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NEDO・東芝、メーカー違いの自律移動ロボ

 NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)と東芝は自律型移動ロボットと運行管理システムを接続するためのインターフェースとしてAMR?IF(Autonomous Mobile Robot Interface)の仕様を策定した。 AMR?IFに準拠した操作端末(GUI)ソフトウェアのサンプルをオープンソースソフトウェアとして3月30日に公開した。このソフトウェアを活用することで、メーカーや種類が異なる複数の移動ロボットを、共通のシステムで運用でき、ロボット未活用領域でのロボットの普及や低コスト化が期待できる。NEDOでは「AMR?IFが移動ロボットの標準インターフェースとなるよう、国際標準化を目指す」という。 搬送や警備、清掃など様々な業務で普及しつつある自律型移動ロボットは、現状では各メーカーが上位システムの運行管理システムを開発し、独自のインターフェースで移動ロボットと接続している。そのため、メーカーの異なる移動ロボットを新たに導入する際には、運行管理システムを開発しなおす必要があった。また、複数メーカー、複数種類の移動ロボットを同じ運行管理システムに接続することもできない。これらはロボットを導入する上で大きな阻害要因となってきた。 こうした課題の解決に向け、NEDOと東芝はNEDOの「ロボット活用型市場化適用技術開発プロジェクト」の一環として、AMR?IFの仕様を策定した。 AMR?IFは移動ロボットの運行管理に必要な地図情報、走行経路指示、ロボットの現在位置情報などのプロトコル(規約)を定めたもの。AMR?IF仕様に準拠することで、複数台の移動ロボットの効率的な経路計画の策定や、デッドロック(複数ロボット同時進入による行き詰まり)回避などを行う運行管理システムの構築が可能になる。 (2020年4月10日号掲載)

2020年11月24日

三菱電機、電機工業技術功績者表彰

 三菱電機は、「第69回 電機工業技術功績者表彰」(主催:〈一社〉日本電機工業会)において、家電部門で「エアコン霧ヶ峰FZシリーズ」が、重電部門で「カドミウムフリー電磁開閉器」が最優秀賞を受賞した。 エアコン「霧ヶ峰FZシリーズ」は人工衛星にも搭載されたセンサー技術を活用した高解像度・高感度の「サーマルダイオード赤外線センサー」を搭載した新開発の「ムーブアイミライプラス」で、微小な温度変化を検知。気流の到達範囲を正確に把握し、気流の最適位置を探索する制御を行う。これにより家具や間取りにかかわらず、エアコンの気流を目標に届け快適性を向上するとともに消費電力を8.6%削減した。 重電部門の「カドミウムフリー電磁開閉器」は、工場設備等に使用されるモーターやインバーターに広く用いられ、電磁石の動作によって電流を遠隔から開閉できる産業用スイッチ。従来はアーク遮断性に優れた銀酸化カドミウムが使用されてきたが、昨今は環境面からカドミウムフリー化の要求が高まっている。 受賞製品は電気接点の近くに配置する磁性体板に独自構造を採用、銀酸化カドミウムを使用せず、アーク遮断能力を従来比20%向上した。さらに、遮断性能の向上でアークが筐体へ与えるダメージを低減することで、業界最小クラスの筐体サイズを実現した。 (2020年4月10日号掲載)

2020年11月24日

キャプテンインダストリーズ、工場・倉庫用LED照明システム

 キャプテンインダストリーズ(山下宏社長)は、LEDライン照明システム「コンベオ」を発売した。ドイツの照明機器メーカーバルトマン社が開発したVTL(Visual Timing Light )技術により、「太陽光を擬似的に再現でき、体内リズムを刺激する。工場や倉庫等で働く人々の集中力向上やストレス低減など、働き方改革に寄与できる。加えて消費電力は蛍光灯と比べ最大75%削減でき、省エネにも貢献する」(キャプテンインダストリーズ)。 昨年、ドイツの工場で行われた実証実験では、(1)蛍光灯よりもVTL照明のほうが集中力が高まった(2)蛍光灯よりもVTL照明のほうがストレスチェックのストレス数値が低くなった??などの結果が得られたという。 接続は220?240Vまたは100V 50/60Hz、光束は4500ルーメン、8000ルーメン 、15000ルーメン。防水防塵保護等級はIP20 (オプションで IP40、50、54も選択可能)。自動車メーカー、工作機械メーカーなどをターゲットに初年度5千台の販売を目指すという。 (2020年4月10日号掲載)

