ファナック、教示レスで建築柱をロボット溶接
- 投稿日時
- 2026/10/09 08:00
- 更新日時
- 2026/10/09 13:35
ファナックは昨年12月の国際ロボット展で披露し、造船業界に導入を進めている協働ロボットCRX-3iA(3キログラム可搬、最大リーチ692ミリメートル)が建築分野でも使えることを9月19日まで東京で開かれた国際ウエルディングショーで訴えた。11キログラムと軽量で片手でも持ち運べるこのロボットはマグネットで固定でき、固定された状態を自動で認識するため設置角度の入力が要らない。
CRX-3iAは建築柱の溶接作業に向く。マグネットベースを柱に固定した後ロボット本体を取り付けるだけなので工具を使わずに短時間で設置可能。「800㍉角のコラムであっても、4台のロボットを四隅に配置することで外周全体の溶接に対応できる」と言う。またレーザーセンサーやタッチセンシングにより設置位置を自動認識し、溶接線を補正するため「教示レスで、作業者はロボットを設置して起動するだけ」。安全策や走行軸など大がかりな設備構成となっていた建設現場の自動化が大きく変わりそうだ。
(日本物流新聞2026年10月10日号掲載)