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ESR「日本最大」の物流施設プロジェクト着工

 物流施設開発を手掛けるESR(代表取締役:スチュアート・ギブソン)はこのほど、兵庫県川西市に開発する巨大物流施設「ESR川西ディストリビューションセンター(川西DC)」の1期工事に着工した。  同施設の総敷地面積は甲子園球場13個分に相当する50万5281平方?bで、同社によれば「日本最大」の物流施設プロジェクト。2期4棟の物流施設から成り、着工済みの「川西DC2」は2025年3月の竣工、今年10月に着工する「川西DC1」は25年5月の竣工を予定している。なお、1期の総投資額は502憶円という。 川西DCが位置するのは新名神高速道路の「川西IC」から3.9?`地点。関西圏に加えて西日本エリアをカバーし、大阪中心市街地から北部、神戸市など阪神間のラストワンマイルにも対応する。川西DC1・2ともに充分な床荷重や柱ピッチを確保し、最小区画は約1000坪とするなど物流効率化を促進。自動倉庫など事業者の様々な需要に応える汎用性を持たせる。 同社のスチュアート・ギブソン代表は「川西DCは関西の物流施設需要の高まりに応え、グローバルでも重要な物流ハブになる。日本の物流業界で最大の敷地面積を誇り、ESRが威信をかけて挑戦するプロジェクト」とコメントしている。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月29日

フルタ電機、フォローウィンドFW43

 フルタ電機が発売したフォローウィンドFW43シリーズは、一年間の電気代を8万4105円、CO2を2444?`削減(FW43Cと従来機の比較)できるとして注目を集めている。風速1?bの風を35?b先まで150Wで届けられ、52?と静かなのも特徴の一つだ。 溶接工程で発生するヒュームを回収装置に誘導したり、自動車整備工場などで排ガスを排気装置に送風するのに重宝するほか、鋳物やアルミダイキャスト製品の冷却や塗装品、建材・紙製品の乾燥まで幅広く使用できる。また仰角90度の送風が可能なため、鋳鍛造や高温高熱作業での高温の空気を真上に送風し、屋上扇から排出することも可能だ。 また耐圧防爆モータ搭載の同3EPCでは、石油化学系工場や塗装工程など爆発性ガスが発生しうる環境でも使用可能だ。工場電気設備防爆方針におけるゾーン1、2に対応する。 環境負荷を評価する手法であるLCAでFW43Cを1年間使用した際の従来機との比較を行ったところ地球温暖化を89%削減、エネルギー消費も89%削減出来た。 (2023年9月30日号掲載)

2023年09月29日

ニデックマシンツール、大型加工機そろえた内覧会

 ニデックマシンツールは9月20日、滋賀県栗東市の本社で大型加工機の内覧会を開催した。第2工作機械工場内のショールームには門形マシニングセンタ(MC)や門形五面加工機がずらりと並び、来場者は迫力に驚いている様子だった。実演加工のほか、機械操作を簡単にする独自のインターフェース「Nidec Navi」が紹介された。 メインとなったのは今年2月に発売した門形MC「MV12Bx?U」だ。「あらゆる産業のあらゆる加工に対応するコンパクトマシン」がコンセプトで、同じくニデックグループのニデックオーケーケー(OKK)との共同開発。OKKの立形MCをベースにし、ニデックマシンツールの技術で機械の剛性を担保しつつ50番主軸を搭載した。共同開発により開発期間は通常の半分以下に縮まったという。主軸は高速加工にも対応する最高毎分7000回転だが、一方で主軸・潤滑系統をすべてグリス化。メンテナンスは約半年に一度専用グリスカートリッジを交換するだけで済み、現場の負担を軽減する。 同機の設置スペースは5800?_×3460?_とコンパクトだが、テーブルサイズは1600?_×1300?_と面積効率に優れる。各軸の早送り速度はX軸は毎分48?b、Y・Z軸は同32?bと「クラス最高レベル」(同社)で、非切削時間の削減にもつながる。会場ではS45Cをφ125の8枚刃フライスで削る重切削デモ(主軸回転数:毎分636回転、送り速度:毎分1017?_、切込み:4?_)も披露した。 Nidec Naviの紹介も行われた。ファナックのNCをベースに操作性を高めた独自のインターフェースで、プログラム作成や段取りが難しい五面加工機でも、加工までの一連の作業をわかりやすくする。「ランチャー画面」から工具設定やプログラム作成などの各画面に直感的に遷移でき、画面上の説明やグラフィックイメージに従って初心者でも簡単に作業が可能だ。あらかじめ登録した手順書を呼び出したり、復旧作業を素早く行うこともできる。「これなら性別や年齢によらず誰でも使いやすい」(同社)という。 (2023年9月30日号掲載)

