豊田自動織機、人と接触も力逃がす二輪ロボ
- 投稿日時
- 2026/05/13 09:49
- 更新日時
- 2026/05/13 09:52
自動車部品工場で月4万往復
豊田自動織機は、人と同じ空間で協調して働く二輪ロボット「LEAN」を「KAKEZAN2026」(4月20~24日、Woven City内)に出展した。人間の肩幅や奥行きと同等の投影面積に機体サイズを設計することで、大型AGVが苦手とする狭い通路や人が行き交う空間での活用を想定する。
LEANは二輪構造のため一見不安定に見えるが、動的制御によってバランスを保ちながら走行する。外部からの力を受けても即座に検知して逃がす機構を備えているため、本体重量が約65㌔に達するにもかかわらず、軽く押すだけで動かすことが可能。人と接触した際も柔らかく力を受け流す。
すでに自社工場に導入し、従来のベルトコンベアを代替する手段として自動車部品を月4万往復搬送する。コンベア撤去後は人が通行できるスペースが生まれ、作業環境の改善にもつながった。今回展示したのはフォーク機構を搭載した最大5㌔可搬のモデルであったが、機体の直上に荷物を置くタイプであれば20㌔まで対応できるという。他にも、アーム型ロボットを搭載したモバイルマニピュレーター(MoMa)化も可能で、今後はライダーや昇降機能の追加により用途ごとのカスタマイズを進め、病院内搬送など工場外への展開も見据える。
(2026年5月13日MonoQue掲載)