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岡?ア精工、1本4役のリーディングドリル

 岡?ア精工(大阪市東淀川区瑞光3-5-32、TEL.06-6328-5561)は、超硬ソリッドリーディングドリル「SDLA」を発売した。ラインナップは刃径3~12mmの6アイテム。穴の面取り、センタリング、V溝、横送りC面加工に対応する。一般鋼だけでなく、ステンレス鋼、焼入鋼(~HRC60)も加工できる。切れ味と耐欠損性を両立した独自の刃先形状を採用。先端角2段形状で刃先中心の強度を高めた。OK-Aコーティングを施したことで、耐摩耗性、耐熱性、耐溶着性を上げている。標準価格は3900円から。 (2021年5月15日号掲載)

岡﨑精工(株)

2021年06月02日

キタムラ機械、自動化容易な同時5軸MC

 キタムラ機械は4月6日、同時5軸制御横形マシニングセンタの新製品「SUPERCELL-800G」(=写真)を発売した。84年の発売以来、900セット以上の販売実績がある「SUPERCELLシリーズ」の最上位機種。パレットサイズは630×630?_、最大ワークサイズは直径900×高さ700?_、最大積載重量は1200kg、主軸回転速度は毎分2万回転、工具収納本数122本。主に、航空機、半導体製造装置、電力・エネルギー関連、建設機械・車輛関連の構造部品加工等の市場をターゲットにしている。 最大の特長は、傾斜軸中心と回転軸テーブル上面が直線上に配置された5軸原点共有構造だ。パレット交換や工具交換の際の工具長補正等の各種補正値の変更が不要となり、自動化が容易で、加工時間の短縮と生産性の向上を実現する。新規設備時だけでなく、機械納入、稼働後であっても、21パレット仕様等のFMS対応や工具マガジン拡張が可能。生産状況の変化に応じていつでも完全無人化に対応できる。 また、両端支持のトラニオンテーブル構造の高剛性と主軸剛性により、従来比60%アップの切削能力を誇る。毎分130回転の回転軸(B軸)が実現する旋削加工で工程集約ニーズにもこたえる。 全駆動軸にはキタムラ独自のツインボールネジ・ツインサーボモータ同期制御を採用した。軸心冷却と超高精度・高分解能光学式スケールフィードバックを標準装備し、位置決め精度±0.002mm/フルストロークを実現した。1/1000度の割出が可能な回転軸は割出精度が業界最高レベルの±2秒で高精度加工を可能にする。独自開発のCNC装置「Arumatik-Mi」を搭載。顔認証による個人認証システムも搭載でき、同時5軸MCを安全・安心に稼働管理できる。 (2021年5月30日号掲載)

キタムラ機械(株)

2021年06月02日

明治機械製作所、スクリュコンプレッサ拡充

 明治機械製作所は、スクリュコンプレッサの新型モデルを相次いで発売した。更新案件のなかでもニーズが高まっている屋外設置型を追加。稼働データの収集と遠隔操作が可能なタッチパネル搭載モデルをラインナップに加えることで、IoT構築に付随する新規需要獲得を目指す スクリュコンプレッサで屋外設置型を販売するのは初めて。「レシプロコンプレッサで一時期提案していたものの、時代が追いついていなかった。屋外設置型は、通路や階段下などのデッドスペースを有効利用できるだけでなく、コンプレッサ室に代表される設置コストを大幅に削減できる。そういったメリットを改めて伝えていく」(担当者)という。 インバータ制御の「ODS?V(D)シリーズ」(出力=11~75キロワット)と二位置制御の「ODS?E(D)シリーズ」(3.7~75?`ワット)を市場投入した。吸入・排風ダクト構造を見直すことで、騒音値を50~60dBまで抑えた。機内への雨水の侵入を、最小限に食い止める専用ボンネットを採用。15~75キロワット機は、外部への油流出を防ぐオイルフェンス機能を備えている。 一方、5.7インチタッチパネルを採用したパッケージスクリュコンプレッサ「MAS22VD?E」は、ボリュームゾーンの大きい中小・中堅企業を想定したモデル。リアルタイムの運転状態だけでなく、系統図をビジュアルで表示できるようにした。 オプションで遠隔監視システムを用意した。コンプレッサに取り付けた通信ユニットから携帯電話回線を通じて、運転情報を遠隔監視サーバーに蓄積する。稼働状況はパソコンやスマートファンで確かめられる。 担当者は「動力の把握はデマンド値削減のような省エネの糸口になる。タッチパネル自体に目新しさはないが、遠隔監視はIoT構築を見据えた新しいサービスとして位置付けている」と話していた。 (2021年5月30日号掲載)

