イノフィス、障碍者就労施設にマッスルスーツ
- 投稿日時
- 2026/04/14 10:45
- 更新日時
- 2026/04/15 10:47
東京理科大発スタートアップのイノフィスは4月13日、社会福祉法人友愛学園が運営する青梅福祉作業所に外骨格型アシストスーツ「マッスルスーツExo-Power」を納品したと発表した。同学園はダウン症のある利用者を含む障害者就労支援施設であり、一般就労が難しい人材の就労の幅の拡大と重作業時の身体負担軽減を同時に実現する取り組みとして注目される。
同施設では約30kgの給湯器の分解・分別など重量物を扱う作業を受託しており、前かがみや屈伸動作による腰痛が職員・利用者双方の課題となっていた。ダウン症のある利用者は筋力や関節の特性から重作業での怪我リスクが高く、安全への配慮が不可欠だった。
マッスルスーツExo-Powerは圧縮空気を使った人工筋肉が27kgfの補助力を発揮するシリーズ最大出力モデル。副所長の島田健史氏は「装着も想像以上に簡単で、現場でも日常的に活用されている。これまで難しかった作業にも挑戦できるようになり、作業の幅が広がるという点に大きな価値を感じている」とコメント。20代から70代まで幅広い層で「作業が楽になった」との実感が広がっているという。
今年7月には民間企業の障害者法定雇用率が2.5%から2.7%へ引き上げられる予定だ。福祉施設の就労支援モデルへの関心はさらに高まりそうだ。
(2026年4月10日Mono Que掲載)