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スガツネ工業、ガラスフェンス用金物バラストレイド

 スガツネ工業(東京都千代田区岩本町2-9-13、TEL.03-3864-1122)は独Q-railing社の自立ガラスフェンス用金物バラストレイド「Pプライムrime」の本格販売を9月15日に始めた。商業施設やホテルで3密を避けるために増えつつあるテラス席などに最適という。 ガラスフェンスは施工が難しく工期が長くなりがちだが、Q-railing 社が新開発したガラス固定・調整システム「Q-DISC」(2020年にデザイン賞「レッド・ドット賞」受賞)を採用し、所要時間はわずか30分(ガラスフェンス1mあたり)、仕上がりや作業時間を標準化できるという。 (2021年9月25日号掲載)

2021年09月27日

マックス、打込力1.5倍の充電式フィニッシュネイラ

 マックス(東京都中央区日本橋箱崎町6-6、TEL.03-3669-8106)は打込力を従来機比約50%向上させた内装用の充電式フィニッシュネイラ「TJ-35FN3」(=写真)を全国の金物店、プロショップ、ホームセンターを通じて9月2日に発売した。同時に型枠用の「TJ-35FN3FW」も発売した。 本2機種は新反動吸収機構の搭載で低反動を実現し、ブラシレスモーターの採用で耐久性を向上した。また空打ち防止機構、斜め打ちがしやすい「コンタクトノーズ」の採用で作業性を向上。18V電池で1充電使用本数は約4000本。本体に電池パック、充電器をセットにした希望小売価格はそれぞれ税込8万8000円、8万9650円から。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月24日

ヴェロソフトウェア、CAM新版

 ヘキサゴングループの一社でCAD/CAMやビューワなどを展開するヴェロソフトウェア(東京都千代田区)は、金型加工で定評の2~5軸対応オートマチックCAD/CAM「WorkNC(ワークエヌシー)」の新バージョン(2022.0)をこのほど国内でリリースした。 新版では、従来オプションだったダイレクトモデリングCADを標準搭載した。各種形状の編集や追加、2Dデータからのモデリング、治具設計などが行え、CAM機能のサポート役も果たす。 加えてCAMの部分では、パラレル仕上げや輪郭隅部の加工を強化、穴あけ加工でも機能を拡充した。また計算時間を短縮させパフォーマンスを高めたほか、同時5軸機能では新アルゴリズムによるパス生成や、オプションで異形工具に対応するなど高度化を図った。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月24日

三協立山、乾式工法壁拡充

 三協立山は、ファサードエクステリア「みられ」のバリエーションを拡充する。湿式工法壁の質感と高級感をリアルに再現した乾式工法壁として、今回裏面にアルミ壁材を組み合わせた「シングルタイプ」、高さ2200?_サイズを追加した。 裏面意匠を求めない施工プランやハイクローズスタイルのコーディネートなど、設置場所や好みに合わせて選べるようにした。表(外観)、裏(内観)ともに壁材を使用。両面同意匠による高級感を演出する従来品の「ダブルタイプ」に加えて、価格を抑えたシングルタイプを追加した。 建物の壁面に隣接して設置する場合にも最適という。アルミ壁材は、サンシルバー、アーバングレー、ブラックから選べる。 門袖壁タイプと目隠し壁タイプに、高さ2200?_サイズを新たに用意した。高尺の門扉や門柱と併せて設置することで、ハイクローズスタイルの外構をコーディネートできる。参考価格は、門袖壁タイプ(幅1000×高さ1600?_)のシングルで23万9千円、ダブルで33万9千円に設定した。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月24日

村田ツール、ブラシ式バリ取り機「DB1500S」

 村田ツールは、板金の大型ワークに対応した最大加工幅1550ミリのブラシ式バリ取り機「DB1500S」を開発した。ブランク加工機のバリ・エッジ除去だけでなく、R仕上げも可能。表面処理鋼板、シート付ワークにも対応する。 ワークをコンベア上に載せ、回転するブラシでバリを除去する。9月1日に発売した新機種は、フレームの高剛性化、ブラシ部のシャフト大径化などを図ったことで、従来機では難しかった加工幅1000?_以上の大型ワークの対応を可能にした。 大型化に対応した機械構造として、シャフト軸の強度化、ブラシ両持ち機構の採用により、安定加工を実現した。3本×2列のブラシ配置により、均一した安定加工と広い加工領域を確保したのもポイント。ファイバーセンサでブラシ先端を自動測定し、寿命をモニタリングする機能も搭載した。 対話式タッチパネルで加工条件を36パターン(オプションで100パターン)まで登録可能。バリの変化に対応する追加工モードや簡単モードも採用している。本体価格は税込1790万円に設定した。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月22日

