ニュース一覧

三菱重工工作、ホブ盤2機種

 三菱重工工作機械(若林謙一社長)は精度と能率を重視するホブ盤「GE15HS(High Speed)」「GE25HS(同)」を6月に発売した。世界的な脱炭素社会の実現に向けた動きを背景に、普及が加速する電気自動車やハイブリッド車の駆動を担う高精度歯車に対するニーズの高まりに応えたかたち。 ホブ盤GEシリーズは2004年の市場投入以来2800台の出荷を誇る。今回、大幅な改良を加え、GE15HSは自動車・二輪車に多く用いられる最大直径150ミリの歯車に対応。工具を取り付ける主軸に高速・高トルク型ダイレクト・ドライブ駆動方式のモーターを採用し、主軸の最高回転速度を従来比3倍の毎分6千回転に高めた。超硬工具を使用した切削加工では歯車研削並みの面粗度Ra0・4以下を達成したという(モジュール1.6ミリ、歯数19で)。 GE25HSは自動車のディファレンシャルギヤなど大径ギヤ用に最大直径250ミリまでの歯車に対応。高速回転時の温度上昇による加工精度への影響を最小化した高速主軸、テーブルマスターギヤのバックラッシュ除去装置を標準採用したテーブルを付けた。主軸のモータートルクおよび主軸の最高回転数(毎分2300回転)は従来比約1.5倍で、加工時間を42%削減するという(モジュール3ミリ、歯数54で)。 (2021年6月10日号掲載)

日本電産マシンツール株式会社

2021年06月14日

クリナップ、コンパクトキッチンに追加機種

 クリナップ(竹内 宏社長)はコンパクトキッチン「コルティ」、「ミニキッチン」への機能性強化した追加機種の受注を開始した。コンパクトキッチンは賃貸アパートなどの集合住宅や、公共施設、オフィス給湯室などの非住宅などでの採用率が高いという。 コルティではグリル付ガスコンロが、間口120センチメートルから対応可能になった。「魚焼きグリルは、魚を焼くだけでなくオーブン替わりに使用するなど、多目的な用途が注目されている。コンパクトなキッチンでも、しっかり料理を楽しんでいただけるようになった」(同社)。 ほか、シンク下に電気温水器設置がしやすい下方排水トラップ仕様のキャビネットなども新たに設定した。 ミニキッチンにはシングルレバー水栓を新たに設定。オプションとして選択可能になった。水優先の操作において、お湯が吐水されない節湯仕様だ。 (2021年6月10日号掲載)

2021年06月14日

ハタヤリミテッド、50mまで連結できるLEDテープライト

 ハタヤリミテッド(名古屋市中区大須4-10-90、TEL.052-261-3821)は、最大50mまで連結できるLEDテープライトを開発した。片面発光タイプ「LTP-10S」(全光束900Lm/m)と簡易両面発光タイプ「LTP-10P」(1800Lm)をラインナップ。トンネル工事の仮設灯や誘導灯など、連結点灯して長い距離を照明できる。連結部分は防水仕様。ハタヤエクスバンドやマグネットホルダーでも取り付けられる。断線時は故障箇所だけ切除し、補修キットで直せるメンテナンスのしやすさも売り。屈曲試験では、他社製に比べて約4倍の耐久性が実証できたという。持ち運びや収納に便利な袋が付いている。 (2021年5月30日号掲載)

