に採択されたことを受けて実施。西新宿エリアは「スマート東京」の先行実施エリアであるとともに、「TOKYO Data Highway基本戦略」における5Gの重点整備エリアの一つに設定されている。今回の実験に先立ってティアフォーは、これまでに岡山、茨城、福島、東京で計4回の試験を重ねてきた。 実験は自動配送ロボット向けの各種ツールや運営トレーニングなどをパッケージ化して提供するティアフォーが全体を統括し、川重は30?`グラム可搬で80サイズ(3辺合計80?aメートル)を6個ほど載せられる自動配送ロボットを開発・提供。ホテルサービスの飲食物を載せて片道約500?bの公道を1日に5往復ほど、荷崩れなく自動走行した。自転車が勢いよく後方・左右から近づいた際はそばで待機していた人が安全を期すため介入したが、それ以外は自動走行および遠隔操作で対応したという。5Gの特性を生かし、「?aメートル単位の高精度な測位が可能だった」(KDDI事業創造本部の泉川晴紀次世代基盤整備室長)と言う。 ティアフォーの田中大輔COOは今後の課題として「いろんなサービスを組み合わせた付加価値の向上、より多くのロボットを運用できる拡張性の向上、多くの人に利用されるために積極的なマーケティングが必要になる」と2月9日に開いたウェビナーで話した。地震時には人が近くの公園まで手押しで避難させたり、自走ロボット専用の保険を用意したりして、2023年の本格的な実装を目指す。 (2022年2月25日号掲載)

2022年02月25日

日本ツクリダス、町工場向け生産管理システム飛躍中

 金属加工やシステム開発を手がける日本ツクリダス(大阪府堺市)。町工場ながらデザイン業を手がけ、「町工場を元気にする」ことを標榜してPodcastによる音声メディア「町工場の削らない話」を立ち上げるなど異色の活動を続けるユニークな企業だ。 同社は町工場向けに必要な機能を集約した生産管理システム「エムネットくらうど」を開発・販売しているが、このほど同システムの導入件数が100件を超えたと発表した。14年にリリースした同システムはその後2年間は導入実績ゼロの状態が続いたが、営業スタイルをユーザーの課題解決を重視する「寄り添い型」に変化させたところ着実に販売実績を伸ばしたという。 町工場としての見地に基づき、煩雑な機能を排して進捗管理に特化した同システム。納期管理・工程管理・日報収集の3つに機能を集約し、クラウド型とすることで導入費を下げ従業員50人以下の町工場が気軽に導入できる仕様としている。ユーザーからも「重荷だった納期を覚えなくてよくなった」という声があがるなど好評を博しているようだ。 同社は「今後はよりものづくり業界の連携を強め、横のつながりの形成に寄与していく」としている。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月23日

LIXIL、窓製品刷新完了

 LIXILは、住まいの中でも熱流出割合が6割と大きい開口部への脱炭素化の取り組みとして、窓・ドアブランド「TOSTEM」シリーズの刷新を進めてきた。1月17日にオンラインで行われた記者発表で吉田聡執行役専務は、トリプルガラスのハイブリッド窓「TW」と1日でリフォーム可能な取替え窓「リプラス 高断熱汎用窓」の発表をもってこの取り組みが完了したことを報告した。 新築住宅向けのパノラマウィンドウ「TW」は、トリプルガラスを採用することで「HEAT20 G2」グレードにも対応できる断熱性能を実現した。一方で、アルミと樹脂のハイブリッド窓にすることで耐久性を確保しつつガラス面積を約30%広くし、4枚建の引違い窓に縦フレーム幅をそろえた新構造の「スレンダーマリオン」を採用するなど、高い採光性・眺望性も実現。TOSTEMブランドのコンセプト「FRAMING THE BEAUTY OF LIVING」に違わない、風景を絵画のように切り取ることができるようになった。 約90%が現在の省エネ基準以下である日本の既存住宅向けには、取替窓「リプラス 高断汎用窓枠」を用意した。リフォーム用窓でありながら、欧州の新築基準レベルの断熱性能。壁工事・足場工事不要で、1窓あたり約半日でリフォームが済む。省エネで快適な暮らしを気軽に実現できる。 今回、全ての窓シリーズの刷新が完了したことで、現在74%である高性能窓導入率を26年には100%とする考え。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月23日

