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ウェアラブル端末 多種多様

 1月21日までの3日間、東京ビッグサイトで開かれたウェアラブルEXPOは大変な盛り上がりを見せた。コロナ禍においてリモートワークやオンラインでのやり取りが多くなるなか、これまで手を付けられてこなかった現場業務の効率化にまで意識が向けられている。 ウェアラブル端末代表格のスマートグラス型の端末は、各社が製造・サービスの提供をしているものの様々な問題もある。例えば、機能性を求めると端末が重くなり、端末を軽くすると機能が不足する。そうした問題の解決を目指して開発されたのが、ウエストユニティス(大阪市)の「InfoLinker3」。本端末はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)とNBC(ネックバンドコンピューター)の2つの部分からなる。HMDにはカメラとディスプレイ、骨伝動ヘッドホンを、NBCにはマイクとタッチパネル、バッテリー、スピーカーを搭載する。端末を頭と首元に分散することで、業界初のLTE通信モジュールを内蔵し、大容量のホットスワップバッテリーも搭載することが可能となった。そのため、ポケットWi-Fiの携帯が不要かつ、4~5時間程の使用が可能。休憩時に電池を交換すれば、丸一日の使用にも堪える。今年の夏には英語と中国語に対応予定。 ユニオンツール(東京都品川区)が提供するのはウェアラブル心拍センサ「myBeat心拍センサ」である。小型のセンサを胸に付けることで、心拍や3軸加速度、体表温を測定する。医療機関で使用されるホルター心電計と同等の精度が、装着時に違和感がないほど小さな端末で実現できるのが特徴だ。ストレス状態や寝返りの検知、居住空間の快適性などの分析が可能なため、うつ病や熱中症の事前検知、見守り用の端末などの用途が想定される。 少し変わった視点からの取り組みの製品もある。量子ドットを世界で初めて量産化したQDレーザ(神奈川県川崎市)が開発しているのは「RETISSA Display?U」と「RD2CAM」だ。従来の透過型スマートグラスとは異なり、網膜に直接RGBレーザを照射し、画像や映像をダイレクトに認識できる。そのため、視力やピント位置に依存しない。弱視者や高齢者の視覚支援としてだけではなく、現実の風景に映像を自然と重ね合わせたような新たなAR体験を可能にしてくれそうだ。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月08日

ブラザー工業、名古屋市港区の新倉庫稼動開始

 ブラザー工業はこのほど、名古屋市港区で建設を進めていた新倉庫「港第1倉庫」が完成し、稼働を開始したと発表した。製品や部品の保管需要増が見込まれることから、同社の港工場隣接地に新設。延床面積は1万1861平方mの2階建て、総建設費は約20億円という。 新倉庫にはトラックの荷台高さに合わせたプラットフォームを配備。荷物の積み下ろしをスムーズにすることで、作業の効率化を図る。名古屋港のコンテナヤードや名古屋高速の出入り口にも近く、物流効率の向上や物流費とCO2排出の削減にもつながるとしている。BCP対策として、床面を津波の想定高さよりも80センチ?b高く設定した。 (2022年2月10日号掲載)

ブラザー工業(株)

2022年02月08日

柳瀬、香川県のチップソーメーカーと資本提携

 研磨材メーカーの柳瀬は12月23日、チップソーの製造販売を手がける橋本特殊工業(香川県高松市)と資本提携。同社を完全子会社化した。今後は橋本特殊工業のブランドはそのままに、それぞれの販売網を活用しながら両社ブランドの販売を進める。 1953年設立の橋本特殊工業は「FUJIチップソー」のブランドで知られる超硬合金チップソーメーカー。約70年にわたって「切断」に関する技術を展開してきたノウハウを活かし、チップソーの製造販売や修理を手がけてきた。 金属加工という点では柳瀬と近しい販売ルートを持つが、柳瀬が中小企業ユーザーを得意とするのに対し、橋本特殊工業は大手企業のユーザーを得意としてきたという。「橋本特殊工業は全国的な販売チャンネルがなかったが、今後は柳瀬の商流で商品をPRできる。それぞれの得意ユーザーに互いの商品を薦められる点もメリットが大きい」(柳瀬)。 今後は両社の所有する経営資源やノウハウを結集しながら連携を深め、新たなシナジーを創出。中長期的な目線で企業価値の向上を目指すとしている。 (2022年2月10日号掲載)