(株)明治機械製作所

2021年06月02日

パナソニック、-20 ℃でも使える頑丈端末

 パナソニック(モバイルコミュニケーションズ)は、Android OS搭載の7.0型頑丈タブレット「TOUGHBOOK FZ?S1」を国内法人向けに5月20日から順次発売する。過酷な現場でも使える端末として、冷凍・冷蔵倉庫などの低温環境下の使用を想定して開発した。 物流、製造、流通、インフラなどの現場向けに提案する。同社が「頑丈PCの定義」として挙げている防塵防滴性能IP65/67に準拠。独自試験として、MIL規格よりも厳しい条件の150?a落下試験にも合格している。耐環境性能を向上させたことで、マイナス20℃の低温でも動作を可能にした。 本体重量は426?c。形状を八角形にしたうえ、コーナー部分の樹脂層を厚くすることで、落下の衝撃を吸収・分散する構造に。裏面は握りやすいグリップ構造で、長時間使用に配慮した。 液晶画面の輝度は、屋外で見やすい約500cd(平均)。反射防止用フィルムを貼付している。感染症対策として手袋を着用するケースが増えていることから、手袋のままでも操作できるモード、専用ペンに適したモード、濡れた手でタッチ操作ができる水滴誤動作防止モードを用意した。 駆動時間は標準バッテリーで約8時間。電源を切らずに交換できる機能も備えている。オプションとして、縦・横方向に搭載できるバーコードリーダーを用意した。モバイルコミュニケーションズ社の武藤正樹社長は「頑丈なエッジデバイスとともに、設備診断、配送管理、発注支援などのソリューション提案も強化していく」とコメントしている。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月02日

KMC、無線タグで稼働監視を簡単に

 製造業向けIoT/M2Mソリューションを手掛けるKMC(神奈川県川崎市高津区)は、無線稼働監視システム「稼働モニタリン」を発売した。主な設置対象は、プレス機、成形機、ダイカスト機などの生産設備と研削盤、旋盤等の工作機械。独自開発の高性能無線タグを用いており、配線工事不要で、既存の古い機械でも簡単に稼働状況のモニタリングを可能にする。 同社の佐藤声喜社長は「中小製造業では生産機械の稼働率を把握し、生産性向上につなげたいというニーズが非常に強い。従来は、設備の制御装置やパトライト信号からのデータ取得などの方法があったが、特に既存の古い設備は工事や改造が伴い、高価になるためシステム導入は進んでいなかった」と言う。 これらの課題解決を目指したのが、「稼働モニタリン」だ。無線式の子タグ(送信)を対象設備にポン付けし、親タグ(受信)をPCにセットすれば設置完了。配線工事や設備の改造が不要で、既存の古い生産設備にも簡単に導入できる。一式で税別48万円(親タグ1個、子タグ5個、PC表示ソフト)。中小でも導入しやすい価格帯に抑えた。21年度の販売目標は50セット。設備モニタリングシリーズの第一弾として位置付けており、サーモや保全のモニタリングシステムも企画中。 子タグにはMEMS加速度/振動センサを内蔵しており、一定時間ごとの振動レベルを検知することで、対象設備の稼働中・段取中・停止の3段階の状態を判別できる。生産機械の加工動作が伴う機械であれば加速度センシングにより稼働把握が可能。プレス・成型機などの場合、金型稼働側に子タグを設置すれば、型の開閉のタイミングから稼働状態を検知可能だ。さらに、単発プレスなどの人の作業による生産に対しても、各モードに対してソフトウェアが自動判別し、データを取得できる(特許取得済み技術)。付属のPC表示ソフト「Σ軍師mini」を用いて設備ごとの稼働率を簡単に表示可能。折れ線グラフや表、帯チャートなどで過去の稼働データにまでさかのぼって分かりやすく表示できる。親タグ1個に対して5台の設備へのセンシングが可能。 KMCでは、「設備稼働率を正確に把握することで、空き時間が有効活用できるのはもちろん、受注管理がしやすくなるので営業活動にもプラスが大きい。さらに、稼働モニタリンでは段取り時間など作業者による能力差も把握しやすく、スキルアップの目安にもつなげやすい」と言う。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月02日