2023年09月29日

中村留精密工業、新製品を相次ぎ投入

 中村留精密工業はこのほど新製品を相次ぎ発売した。CNC複合旋盤「SC-200?UL」は、コンパクトなサイズながら従来の8インチクラスの機械以上に広い加工エリアを持つという、SC-200?Uの特長を継承した8インチシングルタレット機。SC-200?ULではさらにロングヘッドを採用し、芯間を伸ばすことで長尺ワークに対応できるようにした。 R側主軸の「又兵衛」を搭載できるため、背面加工により素材から完成品までを1台で加工できる。角スライドを採用した剛性の高いスラントベッドは重切削や高精度加工にも対応し、加工精度や経時変化への要求にも応える。最大加工径はφ390で、ツール旋回径はφ620。標準価格は税抜2350万円。 一方、同じく新製品の「コンパクトローダ?servo」は、機内で素材供給と完成品の取り出しを行う搬送装置。標準機と機械高さが変わらないという従来のコンパクトローダ?の特長を踏襲しつつ、全軸をサーボモータ駆動とすることで繰り返し位置決め精度をガントリーローダーと同等まで高めた。ティーチングポイントを細かく設定可能で、段取り性能が向上する。搬送速度も従来より高めた。 コンパクトローダ?servoの対応機種はATC型複合加工機「MX-100」。標準価格は税抜427万円。 コンパクトローダ?servoを搭載したMX-100 (2023年9月30日号掲載)

中村留精密工業(株)

2023年09月29日

岩崎電気、促進耐候性試験装置を刷新

 岩崎電気は9月15日まで東京ビッグサイトで開催された「第17回総合試験機器展」で、10月1日発売の促進耐候性試験装置(ウェザーメーター)2機種「アイ スーパーキセノンテスター XER-W85」「アイ スーパーUVテスター SUV-W171」を初めて公開した。 促進耐候性試験装置は、新たな製品や素材の開発段階に寿命や経年劣化状況を想定または確認するためのもの。数年単位での屋外暴露試験に相当する屋外環境因子(太陽光、温度、湿度、降雨)を人工的に作り出すことで、短期間で製品・素材の変化を試験・評価できる。 新機種XER-W85は太陽光に近似した分光エネルギー分布を持つキセノンランプ式を採用したモデルで、照度、温度、湿度変化による幅広い試験条件に対応できる点が特長。設計から見直すことで従来製品よりも約28%サイズダウンするとともに、温湿度制御を最適化し消費電力を約10%削減した。加えて、温度コントロールに使用する冷媒をR-404AからR-449Aへと見直すことでGWP値(地球温暖化係数)も67%削減(GWP1282)した。 リニューアルのSUV-W171は、屋外暴露10年分を約1000時間(約42日)で再現できる紫外線ランプ方式。現行装置と比べ装置サイズを5%縮小させながらも、有効照射面積を20%拡大し、照射面積内の照射均斉度も向上させたため、より多くのテストピースを均一に試験できるようになった。XER-W85と同様に設計を最適化することで、エネルギー使用量を20%削減。加えて、装置内蔵のチラーをなくすことでフロンレスとし、環境負荷軽減と管理の簡便化を実現した。 今後について同社・上席執行役員の上原純男 光・環境事業部長は「多品種少量化が進む中で、素材や製品の開発速度が上がっており、促進耐候性試験装置の需要は高まっていくとみている」とし、従来機種からの置き換えなどに期待を寄せる。 (2023年9月30日号掲載)

2023年09月29日

ユニバーサルロボ、トレーニング講座の受講者20万人突破

 ユニバーサルロボット (UR、本社デンマーク)は8月31日、同社製協働ロボットのユーザーや導入検討者を対象にしたロボットトレーニング講座「URアカデミー」の受講者数が世界で累計20万人を突破したと発表した。この講座は2016年から119のトレーニングセンターで実施し、無料のeラーニングのほかURや認定トレーニングパートナーが提供する対面式またはバーチャルでの認定トレーニングで構成する。 同社のURアカデミーおよび教育担当のグローバル・ヘッド ミッケル・ヴァール氏は「当社はあらゆる人があらゆる場所で自動化を実現する手助けとなることを使命とする会社。そのために重要なのはロボットユーザーに協働ロボットの可能性を最大限に引き出すのに必要なスキルを身につけることができる、質の高いトレーニングを提供すること」と言う。日本のトレーニングセンターは東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫の全9カ所。 (2023年9月30日号掲載)

