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ABB、デンマーク空港にEV充電器供給

 ABBは4月6日、エネルギーグループ企業イービー社と提携しデンマークのコペンハーゲン空港に充電器1350基を今後10年間にわたり供給すると発表した。空港内のEVと1日8万人以上の空港利用者のEVの充電が容易になる。 供給するのは最近発売した世界最速のEV充電器であるTerra360を含む幅広い充電ソリューション。同社は「長期契約の一環として、コペンハーゲン空港が2030年までに運営におけるカーボンニュートラルを達成する上で、ABBの充電インフラは重要な役割を果たすことになる」とする。充電器をスカンジナビアで最も混雑する空港の1つに設置することで、同空港はデンマーク最大のEV充電サイトになる。最初のAC充電器180基とDC急速充電15基が今年設置される予定。 (2022年4月25日号掲載)

2022年05月06日

iCOM技研、協働ロボパレタイザー開発へ

 iCOM技研は、50?`グラム可搬に対応する協働ロボットパレタイザーシステムの開発をスタートした。 近年、業界業種を問わず導入が進められている協働ロボット。一方で最大可搬重量の問題から導入が見送られる現場も少なくない。 「当社が活用しているユニバーサルロボットの協働ロボットは最大可搬重量16?`グラム。 先日出展した2022国際ロボット展では、『箱一つで 20?`グラムあるから』、『ロボットを導入するなら10?`グラムの箱を同時に3つ運べるようにしたい』といった可搬重量に関する要望が多く寄せられた」(同社) こうした重量物運搬作業における協働ロボット導入を可能にするために、同社は人が作業しているスペースに設置可能かつ、50?`グラム可搬が可能で1分間に34サイクル以上移動可能なシステムの開発に着手する。 「開発にはハードとソフト両面からのアプローチが必要。本年8月の完成を目指す」(同社) (2022年4月25日号掲載)

2022年05月06日

YKK AP、撮影セットにアルミ樹脂複合窓採用

 YKK APは、4 月10日からスタートしたドラマ「マイファミリー」(毎週日曜よる9時からTBS系列で放映)に美術協力した。 ドラマの主人公一家である鳴沢家のリビングやダイニングキッチンに、アルミ樹脂複合窓「エピソード?U」の下枠フラットひき違い窓とFIX窓が採用された。下枠フラットひき違い窓は下枠がフラット形状のため、安全性を配慮した開放感あふれる空間をつくり出す。 FIX窓は取り付ける場所や形状を工夫することで眺望や採光を調整するのに適する。23通りもの色の組み合わせが住宅の外観・インテリアのイメージに合わせた選択を可能にする。 ドラマでは大開口の窓から光をたくさん取り込むとともに、空間と調和した窓枠によって、開放感あふれた心地良い空間を演出している。 (2022年4月25日号掲載)

2022年05月06日

アサダのねじ切機がカプセルトイに

 マンションや戸建てなどの建設現場で用いられるねじ切機。水道配管やガス配管などのパイプ接続時に、パイプにねじ切りを施すことができる便利な工具だ。プロの職人向けツールのため一般の人が目にする機会は少ないが、そんなニッチな工具がこのたび、カプセルトイとして発売されることが決まった。 製品化されるのはアサダの代表製品「ねじ切機 BEAVER50」。同製品をそのまま10分の1に縮めたかのようなリアルな見た目で、ダイヘッドやハンマチャック、切粉受皿など細部まで丁寧に再現している。パイプカッタやリーマが動くほか、ハンマチャックやラックハンドルが回せるなど多彩なギミックも搭載した。 実際のねじ切機 BEAVER50は1色のみの展開だが、ミニチュアフィギュアではカラフルな5色展開に。ねじ切機のユーザーはもちろん、馴染みのない人も楽しめる仕上がりとなっている。精巧に作られた手のひらサイズのねじ切機を、手に取ってみてはいかがだろうか。 (2022年4月25日号掲載)

アサダ(株)