2020年11月24日

LIXIL、スマホが家の鍵に

 LIXIL(瀬戸欣哉社長)はTOSTEMブランドの玄関ドア「DA」「DA防火戸」シリーズに新たに17デザインを追加。計34デザインにラインナップを拡充させた。 玄関ドア「DA」「DA防火戸」は、ナチュラルテイストから都会的な暮らしにマッチするものまで、同社のデザイン戦略に基づき住宅トレンドに合わせた6つのスタイルを設定。スマートロックシステム(電気錠)「FamiLock(ファミロック)」を標準搭載し、家族構成やライフスタイルに合わせてスマートフォン、リモコンキー(オプション)、カードキー、手動キーの4種類から自由にカギを選択できる。 「無料の専用アプリ『マイエントランス』をダウンロードしたスマホを携帯していれば、玄関ドアのボタンを押すだけで解錠できるほか、アプリ画面で操作履歴の確認やメール通知も可能となり、お子さまの帰宅を見守ることもできる」(同社) さらに、同社のIoTホームリンク「ライフアシスト」との連携により、玄関ドアをインターネット接続し、外出先からの来客対応や、他の建材・家電などとの連動も可能にした。 (2020年4月10日号掲載)

2020年11月24日

住友電工、ホースレスで給油可能に

 住友電気工業は、溝入れバイトの内部給油式ホルダ「GNDM?J型/GNDL?J型」に小型旋盤用を追加した。ラインアップは計10型番。刃物台から直接ホースレスで給油できるようにしたことで、切りくず処理性の向上、工具の長寿命化、段取り時間の短縮化を可能にした。 切りくずの排出が難しく、詰まりや加工面の不良が発生しやすい溝入れ加工の課題解決として提案する。切れ刃幅全体を被削材に接触させて加工するため、刃先にかかる負荷が高く、工具が振動しやすい点も減らした。 4月発売の小型旋盤用は、小型部品市場のさらなる成長を見込んで開発したもの。配管の段取り省略、ホースへの切りくず巻き付きを抑制し、ダウンタイムを減らす。インサートのすくい面近くに設けた給油穴から吐出される切削油が、高い圧力を維持したまま切りくずとすくい面の間に供給。切りくずを細かく分断することで、処理性を高めた。 高い冷却効果による刃先損傷の抑制も特長に挙げる。インサートの逃げ面近くに設けた第2の給油穴から吐出される切削油が刃先を冷却。逃げ面を大幅に抑えて、インサートの延命を図った。標準価格は税抜2万8千円?4万円。 (2020年4月10日号掲載)

住友電気工業(株)

2020年11月24日

ベッセル、広範囲を除電できるクロスフローファン

 ベッセル(大阪市東成区深江北2-17-25、フリーダイヤル0120-999-914)は4月2日、広い範囲の除電が可能な静電気除去クロスフローファン「CF-600」を発売した。従来機種(CF-300)の2倍の幅(600mm)としたことで、幅広のベルトコンベヤやセル作業台にフィット。クロスフローファンと直進フロントカバーにより、「まっすぐ、ムラなく、遠くまで」除電できるという。付属のスタンドで取り付け角度や高さが調節でき、設置が容易。つまみスライドで放電針をクリーニングできるなど、メンテナンス性能も高めた。 高圧出力異常やファンロックを感知した際には赤色LEDで作業者へ警告。信号出力端子から同じ異常信号を外部機器へ出力することもできる。標準価格は12万円(税別)。作業台、ベルトコンベヤライン、セル生産ラインの除電用途に提案する。 (2020年4月10日号掲載)