2023年09月29日

国際物流総合展に4万5千人

 9月15日までの3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で「国際物流総合展2023 第3回INNOBATION EXPO」(主催=〈公社〉日本ロジスティクスシステム協会ら7団体)が開催された。会期中には前回展(1万7841人)を大きく上回る4万4640人が来場するなど大きな賑わいを見せた。特に、物流の「2024年問題」を来年に控え、自動化・省人化に寄与する製品への関心の高さが窺えた。  会場で最も注目を集めたのは自動倉庫システムだろう。各社が実機と共に柔軟性の高さや導入のしやすさをアピールしたが、中でもラピュタロボティクスが初めて披露した自動倉庫「ラピュタASRS」には人だかりができた。同社の強みである群制御技術を応用し、300台以上の搬送ロボットとエレベーターを協調制御し、保管だけでなく仕分けや荷合わせも可能なシステムへと仕上げた。一般的に自動倉庫の構造部分には金属部材が使われるが、同製品は柱と板、土台に強化プラスチックを採用。3つの部品はねじやボルトを用いずに簡単に組み上げることができる。土台には免振ゴム(積層ゴム)を用いているため、足場やアンカーを設置することなく施工可能。「倉庫や事業の変化に合わせてレイアウトや規模を簡単に変更できる」(同社) 「もはや自動倉庫」との声も聞こえたのがGeek+の「PopPick」。昨年発表した棚搬送システムの大規模なデモ展示(13台の棚とステーション2台)を行った。一般な棚搬送システムと同様だが、棚の高さを3.9?bに巨大化、ビン(籠)の間を20?_に抑えることで、1つの棚に対しビンの数を60個まで拡大。大規模なステーション機能と組み合わせる事で、柔軟性の高い棚搬送システムの特長はそのままに保管効率を大幅に高めた。 トヨタ紡織などからも出資を受けるCUEBUSは、世界で初めてリニアモータを活用した自動倉庫を披露。リニアモータとセンサを内蔵したタイルを床に敷き、その上に荷物を乗せるための四角いトレーを設置すれば施工完了。通信用のシステムもタイルに内蔵されているため、100V電源に接続するだけでトレーを自動走行させられる。同社の担当者は「経路探索」がコア技術であるとし、「1マスでも空きがあれば動かすことができる。エレベーターを使えば2段3段と高さも出せるため保管効率が良い。敷地面積を取ることが難しい都市に向く」と話す。 CUEBUSはリニアモータを活用した自動倉庫を提案。設置自由度の高さに関心を示す来場者が多くいた ■2024年問題への直結提案も  2024年問題の課題の一つとなっているのが、トラックからの荷下ろしだろう。アムンゼンはデバンニングマシン「イージーデバン」を提案。人が乗った状態のコンベヤとイージーリフト付きの搬出ローダーがトラックのコンテナ内部に入っていくことができるもので、荷下ろし業務の省力化に寄与する。同社の担当者は「9月にスウェーデンで発表されたばかりの製品のため、日本国内からの反応を見ているところ。既に運送業系の企業から良い感触は得られている」と話す。 オカムラは「視点を、変えろ。解決を、超えろ。」をテーマに2024年問題へのソリューションを提案。輸送モードの変更はフィジカルインターネットやモーダルシフトなどで関心が高まっているが、同社はAutoStoreとCYBISTOR、ORVを活用した拠点内の価値向上による課題解消を提案。プレゼンテーションのタイミングには足を止める来場者も多く、新たな提案への関心の高さが見られた。 オカムラの「CYBISTOR」。バース前の空間効率を高めることで、トラックの待機時間の削減を提案した ■現場の声を反映  パレット搬送に欠かせない「キャッチパレットトラック」でお馴染みのをくだ屋技研は、様々な現場を想定したパレットトラックを出展した。来場客が盛んに試していたのが「電動キャッチパレットトラック」。同社・奥田智社長は「食品工場やコールドチェーンからの引き合いが増えています」と話し、湿度や水気の多い現場に向けて開発した衛生面や耐久性に優れるステンレス製のパレットトラックをイチ押しとした。 をくだ屋技研の「キャッチパレットトラック」  伊東電機はEC市場向けのコンベヤ「FNR」を初めて披露。拡大傾向にある同業界では梱包材を最適化する動きが活発で、形状がフラットでない軟包装物や薄いもの、軽いものが増えてきている。そうしたものは従来のコンベヤではローラー同士の間に落ちてしまったりして搬送できないなどの問題が生じていた。同製品は凹凸形状持った樹脂製ローラーを採用し、ローラー同士の凹凸が交互に組み合わさることで隙間を埋めるとともに、搬送時の衝撃を和らげられるのが特長。傾斜コンベヤへの乗り継ぎなど衝撃が加わりやすい箇所への使用に向くという。 (2023年9月30日号掲載)

