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中部どてらい市、目標上回る売上131億円

投稿日時
2026/06/04 17:00
更新日時
2026/06/04 16:52
【写真左】山善・岸田貢司社長
【写真中央】三井精機工業・那須要一郎社長
【写真右】東陽・羽賀威一郎社長

中部地区最大級の展示商談会「中部どてらい市」(販売店98社が主催、出品メーカー294社)が、514日から16日にかけてポートメッセなごやで開かれた。3日間で1422人が来場、目標の120億円を95%上回る約1313800万円の売上を記録した。

開会式では主催店を代表して東陽の羽賀威一郎社長が「昨年を上回る目標を達成し、次の50年へ盤石のスタートを切りたい。ここ数年の製造業を厳しい環境から、設備投資が動き出す兆しが見えてきた。一方、中東情勢の悪化により原油や原材料の供給が不安定化し、製造業に大きな影響が出る可能性がある。しかし動き出す時に備え、人手不足や脱炭素などの課題に対処し、現場に役立つものを見極める場としてリアルの展示会の重要性は高まっている。進化するフィジカルAIなど、技術を開花させるための素地を作っていかなければならない」と鼓舞した。

出品メーカーを代表して三井精機工業の那須要一郎社長は「中部はモノづくりの集積地で日本経済を牽引する地域だが、物価高騰やモノ不足、人不足など課題は山積み。メーカーとしての使命は、お客様に寄り添いニーズを聞き取り、強みを発揮した商品をお客様に提供すること。これができれば、現場の『困った』を『なるほど』に変えられる」と意気込んだ。

事務局本部を代表して山善の岸田貢司社長は「変化の状態化が進む近年だが、不安のなかに存在するチャンスに期待している。一企業では突破できない難局のなか、国も一丸となって時流に左右されない強い産業づくりが進んでいる。モノづくりを支えるお客様がこの3日間、会場に訪れ『見て・触って・確かめて』製品に近づく。濃く貴重な場を通して成長を確信している」と自信を示した。

■生産性向上や暑熱対策、トレンド集まる

ファナックは昨年発売したアルミの高効率加工に向くロボドリル「D74CS」で、北川鉄工所、ユキワ精工、オーエスジーの4社コラボによる加工を披露。アルミ材(A5052)のギア形状や高速穴あけ、タップ加工を実演した。新形状の機内洗浄ノズルが大量の切り粉をしっかり洗い流し、「清掃時間をカットできる」と生産性向上をPRした。

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ファナックは「D74CS」でアルミの高効率加工を実加工で訴求

ダイキン工業は4月に発売したばかりの大空間向けエアコン「MULTI JET」を出品、発売直後から引き合いが多く受注を獲得しているという。20㍍先まで届く大風量が、工場や倉庫、学校の体育館など大空間をしっかり冷やす。室内機は5台までマルチ接続可能で、室外機の設置スペースを抑えられる。

物流業界における負担軽減も今年の重要なテーマ。オークラ輸送機はシンプルに使える「伸縮ローラコンベヤ」を提案。最大8㍍まで手動で延伸し、10㌧車や20フィートコンテナ車での荷下ろし作業をアシストする。低床式倉庫用の高機高タイプと高床式倉庫用の低機高タイプの2タイプから選べる。

ポータブル門型クレーン「PMC2000AN」(2㌧タイプ)が堅調な売れ行きを見せているというスーパーツール。5段階で揚程調整が可能、軽量かつ丈夫なアルミ製が好感されている。組立も解体も簡単で、ボルトとナットを締めるだけ。使用しないときはコンパクトに保管でき、解体して車両に積載し別の作業現場へ手軽に持ち運べる。

 





(日本物流新聞2026525日号掲載)