2022年05月04日

大型樹脂成形品を均一に5倍発泡

 三恵技研工業(東京都北区)と日本油機(神奈川県相模原市)は共同で大型プラスチック成形品の高倍率・高精細発泡成形技術を開発した。部品の軽量・防音・断熱化につながるため電気自動車(EV)など様々な用途に使われる可能性がある。 発泡剤として窒素ガスや二酸化炭素などを使用する物理発泡法を採用し、600?_メートル角相当のプラスチック成形品(ポリプロピレン)で5倍発泡成形を実現。三恵技研の技術センターは「発泡部品の強度を維持しながら約25%軽量化することが可能」と言う。従来法(化学発泡および物理発泡)に対して比較的低いガス圧で微細発泡成形する、マクセルと京都大学が開発したRIC-FOAM技術をベースに、マクセルの協力のもと三恵技研と日本油機が開発した射出ユニットを芝浦機械が装置として組み立てた。 広い面積でも均一に膨らますことができるのがポイントで、自動車の外装やエンジンのカバーなどの用途が想定される。また防音性能を付加できるため三恵技研は「静かに走行するEVでは運転手はタイヤなどから発生するロードノイズが気になり、それを防ぐことに貢献できそうだ。200×400?_サイズの板を年間100万枚ほど生産できる目途がついた」と話し、自動車・鉄道・家電産業などの部品づくりに協力する考え。 (2022年4月25日号掲載)

2022年05月04日

ブックオフ「捨て方」までデザイン

 ブックオフコーポレーション(神奈川県相模原市)は廃棄物の新たな活用を提案するモノファクトリー(群馬県前橋市)と共同で、不用品の「使い方を創造し、捨て方をデザインする」サービスブランド「REMARKET(リマーケット)」を4月13日まで京王百貨店新宿店6F特設会場に出店した。 会場ではリユースギャラリーを中心に、黒電話やパタパタ時計といった昭和レトロなリユース商品の展示・販売だけでなく、跳び箱や太陽光パネルのアップサイクル品などの展示も行った。脱炭素社会におけるものとの新しい関係性を提案している。 同社の小湊貴治広報担当マネージャーは、ものは捨てるタイミングが確実に来ると念押ししつつも、「出口を考えてものを製造・販売する時代になってきているのではないか」と述べる。その上で、REMARKETの取り組みを「これまで捨てられてきたものに新しい価値をつけて商品化し、捨てる以外の道に気づき、考えるきっかけになれば」という。 4月20日から5月10日まで西武そごう池袋本店にも出店している。 (2022年4月25日号掲載)

2022年05月04日

三菱マテリアル、さらに高能率の高送りラジアスカッタ

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都千代田区丸の内3-2-3、TEL.03-5252-5176)は高送り加工用ラジアスカッタAJXシリーズに刃数を増やしたカッタ本体を追加し、4月1日に発売した。このシリーズは「2段直線切れ刃」+「さらい刃」に高能率加工を実現するインサート式で2002年に発売。 さらなる高能率化の要望に応え、1刃当たりの送りを変えずにテーブル送りを上げることができる超多刃タイプや超々多刃タイプ、また取り付け径63mm、66mmをラインアップに加えた。カッタ本体41アイテム。標準価格は代表型番で税込5万7200?17万500円。 (2022年4月25日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2022年05月02日

ワルター・ジャパン、工具寿命高めた旋削チップ製品群拡充

 ワルター・ジャパンは、昨年11月に発売した「Tiger・tec Gold」 旋削チップの製品レパートリーを拡張。従来の両面使いネガチップに加えて、ポジチップ、片面使いネガチップ および倣い旋削加工システム用チップを追加し4月中旬より発売する。 Tiger・tecGold旋削チップはフィールドテストにおいて、従来製品に比べ平均50%の工具寿命延長を達成。特許出願済みの稠密微細柱状晶多層 MT-TiCN コーティングにより、逃げ面摩耗に対する抜群の耐性を実現するとともに、特別な多層構造により弾性を最適化して靭性を高めている。 加えて稠密AI2O3層により、耐クレーター摩耗性を大幅に向上させた。「コーティングの最外層は明るいゴールド色で、摩耗の視認性がきわめて良好。コーティング後、チップは複数ステージにわたって表面処理され、スムースかつ摩擦の低いすくい面を生み出すとともに、応力状況の最適化により靭性が向上させている」(同社)。 今回追加した3種類のチップ材種および 21 種類のチップブレーカーによって製品ラインナップは1100以上に拡張される。これには、切りくず処理を改善する特別なポジブレーカーおよび大型ワーク向け重荒加工用ブレーカーなど新開発のチップブレーカーも含まれる。 (2022年4月25日号掲載)