(株)ベッセル

2020年11月24日

アキュラホーム、無人モデルハウスをスタート

 アキュラホーム(宮沢俊哉社長)は4月1日より、さいたま新都心コクーンシティ展示場(さいたま市)のモデルハウスで、AIやIoT、ロボット技術を活用した無人モデルハウス「ミライモデル」をスタートした。 カメラやセンサ、自走式案内ロボット「ゴーカンナ君」を組み合わせた無人モデルハウスシステム。遠隔操作で来場者の呼び込みからモデルハウスの案内、住宅提案まで行える。 同社はシステム導入のきっかけについて、「『気楽に見たいのに営業されるのが気になり入りづらい』といったお客様の声があり、6年前より研究開発に取り組んでいた」と話す。「また新型コロナウイルスの流行に伴い、当社のモデルハウス来場者は前年比3割減。非接触で接客できるよう、システム開発を加速させた」という。 今後、全国にある同社・グループなどのモデルハウスにもカメラなどを配備予定。「全国130カ所のモデルハウスをバーチャル見学できるようにする。5G時代を見据え、リモートシステムの拡大を図る」。 (2020年4月10日号掲載)

2020年11月24日

太洋電機産業、はんだ付けの自動化強化提案

 太洋電機産業は、はんだ付けの自動化提案を強化する。ノウハウが必要な条件設定からこて先の選定、ティーチング、システム構築まで対応する専門チームを立ち上げた。双腕ロボットや協働ロボットによる自動化についても、現場の安全と環境を考慮しながら要望に応える考えだ。 卓上型ロボットとの組み合わせで実績があるはんだ付けシステム「FA?1000シリーズ」を使用する。構成品のなかでも、I/Oコネクタを標準装備しているコントロールユニットは、256種類の条件設定が可能。ポイントごとに異なる条件ではんだ付けができる。 片岡義男社長は「こて先を当てる角度、時間、場所、温度など、パラメータの設定で品質が大きく変わる。また、こて先の形状も重要な要素。だからこそ自社でこて先の多品種少量生産ができる当社の強みが生きるし、作業に合ったこて先形状が提供できる」と話す。 ロボットのハンド部分に装着するはんだ付けユニットは、独自の着脱機能を採用。こて先の取り外しから取り付けまで約30秒で交換できるようにした。位置の再現性の高さを最大の特徴に挙げている。 作業者の技能に依存せず、適量で均一なはんだ付けがしたいとのニーズが増加。国内外の自動化案件に対応するテクニカルサポート課の岩原主任も「条件出しが難しい分、商談展示会で提案したときの反応は良い」と手応えを感じている。 片岡社長は「マレーシア、タイ、ベトナム、中国などでも自動化の引き合いが増えている。ただ今は種蒔きの時期。外部環境を見ながら、対応できる器を大きくしていきたい」と話していた。関連製品として、風量の10段階調整が可能な空気清浄式吸煙器も市場投入している。 (2020年3月25日号掲載)

2020年11月24日

ベッセル、新鋼材用いたネジ締めビット

 ベッセル(大阪市東成区深江北2-17-25、TEL.0120-999-914)は、強く粘りのある新鋼材「ダイハード鋼」(最高硬度:HRC62)を使用したネジ締めビット全6アイテムを発売した。開発の背景にあるのは、電動インパクトドライバーの高速・高トルク化。「衝撃を緩和・吸収するダブルトーション効果により、6アイテム全てが36V仕様のインパクトドライバーに対応する」という。 くびれ部のクッションでビット跳ねを抑える「サキスボトーションビット10本組」(全3サイズ)のほか、先細形状でネジ頭が見やすく狙いやすい「サキスボスリムトーションビット10本組」(全3サイズ)をラインナップ。建築・電気設備・組立向けに提案する。価格はいずれもオープン。 (2020年3月25日号掲載)

(株)ベッセル

2020年11月24日

三菱マテリアル、リーディングドリルシリーズ「DLE」

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都墨田区横網1-6-1、TEL.03-5819-8770)は、センタリング・面取り加工用超硬ソリッドドリルのリーディングドリルシリーズ「DLE」に先端角90°、ドリル径2.5mm以下の小径サイズを追加した。 複合旋盤、小型自動旋盤で使用されるセンタリングや面取り加工などに対応したドリルで、中心部の切りくずの排出スペースにより食い付き性が向上し、良好な穴品位を実現できる。今回追加した小径サイズでは、潤滑性と耐熱性に優れる新材種DP102Aを採用。「特に低速~中速の切削条件下で優れた耐摩耗性を実現する」(同社)。 先端角90°ドリル径1mm~2.5mm 4アイテムをラインナップ。標準価格は税抜6990円。 (2020年3月25日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2020年11月24日