(株)ハタヤリミテッド

2021年06月11日

シチズンマシナリー、コンパクトなLFV搭載機

 シチズンマシナリーは、主軸台移動形CNC自動旋盤「Cincom L20」シリーズに、設置面積が業界最小クラスのコンパクトモデル「L20 ?Z」(=写真)を追加した。現行モデルと比較して機械本体の奥行寸法を155?_短縮し、設置面積を約13%小さくしたL20の最小モデル。必要機能に絞って小型化したことで、工場の限られたフロアスペースを有効活用でき、単位床面積あたりの生産性向上に大きく貢献する。 本体標準価格は税抜798万円。今年6月下旬に販売を開始し、生産予定台数は月10台。精密機器部品、電子機器部品、医療機器部品、自動車関連部品など幅広い用途で活躍する。 最大加工径φ20の自動旋盤としては、業界最小クラス。標準でガイドブッシュ式/ガイドブッシュレス式の切り替えができるほか、φ25のオーバーサイズ仕様を選べる。 くし刃刃物台のバイト本数を6本に増やし、回転工具のツール本数も拡張可能なことから、さまざまな加工ワークに柔軟に対応可能。オプションのLFV(低周波振動切削)技術などの機能を追加することで、安定生産を支える。 また、90年代後半から発売された旧型のL20と占有面積が同等であるため、既存機更新の際にも、機械設置面積はそのままに機械機能の強化と生産性向上を実現できる。 (2021年5月30日号掲載)

シチズンマシナリー(株)

2021年06月11日

長谷川工業、業界最軽量の可搬式作業台

 長谷川工業(大阪市西区江戸堀2丁目1-1-14F)は、可搬式作業台「デューク 感知音ステップ付き(DUKX)」を5月1日に発売した。 同製品は今年リニューアル発売した可搬式作業台DUKに、新機構「感知音ステップ」を搭載。感知音ステップは最下段にあり、昇降時に踏むと「カチッ」と音がすることで最下段にいることを知らせ、踏ざんの踏み外しによる事故を防ぐ。また、60mmと幅広なステップや手がかり棒も装備されており安定した昇降を実現する。 スライドすることで狭い空間でも使いやすく、折りたたみも簡単。製品質量も業界最軽量(DUK-1816本体の場合)。 (2021年5月30日号掲載)

長谷川工業(株)

2021年06月11日

山善、教育展に初出展

 山善は5月12-14日に東京ビッグサイト・青海展示棟で開催された「教育 総合展 EDIX東京2021」(リードエグジビションジャパン主催)に出展。同社オリジナル製品のスポットクーラー「クールレボリューション」をはじめとする暑さ対策製品を教育現場向けに提案した。 同社は「学校では体育館などの教室以外の場所はエアコンの投資が難しく、設置率が低い」と説明する。文部科学省の昨年度の調査によると、公立学校施設の冷房設備の設置率は、普通教室は93%と高い一方、体育館などは9%に留まっている。 「クールレボリューションは体感温度12℃の冷風を、大容量で約50m先まで届けることができる。大掛かりな設備投資も不要で、イニシャル・ランニングコストともに抑えられる。体育館などのエアコン設置率の向上に貢献できる」(同社)と自信を見せる。 ほか、小中学校でのプログラミング教育が必修化されたのを受け、同社が代理店契約をしている台湾の協働ロボット「TECHMAN」の実機も展示。「柵が不要でプログラミングが容易なのが特長。授業でも活用していただきやすいと考えている」(同社)。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月11日

コロナ、冷房シーズン前のエアコン試運転を指南

 コロナ(小林一芳社長)は、家庭における早期のエアコン試運転のチェックポイントを自社HP上で公開した。 経済産業省では家庭内における熱中症を予防するため、本格的な夏を迎える前にエアコンの試運転を行うこと推奨している。これにともない、同社がチェック項目としてあげたのが以下の4点。(1)1室内機・室外機の吸込口や吹出口が塞がれていないか(2)エアフィルターが汚れていないか(3)電源プラグがしっかりとコンセントに差し込まれているか(4)リモコンの電池が交換されているか(1年1回の交換を推奨)。 また試運転は「運転モードを冷房にし、最低温度に設定して10分程度運転」し、風がきちんと出ているか、運転中に異常を示すランプが点滅していないかを確認。さらに30分運転を続け、室内機から水漏れがないかをチェックする 「エアコンの点検・修理の依頼は例年6~7月にかけて集中するため、予約が混みあっていると修理まで時間がかかる場合があります。本格的に使い始める前にエアコンの試運転を行い、状態を確認してください。また不具合があればすぐに使用を中止し、お買い上げの販売店やメーカーにご相談ください」(同社)。 (2021年5月30日号掲載)

