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DMG森精機が工作機械内で工具形状を取得、非接触で

 DMG森精機は機内カメラを用いて工作機械上で工具の計測や補正を行う「ツールビジュアライザー」の販売を始めた。高性能なセンシング技術を用いて工具形状を自動計測する。 一般に切削工具は切削熱による熱膨張で形状が変化し、加工精度に誤差が生じさせることがある。そのため加工前に正確な工具計測を行う必要がある。このツールビジュアライザーは工作機械内で工具形状を取得できるため、工具の計測だけでなく工具折損や切りくずの巻きつきなど工具の異常を検出することができる。また、従来機では機外で行う必要があった干渉チェック用工具モデルの登録や工具刃先の鮮明な画像取得なども全て機内で行うことが可能。同社は「非接触で計測できるため工具の形状や計測ポイントに左右されず、小径から大径までさまざま工具の計測が可能となり、計測工程の作業時間を大幅に短縮する」と言う。 複合加工機NTX2000/1500、同2500/1500、同3000/1500の各2nd Generationに搭載でき、定価は税別380万円。 (2021年7月10日号掲載)

DMG森精機(株)

2021年07月14日

カスタム、暑さ指数計シリーズ化

 カスタム(東京都千代田区外神田3-6-12、TEL.03-3255-1117)は、暑さ指数計をシリーズ化した。熱中症危険レベルを4段階でアイコンとアラームで知らせるほか、フック穴やベルトループなど4種類の設置方法がある点を特長に挙げている。黒球式「HI-302BB」はJIS B 7922(クラス2)に準拠。WBGT危険レベルアラームの音量とタイミングを任意で設定できる。工場現場、農場などの屋外作業だけでなく、スポーツや登山などのレジャーも想定して開発した。「HI-302」(=写真右)は、温度、湿度、WBGTの最大・最小値を表示するコンパクトモデル。空調設備の整っていない建物内、部屋ごとの環境管理に向いている。 (2021年7月10日号掲載)

2021年07月14日

サンドビック「CoroPlusマシニングサイト」

 サンドビック(コロマントカンパニー)は、工作機械の稼働率や停止原因などを可視化する「CoroPlusマシニングサイト」を日本市場で導入した。 データ収集を一元化し、リアルタイムで機械の情報をタブレットやパソコンで見られるようにした。確認できるのは、▽機械の稼働状態▽停止時間▽停止原因▽ワーク加工数▽アラームの発生状況-など。ダウンタイムを大幅に低減し、生産プロセスの最適化を可能にした。 設備をネットワークに接続し、暗号化された通信経由でマシニングインサイトのウェブサイトにデータを送ることで、手元で閲覧・確認する仕組み。機械稼働率ダッシュボード画面のほか、ワークに関する情報を確認できるパートアナリシス(ワーク分析)画面、工具の使用状況を確かめられるツールインスタンス画面などがある。利用できる機能やレポートの内容別にパッケージが3種類あり、ニーズに応じて選べる。 (2021年7月10日号掲載)

サンドビック(株)

2021年07月14日

オカムラ、物流ショールーム 「LUX」

 オカムラ(中村雅行社長)は、昨年、静岡県御殿場市に開所した物流システムショールーム「LUX(ルクス)」において、7月より法人向けの見学会をスタートする。  同社は、自動倉庫や搬送・仕分け機器などの物流システム機器の開発・製造、導入・運用支援、アフターサービスなど物流システムにおける一貫したソリューションを提供しており、それらの専用ショールームとして開設されたのが「LUX」だ。「名称の『LUX』はロジスティクスの『L』とユーザーエクスペリエンスの『UX』を組み合わせたもの。ラテン語では光を意味するが、お客さまの物流の一歩先を照らし示すという意味を込めている」(同社) ショールーム内では自動倉庫、ロータリーラック、搬送・仕分け機器、オートストア、ロボットピースピッキングシステム、自律移動ロボットなど同社物流システムの主力製品を展示。実際の稼働デモンストレーションを体験できる。「機種選定の参考にしたい、作業性や能力を検証したい、製品規模を確認したい、運用イメージをつかみたいなどユーザーニーズに合わせてご案内し、導入前の疑問解消や課題解決のアイデアを得る場として活用していただきたい」(同社) 見学会は物流システムの導入を検討しているユーザーに向けて、毎月第3金曜日の午前、午後の2部制で定員を設けて実施する。問い合わせ、申し込みは同社ウェブサイトで受け付けている。 (2021年7月10日号掲載)