2022年05月02日

立川ブラインド工業、窓周りの断熱性高めるスクリーン

 立川ブラインド工業(東京都港区三田3-1-12、TEL.0120-937-958)は、プリーツスクリーン「ペルレ ダブル」「ホームタコス ペルレ ダブル」、ハニカムスクリーン「ブレア ペア」を5月2日に発売する。 「ペレル ダブル」は25mm幅にプリーツしたドレープ生地とレース生地を前後に配置。二重構造により窓周りの断熱性を高めるとともに、カーテン感覚で生地の使い分けができる。たたみ込み寸法が小さいため、近年増えている大開口の掃き出し窓にも対応する。リモコンやスイッチで電動操作可能な「ホームタコス ペルレ ダブル」は手の届かない高窓などに適し、市販のスマートリモコンと組み合わせることで、スマートフォンからの操作も可能。参考価格(税別)は6万5600円と12万8400円。 ハニカムスクリーン「ブレア ペア」はその構造から高い断熱性を実現。生地の内側に昇降コードを通すなどデザイン性にもこだわる。ハニカム生地とプリーツ生地を上下に組み合わせることで、生地分量の調節で調光可能。参考価格(税別)は11万4200円。 (2022年4月25日号掲載)

2022年05月02日

ヤマザキマザック、重切削能力高めた立形MC

 ヤマザキマザックは4月12日、従来機種より重切削能力を高めた立形マシニングセンタ「VCN-460/VCN-600」の販売を開始した。 VCN-460はY軸ストローク460?_(従来機430?_)、テーブル奥行き460?_(同430?_)、VCN-600はY軸ストローク600?_(同530?_)、テーブル奥行き600?_(同550?_)と、両機種とも従来機と比べ大きなワークの積載が可能。毎分1万2000回転の高トルク主軸の採用によって重切削能力を高め、従来機と比べ切削能力を約50%向上させた。オプションの高速主軸(毎分1万8000回転)を採用すれば、アルミや金型の加工における効率や精度を向上できる。 CNC装置は最新の「MAZATROL SmoothEz」と「MAZATROL SmoothG」からニーズに合わせて選択可能。X・Y・Zの各移動軸に高性能なグリース潤滑システムを採用したことで潤滑油の消費量を年間最大46%削減できるほか、インバータ制御のチラーユニットの搭載により、チラーユニットの年間消費電力を最大30%低減できる。 標準価格はVCN-460が1510万円、VCN-600が1760万円(税別)。両機種合わせて年間400台の販売を目指す。 (2022年4月25日号掲載)

ヤマザキ マザック(株)

2022年04月29日

THK、製品ラインナップを拡充

 THKはクロスローラーリングとミニチュアボールねじのラインナップを拡充。4月より販売開始した。 クロスローラーリングは工作機械、産業用ロボットをはじめ、高剛性、高精度な回転運動を必要とする装置の旋回軸受として広く採用されている。内外輪の間に円筒ころ(ローラー)がスペーサリテーナを介して交互に直交配列されているため、あらゆる方向の荷重(ラジアル荷重、アキシアル荷重、モーメント荷重)を負荷することができ、なおかつ高い回転精度が得られる。 「近年の産業機械市場では、装置の高剛性化が一層の高まりを見せている。当社は旋回軸受の高剛性ニーズを追随すべく、内部構造を高剛性化に適した設計にし既存製品と寸法互換性を持たせた高性能なラインナップとして高剛性シリーズ『RB-H/RE-H/RU-H形』を新たに追加した」(同社) 製品ラインナップは、「RB-H形」が軸径Φ50~700の42形番、「RE-H形」が軸径Φ50~600の41形番、「RU-H形」が軸径 Φ35~350の8形番と、計91形番を展開する。 「ミニチュアボールねじ」は軸径Φ16以下の小径サイズのボールねじの総称。これまでも小型装置向けとして幅広い用途に用いられている。 「昨今、ボールねじを取り巻く環境は大きく変化し、特に半導体製造装置、電子部品実装機、医療関連装置向けに小径ボールねじの需要が拡大しており、標準化を望む声が多く寄せられている」(THK) こうしたニーズに対し、ねじ軸径 Φ6~14の5種類とリード1~10?_の9種類、ねじ軸径とリードの組合せで計21形番をカタログ標準品として新たにラインナップした。 (2022年4月25日号掲載)

THK(株)