柳瀬(株)

2022年02月08日

新富士バーナー、火に親しみ火を学べるトーチ

 炎の総合メーカーとして、安心・安全に使える道具づくりを続けている新富士バーナー。アウトドアブランドの「SOTO」だけでなく、トーチや草焼きバーナーなど燃焼製品で知られる。 同社は炎を身近に感じることの少なくなっている現代に問題意識を持ち、「Hiiku・火育(火に親しみ火を学ぶ)を通じて次世代の環境を創造する」をテーマに、その魅力を伝えていこうとしている。近頃力を入れているのは、防災とアウトドアだ。防災では、災害への意識の高まりから、いざ自分自身が被災したときや何かあったときのために、適所で安全・確実に炎を使う方法を学び、アウトドアでは、大人から子供まで炎を使っていろいろな楽しみ方があることを、キャンプや焚き火などの活動を通して知ってもらうことを目指している。炎は危険というイメージがあるが、正しく使用すれば魅力や活用法にあふれており、より身近な存在として認知してもらおうというものだ。 そうした中で、炎を使って様々な細工作業を行うことができる小型トーチの「RZ-511CR」は、炎でできることの新たな一面を知り、その活用可能性を広げることのできる製品だ。作業に合わせて炎温度を800から1300℃まで無段階に調整できるとともに、極細集中炎は彫金などの工芸やホビーといった細かい作業での使用に最適。スタビライザーとホールド機能を使用すれば、手を放した状態でも使える。燃料充填式のためコンパクトで扱いやすいのも特徴だ。 (2022年2月10日号掲載)

2022年02月08日

DAITO、廃プラ対応炉から高性能タイプ

 DAITO(愛知県瀬戸市原山町145、TEL.0120-21-3136)は、廃プラ対応焼却炉のラインナップに、耐火材式の高性能タイプ「LS?Uモデル」と「LSZモデル」を追加した。1時間あたりの処理能力はいずれも29?s(廃プラ類=12kg)。LSZモデルは大型投入口を備えている。製品名に共通する「L」には、「Luxury(贅沢な)」の意味を込めた。新たに開発したWカットサイクロンを搭載することで、最上級の消煙・集塵能力を持たせた。さらに、新方式のホットエアーとして「炉内に燃焼用の温かい空気を送り込むことで、燃焼効率も格段に上がった」としている。行政から指導があった場合、同社が責任を負う構造基準適合保障が付いている。 (2022年1月25日号掲載)

DAITO(株)

2022年02月07日

リンナイ、無水調理鍋

 リンナイは無水調理鍋「Leggiero」を2月1日に発売する。昇温速度、温度分布ともに優れた高品位アルミ鋳物を採用。一般的な鋳鉄物製にも劣らない調理性能を発揮しつつ、鉄鋳物製の半分以下まで軽量化した。無水調理だけでなく、コンロ上のオーブン風調理にも対応する。 幅広い世代が最新の調理器具に「より簡単に手早く料理ができる」ことを求めているという独自調査も参考に開発した。食材に手早く均等に熱を加えられるだけでなく、本体とふたの隙間に水の膜を作る「ウォーターシール効果」によって鍋内部を密閉状態に保ち、無水調理性能を高めた。 鍋の取り回しや手入れのしやすさにもこだわった。重量は直径18?aのタイプで1・1?`グラムまで軽くした。内側には食材が焦げつきにくいセラミックコート加工を施し、やわらかいスポンジで簡単に汚れを落とせる。グループの専門スタッフが再コーティングするリペアサービス(有料)も用意した。 一部のセンサー付きガスコンロに備わっている「湯わかし」「温度設定」「タイマー」などの機能も活用できる。これらの機能を組み合わせて使うことで、コンロに加熱をまかせられる「おまかせタイマー調理」に対応する。予約制レストラン「HITOTEMA」を主宰する料理家の谷尻直子さんが監修したレシピブック(同梱)では、おまかせ料理タイマーで手間なく簡単に再現できるメニューを紹介している。 (2022年1月25日号掲載)