2021年07月14日

永大産業、安全性高い建材群に不燃室内ドア

 永大産業(大阪市住之江区平林南2-10-60、TEL.0120-685-110)は6月21日、小さな子どもからシニア世代まで幅広い年齢層が利用する施設向け「セーフケアプラス」製品群(2011年発売)の室内ドアに4種類の不燃タイプ製品を追加するとともに、従来の不燃タイプ製品(握りバー仕様)に引き手仕様を設定した。同社は「より一層の安全性向上が求められるなか、当社では今後も引き続き『セーフケアプラス』の製品ラインナップを充実させる」としている。 この一環として6月28日からは、指つめ防止を目的に一部のドアでオプション設定している「戸先パッキン」のリニューアルを実施した。不燃タイプの室内ドアを初年度430セット、2年後に年間670セットの販売を見込む。 (2021年7月10日号掲載)

2021年07月14日

HCI、配送ロボットの代理店に

 ケーブル製造装置メーカーとロボットシステムインテグレータの2つの顔をもつHCI(大阪府泉大津市)は6月から近畿地区の代理店として、多用途の配送ロボットの本格販売を始めた。扱うのは中国・深センのベンチャー企業Pudu Robotics(2016年設立)が開発した3機種。4つあるトレーに物を載せて自動で運ぶことができる。3D障害物回避センサーや自律ナビゲーション機能を持ち、飲食店・工場・病院・事務所・スーパーマーケットなどで使えるという。価格は税別で200万~250万円。 HCIはBtoCも視野に導入サポート、メンテナンス、アドバイスを行う。また導入検討のためのテスト利用を1週間で8万円程度、1カ月で20万円程度で提供する考えで、リースでの提供も検討中という。 この配送ロボットは9月にオープンする予定の泉大津市立図書館「シープラ」(約3千平方?b、蔵書数15万冊の予定)に導入される。人手に頼っていた不明本の検索、予約本のピッキング、蔵書点検などのオートメーション化を目指し、泉大津市とHCIは6月8日、「ロボットを活用した事業連携に関する協定」を締結した。まずは配送ロボットを来館者の案内用に活用し、図書館システムを構築しながら、ロボットがRFIDで本の情報を収集し、タブレット端末でスタッフが現状を把握できるように検証を重ねていくという。 HCIの奥山剛旭社長は「(シープラの)河瀬裕子館長から図書館について、重い本を持って歩かなければならなかったり、本があるべきところになかったりということが課題になっていると聞いた。本の運搬や来館者の案内をこのサービスロボットで解決したい」と話した。南出賢一市長は「泉大津市は今年1月、関西万博の共創パートナー第1号として登録した。これは『街』というフィールドで『どんどん実証実験をやっていきます』という意思表示。図書館だけでなく市役所、市内各所で展開し、泉大津市が『ロボットの街』『実証実験の街』としてショールームのように取り組みながら、オセロの1枚をひっくりかえしたい」と意気込む。 2021年6月25日号掲載

(株)HCI

2021年07月12日

京セラ、充電式マルチツール

 京セラインダストリアルツールズ(鈴木健二郎社長)は、マルチツールブレード規格の最上位グレードであるSTARLOCK MAXの先端工具(ブレード)対応の充電式マルチツール「DMT11XR」を6月に発売した。 「DMT11XR」はコンパクトでパワフルなブラシレス分割コアモーターを搭載。切断から剥離、研磨までさまざまな作業に対応する。先端工具(ブレード)はワンタッチで簡単に素早く取り付け、取り外しが可能。本体のヘッド部分から後方にかけては、手にフィットするラバー素材を採用、「角度を決めて作業がしやすいボディ形状とショートボディにより、高精度な造作作業が可能で圧倒的な扱いやすさを実現した」(同社)。 薄暗い場所でも手もとを明るく照らすLED ライト、用途や対象物に合わせて回転数を調節する変速ダイヤル機能を標準装備。付属のキャリングケースには、収納と持ち運びに便利な先端工具収納ケースが付属する。また、同ケースを採用したXRシリーズは、ケース同士を連結できる専用設計で、収納や現場への持ち運びを楽に行える。 2021年6月25日号掲載