三井精機、耐久性2倍の水潤滑コンプレッサー

 三井精機工業は1月26、27の両日、さいたま市の大宮ソニックセンターで恒例のコンプレッサーの新製品発表会を開いた。コロナ禍を受け来場社を午前・午後の登録制とした。開会時に加藤欣一社長は「いいものを長く使っていただく。そんな商品を用意した」と挨拶。「エアー製品はカーボンニュートラルには敵と言える面があり、電動化が進むだろう。だからエアー製品には耐久性、高品質が今まで以上に求められる」と述べた。 会場には吐出量を増やし高効率化したAX、AX2シリーズを6台展示し、このうち3台は新製品および参考出品機が占めた。オイルフリー・インバータ制御の「i-14015AX2-R」(電動機出力15?`ワット)は5月発売予定の小型機。「同37AX2-R」(37?`ワット、昨年7月発売)、「同22AX2-R」(22?`ワット、昨年11月発売)に続くAX2シリーズとしては最も小さい。前身のAXシリーズで採用した新型スクリューローターは水道水を浄化することで耐久性を従来の2倍に高めた。AX2はこれに加え水の清浄度を電気伝導率で適性に管理する。 一方、4月発売予定のZスクリューコンプレッサー「ZgaiardX ZV22AX-R」(22?`ワット)は、先行して発売した「同75AX-R」「同37AX-R」とともに屋外仕様SKYシリーズ(保護等級IP23)の最新機となる。同社のこれまでの屋外仕様は簡易的なものにとどまっていたが、「どうしても屋外に設置したいお客様もおり、万一、水が入っても排気の力で押し出すよう防水性能をもたせた」と言う。 同様の催しを大阪(2月8・9日)、名古屋(2月24・25日)でも開催する。 (2022年2月10日号掲載)

三井精機工業(株)

2022年02月21日

トクラス、ドラマ「妻、小学生になる」で美術協力

 トクラスは現在放送中のTBS系列ドラマ『妻、小学生になる。』に、キッチン「Berry(ベリー)」で美術協力を行っている。 同ドラマの原作は芳文社『週刊漫画TIMES』に連載中の村田椰融さんによる同名の漫画。10年前に最愛の妻を失った男とその娘の前に、生まれ変わり10歳の小学生の姿となった妻が現れる物語。 今回、堤真一さんが演じる主人公の新島圭介と、石田ゆり子さん演じる妻・新島貴恵、蒔田彩珠さん演じる圭介と貴恵の一人娘・新島麻衣の住む自宅に、フラットタイプのL型キッチンとハイカウンター収納を組み合わせたコの字型のキッチンを配している。 同ドラマの美術担当者は、「ホワイト系や木目扉など、様々な扉を検討しましたが、グリーンの框扉が木を基調とした温かみあふれる家にマッチすると思いこのキッチンに決めました。貴恵が料理上手ということもあり、細かいレイアウトにもこだわり、広さと収納力を兼ね備えたものを選びました」と語っている。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月21日

CGS、ハイブリッド型CAD/CAMで新版

 C&Gシステムズ(塩田聖一社長)は、金型向け2次元・3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS?HYBRID?U(エクセスハイブリッドツー)」の新バージョン「V7・1」を3月からリリースする。 図面作成支援機能、金型設計支援機能、またモデリング支援やCAM機能など28項目において機能を強化した。 その一つとして、フレーム機能で作成した縮尺や用紙サイズの異なる複数図面を、見た目のサイズを維持して保存(DXFやDWG形式)できるようにした。またプレスの見込み変形などに使用するコマンドに「スムージング機能」(=写真)を追加。これにより、歪みやシワを滑らかな曲面に均質化できる。 ミスミ社の金型部品をワンクリックで見積りし、発注できる仕組みも整えた。図面内の部品データからミ社の金型部品を抽出し、ミ社の専用Webサイトに転送することでスムーズな発注を実現する。 新版の製品価格は、最小モジュール構成で60万円から。税別、保守料別。保守料金はモジュール構成により変動する。 (2022年2月10日号掲載)