2023年09月29日

永大産業、室内階段 踏板と蹴込み板新柄

 永大産業は12月4日から、踏板と蹴込み板を単色に仕上げた室内階段「ユニカラーセレクション」に新柄を追加する。 ホワイトとダークグレーの2柄を「モノトーン」としてラインナップに新たに追加し、現行の低彩度の色調を基調とした「ニュートラルトーン」4柄、住空間のアクセントとなる彩度・明度が高い色調の「アクセントトーン」4柄と併せて全10柄のカラーラインナップとなる。 「住空間にコーディネートしやすく、定番と言える無彩色を揃えた」(同社)という「ソリッドホワイト」は、清潔感のあるシンプルなホワイトがインテリア空間に上質感を与える。「ミッドナイトグレー柄」は深みのあるダークグレーで、重厚感のある色調で空間を引き締めつつ、モダンな雰囲気を演出する。 「一層多様化するニーズに応えるため2柄を新たに追加し、これまで以上に『自分らしさ』を演出できる製品とした。今後もトレンドを取り入れたカラーラインナップを拡大していく」(同社) (2023年9月30日号掲載)

2023年09月29日

ブラック・アンド・デッカー、コンパクトな深型ツールボックス

 スタンレー ブラック・アンド・デッカー(米国コネチカット州ニューブリテン、TEL.03-3288-3010)は9月中旬より、プロフェッショナルツールブランド「DEWALT」(デウォルト)のツールボックス「TOUGHSYSTEM2.0」シリーズにコンパクトタイプの「スタンダードボックス ハーフサイズ」を追加した。 同製品は電動工具などもしまいやすい355?oの深型タイプでありながら、幅をフルサイズボックスの約半分にすることで、工具本体やアクセサリーをよりコンパクトに収納できるようにした。同シリーズの特徴であるボックス同士をスタッキングしやすい「ワンタッチサイドラッチ」機構、高い耐久性と防水・防塵性能(IP65 準拠)も有している。価格(税込)は1万5400円。 (2023年9月30日号掲載)

2023年09月29日

ラピュタロボティクス、自動倉庫を販売開始

 協働型ピッキングアシストロボットを提供するラピュタロボティクスは8月、自動倉庫「ラピュタASRS」を発売すると発表した。4月にも自動フォークリフトの販売を始めており、2024年を前に物流業界の業務改善に本腰を入れる。  物流倉庫内の保管効率と作業の生産性向上に寄与するラピュタASRSは、ピッキングアシストロボットで培った群制御技術を用いて複数台のロボットを縦横無尽に動かす。作業者はステーションでピックだけで行えばよいGTP(Goods to Pearson)システム。 自動倉庫の枠組みは、ネジ締めなどが不要なシンプルな部材を使用し、ブロック工法で自由に組み上げられるようにしているため、導入期間の短縮と部材コストの削減に寄与する。加えて、小スペースから導入可能なうえ、導入後も需要に合わせた倉庫の拡張・ロボットの追加ができ、生産性と保管効率のバランスを自由に変えられる。 9月13日から東京・有明の東京ビッグサイトで始まる「国際物流総合展2023第3回INNOVATION EXPO」で披露する。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月27日

アマダがRE100に加盟、工作機械業界で国内初

 アマダは8月30日、全拠点(グループ会社含む)の事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的な環境イニシアティブ「RE100」に加盟したと発表した。工作機械業界でのRE100加盟は国内初。 同社は昨年度から国内全拠点(事業所・工場・営業所等)で使用する電力を100%再エネ由来に切り替え、温室効果ガス排出量約2万8千?dを削減したとみられる。他のCO2削減の取り組みを含めると、国内の事業所・工場のCO2排出量(Scope1〈自社の事業活動における直接的な温室効果ガス排出〉+Scope2〈他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的な温室効果ガス排出〉)は省エネなどを含め2013年度比90%削減(海外含む全拠点では65%削減)になるという。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月27日

コロナ、石油ファンヒーター全機種に省エネ運転搭載

 コロナは石油ファンヒーター、オイルレスヒーター、遠赤外線電気暖房機の2023年モデルを8月下旬から順次発売している。日用品をはじめとした様々なモノの価格や電気料金が上昇しており、省エネ運転機能で節電につながることを訴える。 石油ファンヒーター(8シリーズ・タイプ、15機種)は燃焼で生じた熱を再利用する方式のバーナーを搭載し、運転時の消費電力を抑える。上位機種のWZシリーズとVXシリーズ(大型タイプを除く)はDCモーターを搭載し、業界一の低消費電力を実現。G32タイプとminiタイプに最大火力を60%に下げて灯油の使用量を抑える「セーブモード」を追加した。これにより同社の石油ファンヒーター全ラインアップで灯油代の節約に貢献する運転が可能になった。希望小売価格は6万1380円から、およびオープン。 オイルレスヒーター「NOILHEAT(ノイルヒート)」(2機種)は輻射と対流で空間を暖める。室温が設定温度に到達すると、自動でひかえめな運転に切り換わる「ecoモード」を搭載。これらの省エネ機能で1シーズンで約7700円の節約になるという(DHS-1523で1日17時間運転)。オープン価格。 遠赤外線電気暖房機「コアヒート」(3機種)はヒーター管から人体に吸収されやすい遠赤外線を多く放出するため、少ない電力でも身体のしんまで温める。1.8?b先の離れた場所でも暖かさを実感でき、ダイヤルの暖房レベルを低くしても暖かく、節電にもつながるという。オープン価格。 (2023年9月10日号掲載)