2021年07月12日

トクラス、「櫻井・有吉THE夜会」にTENORカウンター提供

 トクラス(小泉和弘社長)は、タレントの櫻井翔さんと有吉弘行さんがMCを務めるTBS系バラエティ「櫻井・有吉THE夜会」(毎週木曜22時放映)に美術協力を行った。 同番組では4月より新プロジェクト「夜会ハウス」をスタート。一軒家を丸ごとリフォーム。スタッフやカメラマンのいない芸能人だけの空間で、ゲストの趣味やマイブームが語られるトークバラエティを収録している。 トクラスはこの「夜会ハウス」にTENORキッチンカウンターを提供。ソルティホワイトを使用したカウンターに、人気のリファインドモカの扉とブラック取手を組み合わせ、上質で落ち着いた空間と調和のとれた明るいキッチンとなっている。  「夜会ハウス」室内インテリアの様子はhttps://youtu.be/kvOvqgckxcMからも見ることができる。 2021年6月25日号掲載

2021年07月12日

京町産業車輌、電動式牽引車を拡充

 京町産業車輌は、電動式牽引車のラインナップを今夏拡充する。台車、装置、カーゴなどに連結して移動させる製品で、最大牽引質量700キログラムと1200キログラムの2機種を市場投入する。 「ピッカーPK700」は、専用ブラケットに取り付けるだけで連結が完了する。負荷時の最高速度は時速3キロメートル(走行距離約5キロ)。ハンドル角度無段階チルト機能のほか、非常停止ボタン、バッテリー残量計などが付いている。機械寸法を高さ1250×幅313×奥行600ミリに設計したほか、回転半径が小さく、小回りが利くのも売りだ。 「ピッカーPK1200」は、さらにフック上昇ボタンを標準装備。電動式のフックを採用したことで「どんなモノでも牽引したり、押したりして作業ができる」という。  工場や物流センターに最適な平坦路専用機として開発した。バッテリーは交換式で、AC100Vコンセントで手軽に充電できる。 従来機種に比べて価格面で優位性を持たせた新製品として提案する考え。バッテリー駆動で重量搬送の負担を軽減する製品として、手持ちの台車に後付けできる「アシドラユニットADU500」(最大積載能力500?`グラム)も同時期に発売する予定。台車とのセット販売も計画している。 2021年6月25日号掲載

京町産業車輌(株)

2021年07月09日

コンテック、タッチスクリーン一体型産業用PC

 コンテック(大阪市西淀川区姫里3-9-31、TEL.06-6472-7130)は、ファンレス仕様のタッチスクリーン一体型産業用PCを開発した。アナログ抵抗膜方式のタッチパネル表示器に、クアッドコアCPUインテルAtomプロセッサE3845(Bay Trail)を搭載することで、消費電力を抑えた。各種拡張インターフェイスを標準装備。用途に合わせて、パネルマウントタイプ「PT-Mシリーズ」(写真左)とオープンフレームタイプ「PT-Fシリーズ」から選べる。10.8~31.2VDCのワイドレンジ電源に対応しており、さまざまな環境で使用可能。ファンによるホコリや異物の侵入を心配する必要がなく、経年劣化する部品の使用を極力抑えた設計になっている。 2021年6月25日号掲載

2021年07月09日

コロナ「快適LABO」オープン

 コロナ(小林一芳社長)は、ホームページ上に特設サイト「CORONA快適LABO(ラボ)」をオープンした。 「CORONA快適LABO」は、コロナの商品やものづくりに対する想いや姿勢を発信し、同社をより身近に感じてもらうために設けた仮想の研究所。 「商品のラインナップに加え、開発コンセプトや便利な使い方まで、快適に関わる情報をわかりやすくお届けする」(同社)。 現在は「ミュージアム」、「空調研究所」、「住設研究所」を公開。「ミュージアム」では創業当初からの歴代商品、「空調研究所」と「住設研究所」では、商品開発の裏側や開発者のこだわったポイントなどを紹介している。 今後は、暖房商品を紹介する「暖房研究所」や、家を模した空間から暮らしに役立つ情報を発信する「モデルルーム」など、コンテンツの拡充を予定している。 2021年6月25日号掲載