(株)C&Gシステムズ

2022年02月18日

立川ブラインド工業、電動式カーテンレールなど

 立川ブラインド工業(東京都港区三田3-1-12、TEL.0120-937-958)は、電動カーテンレール「ホームタコス ティエルモ」と装飾カーテンレール「マルティ」を2月1日に発売した。 「ホームタコス ティエルモ」は居住空間における電動製品需要に応え、製品幅10m、カーテン適正重量25kgまで対応。優れた静音性と手引き操作も可能なことが特徴。ホテルや店舗はもちろんのこと、住宅にも使用できる。複数台の製品をひとつのコードにまとめるのに便利な「電源分岐ジョイント」の取り付けや同社の他の電動製品と同時に操作することも可能で、スマートスピーカーや外出先からのスマートフォンでの操作もできる。 「マルティ」は丸型ポールのシンプルなデザインとマットな質感・カラーで様々なシーンにフィット。単独での取り付けや重ね付けでアクセントにするなど、好みに合わせてアクセサリー感覚でアレンジ可能な「デザインリング」もラインナップ。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月18日

コンテック、エッジ組込用PCから12タイプ

 コンテック(大阪市西淀川区姫里3-9-31、TEL.06-6472-7130)は、拡張性に優れたエッジコンピューティング向け組み込み用PC「ボックスコンピュータEPC-4000シリーズ」の受注を開始した。第8世代インテルCoreプロセッサを搭載。拡張スロットなし4タイプ、PCI Express拡張2スロット4タイプ、4スロット4タイプ(=写真)をラインナップする。 3つのGigabit LANポート、2つのシリアルポート、8つのUSB3.2ポートなどの拡張インターフェイスを備えることで、フィールドネットワークやFA制御機器、産業用通信機器との接続を可能にした。PCI Express拡張スロットタイプでは、画像処理、カメラ入力、FPGA、NICなどの拡張ボードを実装できる。リアルタイムな高速演算処理、高度なグラフィック処理が必要なアプリケーションに適しており、半導体製造装置や工作機械(CNC)に組み込んで、データ収集や分析処理を担うエッジコンピュータとして活用できる。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月16日

クリナップ、機能とデザインを両立

 クリナップは1月26日、「STEDIA」シリーズに新たに加えた対面キッチン「デュアルトップ対面」を東京都新宿区のショールームで報道関係者に披露した。今回の発表において竹内宏社長は「在宅ワークや巣ごもりなど暮らし方が変わってきている。それに合わせてキッチンも変わっていかなければならない」とし、「新たな住まい作り」の提案に意気込みを見せた。 現在、多く問い合わせがある「フラット対面」キッチンは、価格面やこまめなお手入れが必要なことなどを理由に、最終的な選択から外されることも多かった。そうしたニーズを踏まえ企画されたのが、今回発表された「デュアルトップ対面」キッチン。本製品は「フラット対面」のよさである開放性とワークトップの散らかりをダイニング側から見えにくくすることを両立するために、ワークトップ面よりも対面用カウンター側を一段高くした(段差は65?_と300?_の2種)。キッチン・ダイニング空間の開放感維持のため、多種多様なデザイン部材を用意し、オーダーメイド並みの空間の統一感を実現する。高さの異なる2枚の天板の組み合わせは現場で対応されることはあったが、パッケージとして用意したのは初めてという。 一方で、クリナップの強みであるお手入れしやすいステンレスのワークトップは、これまでステンレスの質感が空間にマッチしないことを気にする人が多かったものの、段差を設けることでリビング・ダイニングから見えにくくするとともに、対面への水や汚れが広がりにくい造りにすることで、取り入れやすくした。 また、これまで高価格帯のCENTROにのみ導入されていた美コートワークトップがSTEDIAの標準価格でも展開され、流レールシンクに新たに幅900?_のワイドを用意するなど、機能面も強化している。販売価格は従来のフラット対面よりも20万円ほど抑えた89万1500円から。2月1日より受注開始。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月16日