国盛化学、「スクリューアンカー」からミニサイズ

 国盛化学(愛知県小牧市河内屋新田262、TEL.0568-77-5161)は、電動ドリルドライバーで打ち込むことで緩衝材の脱落が防げる「スクリューアンカー」からミニサイズを発売した。両面テープ、接着剤の強度不足や経年劣化を解決するツールとして提案する。全長22mmながら、市販品に比べて締結力を大幅に高めたという。低~中目付用のポリプロピレン製(乳白色)、中~高目付用のナイロン製(黒色)を用意した。段ボール、プラスチック段ボールに使用する。 (2020年3月25日号掲載)

2020年11月24日

CGS、CAM-TOOL新版

 C&Gシステムズ(塩田聖一社長)は、金型5軸制御マシニングセンタに対応するCAMシステム「CAM?TOOL(キャムツール)」の新バージョン(V16.1)を4月からリリースする。 同時5軸データの自動変換機能(同時5軸オート)のアルゴリズムを強化し、演算時間を従来比60%短縮したのが新版の最大特長。また3軸パスをベースに、工具を傾ける必要がある部位にのみ限定した5軸変換もできるため、干渉エラー回避の試行錯誤にかかるオペレータの負荷も軽減できるという。 持ち味である高品位・高精度加工に絡んでも進化を図った。旋回軸を固定化し、同時に動く軸数を減らしてより高精度加工が安定的に行なえるようにしている。 また等高線仕上げのオフセットパスにおいて、効率的な工具軌跡を自動判定する機能など合計60項目の機能を盛り込んだ。CAM工程作成の一連の操作をツリー表示形式に集約し、より直感的な操作環境を実現できるようにもした。 製品は3軸仕様と同時5軸仕様の2種があり、同時5軸仕様で640万円、3軸仕様で520万円(税別・保守料別、価格はモジュール構成により変動)。 (2020年3月25日号掲載)

2020年11月24日

岩崎電気、神宮球場のナイター設備をLED化

 岩崎電気(伊藤義剛社長)は、明治神宮野球場(東京都新宿区)のナイター設備にLED投光器「レディオック フラッド ゼスト」と、無線調光システムが採用されたと発表した。 既設のHID(高輝度放電灯)投光器756台(メタルハライドランプ1000ワット投光器504台と高圧ナトリウムランプ660ワット投光器252台)を、効率の高い高演色形LED投光器720台に交換したことで、総消費電力を約44.2%削減した。台数を減らしながらも既設と同等の照度を確保できる。また、初期照度補正機能により設置初期からの余分な消費電力を削減し、寿命末期まで設計照度の維持が可能という。無線による調光システムに対応する調光機能(100~25%)は、明るさの微調整も可能。 「LEDモジュール寿命は、4万時間(光束維持率85%時)で既設メタルハライドランプの約4.4倍、高圧ナトリウムランプの約3・3倍と長寿命でメンテナンスコストも抑制できる」(同社) 神宮球場でのLED照明は、2020年シーズンより運用開始という。 (2020年3月25日号掲載)

2020年11月24日

ベッセル、自在に動く小型ツールアーム

 ベッセル(大阪市東成区)は、小型ツールアーム「ハンドフリー」にアタッチメント交換式の本体と各種アタッチメントを追加した。取り付けたツールを垂直・水平・同じ角度で自在に移動できるため、「生産ラインやセル作業台などで作業環境の改善につながる」という。 アタッチメントは固定式の「Dタイプ」や旋回式の「Rタイプ」を追加したほか、ホルダー型の「Hタイプ」はツール外径に合わせた各サイズ(φ37?65ミリ)をラインナップ。ツールや作業に合わせて自由に組み合わせることができ、例えば反動トルクの大きなタッピングネジ作業にはDタイプ、移動範囲が広い作業にはRタイプを用いることで作業性が向上する。最大荷重は0.8~1.2キロ。可動範囲はR450?650ミリ(アタッチメント含まず)。 (2020年3月10日号掲載)