(株)コロナ

2021年07月09日

大阪製罐、抗菌対策ツールを続々リリース

 見えない菌やウイルスへの対策に関心が集まるなか、大阪製罐(東大阪市)が抗菌対策を施した什器を相次いで発売している。 抗菌仕様が追加されたのは、オープン棚の「OSパワフルワゴン」や、引出し1枚あたりの均等耐荷重200キログラムの「OS DXキャビネット」、同50キログラムの「OSライトキャビネット」など。抗菌力のある銀イオンを取り込んだ無機系抗菌剤「イオンピュア」を採用し、金属イオンが徐々に溶け出すことで24時間後に99%以上の抗菌性を、2時間後といった短時間でも高い抗菌効果を発揮する。キャビネットは本体・引出し・仕切板に、パワフルワゴンはワゴンの柱・棚板・取手などにそれぞれイオンピュアによる塗装を施した。 同時に、抗菌に加えて抗ウイルス効果を備えた「OS軽量作業台 WK型」も発売した。天板に抗菌・抗ウイルス化粧板「ウィルヘル」を使用したことで、24時間後に99.9%以上減少の抗菌・抗ウイルス効果を発揮。光触媒でないため、室内の明暗に性能が左右されない。 2021年6月25日号掲載

大阪製罐(株)

2021年07月07日

ASPINA、自律走行搬送ロボット(AMR)

 ASPINA(シナノケンシ)は、製造現場向け自律走行搬送ロボット(AMR)を開発。6月より試験販売を開始した。 同AMRにはSLAM機能(自己位置推定と環境地図の作成を同時に行う機能)を搭載しており、工場内のマッピングは実際の走行場所を走らせるだけで自動作成を可能にした。最小回転径が700ミリと小さく、360度のスピンターンが可能なため、狭い通路や限られた場所でも自在に動ける。 「自動ドア等、周辺機器との連携を含めて現場に合わせたアレンジも可能で、製造現場のラインに最適な形で搬送の自動化が実現できる。レイアウトが頻繁に変わり、限られたスペースで作業者と搬送機器が共存するような生産現場や工程でもお役に立てる」(同社)。 進行方向に障害物を検知するとすぐに停止するため、人との協働も可能。停止したあとは状況を確認し、自動復帰し回避行動をとる。また、地図にない障害物がある場合は、目的地までの別経路を自動で再探索するなど、安全面にも配慮している。 試験販売は10台を予定している。いずれも受注生産として、使用環境や条件等打ち合わせの上、製造リードタイムをとった後に工場に納品する予定。費用は、試験販売特別価格として相談に応じる。「試験販売前の打ち合わせ、および納入後のサポートを通して、協力企業様のご要望を反映させ、量産化に向けてさらに開発を進めていく」(同社)。 2021年6月25日号掲載

2021年07月07日

SFA Japan、大型雑排水ポンプ

 SFA Japan(東京都中央区日本橋箱崎町20-3、TEL.03-5623-3151)は、大型雑排水圧送ポンプ「Sanicom2」(=写真)を発売した。排水を40Aの配管で最大揚程8m、最大水平圧送距離80mまで圧送でき、配管勾配の確保が難しい現場や地下から排水を圧送必要のある現場でも、短期間で水回りの増設ができる。「100Vの製品ラインナップの中で唯一モーターが2台搭載されており、自動相互運転を行う。より安全に店舗や商業施設でご使用いただけるようになった」(同社)。 標準品としてコントロールボックスやアラームボックスも付属しており、異常を検知した場合、アラームで知らせる。耐熱温度は90℃。希望小売価格は税抜29万8000円。 2021年6月25日号掲載

2021年07月07日

三協立山、ガーデン用人工木家具

 三協立山(富山県高岡市早川70、TEL.0120-53-7899)の三協アルミ社はガーデン用家具「フォレスティ」を6月1日に発売した。コロナ禍でイエナカ生活を快適にする空間づくりへのニーズが高まっているのに応え、「アウトドアリビング商品を拡充する」としている。 フォレスティは木粉を配合した人工木デッキ「ひとと木2」や浮造り風の表面形状と墨流し風仕上げの人工木デッキ「ひとと木キュアーズ」、マーブル模様とワイド幅が特徴のガーデンフロア「ラステラ」、ガーデンルーム「ハピーナリラ」などで構成。同社は「トータルで提案でき、より居心地の良さを感じられる快適な庭空間を演出する」としている。 2021年6月25日号掲載