三井不動産、CO2排出量実質ゼロの物流施設着工

 三井不動産は5月6日、神奈川県海老名市の圏央道海老名IC至近に環境配慮型の物流センター「三井不動産ロジスティクスパーク海老名?T」を着工した。竣工は2022年9月予定。同施設は業界初という「グリーンエネルギー倉庫」(ZEB認証を取得し、再生可能エネルギーを100%供給可能とすることで利用実態に合わせた施設全体のCO2排出量実質ゼロを目指した環境配慮型施設)として、ZEB認証の取得を予定している。同社は首都圏で所有する全施設において30年度までに使用電力のグリーン化を目指しており、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを拡大したい考えだ。 同施設の屋根には太陽光発電設備(発電量:約220万kWh/年)を設置し、オンサイトでの発電・供給を可能にするとともに、施設内の使用電力の100%を再生可能エネルギーとして供給する体制を整備。倉庫部を除く事務所用途部分についてはデシカント空調や地中熱ヒートポンプ等を採用することで、一次エネルギー消費にともなうCO2排出量を50%以上削減する。さらに「海老名の森」として、敷地全体の20%、約1万平方?bを緑地として整備し、海老名運動公園との境界には桜並木を構築するなど地域の景観にも配慮するという。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月02日

パナソニック、屋内用手すりの追加ユニット

 パナソニック エイジフリー(大阪府門真市大字門真1048、フリーダイヤル0120-874-872)は、昨年10月に発売した歩行サポート手すり「スムーディ 屋内用」の複数台連結が可能になる、支柱、ベースなどの追加ユニットを発売した。各ユニットを組み合わせることで、設置する環境に合わせて手すりの構成が可能になる。 これまで連結ができなかったスムーディ 屋内用の連結が可能になることで、一連の長い手すりを工事不要で設置可できる。従来、屋内に長い手すりを設置する場合、天井と床を突っ張る方式か、リフォームの必要があったため、天井や床の強度が不足している住居や賃貸住宅には設置できないケースがあった。連結箇所の凹凸を最小限に抑えた設計のため、握りやすく安定した歩行が可能だ。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月02日

イグス、ロボリンクに防滴仕様

 イグス(日本法人:東京都墨田区)はこのほど、水しぶきがかかる湿潤環境向けに防滴仕様の5軸ロボリンク「RL-DP」を開発したと発表した。水のかかる環境における、手ごろな価格の自動化ソリューションを求める声に応えて開発。接合リンク部に同社のロボットとして初めてSUS304/SUS316Tiステンレス鋼を採用するとともに、ジョイント部に無潤滑トライボポリマーを使用することで潤滑剤が不要な構造とした。 最大可搬重量は3キログラムで、処理能力は毎分7ピック。保護等級IP44を満たしており、水しぶきから保護するためのロボット用カバーが不要なためコスト面に優れる。保護等級IP65のエンコーダ付きモータを採用したことで、屋外での検査にも使用可能という。そのほか食品・飲料、化学・製薬といった業界のほか、タンクやコンテナの洗浄作業などの用途に向け提案する。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月31日

ユーエイ、バネ定数の低いガススプリング

 ユーエイ(東大阪市)は5月7日、ガス反力で動作にかかる力をアシストする「ユーエイ・ガススプリング」を発売した。コイルバネと比べバネ定数が低く、長い圧縮ストロークにわたってほぼ一定のバネ力を発生させることができることから扉類の開閉用途に向く。バネ作用とともに減衰作用も持っており、「扉などの開閉速度を確実にコントロールできる」という。小型・軽量ながらバネ定数が小さいことから、産業機械や家具、自動車・OA機器などの開閉装置などでの活用が期待される。 年間販売目標金額は初年度で1億円。価格はオープン。なお、6月23日からの3日間、東京ビッグサイトで開催される「INDUSTRY-FRONTIER 2021」にも出品予定という。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月31日

