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【開幕直前】第4回食品工場スマート化総合展

投稿日時
2026/09/25 11:42
更新日時
2026/09/25 11:53

食品安全と省力化の「即戦力」揃う

業務用食品の総合見本市「FABEX関西2026」(主催・日本食糧新聞社)が10月14日〜16日の3日間、インテックス大阪1・2号館で開催される。合同開催される「第4回 食品工場スマート化総合展」(特別協力・日本物流新聞社)に大きな注目が集まっている。


仮に無人化で24時間フル稼働が叶ったとしても、過剰供給に陥るだけ――。恩地食品の恩地宏昌社長はそう指摘する。グローバル市場に活路を見出せる一般製造業とは異なり、日持ちのしないデイリー食品は国内需要の縮小がそのまま天井となる。生産力を劇的に高めるロボットやAIも、従業員のように自ら製品を買って食べてくれる口や胃袋があるわけではない。「雇用の維持も経営の責任」(同社長)とし、人主体の省力化を目指す。また、専任エンジニアチームを抱えるナッシュも、自動化よりスポットバイトなど非熟練作業者の安全対策を最優先している。一足飛びの自動化の難しさが明白となるなか、同展では現場の実情に即した提案がそろった。

ユニバーサル産業は自動梱包機、フレアオリジナルは人手を単純作業から解放する箱詰め装置、山善は運搬・小出し作業に便利なピックカート、象印チエンブロックはファイバーホイストを訴求。注目は有力マテハン企業6社による「マテハン・コネクト会」で、「上下階+水平方向のパレット搬送」や「粉体の受け入れから粉砕・投入の省力化」の模擬ラインを披露する。




マテハン・コネクト会

「運ぶ」をつなげて最大効率化

小間番号:2J-09


■マテハン・コネクト会とは

「人手不足」や「法規制への対応」など、課題が山積する製造・物流現場。「何から手を付けたらいいか分からない」「一部の工程を自動化したはいいものの後工程にしわ寄せが…」など、高機能なマテハン機器の登場・導入がかえって現場の悩みとなっているケースも少なくない。単体機器、単一工程の省力化・自動化では解決しきれない課題に対し、メーカーの枠を超えた新たなアプローチが求められている。

こうした現場の困りごとに応えるべく今年6月に発足したのが「マテハン・コネクト会」だ。同会には、アムンゼン、オークラ輸送機、オムニヨシダ、河原、大有、をくだ屋技研の計6社が参画。それぞれ異なる強みを持つマテハンメーカーが手を取り合い、技術や情報を繋ぐことで「工程全体の最適化」を実現する共創プロジェクトである。

■パレット・袋体搬送の省力化を提案

「第4回 食品工場スマート化総合展」において同会は、「1+1=∞~“人手不足”解消のヒントがここにある!」をテーマに出展。ブース内には食品工場の製造プロセスを想定した2つのデモラインを構築する。

「上下階+水平方向のパレット搬送の自動化・省力化ライン」では、オムニヨシダの垂直搬送機(パネル展示)とをくだ屋技研のキャッチパレットトラックを連携させ、階層を跨ぐパレット荷役から水平搬送へのスムーズな受け渡しを提示する。一方、「袋体の受入・粉砕・投入の小負担化ライン」では、アムンゼンのイージーリフトによる袋体の持ち上げ、河原のリフトテーブルとオークラ輸送機のフリーコンベヤによる昇降・水平移動、さらには大有の袋体ブレーカーおよび投入シュートによる解し・投入までを一連のプロセスとして繋ぎ、粉体・袋体原料の重筋作業を劇的に軽減する取り組みを実演する。

ブース内には相談コーナーも設け、来場者個々の現場課題に応じた「最適な組み合わせ」や解決アプローチを提案する。特徴あるマテハン機器同士の繋がりが、現場の困りごとを複合的に解消していくその道筋を示し、来場者の現場改善に役立ててもらう考えだ。 

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象印チエンブロック

油分ホコリを嫌う食品工場に

小間番号:2J-12


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機械のメンテや材料投入の用途として幅広く使用可能なチェーンブロック。象印チエンブロックは油分ホコリを嫌う工場には、ポリエステル製ベルト巻上機を、塗装を嫌うような工場には、メッキ仕様・SUS製など様々なソリューションを提供する。ファイバーホイスト(=写真)はポリエステル製ベルト巻上機で構成される。ワイヤーやチェーンも使わず周辺環境にやさしいのが特徴だ。最大250㌔タイプ、揚程5㍍。パワーホイストマンは電動ドライバーをつなぐだけで、巻上げ・巻下げが手軽に行える優れもの。軽量かつコンパクトなため狭小や低空頭の場所でもスムーズに作業が行える。




フレアオリジナル

人手を単純作業から解放

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フレアオリジナルはEPSON、SMC、NIC、フレアオリジナルの4社で開発したパッケージ製品「箱詰め装置」を出展する。「人手を単純作業から解放し、生産性の高い業務へシフトするお手伝いをします」と同社。箱詰め工程の他、ラベルの自動貼りにも対応している。省スペース設計で横幅830㍉×奥行1050㍉×高さ1680㍉。可搬重量6㌔、サイクルタイム3秒~(※天吊りモデル2秒~)。導入後も安心の遠隔サポートもある。




山善

運搬作業に加え、小出し作業に便利

小間番号:2J-08 


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山善は物品の運搬作業に加え、小出し作業にも便利な「ピックカート」(=写真)をPRする。上下2段の荷台にストッパー機能付きのステップを備えているので高所ピッキングを安全・スムーズに行える。台車と脚立が一体化した構造で、人がステップに登ると、スプリング式のストッパーが床面に接地し、台車をそのまま踏み台として利用できる。別に脚立を用意する必要がない。またピックカートを使うことで、今まで使っていなかった棚の最上段の活用や、より高さのある棚を導入し保管容量を増やすことが可能だ。他にもパレタイザ グルー仕様のパネルと動画での訴求も予定する。




ユニバーサル産業

梱包作業の省人化

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ユニバーサル産業は、物流・梱包作業の自動化・省人化に貢献する自動梱包機「MS-GT-JX」を訴求する。同機は段ボール箱をPPバンドで自動結束する装置で、結束力(締め付け力)をタッチパネル上で容易に調整・表示できるのが特長だ。1分間に約100回とスピードも速い。

駆動部にはサーボモーターとブラシレスモーターを搭載し、省エネルギー化を実現。さらに、トラブル発生時にも、不良バンドを取り除いて足踏みスイッチを1回踏むだけで速やかに、正常状態へ復帰できるなど、復旧の手間とラインの停止時間を最小限に抑える構造となっている。




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(日本物流新聞2026年9月25日号掲載)