2021年07月07日

フジ矢、黒金シリーズからケーブルペンチ2サイズ

 フジ矢(大阪府東大阪市松原2-6-32、TEL.0120-248-440)は黒地に金のワンポイントを施した上質工具「KUROKIN(黒金)シリーズ」から、「ケーブルペンチ 2サイズ(175mm/200mm)」を7月5日に発売する。 電気工事などで使用頻度の高いVVF線・VA線の切断に向くペンチとして開発。VVF線・VA線を1本ずつ切断できる刃形状に設計したことで、従来のペンチ・ニッパより少ない力で簡単に切断できる。ピアノ線などの硬い線も刃部の根本で切断が可能。くわえ部をラウンドさせたことで、3点で部材を保持し薄板などもしっかりと掴める形状とした。 VA・VVF線φ2.6?o×3芯、IV線22?、鉄線φ2.0?o(硬線切断刃部分)、ピアノ線φ0.8?o(硬線切断刃部分)まで切断が可能。標準価格は175?o仕様が8300円、200?o仕様が8560円(いずれも税別)。 2021年6月25日号掲載

フジ矢(株)

2021年07月05日

ジェイテクト、サイクルレコーダ機能を開発

 ジェイテクトは設備トラブルの事象解析や設備復帰時間の短縮に貢献する、サイクルレコーダ機能を開発した。この機能を使えば対策に必要な情報が集められ、トラブルの本質的な対策をすぐに実施できるという。 設備などのトラブル対応は一般に、設備内や操作盤などの装置・機器を確認するために設備周辺を移動しながら情報を得て総合的に判断する。ところが設備トラブル発生時に関する情報が事後に残っていることは稀という。新機能はこうした保全作業の困りごとや悩みを解決すべく、人・モノ・制御の情報記録と事象解析が行える。ブラウザ表示により専用ソフト不要で、設備を止めずに設定可能。 製造業全般を対象に年間販売400台を目指す。 2021年6月25日号掲載

2021年07月05日

ベッセル、職人の課題を解決する4種のビット

 ベッセル(大阪市東成区深江北2-17-25、TEL.06-6976-7773)は6月2日、4つの異なる用途に対応する「問題解決ビット」を発売した。 通常のビットでは満足できないプロユーザーを想定して開発。▽ビットとチャックの隙間をなくし芯ブレを抑制する「ブレないビット No.DC14/DC16(17アイテム)」▽刃先のギザ部がネジの十字穴に食い付きカムアウトを防ぐ「ナメないビット No.DZ14/DZ16(14アイテム)」▽高負荷作業でも折れにくい「先端強化ビット No.DRB14/DRB16(11アイテム)」▽先端がスリムで頭の小さなネジが見やすい「見やすいビット No.DS14(11アイテム)」?の4種を取り揃えた。  ブレないビットは周囲を傷つけたくない狭所に、ナメないビットは斜め打ちなどネジをしっかり保持したいときに、先端強化ビットはサイディング・石膏ボードなどの連続打ち込み作業に、見やすいビットは化粧打ちや頭が出てほしくない沈み打ちにそれぞれ向く。価格はいずれもオープン。 2021年6月25日号掲載

(株)ベッセル

2021年07月05日

兵神装備、後付けできる押込装置

 兵神装備は、流動性の乏しい食品の移送に便利な簡易押込装置「サクションブースター」を開発した。ホッパー容量は100?g。スクランブルエッグ、クリームチーズ、魚のすり身、あんこなどの生産工程を想定して製品化した。 無脈動と定量移送が可能な「モーノポンプ」に接続して使用する別置きタイプ。ホッパーの高さを約90?aメートルに設定し、開口部を広くすることで、食品を投入しやすくした。安全装置と専用コントローラーも標準装備している。 軸封レス構造を採用。接液部品の少ないフレキシブルロッド仕様のモーノポンプと組み合わせることで、毎日の洗浄や液替えにかかる時間を削減できる。設置や移動が簡単なうえ、既設のモーノポンプに接続できる点もポイントに挙げている。6月上旬に開かれた展示会「FOOMA JAPAN」で移送を実演。担当者は「後付けできるうえに投入しやすい。食品が中々入っていかないところで使っていただける」と説明していた。 2021年6月25日号掲載