(株)コロナ

2021年06月11日

ヤマザキマザック、15分で立ち上げ可能な自動化セル

 ヤマザキマザックは6月1日、協働ロボットを用いた自動化セル「Ez LOADER10(イージーローダー10)」を発売した。接続対象機種は同社製の中小型複合加工機・CNC旋盤・立形マシニングセンタなどで、協働ロボットとビジョンセンサ、専用ソフトウェア内蔵のタブレット端末で構成される。工作機械との接続はケーブルをつなぐだけで完了し、位置補正もビジョンセンサを用いて自動で行うことでセットアップを簡易化。立ち上げ所要時間を15分以内に抑えた。 動作設定は専用のテンプレート(ワーク台)に加工物をセットし、ワーク高さなどの情報をタブレット端末に入力するだけ。ビジョンセンサが加工物の位置を認識して工作機械へ自動搬送するため、ティーチングが不要で生産開始までのリードタイム短縮に寄与する。加えて動作設定のカスタマイズが可能な「ダイレクトティーチ機能」も搭載。ロボットアームを手動で動かすことで任意の動作経路を記憶させ、専用ソフトウェア上で作業内容を簡単に追加・変更できる。例えばワークに付着した水・切屑の除去動作の設定や周辺機器との連携など、独自の自動化システムを専門知識なしで構築することも可能だ。 Ez LOADER10について同社は「複数種の工作機械が稼働する工場でも、1台の導入で様々な設備機の自動化に対応できる。接続機種を時間・日単位で頻繁に切り替える運用も可能」とする。販売価格は税別820万円からで、年間100台の販売を目指す。 (2021年6月10日号掲載)

ヤマザキ マザック(株)

2021年06月11日

育良精機、液晶ディスプレイ搭載ケーブルウィンチ

 育良精機はケーブルウィンチの新製品「CW-2500LD」を5月から販売開始した。従来のモノクロ表示から見やすいカラー表示ディスプレイを搭載。屋内モードと屋外モードの切り替えにより、屋内外問わずあらゆる現場での視認性を高めた。 大画面のディスプレイには、張力・距離・電流・電圧等、延線工事時に必要な情報を表示。ロードプリセット機構も搭載され、あらかじめ設定した値をインジケーターで見やすく表示し、安定した延線工事を可能にした。 設定値を超えるとドラムの回転を停止させ、ケーブルへの過負荷を未然に防ぐ。さらに電圧降下による動作不良時には、大画面ディスプレイに原因を表示するなど安全対策も充実させている。最大巻取能力6.9kN、14.7kN、24.5kNの3機種をラインナップした。 (2021年6月10日号掲載)

育良精機(株)工具事業部

2021年06月11日

コロナ、1台4役の加湿装置

 コロナ(小林一芳社長は)は、多機能加湿装置「ナノフィール」に、最大300平方メートルの空間に対応する大能力タイプを追加。6月より販売開始した。 「ナノフィール」は、マイナスイオン発生技術を用いて、水分100%のマイナスイオン(ナノミスト)を大量に発生させ、加湿、消臭、除菌、空気清浄の効果を生み出す、1台4役の多機能加湿装置。取り込まれた菌やニオイのもと、花粉などは水に溶け込んで抑制され、水とともに排出する。 新製品の大能力タイプは、適応床面積最大300平方メートルの広い空間に対応可能。「従来の据置型ナノフィールでは複数台の設置が必要だった広い空間も、大能力タイプなら設置台数を減らすことができ、配管工事などの設置に伴う費用も抑えることができる」(同社)。 また給水・排水を自動で行うため給排水の手間がかからず、一定時間ごとに機器内部の水を入れ換えるため、医療・介護福祉施設やスポーツ施設、教育施設、オフィスなど、多人数が集まる場所をクリーンで快適な空間に保てる。 (2021年6月10日号掲載)