2022年02月07日

ダイキン工業、個別運転エアコンが省エネ大賞

 ダイキン工業の個別運転エアコン「machi マルチ」が2021年度省エネ大賞製品・ビジネスモデル部門の経済産業大臣賞を受賞した。コロナ禍で増加するオフィスや店舗の個室・小部屋に最適な業務用マルチエアコンとして、日本国内だけでなく、グローバル展開も視野に入れている。 一般的な業務用空調は、小さな空間での使用を想定して設計されておらず、10平方?b以下の小部屋で運転すると消費電力が大きくなってしまうという課題があった。その点を踏まえて、machi マルチは「小部屋での省エネ性強化」「室外機のコンパクト化」「省工事と施工品質の安定化」をコンセプトに開発した。 独自の高効率スイング圧縮機を搭載するなど省エネ施策を組み合わせることで、従来機に比べて約50%の消費電力量削減(小部屋での運転時)を可能にした。小部屋に適した能力で安定した運転ができることから、室内温度の変化が抑制され、サーモON・OFFによる圧縮機の発停回数が30%低減したという。 ファンの徹底的な改良と、熱交換器の冷媒偏流抑制による高効率化で、室外機を大幅にコンパクト化(高さ823?_・重量80?`グラム)した。生産搬入、廃棄など、ライフサイクル全体を通した環境負荷低減も特徴に挙げている。 経済大臣賞は、製品・ビジネスモデル部門の最高賞にあたる。そのほかにも、同部門では、資源エネルギー庁長官賞に情報提供・マネジメントサービス「EneFoucus a」、省エネルギーセンター会長賞に家庭用エアコン「うるさらX(Rシリーズ)」が受賞している。 (2022年1月25日号掲載)

2022年02月07日

フジ矢、底が強い電工用ドラムバッグ

 フジ矢は、工具や資材の持ち運びに適した「迷彩ドラムバッグ」を発売した。電気工事向けに様々な機能を盛り込んで開発。底面に丈夫なEVA材を採用したことで、鋭利な工具を入れても破れず、かつ床を傷つけない仕様とした。 フタを設けたことで、運搬時に工具を雨や落下から保護できる。フタにはゴム製の窓がついているため、バッグの寸法を上回る長物の収納も可能だ。EVA材の底面と側面のスプリングバネにより、バッグの形を崩さずに自立できるのも持ち味のひとつ。取り外しも可能なショルダーベルトには、脚立や単管に吊り下げられるようフックも付いている。 サイズはS(容量約9リットル)・M(同約16リットル)・L(同約28リットル)の3種類を用意。M・Lサイズには、内部に取り外し可能な仕切りも付属する。 (2022年1月25日号掲載)

フジ矢(株)

2022年02月04日

TAKUMI、1t可搬の低床型AGV

 自律搬送ロボットの製造を手掛けるTAKUMI(福岡市中央区)は、可搬重量1?d仕様の搬送ロボット「低床型1tAGV」の販売を開始すると発表した。人手や荷役機器で搬送を行うことが多い建設現場向けに提案。同製品で搬送を自動化し、現場の負担軽減を目指す。 外観寸法は1050×900×160ミリメートル。前後左右に加えて斜め方向への走行やスピンターンが可能で、レイアウトに応じた運用が可能とする。リモコン操作のため作業環境に柔軟に対応できるほか、ユーザーの要望に応じてSLAM(Simultaneous Localization and Mapping:レーザーセンサで周囲の状況を認識し、事前に登録した地図情報と重ね合わせながら搬送する)方式へのカスタマイズにも対応する。 低床型1tAGVについて同社は「今後はニーズの多い建設現場にとどまらず、あらゆるシーンでより多くの資材を運搬できるよう各方面への導入を進めていく」としている。 (2022年1月25日号掲載)