(株)ベッセル

2020年11月24日

自動認識総合展・大阪で

 最新の自動認識技術やそれらを活かしたソリューションを集めた「第17回 自動認識総合展・大阪」(《一社》日本自動認識システム協会主催)が、2月20日からの2日間、マイドームおおさかで開催された。働き方改革に舵を切る企業が増加するなか、来場者は認識技術を活かした省人・省力化提案に熱い視線を注いでいた。 なかでも注目を集めたのが、サトーが出展した出荷業務の自動化デモだ。ストラパックの製封函機と自社のラベラー「タフアームLR4NX-FA」を組み合せ、製封函~RFIDの一括読み取りによる中身の検品~ラベリングまで一連の作業をすべて自動化。併せて、エプソンのカラープリンタとアームロボットによるカラーラベルの自動印字貼付も見せた。担当者は「ユーザーから寄せられる要望の中でも、人手不足と働き方改革に絡んだ自動化需要は急速に高まっており、当社としても引き続き注力していく」と話していた。 一方、働き方改革に絡み、複数のRFIDタグの位置を表示できるソフトウェア開発キット「P3 Finder SDK」を披露したのがデンソーウェーブだ。使い方はハンディリーダとスマホを組み合わせるだけ。「リーダを左右に振ると探索物の水平位置、上下に振ると垂直位置がスマホ画面に3Dレーダ表示される。電磁波強度のみを利用するのではなく、電波位置情報を用いることで、検索対象タグとの距離を?aメートル単位の高精度で判定できる」という。 担当者は「棚卸しの工数を大幅に削減可能。同システムをはじめ、人手不足をRFIDで解決するためのソリューション開発に努めたい」と話していた。 (2020年3月10日号掲載)

2020年11月24日

永大産業、マットブラック柄ブランドを拡充

 永大産業(大阪市住之江区平林南2-10-60、TEL.0120-685-110)はマットブラック柄の窓枠、廻り縁、笠木を3月30日に発売する。2018年に発売した同柄のドア枠、幅木で構成する「Skism(スキスム)」ブランドを拡充するかたち。 マットブラック柄とは単なる艶消しの黒色ではなく、金属のエイジング(長く使い込んできたように見せる処理)を表現したマットな質感の黒色。同社は「造作材の選択肢を広げることで、さらにスキスムブランドの浸透を図る」とし、マットブラック柄の造作材の売上高を初年度1億円、3年後には2億円を目指す。 (2020年3月10日号掲載)

2020年11月24日

岩崎電気、LED高天井用照明器具

 岩崎電気(東京都中央区東日本橋1-1-7、TEL.048-554-1124)は、LED高天井用照明器具「LEDioc HIGH-BAY Θ+(レディオック ハイベイ シータプラス)」シリーズに、高温・オイルミスト対応形をラインアップした。 -35℃~+70℃と幅広い温度環境や、JIS K 2241に規定された切削油剤環境に対応可能なため、「製鉄所や金属加工などの高温作業施設に最適。常時70度の環境でも6万時間の超寿命を実現した。使用温度範囲を超えた場合は、電源ユニットの保護機能により故障を防げる」(同社)。壁面・傾斜天井にも、補強金具を組み合わせれば取り付け可能。 価格は130Wタイプ(=写真)で税抜21万7100円。 (2020年3月10日号掲載)

2020年11月24日

OnRobot、吸着痕を残さないロボハンド

 OnRobotは、吸着痕を残さないロボット用ハンド「Gekkoグリッパー」のコンパクト版「Gekko Single Pad(Gekko Sp)」を発売した。 Gekko SPは、平滑、光沢・有孔など、様々な表面素材の物体を持ち上げられ、高光沢面であっても跡をつけない。そのため製造工程での洗浄などが不要になり、作業時間の短縮が見込める。また、プリント基板、アルミメッシュ、ヘッドガスケットなど穴のある部品でも持ち上げられる。 同社では「従来のGekkoグリッパーの機能はそのままに、設置面積と可搬重量が小さい自動化用途を対象にした。他のグリッパーでは実現不可能だった工程を自動化できる」(同社)。 ロボットから直接電源供給を行うプラグアンドプレイ方式で、電源や給気は一切不要。最大可搬重量は1キロ、3キロ、5キロの3タイプを揃えた。 (2020年3月10日号掲載)