(株)コロナ

2021年06月11日

ピカコーポレイション、屋内用電動操作リフト

 ピカコーポレイション(大阪府東大阪市長田中4-4-10、TEL.06-6747-6856)は、車輌へも積載できる可搬式荷物用昇降台「HLA-ADC」を発売した。屋内用電動操作リフトとして、満充電時で30~50回(負荷重量によって変動)昇降する。リフト最大高さ3.01~7.37mの4機種をラインナップした。最大積載重量はいずれも245kg。ベースは、折りたたんで収納できる標準仕様、左右の安定感を高めたことで重い荷物でも側面から支えられるスタビライザータイプを用意した。フォークは取り外しが可能。オプションとして、ホイストの代替などに使えるブームのほか、荷物台、パイプクレードル、アジャスタブルフォークがある。販売価格は税込181万5千円から。 (2021年5月30日号掲載)

(株)ピカコーポレイション

2021年06月09日

中村留精密工業、Web展に200人

 中村留精密工業は5月20、21の両日、新製品や加工技術を紹介するWeb展示会「Nakamura-Tome Online!」を開き、約200人が視聴した。5月20~22日に開催予定だったMEX金沢に合わせて展示会場から中継して出展機を紹介する予定だったが、同展の中止を受けて出品予定機をショールームに集めてライブ配信した。 少ロットでも生産を自動化したいというユーザーの要望に応え、スピード/スペース/フレキシビリティの3つの観点から自動化を提案した。ミーリング機能を標準搭載した対向2スピンドルの複合加工機WY-150には新製品の「コンパクトローダーロボット」を付けて実演。このローダーロボットは搭載しても機械高さが変わらない省スペースを重視した。ツメ交換用ハンドなどにハンド交換できるうえ、ツメ交換も自動化できるので夜間の無人運転に向く。ティーチングは容易で、「あらかじめ作成されたプログラムを実行するだけ。ガントリーローダーのようなポイントティーチングで動かせる」と言う。 加工技術として見せた「揺動切削」は周期的に刃物を振動して空振りさせる。切粉を短く分断することでワークに絡むのを防止。送りの自動調整でサイクルタイムに変化はなく、テーパー形状にも対応できるという。この機能は現在、7機種に対応。 これまでのWeb展同様、視聴者には両日でやりとりのあった質問・回答をQ&A集としてメール配信する。 (2021年5月30日号掲載)

中村留精密工業(株)

2021年06月07日

THKの人型ロボットをNTTが採用

 THK(寺町彰博社長)のサービスロボット「SEED-Noid-Mover」が、NTTコミュニケーションズ主宰のオープンイノベーションプログラム「エクストーチ」のパートナーに採択された。 「社外との共創により、想像を超えて灯火が拡がり、創造を超えた世界をつくっていく」との意味が込められた「エクストーチ」は、NTT コミュニケーションズグループの技術、インフラ、サービスなどの豊富なリソースを活用して新たな価値を共創するオープンイノベーションプログラム。 その中のテーマの1つである「完全無人化された次世代データセンターの創出」に対して、THKのロボット「SEED-Noid-Mover」が選ばれた。同ロボは、人の動作の再現を可能にした汎用人型等身大プラットフォームロボット。インターネット環境さえあればどこでも遠隔操縦可能、さらには自律動作等の開発用ベース機体としても幅広く活用できる要素を備えている。 「採択にあたっては、データセンター内に『SEED-Noid-Mover』を投入することで、従来、人が行っていた作業を無人の状態でも滞りなく遂行できる環境が生まれ、完全無人化されたデータベースセンターの実現に大きく貢献できる可能性が評価された」(THK)。 (2021年5月30日号掲載)

THK(株)

2021年06月07日

コミー、フラットミラーにぼかし加工タイプ

 コミー(埼玉県川口市並木1-5-13、TEL.048-250-5311)は、フラットなのに視野が広い「FF ミラー」に「FFミラー気配」(室内専用=写真)を追加した。 FFミラーはフラット形状だが凸面鏡のように視野が広い鏡で、通路の壁に設置しても出っ張らず、「正面を見るだけで自然と死角が目に入る」という。今回発売した気配は、プライバシーに配慮し、トイレ出入口付近に設置しても顔が映り過ぎることがないように、鏡の表面に特殊なぼかし加工を施した。 サイズはW270×H120mm、像の大きさ(曲率半径)は280R相当で、標準価格は税抜2万8000円。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月07日