2022年02月04日

キタムラ機械、米国本社を拡張移転

 キタムラ機械(富山県高岡市戸出)は米国現地法人であるKitamura Machinery of U.S.A., Inc(本社・米シカゴ)の事業拡大のため、本社社屋を新社屋へ拡張移転する。営業開始日は今年5月。 新社屋の総面積は約2.8エーカー(約1万4千平方メートル)と現社屋の約3.5倍になる。ロケーションはシカゴ・オヘア国際空港までは約13キロメートルとアクセスも向上する。移転の背景には、2000年から北米での受注が好調で、また昨今のコロナ禍による大規模展示会の相次ぐ中止が続くなか、新社屋でプライベートショーも行えるショールーム機能を拡張し、製品提案機会を増やすことがある。同社はこの移転を機に「全米30を超える代理店とのネットワークをより強固なものにし、事業のさらなる拡大に努めていく」としている。 (2022年1月25日号掲載)

キタムラ機械(株)

2022年02月02日

日東工器、最小・最軽量のジェットタガネ

 日東工器は空気式高速多針タガネ「ジェットタガネ JT-10」を2月初旬より発売する。 ジェットタガネは先端部分の硬鋼線ニードルをエアの力で往復運動させて対象ワークの表面を叩き、剥離作業を行う作業工具。同社では軽量タイプから強力タイプまで幅広いラインナップを揃えているが、今回発売する「JT-10」はシリーズ最小・最軽量タイプ。グリップ径はφ21.5ミリと防振手袋をしていても握りやすい細身で、本体重量はわずか500グラム(エアホース含む)と、作業者の負担を軽減する。 本体はジェットタガネシリーズとしては初となるエア流量の調整機構を搭載。流量調整ツマミを調整するだけでかんたんに打撃力の調整を行える。また先端部の硬鋼線ニードルはφ1.6ミリと細身で、ボルト隅などの局所的な作業や繊細な剥離作業を行える。 ニードル鉄製とステンレス製を用意。ニードル交換は工具不要。セフティバンドの折り曲げ部分を指先で押し込み、ロックリングを緩めるだけと手軽で素早い交換を実現する。 「ダイカストのバリ取り、ワークに傷をつけたくない塗装はがし、サビ落とし、溶接スラグの除去など様々な用途に対応する」(同社)。標準価格は6万円(税別)。 (2022年1月25日号掲載)

日東工器(株)

2022年02月02日

ジェイテクト、機械振興賞で経済産業大臣賞に

 ジェイテクトの小型ギヤスカイビングセンタ「GS200H」はこのほど、機械振興賞(主催:<一社>機械振興協会)で経済産業大臣賞を受賞した。同賞は機械産業技術の発展に寄与した企業や研究機関を表彰するもので、今回で56回目を迎える。 GS200Hの開発は2017年だが、20年には自動車の電動化需要に対応するため、最適な歯形の3D歯車を創成する加工技術を開発し、加工精度を高めていた。加工機側でも曲面加工に対応する制御技術や追従性の高い高精度ユニットを開発するなど高精度化を図っており、「小型で騒音の少ない歯車の高精度加工技術の実用化」や「今後の電気自動車生産への貢献」などが評価され、受賞に至ったという。 受賞に際してジェイテクトは「今後は電気自動車向けにコンパクトかつ高精度なギヤ加工でその普及へ貢献するとともに、自動車以外の業種にもニーズに合ったギヤ加工を提案する」とコメントしている。 (2022年1月25日号掲載)

