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ジェイテクト、都市部でのドローン活用へ

投稿日時
2026/05/19 09:00
更新日時
2026/05/19 10:24

制御技術で後押し

ジェイテクトは424日までの5日間、次世代モビリティ開発拠点「Woven City Inventor Garage」(静岡県裾野市)で開催された共創イベント「KAKEZAN2026」に出展。ドローンの安定飛行支援と空間音響拡張(音のAR)という2つの実証テーマを披露した。

いずれも同社が長年培ってきたコア技術を社会課題の解決に結びつけようとするものであり、同社が2025年に策定したMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)に基づくソリューションプロバイダーへの転換の一環となる。

ドローン実証では都市部特有の障壁に着目。高層ビルが密集する環境では突風や磁力による磁場の乱れが起きやすく、ドローンの安定飛行が妨げられる。同社は定評のある自動車の電動パワーステアリング(EPS)の制御技術をフライトコントローラーに応用。そこに、急速放電が可能な二次電池「Libuddy」を掛け合わせることで、急な突風を受けても機体を即座に制御できる瞬発力を補った。

すでに産業用ドローン開発を手がけるプロドローンとの共同実証を発表しており、愛知県も絡んだ取り組みが進行している。一方、都市部は飛行規制が厳しく、実際に利用者の声を拾える実証フィールドが限られていた。「Woven Cityは都市部特有の環境を再現しやすい実証フィールド。ここでのデータを都市部活用の実用化に活かしたい」と同社担当者は説明する。

将来的には建物内の物流配送、設備の高所点検、災害時の状況把握・避難誘導など幅広いユースケースへの展開を見据える。 



(日本物流新聞2026515日号掲載)