オークマ、広島県福山市にCSセンター

 オークマは、広島県福山市に「西日本CSセンター」を開設した。5軸加工機など最大6台の最新鋭機を常設できる展示場と3次元測定装置を備えた拠点として、テストカットにも迅速に応じる。敷地面積は1881.12平方m。スタッフを15人に増強することで、これまで岡山営業所がカバーしていた、岡山県、鳥取県だけでなく、中四国・山陰地区に対して万全なフォロー体制を構築する。 技術者が常駐し、機械見学、加工サポート、NCスクールなどにも対応。Webによる仕様打ち合わせやリモートテストカットも想定している。同社によれば、「中国、四国、山陰地区は、自動車、半導体、造船、航空機など、重要な産業が集中しており、今後も需要の拡大を見込むことができるエリア」という。 (2021年5月30日号掲載)

オークマ(株)

2021年06月07日

ダイキン、空調のクラウド制御サービス

 ダイキン工業は5月19日、ビルや商業施設、病院などの業務用空調機の導入・運用・保守・更新において、快適性向上やエネルギー消費量削減、管理工数削減を実現するクラウド型空調コントロールサービス「DK CONNECT」を6月1日に始めると発表した。このサービスは空調機の制御データや運転データを送受信するネットワーク端末を介して業務用空調機をクラウドに接続し、パソコンやスマートフォン、タブレット端末から複数のビルにまたがる空調を一括で監視、制御できる。エネルギー消費の削減や働き方の多様化に対応し、空調が故障した際に遠隔で応急運転もできるという。 まずは新設の業務用ビル用マルチエアコンを対象に最終的には既設機やルームエアコンも対象に加える。2025年までに新規ビルマルチ販売の50%以上の接続を目指す。想定する機器接続数は室外機ベースで100万台、ユーザー数30万人(同時アクセス9万人)。照明や換気装置との連携による省エネ性、利便性、快適性の向上が可能という。 サービスに必要となるネットワーク端末「DK CONNECT edge」の本体価格は39万円、サービスの月額使用料3000円(ともに税別)。来年度からはインドや北米、アジアへの展開を予定しているという。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月07日

丸秀工機、3次元チューブレーザー切断機

 丸秀工機(關桂太社長)は3次元チューブレーザー切断機「ファイバーコースターMR250-3D」を発売した。「高額なチューブレーザーをより汎用的にすることをコンセプトに開発した。板金加工のみならず鉄工所など幅広い現場で活用いただける」(同社)と言う。 開先切断機構付き3次元切断用レーザーヘッドシステムにより、マーキング、切断、払い出しまでを高速で行えるのが特長だ。3次元5軸ヘッドの能力を最大限に活用でき、最大45度までの開先切断の設定が可能だ。 自動でセルフセンタリング締付が可能なデジタル式次世代チャックシステムも搭載。大きいものから小さいものまで、アングル、チャンネルやH鋼など多様な鋼材に対応する。 パイプ切断専用ソフトウェアからパイプ特有の内外径接合での3次元データの作成や、加工事例などをエクスポートできる。自動搬入装置(オプション)を用いれば、ローダラックに材料を搬入から払い出しまでを自動化でき、連続加工に向く。 レーザー出力は3キロワット、切断対象径は丸パイプφ12~254ミリ、角パイプ12×12~200×200ミリ、最大材料長さは6500ミリ、切断は鉄10ミリ、ステンレス6ミリ。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月04日