オーエッチ工業、カラビナから片手で外せるハンマー

 オーエッチ工業は、足場作業をはじめとした高所作業に向く「足場屋ハンマー」を発売した。鍛造製のヘッド本体にカラビナフック用の掛け穴を搭載したことで、カラビナに直接ハンマーを掛けられる構造に。掛け穴周辺のすり鉢形状がガイドとなってフック先端が穴に向かって滑るため、腰のフックを見ることなく片手で簡単に着脱できる。 柄尻は安全ロープ等のナスカンやフックが掛けやすく、かつ曲がりにくいよう頑丈なステンレスを採用。ヘッド上部にリングなどの突起物がないためスミまで叩けるほか、両口形状としたことでヘッドの両側で打撃することもできる。全長290?_のレギュラータイプと全長230?_のショートタイプをラインナップし、それぞれヘッド重量0.6?`グラムと0.9?`グラムの2種類を取り揃えている。   (2021年5月15日号掲載)

オーエッチ工業(株)

2021年05月31日

住友電工、仕上げ用CBN焼結体

 住友電気工業(兵庫県伊丹市昆陽北1-1-1、TEL.072-772-4531)は、焼結合金仕上げ加工用CBN焼結体「スミボロンBN7115」の販売を開始した。優れた刃立ち性で、バリ、むしれを抑制し、高精度加工と長寿命化を可能にした。鋳鉄の高速ミーリングによる仕上げ加工の長寿命化にも対応するという。ISO旋削・転削用インサートとして53型番をラインナップ。切れ味重視のLF型、刃先強化タイプのHS型など、従来材種の5種類に、断続度の強い加工に最適な耐欠損重視のUS型を新たに加えた。初年度で3億円の販売を見込んでいる。 (2021年5月15日号掲載)

住友電気工業(株)