2020年11月24日

三菱マテリアル、両面インサート式汎用肩削りカッタ

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都墨田区横網1-6-1、TEL.03-5819-8770)は、両面インサート式汎用肩削りカッタ「WWX400」を発売した。 インサートの主切れ刃は90°の壁面加工に対応する。副切れ刃には大Rさらい刃を採用したことで良好な仕上げ面を実現するほか、両面使用可能な6コーナを持つ独自開発「X形状」により、経済性に優れる。「無人運転や高能率加工のトレンドに対応するため、最大9mmの厚いインサート形状を採用。剛性を高く保ち、欠損を抑える」(同社)。 アーバタイプ41アイテム、インサート8材種36アイテムと、豊富な材種展開で幅広い被削材に対応する。代表型番の価格は税抜1470?27万6000円。 (2020年3月10日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2020年11月24日

グリーンオーナメント、光とカメラで不審者を撃退

 何かと物騒な昨今。日々の暮らしを守るためにも、防犯グッズは是非検討したいところだろう。 グリーンオーナメントが提案する製品群なら、簡単に自宅のセキュリティレベルを高められそうだ。例えば「ソーラーセンサーライト」は、ネジと粘着テープどちらの取り付けも可能なお手軽仕様。ソーラー充電式のため面倒な配線も不要だ。モーションセンサーにより上下左右約100度、半径約3メートル以内の動きを検知して点灯するほか、暗くなると自動点灯する常夜灯機能も備えている。 一方、「防犯ダミーカメラ」は、ドームタイプとシリンダータイプの2種類をラインナップ。いずれも単3電池で稼働し、「リアルな赤色点滅LEDで不審者に対し心理的抑止効果を与えることができる」という。 参考価格は、ソーラーセンサーライトが980円、防犯ダミーカメラのドームタイプが380円、シリンダータイプが680円(全て税別)。いずれも「好評発売中」(同社)だという。 (2020年3月10日号掲載)

2020年11月24日

パナソニックライフ、HOME IoT機器の機能を強化

 パナソニック ライフソリューションズ社(大阪府門真市大字門真1048、TEL.06-6908-1131)は、家庭内の様々な家電や住宅設備機器をインターネットにつなげて連携させる「HOME IoT」の中核機器「AiSEG2(アイセグ2)」のバージョンアップを行い、3月24日に発売する。 住宅用火災警報器、窓センサー送信器と連携し、レジリエンス機能を強化した。「業界初となる窓センサー送信器との連携で、窓の開閉だけでなく施解錠の状態確認が可能。窓や鍵が開状態になるとスマートフォンにプッシュ通知が届く。ほか、『AiSEG2』につながる機器数を26社34機器から28社37機器に拡大。これは業界No1の機器連携数だ」(同社)という。 (2020年3月10日号掲載)

2020年11月24日

ダイヘン、CO2・MAG・MIG溶接用中継フィーダシステム

 ダイヘンは、CO2・MAG・MIG溶接用中継フィーダシステム「デジタルらくらくフィーダ」を発売した。重いワイヤ送給装置を動かすことなく、溶接電源から最長で58?b離れた先でも溶接できるようにした。通常の溶接トーチ(最長6m)だけ使用した場合に比べて、作業半径を6倍まで広げられる。 造船、鉄骨、橋梁など、作業範囲が広い大型構造物の生産現場を想定して開発した。ワイヤ送給装置の10分の1(3.8キログラム)まで軽量化することで、移動時の負担軽減と作業効率アップを図っている。本体に方向転換や段差の乗り換えなどを容易にするソリ形状を採用し、フィーダを移動しやすくした。 中間ケーブルの長さは10mと20mをラインアップ。各種ケーブルと組み合わせることで、最大30mまで延長できる。 リモコンパネルは、溶接条件の変更、条件メモリの記憶と読み出しを可能にした。溶接現場から遠く離れた溶接電源やワイヤ送給装置まで戻ることなく、電流・電圧の設定、インチングやエラー表示を確かめられる。送給部にはLED照明を装備。内部を明るく照らすことで、ワイヤの送給確認と交換作業をしやすくした。メーカー希望価格は軟鋼10?b仕様で税抜75万2300円に設定した。 (2020年3月10日号掲載)

(株)ダイヘン

2020年11月24日