2022年04月29日

山善、水洗いできるサーキュレーター

 山善(大阪市西区立売堀2-3-16、TEL.06-6534-3095)は工具不要で前面ガード、羽根、背面ガードが簡単に取り外せて、水洗いができる「洗えるサーキュレーターシリーズ」を全国の家電量販店、ホームセンター並びに同社が出店・運営するインターネット通販「くらしのeショップ」などで4月中旬から順次発売している。 冷暖房や部屋干し、換気の効率化ができるとしてサーキュレーターは年間を通じて需要が高まる一方、床に近い位置で使用することが多いためホコリで汚れやすい。そこで同社は洗えるシリーズとしてすでに販売中のノーマルタイプ「YAR-DDW151」にノーマルタイプ2機種(風量調節10段階)、リビングタイプ2機種(8、3段階)を加えた計5機種を用意。価格はオープン。 (2022年4月25日号掲載)

2022年04月29日

ナカトミ、スポットクーラーと除湿機新製品続々

 夏の生産現場における大敵、熱中症。その危険性は言わずもがなだが、現場にあった機器を導入しなければ思うような効果が上がらないのが難しいところ。そんな悩める担当者を面で支援すべく、ナカトミが今夏に向けた多数の新製品を市場投入している。 スポットクーラーに追加されたのは、ノンドレン・冷暖房両用・大型・拡散送風型・小型DCなどバラエティ豊かな機種。例えばスポットクーラー「SAC-2500DL」は、ドレン水を蒸発させることでタンクの水を捨てる手間を省くことのできるノンドレン方式を採用している。「相対湿度90%の環境下でもほぼ水が発生しない」といい、導入すれば排水作業に煩わされることはなくなりそうだ。 拡散送風クーラー「PFC-3」はその名の通り、従来のスポットクーラーより広範囲に冷風を届けられる機種。プロペラファンと自動首振り機能の相乗効果で、冷たい風を広がるように送り出す。強風と冷風を兼ね備えた大風量スポットクーラー「BSC-10N」も取りそろえており、大型の倉庫や工場、コンテナ・トラックの積み下ろし作業など、環境改善が難しい現場もカバー可能だ。夏は冷房として、冬は補助暖房として使える冷暖房仕様のスポットエアコン「N410-HC」など、オールシーズン使える製品もラインナップに追加した。 一方で現場では、フォークリフトなど作業車両のオペレーターの熱中症対策も重要になる。こうした需要をフォローする新製品が、小型DCクーラー「SDC-033/034」。作業車両にマグネットで手軽に取付でき、DCコンプレッサーを搭載しつつも本体サイズを最小化した。電源は車両側のバッテリーに直接接続。エンジン式車両用と電気式車両用の2種類を取りそろえている。 と、ここまでスポットクーラーを中心に新製品を紹介してきたが、同社は除湿機による快適な作業環境づくりにも目を向けている。夏場は湿度が10%上がるごとに体感温度がおよそ1度上がるとされる。現場の作業効率的な観点からも、湿度は配慮すべき要素の1つであることは間違いないだろう。 新たに上市した除湿機「DM-15C」は、湿度制御により30%~90%の範囲内を5%刻みで細かく調整できる製品。湿度制御モードと連続モードの切り替えが可能で、設定温度に達すると自動でコンプレッサを止め、電気代を節約できる。大型ドレンタンクにより排水作業を減らせるほか、付属のドレンホースを使った直接排水にも対応する。 一方、同じ除湿機でも単相100Vで最大クラスの除湿能力を誇るのが、「DM-22」だ。こちらもDM?15C同様大型ドレンタンクを備え、排水の手間が少ない。自動霜取装置や各種安全装置もしっかりと配備。様々な需要に対応する多彩な新製品で、現場の暑さ対策を幅広く支援する。 (2022年4月25日号掲載)