Keigan、モーターモジュール用いた自動化キット

 モーターモジュール「KeiganMotor(ケイガンモーター)」の開発を手がけるKeigan(京都府相楽郡)は1月18日、同モジュールを利用した自動化キット「搬送ローラーキット 6829」と「KeiganAGV10LU」を発売した。 ケイガンモーターは、専用アプリを入れたスマホやタブレット端末から簡単に動作のプログラミングを行うことができるモーターモジュール。アプリは誰でも直感的に操作できる簡単な仕様になっており、設定した動作をアプリに保存して任意の順番で呼び出すことで、モーターに自由な動きを組み込むことが可能になる。 今回発売した搬送ローラーキット6829は、汎用アルミフレームへ簡単に取り付けられる低推力のローラーコンベヤシステム。フリーコンベヤ上のワークを、ケイガンモーターで駆動するゴムタイヤの摩擦によって下側から搬送する。専用アプリで動作を組み込めるほか、他のケイガンモーターからの無線通信をトリガーに動作の開始・停止も可能だ。 一方、KeiganAGV10LUはUSBモバイルバッテリーで動作し、8時間以上の連続稼働が可能なライントレース式のAGV。小型シングルボードPC「Raspberry Pi」とプログラミング言語Pythonにより、オープンソースで開発を行うことができる。上部に搬送ローラーキットを追加取り付けることで、搬送物の積み下ろしなどへの応用も可能という。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月14日

イグス、長寿命の高荷重向けケーブル保護管

 イグス(日本法人:東京都墨田区、吉田剛代表取締役)は1月19日、港湾クレーンに搭載する高荷重向けケーブル保護管「P4HD.56R ロールeチェーン」を開発したと発表した。 港湾クレーンでは従来より長く、重い積載物をより速く運搬するニーズが高まっており、P4HD.56R ロールeチェーンはこのニーズに対応。内蔵されたローラーにより、必要な駆動力をスライド走行比で57%低減。システムの安全性も高め、想定外のダウンタイムを減らす。軸や軸穴接続部には高性能ポリマー「イグリデュール」を採用。様々な箇所で磨耗を低減するための設計改良を施し、最長15年の耐用年数を見込めるという。予知保全システム「スマートプラスチックセンサー」(オプション)を搭載することで、状態監視にも対応する。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月14日

山善、ロジス関東にロボットソーター

 山善は、物流拠点「ロジス関東」(群馬県伊勢崎市)にプラスオートメーションが開発した次世代型ロボットソーター「t?Sort」のRaaS(Robotics as a Service)活用を開始した。 仕分け業務の自動化・効率化を図りながら、労働環境の改善、作業効率と作業精度の向上につなげる目的で24台導入した。量販店に出荷する雑貨の店舗別の仕分け作業に使用している。対象商品は800アイテム以上。縦3×横3?a(重さ1グラム)~縦45×30センチ(15キログラム)まで対応する。 t?Sortは、タグが埋め込まれた塩ビシートの上を自走し、仕分け箱の中に商品を自動で投入する仕組み。スタッフは仕分けする商品のJANコードをスキャンし、商品をt?Sortの上に置くだけで作業が完了するため、「誤仕分けを限りなくゼロに近づけられる」という。バッテリーを仕分け場に設置。t?Sort自体が自動充電し、24時間稼働する。 仕分け箱の前に緩衝材の役割を果たす「ハンモックシュート」を設置することで、取り扱いに注意が必要な雑貨も破損することなく、t?Sortでの仕分けを可能にした。導入後、スタッフは従来の12人から5人に減り、作業効率も約3倍まで向上した。商品だけなく、梱包箱に同封する納品書もt?Sortが仕分けることで、人的ミスを防ぎ、出荷に関わるミスもゼロに近づけた。 今後、入庫品の仕分け作業でもt?Sortの活用を検討する。t?Sortに商品を置く作業を、AIピッキングソフトウェアを搭載した協働ロボットで代行する技術検証も進める予定。システム設計と技術検証は「当社エンジニアが担当する」という。 (2022年1月25日号掲載)

