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TAMAYURA、梅田で大型暑熱対策展示会

投稿日時
2026/05/18 09:00
更新日時
2026/05/18 09:00
会場の様子

新潮流集まる
暑さ対策の「最適解」を探せ

熱中症対策の義務化(昨年6月施行)から2年目を迎え、現場の対策は「福利厚生」から「安全管理義務」へと切り替わった。こうした中、ユニフォーム・作業着販売を手掛けるTAMAYURA(本社・大阪府枚方市、岡本哲社長)が42324日に、大阪・梅田の「コングレスクエア グラングリーン大阪」で、暑熱対策特化型展示会「TAMAYURA FESTA」を開催した。

今回の展示会の特色は、約200坪のスペースを「売り場」と見立て、メーカーの垣根を越え、ウェアカテゴリやデバイスなどカテゴリ構成で分けて展示した会場だ。またユーザーが実環境に近い条件下で性能を比較できる「30~40度超」の疑似猛暑環境テントを設けた。サーモグラフィーを用いた体内温度変化の可視化できるモニターも設置し、ファン付きウェア(EFウェア)にペルチェ素子や保冷剤ベストを組み合わせる「ハイブリッド型」の有効性を実証した。

岡本哲社長は「各メーカーのデバイスの開発思想は、パワー重視か持続時間重視かなどさまざま異なる。お客様に現場の負荷や作業時間に応じて最適な一着を選び抜いてほしくて、フラットに並べて比べられる場を用意した」と話す。さらに「今後はデバイスの機能性だけでなく、市場が成熟するに従いデザインも求められていく。酷暑のレベルが上がることで、EFウェアだけでなく、ペルチェや水冷装置など冷却装置との組み合わせが必要になってくる」とし、EFウェアの進化を見据える。

アイズフロンティアは、自社の冷感性能に定評のあるペルチェとEFウェアを融合させた最新モデルを提案。「ファンは当社のデバイスでも、すでにお持ちの他社のデバイスでも使っていただける」(企画販売部 井手勇斗氏)と汎用性も持たせた。

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アイズフロンティアはペルチェとEFウェアを融合させた最新モデル(左)を提案。左はホテルなどサービス向けのペルチェ採用のポロシャツ

日本シグマックスは医療用アイシング技術を転用した「アイシングギアベスト」を披露。わずか100㍉リットルの水で冷却するタンクレス水冷構造は、冷却パッドにペルチェ素子を採用。軽量化が至上命題の現場で、一歩進んだウェアを提案した。

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日本シグマックスのタンクレス水冷服「アイシングギアベスト」は軽くて作業しやすい

ワークウェアに「意匠性」による差別化を図る動きも顕著だ。世界的デザイナーのコシノジュンコ氏がデザインするワークウェアブランド「MJWW」の夏の新作「ハイパーブリーズポロシャツ」は6月末から販売開始予定。シースルーのような透け感と高い通気性が特長だが、身にまとうと肌は一切透けない。EFウェアのインナーとしてはもちろん、日常のスポーツシーンでも活躍するデザイン性の高さが注目を集めている。

気象庁の長期予報では今夏も厳しい暑さが予想される。デバイスの「性能」とウェアとしての「着こなし」の両輪で挑む「熱い」商戦が、4月を起点に本格化している。



(日本物流新聞2026515日号掲載)