2021年07月02日

ワルタージャパン、超硬ソリッドエンドミル「Advance MC267」

 ワルタージャパン(名古屋市中村区名駅2-45-7、TEL.052-533-6135)は、非鉄金属の加工に特化した超硬ソリッドエンドミル「Advance MC267」を発売した。工具径1~20mmを標準品としてラインナップ。汎用ミーリング加工とともに、電子部品製造などの小径加工にも幅広く対応する。荒加工と中仕上げ加工に使用できる中心刃付き2~3枚刃に設計した。45度ねじれ角刃形状とビビり防止切れ刃の組み合わせで、高い安定性とプロセス信頼性を発揮するという。 工具材種は、コーティング付きとノンコートから選択できる。コストパフォーマンスに優れている点を特長に挙げており、「一般部品、航空宇宙産業の構造部品における狭小R部の削り残し除去に最適」とした。特殊品は短納期プログラム「Walter Xpress」で3週間で製作できる。 2021年6月25日号掲載

2021年07月02日

アサダ、壁際で使える昇降機器

 アサダ(名古屋市北区上飯田西町3-60、TEL.052-911-7165)は5月、重量物の昇降用途に向く「電動ワイヤーアッパーUE40CW」を発売した。壁への近接が可能な電動ワイヤーアッパーシリーズのセカンドモデルとして開発。独立折り畳みができる脚を採用したことで、マスト中心から壁までの距離を26.5cmまで近づけて使用することが可能になった(従来品では約58cmまで)。1脚閉じた状態でも安全に昇降できる設計のため、設備の取り外しなど、壁際での作業を含めた幅広い場面で活躍する。脚を畳んだ状態で移動できるキャスタを搭載したことで、現場での取り回しも向上した。 脚キャスタは水平面の微調整(±1.5cm)が可能。本体にローラが付いているため、1人で楽にトラックへの積み下ろしができる。  2021年6月25日号掲載

アサダ(株)

2021年07月02日

YKK AP、エクステリア製品の新シリーズ

 YKK AP(東京都千代田区神田和泉町1、TEL.0120-72-4134)は、エクステリア製品の新シリーズ「プリュード」を発売した。 シリーズの第一弾として、「ウォールフレームユニット」と「パーティションフレームユニット」を設定。2つのフレームユニットを自由に組み合わせることにより、敷地内の上下・奥行に立体感を創造し、外構デザインをグレードアップできる。「従来のワンポイントアイテムは、規格品が少なく現場造作となるため、施工手間が掛かり、精度も安定しないといった課題があったが、部材をユニット化することにより、作業工程の削減と品質の安定を実現した」(同社)。 参考価格はウォールフレームユニットT03型で8万5000円(税・搬入・施工費別)。 2021年6月25日号掲載

2021年07月02日

牧野フライス精機、CNC工具研削盤リニューアル

 牧野フライス精機(清水大介社長)は、高精密CNC工具研削盤「AGE30」のビッグマイナーチェンジモデル「AGE30FX」を発売した。 AGE30の重研削能力と安定性はそのままに、自動ワーク交換装置と砥石交換装置に大幅な改良を加え、生産性を向上させた。 新型自動ワーク交換装置「LVBローダ」は、交換動作や設計を全面的に見直し、ワーク交換時間を50%削減した。使用するパレットは軽量かつ自動ティーチング機能対応の「Type D」パレットを採用。ワーク最大収納本数がφ3ミリメートルで123本から780本に増え、より長時間の連続運転が可能になった。 パレットは引き出し式を採用することで、パレット交換作業を容易にし、オペレータの負担を軽減した。ローダ用操作盤は、操作性が良く軽量なハンディタッチパネルを初採用した。 新型砥石・研削液ノズル交換装置「AWC8」は砥石収納本数を既存の6本から8本へ増量し、様々な加工に柔軟に対応できる仕様とした。交換時間も設計を全面改良し、従来機より30%短縮した。ワークをクランプする工作主軸は最大回転速度を400毎分から1500毎分に変更し、ドレスの効率化、円筒研削にも対応する。 「当社初めての全自動機であったAGE30の発売から約10年が経過し、その間に内蔵型の自動化装置(ローダや砥石交換装置)に対する様々なノウハウが蓄積され、自動化に対する技術力も大幅に向上した。AGE30FXにはその技術が反映されている。お客様のアフターコロナにおける上昇局面に寄与できればと考え、このタイミングでのリリースとなった」(同社)。 最大工具径25ミリメートル、最大工具長 300?_メートルで、砥石軸端形はHSK?A50、砥石軸出力 22.0キロワット。砥石軸回転速度は毎分500~8000回転。 2021年6月25日号掲載

牧野フライス精機(株)

2021年06月30日