(株)コロナ

2023年09月27日

TONE、コードレスシヤーレンチに追加機種

 TONE(大阪府河内長野市寿町6-25、TEL.0721-56-1850)はこのほど、「M30 コードレスシヤーレンチ」を発売した。同製品は橋梁やビルの建築現場などで使われるトルシア形高力ボルト専用の締付レンチをコードレス化したもので、トルシア形高力ボルトではM24・M27・M30、トルシア形超高力ボルトではM22・M24のボルトサイズに対応。充電式でM30サイズに対応できるようになった。 本体重量はバッテリを含め8kgで、軽量かつコンパクトなのが特長。性能は有線式と変わらず、コードレスのため作業性に優れ、電圧降下の影響も受けにくいため安定した作業ができる。1充電あたりの締付本数は約70本(トルシア形高力ボルト<S10T>:M30締付時)。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月25日

山善、シリーズ最大級の減煙焼き肉グリル

 山善(大阪市西区立売堀2-3-16、TEL.06-6534-3095)はシリーズ史上最大級のプレートサイズで、煙と油ハネを約80%カットする「減煙焼き肉グリル?グランデ?YGMD-WX130」(消費電力1300W)を同社が運営するインターネット通販サイト「山善ビズコム」やECモールの店舗「くらしのeショップ」、全国のホームセンターなどで9月上旬から順次発売する。 プレート裏面を立体的なX形状にしたことで油を効率的に下へ落とし、肉を焼際に出る煙や油ハネを抑える。プレート表面は曲線形状にしたことで油が下に流れやすい。表だけでなく裏面にもフッ素コートを施し、従来品よりも水洗いで汚れを落としやすい。プレートサイズ幅47×奥行24cm。価格はオープン。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月25日

三菱マテリアル、ねじ切り工具インサート

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都千代田区丸の内3-2-3、TEL.03-5252-5200)はねじ切り工具「MMTシリーズ」インサートに難削材加工用PVDコーテッド超硬材種「MP9025」、M級精度3次元ブレーカ「AGタイプ」を追加し、7月18日発売した(計88アイテム)。 MP9025はAl含有量を高め被膜硬度向上と高硬度相安定化を図った。耐熱合金や析出硬化系ステンレス鋼の旋削加工で優れた耐欠損性、耐クレータ摩耗性、耐溶着性を発揮。AGタイプは汎用60°/55°のねじ切り加工用で、山数48-8、ピッチ0.5-3.0mmに幅広く対応する。標準価格はMP9025の代表型番で税込1804円。 (2023年9月10日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2023年09月22日

LIXIL、リフォーム用玄関ドア

 LIXIL(東京都江東区大島2-1-1、TEL.03-3638-8111)はリフォーム用玄関ドア「リシェント玄関ドア3」の防犯性能を強化し、10月2日に発売する。国内でも住宅や店舗での強盗などが相次ぎ、防犯対策への関心が高まっていることに応えた。 全仕様(高断熱仕様・断熱仕様・アルミ仕様)でスマートフォンを「ポケットイン」の状態で素早い施錠・解錠が可能なスマートロックシステム「FamiLock」が選べる。FamiLockは外出先でも専用アプリから施錠、解錠の履歴を確認でき、鍵の締め忘れの防止に繋がるほか、「子どもが鍵をガチャガチャと開けている様子を外から見られることもなく、お留守番だと思われづらくなるなど防犯面にも配慮している」と言う。税・工事費別で28万円から。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月22日

