ピカコーポレイション、はしごの安全角度「75度」に込めた願い
- 投稿日時
- 2026/06/30 13:28
- 更新日時
- 2026/06/30 13:36
7月5日を記念日に制定した
ピカコーポレイションが目指す「現場の安全」の守り方
【プロモーション・コンテンツ】
私たちの暮らしや産業のあらゆる現場で、古くから高所作業を支えてきた道具がある。「はしご」や「脚立」だ。非常に身近な道具である一方、一歩誤れば転落や転倒といった重大な事故に直結するリスクも孕んでいる。 この身近な道具の「正しい使い方」を社会に広く浸透させようと、はしご・脚立のリーディングカンパニーであるピカコーポレイション(本社・大阪府東大阪市)が、新たな一歩を踏み出した。
同社は7月5日を「安全安心はしご・脚立の日」として制定し、一般社団法人日本記念日協会より公式に認定された。一見すると語呂合わせのようにも思えるこの日付には、実は高所作業の安全を担保するための、極めて重要な意味合いが隠されている。

登録証授与式にて75度のポーズをとるピカコーポレイション・坂口泰生社長(左)と本記念日協会・田宮智康事務局長
設置角度「75度」が命を守る
記念日に認定された「7月5日」の由来は、はしごを壁などに立てかける際の適切な設置角度が「75度」であることに基づいている。これに加え、毎年7月1日から7日までは厚生労働省が定める「全国安全週間」の期間中であり、社会的に安全意識が高まる時期であることも重なった。
同社本社で行われた登録証授与式において、日本記念日協会の田宮智康事務局長は、「長きにわたり足元の安全と安心を支えてこられた功績の結晶」と同社の歩みを称え、記念日をフックとした正しい使い方の発信に期待を寄せた。
これに対し、ピカコーポレイションの坂口泰生社長は、日本のインフラを支えてきた道具の歴史と、これからの使命をこう語る。
「はしごや脚立は、近代工業化の中で1960年代にアルミ合金製が日本で大きく広がり、長い歴史があります。細かな付加価値やデザインなどは様々に変わっていますが、軽く、使いやすく、丈夫という本質は変わらないまま今に至っています。プロの方だけでなく一般家庭でも使われる道具であるがゆえに、安全規格が非常に重要です。記念日を通じて、毎年しっかりと安全な使用方法をお伝えできることには大きな意味があります」

ピカコーポレイションのプロユースのはしご・脚立など
「宇宙開発」から「ペット」まで、社名に込められた哲学
一般家庭から建設・製造現場まで広く親しまれている「ピカ(PiCa)」というブランド。その社名には、同社が半世紀以上にわたり貫いてきた、モノづくりへの深い哲学が込められている。
【社名の由来】 「People and ideas in Creative action」 (人々の創造とひらめきで、明日をささえる)
技術や自動化が進む現代においても、同社の中心にあるのは常に「人」だ。1957年の創業以来、社会のインフラを最前線で支えるプロユーザーの隣に寄り添い、その作業をサポートし続けてきた。
その技術力と信頼性は、私たちが普段目にする現場だけに留まらない。同社が掲げる「オーダーメイドシステム」は、工場や倉庫、発電所、鉄道、造船所といった重工業から、航空機、さらには最先端の「宇宙開発」にいたるまで、極めて高い安全基準が求められる未知の領域でも活用されている。
さらに近年では、長年培ったアルミの加工・製造ノウハウを応用し、油圧式・ウインチ式の昇降作業台や各種物流機器の展開だけでなく、新たな挑戦として「ペット用品の製造・企画販売」という異分野へも進出している。「人々の作業の安全」だけでなく、「暮らしの安全」へと、同社のアイデンティティは時代とともに拡張を続けているのだ。

ピカコーポレイション本社
「安心・安全宣言」と持続可能性
どんなに優れた製品であっても、高所作業における安全の確保には終わりがない。同社の「安心・安全宣言」には、リーディングカンパニーとしての責任感と、ある種の愚直なまでの誠実さが現れている。
こうしたモノづくりを支える同社の「栃木工場(2020年新設)」では、屋根に再生可能エネルギーである太陽光発電システムを取り入れ、環境に配慮した生産体制の構築にも取り組んでいる。身近な生産現場の課題をDX(デジタルトランスフォーメーション)で解決し、持続可能な開発目標(SDGs)の実践へと繋げるなど、未来を見据えた先進的な試みも定着している。

様々な現場の作業を支えるピカコーポレイションのはしご・脚立
自社のためではなく、社会のための記念日に
今回の記念日制定にあたり、坂口社長がインタビューの中で残した、印象的な言葉がある。
「競合他社や安全啓発団体も含めて、この日を盛り上げていければ」
通常、企業が取得する記念日は自社製品の販促やブランディングのために囲い込まれることが多い。
しかし、ピカコーポレイションが目指すのはその先にある「社会全体の安全意識の底上げ」だ。ライバル企業も含めた業界全体で「7月5日は75度」という共通言語を持つことで、痛ましい転落事故を1件でも減らしたいという、モノづくり企業の矜持がここにある。
同社には「出る杭をとことん伸ばす」という人材育成風土があり、社員同士がお互いを認め合いながら、自発的に改革や改善体制を定着させているという。トップが示す「利他」の精神が、そのまま企業のクリエイティブな挑戦(Innovation, Speed & Challenge)の原動力になっているのだろう。
毎年7月5日。この日が巡ってくるたびに、私たちは現場や家庭にある「はしご」を見つめ直し、その角度に意識を向けることになる。一見、何気ない日常の道具の背後には、社会の足元を支え、命を守り続けようとするモノづくりびとの、熱く誠実な意思が息づいている。