ZOLLER Japan、CGTechとコラボ

 登壇者だけでなく、小型マシニングセンタ、ツールプリセッタの前にもカメラが設置された。5月14日、大阪市吹田市にあるZOLLER Japanのショールームで開かれたオンラインセミナーのテーマは「加工段取りと生産性の効率化」。ZOLLERが強みとするツールプリセットや工具管理とともに、測定時に得た情報などを切削シミュレーションに連携させるのが狙いだ。 CGTechとのコラボセミナーとして開催した。両社が一例に挙げたのは、CAD/CAMソフト「VERICUT」による切削シミュレーション。ZOLLERの工具データベースから工具情報や推奨加工条件をダウンロードし、被削材に適した条件を提示するといったものだ。 CGTechの担当者は「ファーストアプローチの検討材料にできる」と説明した。被削材と推奨条件の情報を取得するには、ZOLLERの工具管理ソフト「TMS」で事前登録が必要という。TMSは、工具使用状況の把握、保管場所の管理、在庫に合わせた受発注が可能なことから、メリットを実感できる提案として、今春から低価格版「TMS スターター」の販売を開始している。 セミナー後半では、NCデータのGコードを解析して送り速度を変更させるVERICUTの機能を実演した。TMSに登録した最適化設定ファイルを使用し、切りくずの厚さや過負荷を制御する様子を画面と切削音で伝えた。 終了後、リアルタイムでアンケート結果が表示される企画も実施。CGTechの茨木保彦マーケティングマネージャーは「率直な意見を聞くことができた。コラボイベントは、ソリューション提案として、関心も、集客率も高い」と話す。 ZOLLERも昨年からオンラインセミナーを精力的に開催しており、「とくに今回のセミナーは100人以上の申込みがあった。生配信の経験を生かして、ショールームに足を運べない方にも積極的に提案していきたい」(奥健一マーケティングマネージャー)という。 (2021年5月30日号掲載)

ZOLLER Japan(株)

2021年06月04日

北川鉄工所、ウェブショールームを開設

 北川鉄工所は製品の技術情報の提供や顧客からの問合せ受付を行うウェブショールーム(https://prod.kiw.co.jp/exhibition/mtools/)を開設した。製品の特長を図・写真・映像で紹介するほか、ウェブショールームのなかにある問い合わせフォームを使って画像やスケッチ、図面などの資料を添付して連絡することもできる。同社は「技術情報については今後も順次コンテンツを追加していきますのでご期待ください」としている。 (2021年5月30日号掲載)

(株)北川鉄工所

2021年06月04日

ワルタージャパン、汎用高めた超硬エンドミル

 ワルタージャパン(名古屋市中村区名駅2-45-7、TEL.052-533-6135)は、超硬エンドミル「Xill-tec Advance MC230」を発売した。35度/38度不等ねじれ刃形状を採用。ビビりを最小限に抑えた安定加工を可能にした。エンドミル用に独自開発した耐摩耗性TiAlNコーティングのWK40TF材種との組み合わせで、様々な被削材の荒加工と仕上げに対応する。想定する被削材は、鉄、ステンレス、鋳鉄、非鉄金属、難削材など。一般的なエンドミル加工のほか、「ダイナミックミーリングなどの最新加工テクノロジーにも適用する」という。ラインナップとして、スクエア(ピン角)、エッジチャンファー、コーナーR付き、中心刃付き、円筒シャンクなどを用意している。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月04日

LIXIL、タンクレストイレ5年ぶり刷新

 LIXILは、INAXタンクレストイレ「SATIS Sタイプ」を5年ぶりにフルモデルチェンジ。2021年6月1日より全国で発売する。 初代から続く前出寸法650?_を継承した日本最小クラスのコンパクトサイズでありながら、トイレ本体の横幅を広げ、座り心地を追求した便座に刷新。非接触ニーズの高まりを受け、使用後に便フタが閉まってから便器洗浄する「便フタ閉後洗浄モード」をINAXのトイレで初搭載。使用中に銀イオン水でノズル洗浄を行う「ノズル除菌」を搭載し、シャープ社のプラズマクラスターイオンによる「鉢内除菌」と合わせて、衛生対策を強化した。 さらに、住宅インテリアで潮流となっているマットな質感への要望に応え、日本初の特別カラー「マットホワイト」を650台限定で販売する。 「現在の住宅環境において、トイレは用を足す以外に『ひとりになりたい時』に使われています。考え事や気持ちを落ち着かせたい時にトイレを使われており、トイレはひとりきりになれる、家の中で貴重な場所になっています。今回発売するSATIS Sタイプは、誕生20周年を機に、使う人の気持ちを満たす、より広く、きもちのいい空間を実現するトイレとして生まれ変わります」(同社)。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月04日