Mujin、知能デバンニングロボを米で発売

 Mujinはこのほど、デバンニングと呼ばれるトラックからの荷下ろし作業を自動化する知能ロボット「トラックボット」を米国で先行発売した。ロボットの脳にあたる独自のコントローラーで経路や動作を自律計算し、最高で時間あたり1000ケースの混載荷下ろしを自動化する。日本でも国内仕様にカスタマイズしたのち、展開する予定だ。 トラックに積まれたコンテナからの荷下ろし作業は重労働かつ夏場は高温環境になりやすく、過酷な作業のひとつとして自動化ニーズが高い。自動化のためにはコンテナ内に積まれたケースを側面から正確に把握する必要があるが、同社は長年の知見により、ケースの端や底を3Dビジョンで高精度に認識することを可能にした。これをもとにロボット知能化ソフトウェアがリアルタイムに最適な経路と動作を計算。専用の可動・可伸縮コンベヤと特殊ハンドを無駄なく動かし、最高1000ケース/時という「世界最速」の能力でハンドリングする。 なお、コンテナ内は最大15?b奥まで到達可能で、扱えるケースの重量は最大22?`。すでに米国の大手小売り・物流企業への納入を予定しているという。 Mujinは9月5日に、SBIインベストメントやアクセンチュアらから第三者割当増資による123憶円の資金調達を発表している。同社はこの資金を、デバンニングロボットを含む新製品の市場投入や欧米事業の拡大、知能ロボットコントローラなどのさらなる高度化に向けた技術投資に充てる計画だ。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月20日

ブラック・アンド・デッカー、柔軟に曲がる多機能ライト

 電動工具世界最大手のスタンレー ブラック・アンド・デッカー(米コネチカット州ニューブリテン、TEL.03-5979-5677)は、細長くしなやかに曲がるアームとその両端に2種類のLEDライトを備えた「スネークライト」を9月上旬より販売開始した。 1992年に発売しヒットしたスネークライトをインテリアにも調和しやすいシンプルなデザインへと変更。広範囲を柔らかく照らす「ラージライト」とピンポイントに照らす「スポットライト」、自在に変形する長さ60?pの「フレキシブルロッド」によって、巻く、置く、掛けるなど様々な用途に使用できる。USB-C充電に対応し、連続点灯時間は最大15時間、明るさは最大500lm(無段階超硬機能付き、いずれもラージライトモード)。本体重量は約320g。価格はオープン。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月20日

イグス、ケーブル保護管に軽量タイプ

 モーション・プラスチック(機械の可動部などで用いる樹脂製品)を手がけるイグス(日本法人:東京都墨田区)は、ケーブル保護管「エナジーチェーン」に軽量かつ安価な「E4Q.64L」シリーズを加えた。従来機種と比べてサイズダウンが可能になり、15%~20%のコスト削減につながる。 近年、ケーブル保護管は長いフリースパン走行(ケーブル保護管の上走行部がストローク全体で下走行部に触れず動作すること)や高い収納重量をクリアできる製品の需要が高まっている。同社はこの需要に応える「EQ4」シリーズを7軸ロボットの走行軸向けなどに展開していたが、低・中荷重の領域(工作機械や木工機械等)ではオーバーサイズになることがあった。そこで頑丈かつ取付が簡単な特徴を残しつつ、軽量なE4Q.64Lを開発した。 同社の研究機関による試験で、E4Q.64Lはフリースパン走行仕様にも使われる製品より30%の強度アップを確認したという。同じ収納重量では最大20%の製品寿命アップを実現。「以前より低いコストで多様な場面で使用可能になった」(同社)。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月18日