2021年05月31日

山善「春の商談会」開催

 山善の機工事業部は4月22日に大田区産業プラザPiO(東京都大田区)にて「春の商談会」を開催した。事前予約制で会場内の人数管理など新型コロナウイルス感染症の拡大防止策を徹底し、リアルでの商談会が行われた。 会場入口にはEプランのウォークスルー型ミスト噴霧機「e-WASH Hygiene Guard」が置かれ、来場者の検温作業とウイルスの不活化作業が行われていた。 ウイルスの不活化とバクテリアの除菌、消臭力などに優れたe-WASH(スーパーアルカリイオン水)を水中で超音波振動させると、白煙状に霧化した大量のドライミストが発生。そのミストが足元から頭上に向けて上昇することで、靴底や衣服などのウイルスや菌などを不活化・除菌するほか、消臭もできるという。 「アルカリイオン水は油を強力に分解する作用と除菌作用があるので、従来から機器や部品の洗浄などの工業用途で幅広く使用されている。成分は極微量の無機電解質と水のため安全性も高い。新型コロナの感染拡大を受け、ウォークスルー型や室内設置型の噴霧機をラインナップした」(同社) マックスは表示作成機「ビーポップ」での案内表示作成を提案した。「工場や倉庫などで労働安全衛生の意識が高まっており、作業環境の改善活動の一環として、工場内表示物の作成に使用いただくケースが多い。手洗いうがいの喚起やマスク着用を促すなどの感染防止策用のテンプレートも用意している」(同社)。 ガデリウス・インダストリーは、「Boxwall」の新製品を提案した。ゲリラ豪雨や台風などの水害時に土のうの代わりに簡単に設置できる止水板。従来品のH680ミリから1060ミリにしたことで、最大せき止め高を1000?_に高めた。 「年々降水量が増えているため、高さのある止水板の需要が高まっている。超軽量で工具も不要なため、力が弱い女性などでも簡単に設置できる。病院、工場、ビル、マンション、店舗、個人宅など様々な場所で活用いただいている」(同社) ササキコーポレーションは段ボール潰し機「DUNK」の実機を展示。近年の省人化ニーズに加え、コロナ禍で高まったEC需要により、物流倉庫での引き合いが強いという。 搬送コンベヤと同社独自の潰し機構により、ダンボール箱を投入するだけで素早く圧縮できる。ダンボール箱1つにつきおおよそ4~5秒でつぶすことができ、作業時間は手作業と比べて約6分の1に短縮できるという。「空箱が大量発生する物流倉庫などでは、潰すだけの単純作業に人員をさけないという声が多い」(同社)。 「これまで色々な業務用掃除機を使用してきたが、吸引力も使い勝手もダントツ」と清掃現場から人気を博しているのが、蔵王産業のスティック型サイクロンバキュームクリーナー「スピアーサイクロンプロ」だ。 シャープとの共同開発によって生まれた同製品は、高効率、高出力のカーボンブラシレスバキュームモーターを採用。他社のスティック式クリーナーを凌駕する吸引性能を実現した。紙パック不要でワンタッチで簡単にゴミを排出できるなどメンテナンス性も高い。 「清掃現場で働く主婦の方から『自宅にも欲しい』と多くの声を寄せられている」(同社)。バッテリーにはリチウムイオン電池を採用。軽量で扱いやすい点も魅力だ。 ■夏に向け熱さ、省エネ対策  山善は4月に発売した機工事業部のブランド製品「クールレボリューション」のダクト仕様の実機を展示した。ダクトを装着することで、必要なところへピンポイントに冷風を送れるのが特長だ。 体感温度12℃の冷風を大容量で約50?b先まで届けられるボックスクーラー。「昨年の発売以来、製造現場や物流倉庫などで好評を得ている」(同社)。 製造現場の新たな省エネソリューションを展示したのが、家電の部品供給やOEM生産の受託から省エネ関連資材の販売を手がけるさつきだ。同社が提案する節電ユニット「ecomo(エコモ)」はトルマリン(電気石)による化学反応などにより電線と電子機器の電力ロスを減少させる。 すでに大手メーカーの製造現場においてエコモの導入が進んでいるが、「通常、電線から100%の電力を送っても機器に流れるまでに80%程度にダウンしてしまう。これは電気の流れにおける自由電子がバラバラになることでロスが生じる。この流れをエコモがスムーズにする。導入により5~15%の電気使用量が削減可能」(同社) エコモ導入に当たって同社では5%の削減保証を実施。導入後、5%以上の削減が見られない場合は、製品代金を全額返金する。「長期間安心してお使いいただけるよう15年の長寿命設計としている。また、品質に自信があるので7年間、品質保証する」(同社)。 ダイアン・サービスはコロナ対策のエアコン関連製品を提案した。業務用式エアコンの風を安全かつクリーンにする「空調対応型プラズマクラスターイオン発生機」は、シャープのプラズマクラスター技術を搭載した。「エアコンの吹出口付近に取り付けることで、エアコンの風に乗ってプラズマクラスターイオンが空間に拡散、浮遊菌や浮遊ウイルスからタバコの付着臭まで作用する」(同社)。 天井カセット型エアコン、アネモタイプ、ビル用マルチ、壁掛タイプ等メーカーなどエアコンの型式問わず、ほとんどのエアコンに取り付けが可能だ。 (2021年5月15日号掲載)

(株)ササキコーポレーション

2021年05月31日

日立ジョンソンコントロールズ空調、2製品がドイツのデザイン賞を受賞

 日立ジョンソンコントロールズ空調は、業務用空調機室内ユニット「てんかせ4方向」用デザインパネル「Silent-Iconic」と、「空調管理システム用多機能デザインリモコン」が、「レッド・ドット・デザイン賞」(主催=ドイツ・Design Zentrum Nordrhein Westfalen)を受賞したと発表した。 レッド・ドット・デザイン賞は、プロダクトデザイン、ブランド&コミュニケーションデザイン、デザインコンセプトの3部門で構成されており、同社の2製品はプロダクトデザイン部門での受賞となった。Silent-Iconicは、最高位である「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」に選ばれた。 Silent-Iconicは、天井カセットタイプのコスト優位性、据付工事の簡便性、性能の良さを担保しつつダクトタイプに迫るノイズレスなデザインを追求したという。「4つの風の吹出口を1つのつながった四角いスリットとして表現することで視覚的に空間との調和を乱す要素を低減した。中央の空気吸込部をブラインド形状にすることで、天井と調和する建築的なデザインを実現した」(同社)。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月31日