2022年04月29日

長谷川工業、公道走行可能な新型電動キックボード

 長谷川工業は4月13日、新型電動キックボードの発表会を大阪市内で行った。 お披露目された「KS5 PRO」は日本国内での公道走行を念頭に置き、長谷川工業と中国・YADEA(ヤディア)社が共同開発したもの。YADEAは2001年創業の電動モビリティメーカー。電動バイク・電動自転車、電動キックボードなどの開発・製造を行っており、世界80 か国以上に電動モビリティを販売。4年連続(2017~2020年)販売台数世界一を達成している。 共同開発に当たり特にこだわったのは「安全面」。昨今、多数の電動モビリティメーカーが林立しているが、「日本特有の交通ルール・交通事情に即した製品開発に前向きに対応してくれたのがYADEAだった。『KS5 PRO』は当社が千葉・大阪において実施中の電動キックボード実証実験で得た知見をフィードバックしたモデル。ユーザーが安心してお使いいただける車体にした」(同社)。 道路運送車両法に適合した保安部品の装着はもちろん、フロントフォークには正立サスペンションを搭載。路肩などギャップの多い場所も安全に走行できる。またフロントにはドラム式、リアには雨天でも制動性能を発揮できるディスクブレーキと電動ブレーキを標準装備している。 バッテリーは7.5時間の充電でおよそ60?`の走行が可能。走行モードは6?`、15?`、35?`の3モードに設定でき、最高速度は35?`。最大荷重110?`グラム、車体重量は21.2?`グラムでフロント部分は折りたたみできるためクルマや集合住宅などへの持ち運びも簡単に行える。 販売予定価格は18万2600円。すでにクラウドファンディングサービスの「Makuake」で先行販売を開始しており、いまなら最大40%オフでの購入も可能だ。 (2022年4月25日号掲載)

長谷川工業(株)

2022年04月27日

岩崎電気、85%節電の高効率LED道路灯

 岩崎電気(東京都中央区東日本橋1-1-7、TEL.03-5846-9034)は、LED道路灯「LEDioc ROAD」をフルモデルチェンジし、4月1日に発売した。国土交通省が2015年に改定・公表した「LED道路・トンネル照明導入ガイドライン(案)」の設計条件を全て満たすLED道路灯シリーズ。 独自の配光制御技術により業界最高水準の固有エネルギー消費効率を達成。水銀ランプ700W比で約85%、従来モデルと比べても約22%節電。公衆街路灯Aの場合の契約種別が従来モデルより1ランク低い電灯料金区分に適合。さらなる電気料金の削減を見込む。 また、2および3車線道路における千鳥配置に適した「広幅員連続照明」の配光を追加。4つの配光タイプ(連続照明、交差点照明、広幅員連続照明、自動車専用道照明)と明るさ(光束)の組合せで合計17タイプをラインアップする。 灯具のLED収納部は保護等級IP65、電源ユニット別置形の別置電源ユニットは保護等級IP67に対応。近年増加する激甚災害を受け、防塵・防水性能も向上した。 (2022年4月25日号掲載)

2022年04月27日

MOLDINO、高硬度材加工用材種

 MOLDINO(東京都墨田区両国4-31-11、TEL.03-6890-5102)は荒加工用工具アルファ高送りラジアスミル「TD4N」に高硬度材加工用材種「JP4105」(1アイテム)を追加し、3月22日に発売した。削り残しを低減する工具形状をもつTD4Nは両面4コーナーが使え、金型の荒加工などで好評を博しているという。 JP4105はプレス・鋳造・ダイカスト金型などで50HRC以上の荒加工に向く。工具寿命は従来品(M級)の約1.3倍。削り残し量を従来の0.5mmから0.2mm以下に低減することで次工程工具の負荷を最大で40%削減するという。価格は税別で1600円。 (2022年4月10日号掲載)

(株)MOLDINO

2022年04月25日

日工会が創立70周年式典

 (一社)日本工作機械工業会は3月18日、創立70周年記念式典を東京・千代田のホテルニューオータニ東京で開き、会員企業などから約150人が出席した。日工会は1951年12月に任意団体として発足し、78年に社団法人に、2012年に一般社団法人になった。稲葉善治会長(ファナック会長)は「日本の工作機械供給力は82年に世界一になったが、08年のリーマンショック、11年の東日本大震災など苦境を経験した。近年は米中貿易摩擦やコロナによるパンデミックの影響を受けたが、受注水準はリーマンショック直前レベルまで回復した」とこれまでの歩みを振り返った。今後力を入れる取り組みとして5軸・複合・知能化、自動化、AMの開発/カーボンニュートラルへの対応/IoTやAIなど自動化システムを実現するデジタル/サプライチェーンを強化するレジリエンスを掲げた。 創立以来の会員20社をはじめ業界の発展に尽力した会員メーカーの幹部や学識経験者、事務局職員らに表彰状・感謝状・記念品を贈った。 (2022年4月10日号掲載)

2022年04月25日

キャステム、世界最小17万分の1スケールの福山城?