DIYショーに5万6千人

 8月26日までの3日間、幕張メッセで開催された「第59回 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2023」(主催=〈一社〉日本DIY・ホームセンター協会)には5万6408人(22年は約2万人)が訪れた。昨年に比べると来場者数は2倍超を記録し、海外からの来場も目立つなど、大きな盛り上がりを見せた。  コロナ禍明け初となった本展では、中国や台湾などを中心に海外からの出展も目立つなど、新風も感じられる展示会となった。そうした中で注目を集めたのが、未来型コンテナハウスといった見た目の宿泊施設向けの建築物を展示したZcamp(中国・広東省)だ。テントの設営や食事の準備から旅行者を解放した「グランピング」をより進める形で、工場で完成させた建物を設置するだけで安全かつ快適なキャンプ体験を提供できるもの。ホテルの一室を持ち込んだような空間に興味を示す人が後を絶たなかった。「建築物の100%工業化生産を達成しており、配管システムと電機システムを設置したらすぐに使用できるため、現場での建設による環境へのダメージを最小限に抑えられる。」(同社)という。 長谷川工業ブースにはYADEAの電動アシスト自転車「TROOPER-01」が設置された  はしごメーカーの長谷川工業(大阪市西区)も電動モビリティ最大手のYADEA(中国・広東省)と共同開発した電動モビリティの提案に力を入れる。既に7月1日の道路交通法改正に合わせて発売された特定小型原動機付自転車タイプの電動キックボード「KS6 PRO」で注目を集めているが、9月から発売の電動アシスト自転車「TROOPER-01」に足を止める人が多くいた。バイクのような見た目だが、普通自転車と駆動補助付自転車の型式試験を合格しており、一般的なアシスト自転車と同じ様に使用できる。同社の担当者は「発売前にもかかわらず、既に多くのお客様から受注をいただいている」と手ごたえを示した。 ■子供向けや園芸向けの提案も  木製家庭用品の企画開発から製造、販売まで一貫して手掛ける光大(福島県本宮市)は、製造過程で排出される端材や木くずを活用した子供用玩具「cocomoシリーズ」や「ひのき着火剤」を提案。子供のつかまり立ち練習に役立つものや着火剤は燃焼時間が10分もつなど、性能・機能ともに十分だ。そこ加えて、持続可能な森林を形成のために同社が福島県サプライチェーン推進協議会と協力して立ち上げた(一社)モクティ倶楽部に対し、販売金額の一部を寄付するなど、SDGSにも積極的に取り組む。同社の根本昌明社長は「端材など最終製品として消費いただくとともに、その売上の一部を再造林に役立てることで、山の5S活動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を推進していきたい」と話す。 光大のcocomo壁掛けシリーズ。販売金額の一部を森の再造林費用に充てるエシカル消費向け製品  山善(大阪市西区)はブースを二分し、冷暖房器具などを手掛けるナカトミと共同で立ち上げたブランド「Dream Power」シリーズとポータブル蓄電池と太陽光パネルを手掛けるBigBlueの製品を主に提案した。ブース正面に配したDream Powerは小型発電機や農業・園芸用工具などを求めやすい価格で提供するブランドで、ナカトミの担当者は「性能や機能は特化させすぎず、ニーズのど真ん中を狙ったブランド。その上で、安全性と耐久性に力を入れた製品づくりを重視している」と説明する。実際に、同社は同ブランド向けの実験農場や揚程施設などを用意し、品質を管理・追求できる環境を整えている。本展では電気耕うん機を新製品として出展。電気式のため音がしにくく家庭でも使いやすく、100V電源ながら1400Wモーター採用でより力強く耕せる。耕幅も450?_まで拡大し、30坪まで対応できるようにした。今後の方向性について、山善・家庭機器事業部商品企画3部の俣野剛志部長は「農業従事者の方が自宅の庭で家庭菜園をする際に求めていただいている。農業・園芸向けにはちょうどよい機能と手ごろな価格を維持しながら、製品ラインナップを充実していく。加えて、従来の防災備蓄向けの小型発電機ではなく、プロ向けのより大きな発電機の開発にも取り組んでいきたい」と話す。 他にもDIYを実践するユーチューバーによる講演なども開催され、盛況のうちに閉幕した。 山善はDream Powerシリーズの提案に力を入れた (2023年9月10日号掲載)

2023年09月18日

シーメンス、クラウド型サービス中小企業で採用増

 シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは8月30日、都内で記者会見を開き、来日中の同社プレジデント兼CEOのトニー・へミルガン氏とエグゼクティブ・バイスプレジデントのロバート・ジョーンズ氏、日本法人の代表取締役社長兼CEOの堀田邦彦氏が「Siemens Xcelerator」を中心とした事業戦略について説明した。へミルガン氏は「2021年からクラウドへの移行を進め、SaaS型モデルへの変革に取り組んでいる。その際に立てた2025年にARR(年間経常収益)の40%をクラウドベースにする計画は上回っており、8月にはクラウドのARR10億ユーロを達成した。モジュール単位での提供や迅速導入が可能になったことを理由として、このうちの74%が中小企業からの受注となっている」と説明した。 力を入れている3つの取り組み「サステナビリティ」「AI」「産業用メタバース」についても言及。特にAIに関しては「まだ初期段階にある」と前置きをした上で、ChatGPT搭載のマイクロソフトのTeamsとTeamcenterとの連携について触れ、報告業務の簡便化、情報の統合管理、修正プログラムの自動生成などが可能になるとし、今秋には一般リリース予定であると明かした。 日本での展開についてジョーンズ氏は「コロナ禍を経てデジタル技術を積極的に採用する企業が増えており、日本でのビジネスの見通しに非常に興奮している」とし、堀田氏も「日本は準備に時間がかかるが実行し始めると世界トップを走れる。ここから加速できると信じている」と日本でのビジネス展開に期待を示した。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月15日

山善、仙台支店に3拠点目の再エネ電気導入

 山善は8月19日、同社の仙台支店の購入電力を再生可能エネルギー100%の電気に切り替えた。再エネ電気の導入は3拠点目で、2021年10月に基本業務提携契約を締結した大阪ガス100%子会社のDaigasエナジー(大阪市)を代理店とし、大阪ガスの「D?Green RE100」を通じて調達。CO2排出量を年間約40?d削減する見込みという。 山善は東証プライム企業としてGHGプロトコルに準じるTCFDの手順に則り、2030年度のCO2排出量を20年度から50%削減を目指している。その一環として昨年7月から大阪本社を、11月からグループ会社のヤマゼンロジスティクス(大阪市)の物流拠点である「ロジス大阪」を、再エネ電気に切り替えた。3拠点あわせた排出量削減は年間約635?dになる見込みという。 今後山善は「自社所有となる国内主要拠点(名古屋・広島・九州など)の再エネ電気への切り替えを順次進め、GHGプロトコルにおけるScope2(他社から供給された電気、熱・蒸気の使用により発生する間接的な温室効果ガス排出)のCO2排出量を削減していく」と言う。 (2023年9月10日号掲載)