アマダプレスシステム、ハイテン向けサーボプレス

 アマダプレスシステム(堀江喜美雄社長)は、4月よりダブルクランクのデジタル電動サーボプレス「SWE-6040i?V(アイスリー)」(=写真)の販売を開始した。同社初となる加圧能力6000kNのサーボプレスマシン。新開発のフレームの採用により、マシンを新しい「タイロッドサイド挿入方式」にて組み立てることができ、組み立てに必要な工場天井高さを従来機比で30%低減できる。販売価格(税別)は2億2600万円、年間販売目標は3台。 自動車製造業界では、車体の軽量化に向けて従来材料より薄くて硬い高張力鋼板(ハイテン材)へと置き換える動きが進んでおり、ハイテン材を加工するための加圧能力が高い、大型のプレスマシンの需要が高まっている。アマダプレスシステムでは「新製品のアイスリーは、高い加圧能力をもちながらも、お客さまの重い負担となる天井の付帯工事を最小限に抑える画期的なサーボプレス」と位置付ける。 アイスリーでは、独自の制御で小型のサーボモーターを3基同期運転できる。これにより、機敏なスライド動作が可能となり、振り子モーション時の高生産性を実現するほか、スライド動作の応答性が高いため、同社独自の多彩なスライドモーションを生かした高付加価値成形が行える。駆動部に「ダブルクランククロスシャフト機構」を、スライド摺動部に「8面ギブガイド構造」を採用したため、高い耐偏心荷重と耐集中荷重を両立した。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月28日

日機、電圧変動でも一定の照度に

 日機(大阪市西区京町堀2-6-28、TEL.06-6225-2855)は、生産ラインの目視検査や画像処理検査に最適なLED照明「NLUD-RGBシリーズ」を市場投入した。ライトカラーは、用途に応じて、赤、緑、青から選べる。定電流IC回路を採用。電圧の変動があっても一定の照度を保ち、さらにLEDの長寿命化を図った。独自設計の保護回路を設けることで、突入電流、サージ、瞬時停電に対応しているのも売り。高い絶縁性を持っている。20~100%の範囲で調光可能。使用温度は-10℃~+40度。全光束88~610lmの6機種をラインナップしている。 (2021年5月15日号掲載)

日機(株)

2021年05月28日

佐竹化学機械工業、市販減速機に対応する攪拌装置

 佐竹化学機械工業(埼玉県戸田市新曽66、TEL.048-433-8711)は「サタケマルチSミキサー Dシリーズ」(市販減速機取付タイプ=写真)を発売した。攪拌装置シリーズに市販減速機型を追加し、市販の減速機や変速機、モーターに対応できるようにした。 従来のD型トップミキサーと比べ、高さ28%減、重量20%減とコンパクト・軽量化した。攪拌機をタンクから取り外さずにベアリング交換できるようになった。「撹拌機は定期的な保全や補修、部品交換が必要だが、その分解や組立が煩雑だと事故発生のリスクが高まる。機構に工夫を凝らし、消耗品であるベアリングの交換作業を簡略化した」(同社)。 また、従来のマルチSミキサーユーザーの撹拌機の入れ替えにも配慮し、取付フランジを統一化したという。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月28日

太洋電機産業、調整用ドライバー5本セット

 太洋電機産業(広島県福山市山手町2-16-8、TEL.084-951-1512)は、「コアドライバー CD-10A」を発売した。5本セットで税込770円。1本で様々な先端形状に対応する。半固定抵抗、IFTコイル、高周波コイルなどの調整用ドライバーとして、高圧部でも安心して使える仕様になっている。材質にはポリアセタールを採用。強度、耐衝撃性にも優れている。半固定ボリューム用として、外径7.8mm、内径5.8mmに設計している「CD-5」の先端にはSUS304チップを使用した。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月28日

