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岡本工作の平歯車研削盤、「機械遺産」認定

 日本工業大学・工業技術博物館所蔵の岡本専用機械製作所(現・岡本工作機械製作所)の「平歯車研削盤ASG?2形」が2021年度日本機械学会発表の「機械遺産」として認定された。この研削盤(奥行3m、質量4トン)は同社創業者の岡本覚三郎氏が呉海軍工廠からの注文で歯車研削盤の設計に着手し、度重なる試行錯誤を経て1930(昭和5)年に完成させたもの。終戦の1945(昭和20)年までに13台製造されたもののひとつという。  研削できる歯車の最大ピッチ円直径は500?_、歯幅は最大200?_、モジュールは最大8。歯車を交換することにより歯数などが異なる歯車の加工に対応できる独創的な機構をもつ。  埼玉県南埼玉郡の日本工業大学内にある工業技術博物館の開館時間は午前9時30分から午後4時30分(日・祝日は休館)。入館無料。 (2021年8月25日号掲載)

(株)岡本工作機械製作所

2021年09月08日