2022年02月11日

前田シェルサービス、マグネットフィルター一新

 前田シェルサービスは、液中に含まれる微小な鉄粉も除去できる「マグキャッチフィルター」をリニューアル発売した。ヘッド上部のプラグを大きくし、さらにメンテナンス性も高めた。鉄粉の回収速度を上げるためにバルブのサイズを大きくした点も特長に掲げている。 配管の途中に接続するインラインタイプとして、最小0.05ミクロンの粒子径を捕捉する。約1万4千ガウスのネオジウム磁石を採用。「タンクに沈めるタイプの磁石よりも効率的に回収できる」という。フィルターのような消耗品もなく、目詰まりによる圧力損失や処理能力の低下がないのも売りにしている。 通過1回あたりの捕集効率は10ミクロン以上で約95%。3?5ミクロンでも約60%除去できる。重たい粒子は自重で本体下部のボウルの底へ、液中に浮遊する小さな粒子は磁石で吸着する仕組み。磁石を外せば塊になった鉄粉が落ちるようになっている。 捕集性能に加えて手入れのしやすさも受けており、2019年の発売以降、切削、研削、放電、シェービングなどの各種加工のほか、洗浄、作業油浄化、部品組付テストなどでも実績を伸ばしている。 (2022年2月10日号掲載)

(株)前田シェルサービス

2022年02月11日

ワルタージャパン、難削材向け材種拡張

 ワルタージャパンは、ステンレス系、難削材ワーク向けのハイパフォーマンス材種に位置付けている「Tiger・tec Silver WSM45X」の製品レパートリーを拡張した。排気系ターボチャージャー部品、タービンブレード、航空機のチタン製構造部品などの加工需要を見込んでいる。 肩削りカッタ「Xtra・tec XT M5130」、倣い加工用カッタ「M5468」、高送りカッタ「M5008」、WalterBLAXX「F5041/F5141」向けチップに使用できるようにした。材種は、耐摩耗性と靭性を兼ね備えた超硬母材に、Al2O3コーティングを施している。 ワルターによれば、「コーティングが切削熱の伝導を遮断して超硬母材を保護するため、航空宇宙産業におけるチタン合金の荒加工において、問題を解決し高い生産性を実現する」という。構成刃先の形成を抑えたうえで、確実な摩耗検知も可能にした表面処理も特長に挙げている。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月11日

ノーリツ、16年ぶりに「+do」刷新

 ノーリツは、ガスビルトインコンロ「+do」を16年ぶりにモデルチェンジした。コロナ禍のリフォーム需要の高まりから、コンロと同時に取替えニーズが高いレンジフードと連動する「レンジフード連動機能」を搭載させた。 +doは、2006年に「料理をすることを楽しむ」をコンセプトに東京ガスと共同開発した製品。デザイン性と調理性を両立させ、本格的な料理と料理空間のインテリアを楽しみたい人から長年好評を得ているという。取替え時期を迎えた愛用者から「引き続き『+do』を使用したい」との声が多く寄せられていることから、モデルチェンジに踏み切った。 連動機能付きレンジフードと組み合わせることで、ON/OFFと照明連動が可能に。ステンレス天板、全面ゴトク、上面点火といった「唯一無二のデザイン」は踏襲した。最大4510?`カロリーの本格高火力(13A左バーナー)、「焼く・蒸す・煮る」の本格オーブン料理が楽しめるダッチオーブンも搭載している。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月11日