立川ブラインド工業、ロールスクリーンをリニューアル

 立川ブラインド工業(東京都港区三田3丁目-1-12)は、ロールスクリーン「ラルクシールド」(=写真)を大幅リニューアルし、全96柄464アイテムを6月1日より発売する。 デザイン生地のラインナップを拡充し、生活に安らぎを与える植物を取り入れた「ボタニカル」、定番となった北欧スタイルの「ノルディック」、無機質で工業的なテイストを取り入れた「インダストリアル」など6つのカテゴリーに分類。「ライフスタイルや趣向に合わせて選べるよう多彩なラインナップを用意した」(同社)と言う。プレーン生地も、トレンド感のあるグレイッシュな無地生地や「遮熱」「UVカット」「抗アレル」(ダニ・花粉などのアレル物質の働きを低減する効果)などの機能を有した生地も拡充した。 (2021年5月30日号掲載)

2021年06月04日

寺岡精工、EC需要向け新製品相次ぎ投入

 寺岡精工(東京都大田区・山本宏輔社長)は4月20日、旺盛なEC需要に対応する新製品を相次いで発売した。 「マイクロSMART QBING」は、近年利用数が増加している小型荷物に特化した自動採寸計量機。「業界初」という計量10g/計測2.5ミリ単位の高精度採寸計量機能を備え、コンベヤ上に荷物を流すだけで、バーコードスキャン、サイズ計測、計量までを瞬時に行える。本体サイズは長さ64?aメートル×幅62?aメートルと小型で、従来品(SQ-2203)と比べ約3分の1の設置面積で済むことからスペースの限られた倉庫でも使用可能。同日発売のライン長を短縮した自動仕分け機「コンパクトソーター」と組み合わせることで「測定結果やバーコード情報を基に効率的な自動仕分けが可能になる」という。 一方「8マルチピッキングカート」は、ピッキングカートに8個の秤を搭載したことで最大8オーダーの同時ピッキング・重量検品を可能にする製品。オーダー数に応じて秤を「1~8」の間で自由に組み合わせることで、1店舗大量オーダーから少量多品種オーダーまで作業内容に合わせ柔軟に運用できる。リストを用いたピッキングと比べ作業ミスを「100万分の1まで低減できる」といい、「高い検品精度の実現により最適なピッキング作業をサポートする」とする。 (2021年5月15日号掲載)

2021年06月02日

ミズノ、靴紐いらずで着脱楽々

 ミズノはJSAA制定のプロテクティブスニーカー規格・普通作業用(A種)認定で、BORフィットシステムを採用したワークシューズ「オールマイティHW51M BOA」を、全国の作業用品専門店やホームセンター、オンラインショップなどで発売する。  同製品は、シューズの着脱が簡単にできるBOAテクノロジー社(米国)のBORフィットシステム『L6ダイヤル』をベロ部に配置。ダイヤルを回すことで、ミリ単位でフィット感の調節が簡単にでき、作業業時の安全性や快適性を追求した。 「建設や運送業に従事する作業者にとって、靴紐結びに時間と手間がかかる。また、靴紐と比べてベルトタイプのシューズは、時間と手間は省略できても細かなフィット感調節がしにくい。BOAフィットシステムは、靴紐の代わりとなるステンレス鋼ワイヤーレースと、レースを巻き取り締めあげるためのダイヤルで構成されており、すばやく精密にミリ単位でのフィット感調節が可能」(同社) 今回採用の『L6ダイヤル』は耐衝撃性に優れ、予期せぬ誤解放がしにくく、またメンテナンスしやすい。また、ダイヤル周りには、作業現場での破損防止を目的に衝撃緩和プロテクターを採用している。価格はオープン。 (2021年5月15日号掲載)

2021年06月02日