2022年01月31日

スギノマシン、CO2排出85%削減の真空乾燥機

 スギノマシン(富山県魚津市本江2410、TEL.0765-24-5111)は真空を利用することで金属部品に付着した水分を蒸発させる乾燥機「EVADRY」の新機種「EVADRY EVD-22A」の販売を1月11日に開始した。 真空乾燥のため一般的に用いられるエアブローに比べて消費電力が非常に少なく、CO2の排出量は85.1%削減できる。また、手作業によるエアブローを行う必要がないことや、オートシャッタの搭載によってロボットやガントリーローダを用いたワークの自動搬送が可能なことから、自動化・省人化につながる。小型かつキャスター付。販売価格(税抜)は450万円から。 (2022年1月25日号掲載)

2022年01月31日

ゼネテック「FlexSim」静岡県立大へ

 ゼネテックの取り扱う3Dシミュレーションソフト「FlexSim」が、静岡県立大 の薬学部医薬品情報解析学研究室に導入された。 同研究室では、シミュレーターを利用して病院や薬局における患者の待ち時間の改善を研究するため「FlexSim」を活用する。さらに医療現場の業務を可視化し、定量的に 評価することで、エビデンスに基づく意思決定を可能にするなど、先進的な教育・研究に取り組んでいくという。 近年、患者が複数の薬を服用する際、タイミングの間違いや飲み忘れがないよう、服用する複数の薬を1つの袋にまとめて提供する薬の一包化が進んでいる。一方で、これに対応するには薬剤師の担当業務が増えるため、薬を受け取るまでの患者の待ち時間が長くなる課題がある。 「これらの改善において、薬の一包化に対応するための機器や設備を導入する際、事前にシミュレーションすることで、導入後の運用 効果を高めることが可能で病院・薬局 の経営・業務効率化に役立つ。今回、未来のシナリオを含めて現場の業務を可視化し 、定量的に評価するツールとしてFlexSimが導入されました」(ゼネテック) 静岡県立大学薬学部薬学科講師の古島大資氏は「医療現場の課題解決に向けてFlexSimの導入を決めた要因は2点です。1つ目はプログラミング不要でシミュレーションモデルが作成できることと、シミュレーションモデルが綺麗なことです。医療分野では使いやすさと見せ方が重要です。2つ目は 医療分野の3Dモデルが豊富 に用意されていて、実際の 病院や薬局のレイアウトが簡単に再現でき、人の動線も検証できる機能を評価しました」とソフト導入の決め手を述べている。 (2022年1月25日号掲載)

(株)ゼネテック

2022年01月28日

オリオン機械、大流量向けオイルフリー真空ポンプ

 オリオン機械(長野県須坂市大字幸高246、TEL.026-245-1234)はモーター出力11kW、22kWクラスのオイルフリー真空ポンプ「KCE620/1240F-V(H)W-01」(4機種)の受注を1月5日に始めた。セントラルバキュームシステムに最適な省エネオイルフリー真空ポンプで大流量向け。「排熱を嫌う工場ユーティリティーに最適な水冷モデル」と言う。 従来の空冷式KCE-Fシリーズ(2.2kW?11kW)では応えられなかった大流量(595?1190?/h)に対応。KCE-Fの拡張性やIoT対応、安全設計などは引き継いだ。標準価格は税別352万円(11kW)、683万円(22kW)。 (2022年1月25日号掲載)

オリオン機械(株)

2022年01月28日

フクシマガリレイ、条件記憶できる業務用レンジ

 フクシマガリレイ(大阪市西淀川区竹島2-6-18、TEL.06-6477-2011)は、業務用電子レンジ「SMWシリーズ」を発売した。単相200V仕様「SMW-1902G」(最大出力1900W)と100V仕様「SMW-0801G」(800W)をラインナップ。注文の多いメニューやオリジナル加熱条件を記憶できる。メモリー登録している分量の2倍、3倍の量を加熱するときの手間を省くボタンも採用した。ドア開閉時の耐久性は家庭用電子レンジに比べて3倍高くしたのもポイント。フラット庫内で簡単に掃除でき、着脱式のエアフィルターは水洗いできる。 (2022年1月25日号掲載)