新東工業、IoTサービス「設備稼働モニタ」

 新東工業は、製造業のデジタル化を支援するIoTサービス「設備稼働モニタ」を発売した。生産設備の稼働状況を見える化する提案で、Webアプリを通じてモニタリングできるようにした。 生産設備の制御装置(PLC)に稼働状況を収集するためのデータコレクタを設置する。新東工業によれば、最短5分で完了できるという。システム構成をシンプルにすることで工事費用を大幅に抑え、中堅・中小企業でも導入しやすい価格帯に設定した。タグ設定に必要な時間は、新東工業製の設備で1?2時間。即日からモニタリングを開始できるうえ、設定は管理者権限でいつでも変えられる。 アプリでは、日・設備別の稼働状況、設備の動作に関わるトレンドグラフ、設備・保全アラームなどの履歴を確認できる。最新データをグラフなどで確かめられるだけでなく、異常発生前にアラームで知らせる機能も備えた。保守点検のタイミングの通知も可能。設備点検・保全作業時の手順や対象部品をスムーズに確認できる点もメリットに挙げている。 アラームの発生と復旧時間の履歴を把握することで、設備課題の早期発見と対策につなげられるのも売り。稼働率向上に向けた改善活動、CO2排出量やエネルギーの削減を促進するサービスとしても提案する。 (2022年1月25日号掲載)

新東工業(株)

2022年02月09日

三協立山、高断熱性能の樹脂窓

 三協立山は、熱貫流率0.79W(窓面積1平方?bあたり)の断熱性能を持った樹脂窓「トリプルスマージュ?U」をラインナップに加えた。LIXILからのOEM供給により4月1日から市場投入する予定だ。 アルミに比べ、熱伝導率が1000分の1の樹脂をフレーム素材に採用した。熱を伝えにくい空気の小部屋をフレームに増やした「多層ホロー構造」で、フレームから熱の出入りを抑制する。同時期に発売する「スマージュ?U」も同じ特徴を備えており、熱貫流率は1.27Wに設計した。 デザインは、内観色に木額緑のようなフレームが際立つ「木調色(チェリー色・オーク色)」と、フレームが空間に溶け込む「ホワイト色」を用意した。引き違い窓、FIX窓、すべり出し窓、たてすべり窓などに加えて、1枚の絵画のように景色を切り取る「すべり出し窓 大開口タイプ」もラインナップした。 資源の循環利用を考慮し、樹脂フレーム内部にリサイクル材を使用。接着剤を使わないため、樹脂フレームとガラスの分離回収が可能な押縁仕様を採用したほか、材料の再生利用に配慮した樹脂ラッピング材を使用している。 (2022年1月25日号掲載)

2022年02月09日

トクラス、無料延長保証の登録開始

 トクラスは同社製「トクラスキッチン ベリー」のユーザーに対しカウンター&シンク部位の保証を10年間に延長する(保証書に記載の免責事項に該当する場合は有料となる)。使用開始から1年以内にインターネットまたは商品同梱の葉書で延長保証を申し込む必要がある(登録料無料)。本体部位は申し込みで保証期間を3年間に延長できる。 (2022年1月25日号掲載)

2022年02月09日

ルネセイコウ、スイング機能で腰の負担を軽減

 「ツイストスツール ラフレシア」は、台座基部の特殊なゴムにより、座った人の上半身の動きに合わせて全方位に約7度スイングする。「軸部分が動くことで、着座時の行動半径が広がるほか、長時間の同一姿勢を回避でき、腰やお尻への負担を軽減できる。テレワークのほか、前傾姿勢のキッチン作業やアイロンがけなどにもオススメ」(同社)。 ガスシリンダーにより座面高さ49.5~68.5センチの範囲で調整でき、机や身長に合わせやすいのも特長だ。 部屋の雰囲気に合わせて選べるようレッド、アイボリー、ブラウン、ブラックの4種のカラーをラインナップする。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月08日

山善(アラミック)、ナノバブルシャワー 「BIRAKU」

 高い節水性能と洗浄効果をあわせもつ、高機能シャワーヘッド。持ち手部分に特殊な機構を搭載することで、ナノサイズの気泡「ナノバブル」を発生させる。毛穴よりも小さいナノバブルが肌や頭皮の奥まで届いて皮脂や汚れを落とし、髪や肌に潤いを与える。 また、独自のステンレス製節水型超精密散水板によって生み出される平均0.3ミリの極細穴径の水流は、水圧を増幅することで洗浄力を保ちつつも最大50%節水し、肌に優しい低刺激で汚れを洗い流す。 シャワーヘッドの中央にあるストップ機能を使えば手元で簡単に止水でき、出しっぱなしを防げる点も嬉しい。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月08日