 その城、全長わずか0.2ミリメートル?。おそらく世界最小と思われる福山城を、このほどキャステム(広島県福山市)が製作した。0.2ミリメートルと言っても想像しづらいかもしれないが、日本人の髪の毛の直径がおよそ0.1ミリメートル。同社が作ったこの城が、いかに小さいものかがイメージいただけるだろう。 実物の17万分の1スケールの福山城の製作を可能にしたのが、同社が京都先端科学大学と共同研究を進める超微細3Dプリントサービスだ。積層2光子重合の3D造形技術とサブミクロンの分解能をもつIP樹脂を用いることで、従来製法では不可能だった形状や精度の製品製造を可能にするという。 ちなみにこの小さな福山城は、今年8月に築城400年を迎える福山城を盛り上げるために製作されたもの。3月28日に福山市に寄贈された。 (2022年4月10日号掲載)

2022年04月22日

寺岡精工、ショールームのロジスエリア刷新

 寺岡精工(東京都太田区)は4月1日、東京都大田区のショールーム「テラオカ・エクスペリエンス・ショールーム」のロジスティクスエリアをリニューアルした。物流業界における人手不足が深刻化するなか、「 “ハカル”からはじまる物流改革」をテーマに製品力・提案力を強化。物流・製造工程の改善に効果的なソリューションの提供を図る。 展示するのは、近日発売の「自律走行式ピッキングカート(AMR)」や、自動採寸計量器「SMART QBING」のバージョンアップモデルなど最新の約50製品。入荷・入庫・製造・出庫・出荷の各工程を改善する製品をフルラインアップで見せ、フロアを回ることで入荷・ピッキング・仕分けなど庫内業務フローを順に実機で体験できるレイアウトにしている。「実際の物流現場をイメージさせるショールームで、寺岡精工の総合物流ソリューションを一貫して提案する」(同社)という。 なお、利用にはhttps://www.teraokaseiko.com/jp/l/logistics/showroom/から事前予約が必要。 (2022年4月10日号掲載)

2022年04月22日

アイトスマシナリー、廃プラ焼却時のCO2 最大37%削減

 アイトスマシナリーは、プラスチック資源循環促進法が4月1日より施行されるなど、プラスチック製品に対する風当たりは強まる中、プラ製品焼却時のCO2排出量を削減する添加剤「GREEN NANO(グリーンナノ)」で、少しでもプラ製品を使用する上での環境負荷を減らすことを推進している。   国内のプラスチックリサイクルの大部分(約57%)を占めるサーマルリサイクルと単純焼却から排出される年間CO2排出量は1600万?dにも及ぶ(〈一社〉プラスチック循環利用協会調べ)。グリーンナノは廃プラを焼却する際の炭化反応を促進することで、大気中にCO2を放出する代わりに、炭素を閉じ込めた残渣(灰)を多く排出する。いつも使っているプラスチック原料に少量(1?3%)加えるだけでよく、「プラスチックの見た目の良さ、加工のしやすさを活かしながら、省エネ、カーボンニュートラルに貢献できる」(伊藤崇行事業部長)。同社の調査によるCO2削減効果の最大値は、ゴミ袋用PEフィルムで31.4%、化粧品ボトルで37・8%と驚きの削減効果だ。 (2022年4月10日号掲載)

2022年04月22日

シーメンス、米宇宙開発企業へデジタル開発基盤を納入

 宇宙における低周回軌道での事業開発にむけた輸送インフラを創造・構築するシエラスペースは、次世代デジタルエンジニアリング・プラットフォームの基盤として、シーメンスのXceleratorを導入した。 Xceleratorはシーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのポートフォリオ全体を組み込み情報技術、オペレーション技術、エンジニアリング技術の環境を統合したプラットフォーム。MindSphereや、Mentor、Mendixなどを組み合わせると、既存のデータ・システムとネットワーク・システムを簡単に構築、統合、拡張できる。 シエラスペースは、エンジニアリングから製造、持続可能性に至る完全なデジタル環境の確立による将来の宇宙輸送、商業的宇宙目的地およびインフラ開発に加え、商業宇宙での経済活動を活性化させ、活用しやすいものにするための技術創出を行っている。 「シエラスペースは、地球上の生命にとってメリットとなる次のブレークスルー・イノベーションを引き起こすプラットフォームを宇宙空間に構築している。当社の革新的な宇宙プラットフォームの開発には、シーメンスと共同で構築した次世代デジタル・エンジニアリング環境が利用されている。これにより宇宙輸送、宇宙目的地、宇宙アプリケーションをはじめ、あらゆる側面を一つの大きなエコシステムに統合する当社独自の宇宙プラットフォーム開発がより一層加速される。」(シエラスペースのトム・バイスCEO) なお、シエラスペースが活用する再利用可能な有翼民間宇宙船「ドリームチェイサー」にもXceleratorプラットフォームをベースとした開発が進められている。 シーメンスのトニー・へミルガンCEOは「宇宙へのアクセスを民間に提供するというシエラスペースは、テクノロジー戦略の中核に世界で最も大きなデジタルツイン・テクノロジーを置いている。こうした宇宙分野のパイオニア企業が真のイノベーションを実現するためのプラットフォームとしてXceleratorが選ばれたのは光栄」と語っている。 (2022年4月10日号掲載)