2022年01月28日

長谷川工業、はしご兼用脚立リニューアル

 長谷川工業は、はしご兼用脚立の一部機種を除くほぼ全ての機種を1月18日より順次リニューアル発売する。 使用頻度や環境を想定した3つのシリーズを設定し、カラーリングを分けたことで製品を選びやすくした。グレーの「スタンダードシリーズ」は家庭内やオフィスでの駅作業向けのスペック。赤の「プロシリーズ」は建設現場など毎日の使用を想定。脚部伸縮脚立や階段で使える脚立など現場での実用性が高い製品のラインナップ。黒の「タフシリーズ」はプロシリーズよりさらにハードな建設現場向けで、耐荷重130キログラムと高耐久性を誇る。 いずれのシリーズにも片手で閉じられる「ワンタッチバー」を搭載。片手での折りたたみを可能にし、荷物を持ったままでも作業ができる。 「ワンタッチバーは昨年1 月発売のはしご兼用脚立RAXで初めて搭載し、同年9月発売のブラックレーベルシリーズでは、フィット感や操作性に改良を加えたものを発表したところ、使用された多くのお客様から便利だとご好評いただき、今回リニューアルした全てのはしご兼用脚立に搭載した」(同社) はしご兼用脚立の「RD」スタンダードシリーズ(5サイズ)、はしご兼用伸縮脚立/伸縮脚立「RYZ」プロシリーズ(8サイズ)を皮切りに、1ヶ月毎にラインナップを拡充させていく。 (2022年1月25日号掲載)

長谷川工業(株)

2022年01月26日

川崎重工、PCR検査サービス開始

 川崎重工業は1月14日、東京都世田谷区の代田区民センター内に検体採取ブースを開設し、PCR検査サービスの提供を始めた。同社製ロボットを利用したこの検査サービスは日本政府が進める「PCR等検査無料化事業」として、同社が東京都より認可され実施するもの。 川崎重工の多関節ロボットを用いて、PCR検査の受付から検体採取、検査、結果通知までの一貫した検査サービスを受検者に無料で提供する。同社ロボットによる自動PCR検査サービスは昨年3月から実施。藤田医科大学、関西国際空港(近畿大学・友広会)などで実績がある。オミクロン株の感染が急拡大しており、同社は「安全な形での人の往来の回復を実現し、経済・社会活動の再開と復興に貢献していく」としている。 (2022年1月25日号掲載)

2022年01月26日

永大産業、非住宅向け間仕切り吊り戸

 永大産業(大阪市住之江区平林南2-10-60、TEL.0120-685-110)は、高齢者施設や園舎などの非住宅向けに「セーフケアプラス 大開口間仕切り吊り戸」を発売した。枠外幅6.756?oまで対応。吊り戸の仕様でありながら、開閉性能や走行性能を重視して下レールを設けた。開閉機構には、急な戸当たりによる衝撃音を防ぎ、最後まで静かに閉まる「両側ファインモーション機構」を標準装備している。デザインはフラットなものから、長方形のスリット、丸窓のついたものまで4種類用意した。防犯に考慮し、施錠もできる(マスターキー対応)。間口アイテムは7種類で、枠外の高さはいずれも最大2500mmとした。 (2022年1月25日号掲載)