パナソニック、HCデリバティブ パイプファン

 パナソニックは、パイプファン「FY-08PD9DUHC」を8月に発売する。 同社のパイプファン(換気扇)は壁面が汚れにくく、お手入れがしやすいのが特徴だ。この新製品はこれまで愛用されてきたFY-08PDL9Dと同等の商品性能を有するため、お手入れ性能だけではなく、小型で軽く省エネ、音も非常に静かで使いやすい。 ワンタッチで着脱可能な羽根「ファン・タッチ」が採用され、ルーパーは台所用洗剤で気軽に掃除が可能なPP樹脂製で、日々のお手入れがしやすい。また、同社独自の気密リングが屋内へと逆流する排気を抑え、壁面汚れを低減する。 搭載しているサイレントストリームファンとストリームモーターは、低騒音化と高効率化を実現する。羽根の前縁部をリブ形状にすることで、羽根表面に発生する空気の乱れを抑制し、騒音を低減する。また、磁場解析を活用したステータコアと巻線の最適化に加え、モーター上部の形状を見直すことで空気の流れをスムーズにし、エネルギー損失を防ぎ高効率化するなど、風量アップと低騒音化が随所に見られる。 換気扇は施工当日に購入されることや施主に現場で頼まれて即応するニーズも多く、安心して手に取りやすい工夫も様々なされている。小型軽量なことに加え、2カ所の固定ネジ穴以外にネジ空け可能な薄肉部を設けたり、簡単結線できる着脱可能な速結端子が搭載されていたり、現場にあわせて電源方式(コード式・直結式)を選べるよう電源コードが同梱されているなど、どんな現場にも対応可能な柔軟性が大きな魅力だ。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月08日

東洋ケース、転写シール

 お客様の多種多様な要望ひとつひとつ丁寧に応じることで、他にはない独自の印刷技術を用いて製品化してきた東洋ケース。立体的なメタリックから蒔絵調まで、様々なシーンに合わせた転写シールをOEM製造することが可能という。 水転写や熱転写など様々な転写技術がある中で、同社の製品は独自の転写技術によって、常温で糊とインクを離型紙から剥離することができるため、道具などを一切使わずにシールを圧着可能。絵柄のみを被着体に転写するため、ダイレクトに印刷したような仕上がりとなる。 これまでの技術の備蓄により、被着体や用途に合わせたインクや糊を用意できるのも特徴だ。耐熱性や耐水性があるだけではなく、口に入っても問題のないインクを使用することもできる。また、被着体の素材や形状に合わせて粘着可能なため、産業用機器の名入れや装飾などとして、幅広く利用することができる。 例えば、立体的なシールも通常であればインクを厚くすればするほどひび割れなどのリスクが高くなるが、同社のインクを厚く盛り上げる印刷技術にかかれば、高い耐久性を維持した転写シールの製造が実現可能だ。コップなどの曲面にも、インクの種類や刷り方を工夫することで、簡単に転写が可能なシールを製造することができる。最近だとボールのような球体や半径5?_ほどの細い棒にもシワやヒビなく転写可能なシールも用意している。 試作や小ロット、中ロットから対応可能。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月08日

ロブテックス、ブラインドナットを専用工具なしで取付

 ロブテックス(大阪府東大阪市四条町12-8、TEL.072-980-1111)は2月18日、薄材などにブラインドナットを専用工具なしで取り付けられる製品「ちょっとナッター?U」を発売する。従来品(ちょっとナッター)から本体構造を見直したことで、スチール製ローレットナットだけでなく錆に強いアルミナットやステンレスナットなど、同社の展開する「エビナットECOパック」の全材質に対応できるように。表面に頭が出っ張らないスモールフランジの使用も可能になった。 使用方法は下穴を空けた母材に付属のマンドレルを固定し、六角ナットを締めるだけ。ナッター本体とマンドレル、六角ナット2個、アルミ製エビナット6個がセットになっており、開封してすぐに使用できる。 (2022年2月10日号掲載)

(株)ロブテックス

2022年02月08日