2023年09月15日

DMG森精機、5軸加工技術検定提供

 DMG森精機は2024年1月、「5軸加工技術検定」の提供を開始する。工程集約、自動化による生産性向上、高精度化を実現する5軸加工技術のさらなる普及と高度専門技術者の地位向上を目的としている。 同資格制度は、切削加工・割出し5軸加工の基礎を学習した人を対象として実施するWeb試験で、技術者の技術水準を「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4段階で評価。ブロンズは5軸加工を理解し、既定の加工工程を立ち上げることができるオペレータが対象。シルバーは加工立ち上げ担当者で、5軸加工の手順を理解し、安全に加工を立ち上げることができる人材を認定。ゴールドは工程設計と現場責任者を兼ね、加工図面を読み解き、加工工程を計画し、機種や工具、治具の選定からさまざまなケースに応じてワーク加工の立ち上げまで行うことができる技術者、または優れた指導者に与えられる。そしてプラチナは、5軸加工に関してゴールド相当の知識・経験・スキルを持ちつつ、卓越した専門技術・知識を有し、加工技術の普及に貢献している人材を対象とする。 24年末までに500人の受験を目標とし、まずはブロンズ試験、順次上位試験についても開始する計画だ。30年までに公的資格にすることを目指しており、5軸加工の外部専門家による監修、Web試験受験時の不正防止の仕組みの構築などを実施する。 5軸加工技術検定ブロンズ試験の概要は次の通り。 ▽対象者=5軸加工に興味を持つ社会人・教員・学生など▽受験資格=切削加工・割出し 5軸加工の基礎を学習した人▽価格=1万円(税抜き)▽受験形態=Web試験による自宅受験(不正防止機能付き)▽申込方法=同社ポータルサイト「my DMGMORI」からの申込▽合格証書=合格者には、合格証書を発行。 (2023年9月10日号掲載)

DMG森精機(株)

2023年09月13日

タカラスタンダード、主力キッチン一新

 タカラスタンダードは8月28日、ホーローシステムキッチンのフラッグシップモデル「レミュー」をモデルチェンジし発売した。世界初という側面への印刷を可能とするホーロー3Dインクジェット印刷技術を用いた。 ホーローインクジェット印刷は2015年に開発した独自の印刷技術だ。ガラス質を含むインクを利用することで、清掃性や耐久性といった水回りに最適なホーローの特性をそのままに、多彩なデザインを可能にした。ただし一般的なインクジェットプリンターと同様、部品の1面しか印刷することが出来ず、これまでは両サイドにモールをつけて対応していた。 2022年に最大5面まで印刷可能な技術が完成し、その後キッチンへの応用に成功して今回の発売に至った。今リニューアルで、ハイクラスゾーンをターゲットにした高級価格帯での売り上げ拡大を目指す考えだ。 ■新設住宅着工数減も、リフォーム需要に商機  渡辺岳夫社長は「昨年、創立110周年を迎え、過去最高売上高を達成できた」としつつも「ウクライナ危機などの影響で原材料、エネルギー、物流コストが上昇し大きな影響を受けている。22年度の利益は残念ながら減益となった。しかし今後は商品価格改定の浸透、生産性向上の効果が出てくる。今期は増収増益に乗せられる」と分析。同社の技術革新でホーローの弱みであったデザイン性の向上を果たしてきた歴史を説明し「今回はキッチン扉の側面まで印刷できる技術を可能にした。 創業以来ホーローにこだわり続けてきた当社だからこそ実現できたシステムキッチンだ」とレミューへの自信を語った。 市場環境について「平成の30年間で新設住宅着工数は半減し、キッチンの出荷台数も3割程度減少した。幸いにも水回り商品の高付加価値化、つまりシステムキッチンやシステムバスの普及が進み、金額ベースではむしろ拡大した」としつつ「令和時代はさらなる人口減少で新設住宅着工数はさらに減っていく。システム商品化も一巡するだろう」と話した。「しかし私は悲観的には見ていない。コロナ禍では当初の予想に反して住環境への関心が高まりリフォーム需要が出てきた。膨大な潜在需要があり、水回りリフォーム需要はきっかけさえあれば出てくる」とし、需要開拓の鍵は自社の高品質ホーローである、との見解を示した。 (2023年9月10日号掲載)

タカラスタンダード(株)

2023年09月13日