2022年04月22日

オートストア、垂直リフト新モデル

 自動倉庫システムを手がけるオートストア(日本法人:オートストアシステム)は、柔軟な倉庫レイアウトと物流施設コストを低減する「Bin Lift2.0」を発表した。 同製品は自動倉庫システム用の垂直リフト。従来モデルからローラー、トラック、モーター、電子機器などを大幅に刷新し、システム統合や設置をより簡単に行えるようにした。また、オートストアスイングポートとの組み合わせによるグリッド拡張で、別の自動倉庫フロアからのオーダーピッキングも可能にする。 「BIN Lift2.0は倉庫内のスペースをより柔軟に活用し、Bin(コンテナ)の到達範囲を拡大できるため、必要な床面積やコストの削減が可能になる。また働きやすさと生産性向上を両立するため、従来製品より騒音レベルを10分の1にし、オペレータの負担を低減する」(同社チーフプロダクトオフィサー:カルロス・フェルナンデス氏)  (2022年4月10日号掲載)

2022年04月22日

タカラスタンダード「横浜トレーニングベース」開設

 タカラスタンダードは今後のリフォーム需要増に向け、施工力増強・確保を目的としたエンジニア育成拠点「横浜トレーニングベース」を4月に新設した。 同社独自の「高品位ホーロー」によるキッチンや浴室のホーロー壁パネルは、現場でサイズに合わせた加工などを行うため、製品に対する特有の知識や施工技術が必要とされる。そのため、商品の設置は同社が独自認定した施工士が行っている。 「当社では認定工事店施工士を、プロ意識の高い技術者と位置付け『エンジニア』と呼んでいる。これまでは各事業所が実施する研修を受講してもらい、商品および設置についての知識が基準を満たした方をエンジニアとして認定してきた。しかし、増加するリフォーム需要への対応するため、専用の研修施設『横浜トレーニングベース』を設置し、短期集中で学べる研修コースを立ち上げた」(同社) 今回新たに「商品設置」14コース、下見管理3コースの全17コースを設定。また木造造住宅に多い在来工法や2×4工法といった建築方法を想定したシステムバス什器も準備した。「現場ごとに異なる構造や条件にも柔軟に対応できるよう、多数のパターンの組み立て実習を経験できる」(同社)。 (2022年4月10日号掲載)

タカラスタンダード(株)

2022年04月22日

厚地鉄工、エアブラスト機の噴射力を向上

 厚地鉄工(大阪府門真市)はこのほど、エアブラストマシンの新製品「ACR-Fシリーズ」を販売開始した。ベストセラー機として定評のある「AC・ACRシリーズ」のパワーをさらに向上。大型バルブの採用によって噴射力を大幅に高めた一方、フェザータッチリモコンを備え、噴出・停止の切替も素早く行える。ブラストクリーニングや梨地加工、バリ取りなどの用途に向くという。 加えて同社は現場向けに、エジェクター方式回収機「AH3B分離式」の提案も強化している。同製品は研掃・回収・集塵・選別・供給などの機能をコンパクトに集約した機種。その名の通り構造を簡単に分離することができ、運搬や設置に手間がかからない。 エジェクター真空発生装置により研削材・粉塵を回収し、風選によって選別された清浄な研削材がホッパータンクに送られることで、装置下部のブラスト機に研削材を供給。研削材を再利用できるため、ブラストコストの低減が可能という。 (2022年4月10日号掲載)

厚地鉄工(株)

2022年04月20日