山善中国、省人化・テレワーク需要で受注拡大

 4月17日までの6日間、中国北京市で開催された世界4大工作機械見本市の一つとされるCIMT2021(第17回中国国際工作機械展覧会、展示面積は13万5千平方?b)に20万人を超える来場者が訪れた。出入国規制により例年に比べ海外からの来場者が限定的な状況であったにもかかわらずだ。27の国と地域から1500社余りの工作機械メーカーなどが出展し、展覧会の規模は新型コロナウイルス感染症発生前の水準に回復(来場者は11.7%減にとどまった)。同展を視察した山善中国支社によると、「新型肺炎が終息に向かっている中国では経済も回復を遂げており、製造業の購買力も旺盛」と言う。 山善中国支社は独自の自動化営業技術チームをもつ。これにより自動化提案の推進と新型肺炎に起因する省人化需要の高まりが重なり、自動化関連の受注が好調だ。またリモートワーク増加に伴うノートパソコンやOA機器の需要も増加。関連ユーザー向けに工作機械および成形機の大口受注があったという。 PCR検査、抗体検査用の医療器具関連も動いており、同社は従来顧客に加え、幅広い業種で実績を伸ばしている。さらに現在注力しているという半導体業界については「日増しに熱を帯びる半導体業界に最新鋭装置を提案しており、勢いを増す中国製造業市場において新たな分野への参入を図り拡大を見込む」としている。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月28日

三井化学東セロ、台湾の半導体製造工程用テープ生産2倍以上へ

 三井化学東セロは、2020年1月から台湾で生産している半導体製造工程用テープ「イクロステープ」の能力増強を決定した。台灣東喜?機能膜股?有限公司(高雄市)の生産能力を2倍以上の年間760万平方?bまで高める。今年8月に着工し、2023年10月に本稼働する予定だ。 イクロステープは、樹脂由来のポリマーサイエンスの技術と、精緻なフィルム加工技術の強みを合わせた製品。半導体製造工程に使用する保護テープとして、「とくにシリコンウエハーの裏面研削工程用で世界トップシェア」(三井化学東セロ)という。名古屋工場と合わせて、大幅な供給能力の拡充を図ることで、BCP体制の強化にもつなげる。 コロナ禍によるテレワークの拡大で生活様式が変わり、PCやデータセンター向けの需要が拡大していることから増強に踏み切った。5Gの本格化に伴う基地局や携帯端末の需要も伸長しており、三井化学東セロも「今後も引き続き高い成長が見込まれる」と期待している。今回の増設を通じて、「世界的な半導体需要の高まりに対応するとともに、さらなる事業領域の拡大を目指す」とコメントしている。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月28日

リンナイがLiveSmartと連携

 リンナイとLiveSmart(東京都港区)は4月19日、スマートライフ領域において展開する法人向けサービス「LiveSmart for Business」の提供アプリで連携を始めた。このサービスは、スマートライフプラットフォームとしてこれまでも様々なメーカーの機器や設備と連携しており、今回のサービス連携でLiveSmartアプリからリンナイの給湯器や床暖房の操作が可能になった。 既存のスマートホーム機能と組み合わせることでワンストップな操作が可能になる。たとえば複数の設備や機器と同時に指定の時間に操作したり、スマホの位置情報を起点にして家から500mまで近づいたらエアコンの起動とともに湯はりを開始したりするなど。これによりメーカーや機器ごとにアプリが乱立してしまうことを防げるという。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月28日

