霞ヶ関キャピタル、ドライ自動倉庫に初参入
- 投稿日時
- 2026/09/17 09:00
- 更新日時
- 2026/09/17 09:00
冷凍で培った一体設計を常温領域に展開
霞ヶ関キャピタルは8月28日、神奈川県厚木市上依知で手掛けるドライ(常温)自動倉庫の開発用地を、ドライテック厚木特定目的会社に売却したと発表した。同社初のドライ自動倉庫開発プロジェクトで、売却後もファンドからプロジェクトマネジメント業務とアセットマネジメント業務を受託し、引き続き開発に携わる。延床面積は約1万9708平方㍍を予定し、着工は今冬、竣工は2029年春を見込む。
同社は2020年から冷凍冷蔵倉庫の開発に取り組み、2030年のフロン規制をにらんだ設備投資需要や冷凍食品の需要増に対応してきた。冷凍温度帯特有の過酷な労働環境や物流業界の労働力不足を背景に、自動化の要素を加えた冷凍自動倉庫の開発・運用にも注力。今回はこうして培った建物・自動化設備・システムを一体で企画・設計・開発するノウハウを、より市場規模の大きいドライ物流領域へ展開する。
同社は本件を第一号案件と位置づけ、「自動化設備を標準装備した物流施設」という新たなアセットクラスの創出を掲げる。入庫から出庫までの一貫した自動化モデルの確立、建物×設備×システム一体型の設計、フィジカルAIによる庫内作業の高度化などを進め、「物流施設をつくる」から「物流の仕組みそのものをアセットとしてつくる」段階への進化を目指す。将来的には「完全無人化・装置産業化」を見据えた次世代物流拠点の汎用的なモデルケースとする考えだ。
(日本物流新聞2026年9月10日号掲載)