岡本工作機械、定期メンテで機械精度を維持

 岡本工作機械製作所は自社研削盤のアフターサービスで好評を得ている「サービスパックプラン」を拡充。新たに「高引火点油圧油OK-250交換作業」を追加した。同社のサービスプランは研削盤の精度を十分に発揮し、維持するための4種類のアフターサービスを取り揃えている。 サービスパック1は「静的精度検査&機械修正」。研削盤の機械精度は保てても、地球レベルでの水平出しは時間とともに変化する。これに対してレベル出し、チャック研削、スピンドル振れ調整、静的精度検査表作成などを行う。 サービスパック2は「指定油圧油NS-01B交換作業」。油圧油を定期的に交換するとともにストレーナ交換、機械点検作業、スピンドル振れ調整が含まれる。こちらには1年プランと割安な3年プランが用意されている。 サービスパック3は「機械操作再指導作業」。使用中の研削盤のソフトを最新版にバージョンアップするとともに、機械操作を再指導するなど業務効率の向上に寄与する。 新たに加わったサービスパック4「指定高引火点油圧油OK-250交換作業」は、独自に開発した高引火点油圧油「OK?250」の交換プラン。「引火点250度以上で優れた熱安定性と参加安定性を備えた油圧油。消防法指定可燃物に分類されるため、工場での管理や保管がしやすい」(同社)。こちらもストレーナ交換、機械点検作業、スピンドル振れ調整を含む1年及び3年プランを用意している。 なお、対象機種は同社の研削盤であれば中古機でも対応(登録制)する。詳細問い合わせは岡本工作機械カスタマーサービス本部(TEL.027-381-5522)で受け付ける。 (2021年9月10日号掲載)

(株)岡本工作機械製作所

2021年09月22日

タカラスタンダード、利便性高いSUS製シンク

 タカラスタンダードは、カスタマイズ可能なステンレス製シンク「らくエルシンク」を発売した。小物置きやごみポケットなどを、シンク内に付属するL型バーの好きな位置にセットできる利便性の高さが売り。オプションとして、システムキッチン「エーデル」「リフィット」などの各シリーズから選べる。 ポイントとして、▽自分らしくカスタマイズして使「エル」▽大きなフライパンがゆったり洗「エル」▽L型バーで家事が「らく」になる▽きれいキープ?を挙げた。 28?aのフライパンもまっすぐ置ける奥行に設計。「斜めにせずに洗えるので、水ハネなども気になりにくいのが特徴。排水溝が奥になるので、排水溝をふさがずに調理器具や洗い物をたくさん置ける」という。 従来掃除がしづらかった小物置きの奥側なども、簡単に小物置きの位置を変えられるので掃除が楽に。L型バーも取り外しが可能なため、手入れが簡単にできる。 シンクの奥の段差に流れていく「汚水が逆流しにくい構造」に。排水口は継ぎ目がないステンレス一体型成型を採用。ごみポケットを排水口のうえに設置すれば、汚水がそのまま排水口へ流れていくため、「汚れが広がらない」としている。 (2021年9月10日号掲載)

タカラスタンダード(株)

2021年09月22日

リンナイ、給湯器リモコンが「homewatch」と連携

 リンナイは、同社が販売する無線LAN対応給湯器リモコンと、大崎電気工業が提供するサービス「homewatch」との連携を8月30日から開始した。homewatchは賃貸住宅などに採用されているスマートホームサービスで、入居者は専用アプリを通じて、住宅内の機器を操作できる。今回の連携により、アプリからリンナイ製給湯器のおふろの「湯はり」や「おいだき」、床暖房の操作が可能に。帰宅時に複数の家電と給湯器をまとめて操作するなど、生活シーンに応じた使い方ができる。リンナイによれば、「毎日必ず使用する給湯器が連携したことで、物件オーナーや入居希望者に利便性を訴求することができる」という。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月22日