スタンレー ブラック・アンド・デッカー、家具の組み立てやDIYに最適なプッシュドライバー

 スタンレー ブラック・アンド・デッカーは、本体を押すだけでネジ締め可能なペンタイプの電動ドライバーと精密ドライバーがセットになった「プッシュドライバー」に新?ピンクを追加し、5月中旬より発売する。 3.6Vリチウムイオンバッテリーを搭載。トリガースイッチに代わり、ビット部分をネジに押し込むと自動で回転するプッシュ方式を採用した。空回りなどのミスを防ぎスムーズにネジ締めを行える。最大5N・mまでの5段階のトルク調節機能や、18種類の電動ドライバービット、8種類の手締め用精密ドライバーセットも付属。家具の組み立てやDIYのほか、時計やメガネなどの精密機器、自転車やバイクなど幅広い用途で使用できる。 新色のピンクは、白を基調にドラゴンフルーツをイメージしたテーマカラーをスイッチ部などに配したポップなデザイン。「オレンジとブラックのブランドカラーによる既存デザインに加え、女性などより幅広いユーザーに訴求していきたい」(同社)。26種類のビットやmicroUSB充電ケーブル付きで、参考価格は税別4980円。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月28日

日立、Kyoto Robotics子会社化

 日立製作所は、知能ピッキングロボットの開発・販売で実績のあるKyoto Robotics(滋賀県草津市)を子会社化した。ロボットの3次元ビジョン、AIによる制御システムなどの独自技術を獲得することで、ロジスティクス・FA分野の自動化ライン全体に対して、ロボットシステムインテグレート(SI)をワンストップでスムーズに提供するのが狙いだ。 Kyoto Roboticsは、2000年に創業した立命館大学発のスタートアップ企業。産業用ロボットの「目」となる3次元ビジョンシステムは、物体認識率99.99%を誇る。さらに「脳」の役割を担う積み付けアルゴリズムやモーションプラーニング(ロボットアームの動作計画)のAI技術は、様々な荷姿や積載状況に対応したロボット制御を可能にした。 ロジスティクスや製造の現場は、多種多様な形状・質量の対象物を扱うことから、ロボットによる完全自動化が難しいパレタイジング・デパレタイジングを中心に、国内で400台以上の納入実績がある。 日立は、入出荷時のデパレタイズとパレタイズの自動化に、Kyoto Roboticsの知能ロボットシステムを適用したロボットSI、日立インダストリアルプロダクツ製の小型無人搬送ロボット「Racrew」や搬送設備も含めた自動化ラインを提案する。 さらに、倉庫制御システムや倉庫管理システムと連携させることで、「現場から経営まで一貫してつながる物流センターの高度化ソリューションを提供する」という。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月26日

岩崎電気、防爆形LED照明器具

 岩崎電気(東京都中央区東日本橋1-1-7、TEL.048-554-1124)は、ゾーン1(第一類危険箇所)とゾーン2(第二類危険箇所)で使用可能な防爆形LED照明器具「LEDioc EX VELNO」(=写真)を発売した。 独自構造により従来の防爆形蛍光灯器具と比較して器具全長は1/3以下、質量は1/2以下とコンパクトな設計の厚生労働省型式検定合格品。「業界最小クラスのコンパクトさで、従来品では設置が難しかった配管の隙間や狭い通路などに設置可能だ。補助光源としてピンポイントで使用できるほか、ベースライトとしても使用できる」(同社)。 2種類の明るさタイプと、2つの耐雷サージ仕様、取付方法が異なる計40品種を用意。希望小売価格は税別12万1500円~。 (2021年5月15日号掲載)

2021年05月26日

アマノ、電気集塵式オイルミストコレクター

 アマノ(神奈川県横浜市港北区大豆戸町275、TEL.045-439-2227)は、金属切削工程で発生するオイルミストを捕集する電気集塵式オイルミストコレクター「EM-8e?V」(=写真)を発売した。新開発の同社独自のブラシ荷電極による集塵方式を採用することで、従来機2倍の200 mg/?の高濃度油性・水溶性ミストを安定的に集塵できる。 電気集塵の心臓部である荷電極を針式からブラシ式に変更し、放電ポイントを増やすことで高濃度オイルミストの集塵に対応できるようになった。加工油を多く使用する重切削加工現場の環境対策・生産性向上に寄与する。放電ポイントが増えることにより、電極のメンテナンスサイクルの延命と耐久性の向上にもつながるという。販売価格は税別35万3000 円。 (2021年5月15日号掲載)

アマノ(株)

2021年05月26日