2022年01月26日

スギノマシン、高圧水部品洗浄機に新機種

 スギノマシンは水を超高圧で噴射し、部品のバリ取り・洗浄を行う高圧水部品洗浄機「JCC」シリーズに新たに2機種の販売を開始した。最高500MPaの高圧水を噴射する「JCC 104 WIDE」と、水中噴射によりワークの内部まで洗浄を行う「JCC 403 U-JET」だ。 省エネパッケージ「JCC-eSmart」を標準搭載し、CNCプログラムで圧力指令の設定やタレットでノズルチェンジを行うことで、洗浄部位ごとに圧力を自由に変更可能。消費電力を従来機と比べて50%以上削減可能。早送り速度が25%、加速度が70%向上。非洗浄時間削減によりサイクルタイムを約30%短縮できる。販売価格(税抜)はそれぞれ2500万円、3000万円から。 (2022年1月10日号掲載)

2022年01月24日

山善、アプリと連携する体重体組成計

 山善は、測定結果をアプリで手軽に管理できる体重体組成計「HCF-60」を発売した。スマートフォンの専用アプリ「WearLog+」と接続して使用し、骨格筋率や内臓脂肪レベルなど15項目を同時に記録できる。 測定項目は、▽体重▽筋肉量▽たんぱく質率▽体脂肪率▽BMI▽体年齢▽基礎代謝?など。なかでも「除脂肪体重指標」と呼ばれるFFMI(Fat Free Mass Index)を測れる点が売り。肥満度ではなく、筋肉量の多さを判断できるため、「体脂肪を減らし終え、筋肉量を増やす段階のアスリートなどに人気の指標」という。 15項目の測定値はすべてアプリ内に自動的に記録され、各値を推移グラフで確かめられる。参考基準値との比較結果も表示することで見やすくした。体脂肪率やFFMIなどの主要数値には目標を設定でき、達成時にアプリで知らせる機能も備えている。WearLog+は、スマートフォン1台につき最大10人まで登録可能。複数ユーザーで使用する場合、各々のスマートフォンに記録できる。 (2022年1月10日号掲載)

2022年01月24日

MOLDINO、さらに深く切込める高送りラジアスミル

 MOLDINO(東京都墨田区両国4-31-11、TEL.03-6890-5102)は一刃送り2mm以上の高送り加工ができる刃先交換式アルファ高送りラジアスミル「TR4F形」(2020年4月発売)にさらに深く切り込める「TR4F5000形」を追加し、12月20日に発売した。ダイカスト金型・樹脂金型・プレス金型の荒加工などに向く。 TR4F4000形のインサートサイズは従来の12タイプから15タイプに拡大した。切りくず排出性を高めたボディ形状で、不等分割方式は切削時のビビり振動を抑制する。税別価格はホルダ6万1820?12万9540円(直径63?125mmの10アイテム)、インサート1780円(5材種・1アイテム)。 (2022年1月10日号掲載)

(株)MOLDINO

2022年01月21日

リンナイ、業務用コンロをモデルチェンジ

 リンナイは、コンパクトで高い耐久性を誇る業務用ガステーブルコンロ「RSB?211シリーズ」を発売した。使い勝手や操作部の表記を改良し、飲食店における調理人の多様化に配慮した。 同シリーズは、限られた厨房スペースにも対応するコンパクトサイズ(「RSB?211SV」=幅542×奥行275×高さ151?_)で、とくに小規模飲食店で使われている。リンナイによれば、業務用ガステーブルコンロ市場は、コロナ禍で拡大したフードデリバリーなど、飲食業態や調理メニューの多様化によって増加傾向にあることから、2020年度の出荷台数は前年度比15%増を記録したという。 モデルチェンジにあたって、鋳物製の全面フラットごとくを採用。鍋やフライパンを左右にスライド移動できるようにした。さらに前面パネルを一新。ステンレスボディのスタイリッシュな外観はそのままに、コンロつまみ部と表記を見直した。「複雑な機能がないため、誰でも簡単に操作できる」としている。 最大ガス消費量や立ち消え安全装置の有無に合わせて5種類をラインナップした。希望小売価格は税込3万3千円から。しる受け、バーナーキャップ、ごとくがそれぞれ取り外せる手入れのしやすさも特長に挙げている。 (2022年1月10日号掲載)

2022年01月21日