中村留精密工業、複合加工7機種を追加

 中村留精密工業は、複合加工機7機種に揺動切削機能をオプションとして搭載する。追加されたのは「JX?250」「NTJ?100」「NTRX?300L」などで、搭載可能機種は計14機種となった。 揺動切削は、サーボ制御により切削工具を振動させ、切粉を細かく分断させる加工方法。刃先が揺動することで空振り領域が生じ、切粉が切れる仕組みとなっている。切粉の絡みつきを防ぐことで、切粉の排出性を向上させ、不良・機械停止時間の削減が可能に。NCオプションを搭載すれば、Gコードでのプログラム指令だけで活用できるのも利点だ。 同社によれば、揺動切削機能がもともと自動盤を中心としていた技術だったことから、「『NTRX?300L』などの最大径が600?_メートル以上の大型機への搭載は、世界でも先進的な事例」という。 大型機、小型機にかかわらず発生する切粉巻き付きのトラブルのなかでも、ATC付きの工作機械はアラーム停止などのダウンタイムに結びつく可能性が高い。同社はその点に着目し、「より長時間の自動化を想定した機械だからこそ、搭載するメリットが大きい」と考え、実験を繰り返してきた。 今回の搭載機種拡大にあたって、「実加工実験を行い、部品の寿命低下などのリスクも含めて検証した。その結果として、リスクは想定よりも少なく、さらに条件の調整によってもリスクを抑えられることが分かった」とコメントしている。 (2021年9月10日号掲載)

中村留精密工業(株)

2021年09月20日

日本アイ・ティ・エフ、大型金型にコーティング適用

 日本アイ・ティ・エフは、大型金型(500×500?o・100kg)向けにコーティング提案を強化する。自動車部品を中心に扱ってきた前橋工場(群馬県)の事業を今春から拡張。ダイヤモンドに次ぐ硬度を誇る超硬質膜「HA-DLCコーティング」を大型金型にも適用することで、自動車産業への横展開、関東以北での全面展開を狙う。西日本は、これまでどおり京都市南区の本社工場で対応するものの、「厳しい納期対応や大口案件(数量的)などの場合、臨機応変に前橋工場で対応する」という。BCPの観点から、関西・関東での2大拠点体制の確立を目指す。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月20日

ノボル電機、スマホ用無電源スピーカー開発

 業務用拡声音響装置メーカーのノボル電機(猪奥元基社長)は、一般消費者向け新ブランド「ノボル電機製作所」を立ち上げ、スマホ用スピーカー「拡音器」をクラウドファンディングサイト、グリーンファンディングにて先行発売する。 同社は創業から75年に渡って業務用拡声器の生産一筋に事業を営んできた専門メーカー。これまではBtoB中心の拡声器開発・販売を主としてきたが、長年培った技術を活かした一般消費者向け商品を開発。電気を使わずにスマートフォンを置くだけで 3 層構造の音道による反響によって、音量を約3倍に増幅させる。 「熟練の技能者が業務用と同じ生産ラインにて、ひとつひとつ手作りで製作している。室内はもちろん、アウトドアやガレージなど電源がない場所でも、好きな音楽を楽しんで頂ける」(同社) 価格は9900円(税込み)。クラウドファンディングの詳細はhttps://greenfunding.jp/より。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月20日

パナソニックAWエンジニアリング、改修ユニット「シャワー&パウダー」を改装

 パナソニックAWエンジニアリング(東京都品川区東品川4-10-27、TEL.03-5783-7053)は既築物件の3点ユニットを、同じスペースでバス(シャワー)・トイレ別にリフォームできるユニット(2005年発売)をリニューアルし、「シャワー&パウダー?U」として9月2日に発売した。集合住宅だけでなくホテルや寮、病院、各種施設といった非住宅物件のリフォームや新築物件への採用が増えているという。 意匠性が高く省スペースなタンクレストイレを標準仕様にし、従来のサイズ展開(1014・1116)に加えて一回り大きいセパレート1216サイズを用意。また梁欠・全高さカットを通常納期で設定した。希望小売価格は1116Tタイプで税込63万8550円から(取付設置費別の標準価格)。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月20日

ゼネテック、シミュレーションソフト「FlexSim」

 ゼネテック(上野憲二社長)は、同社の取り扱う3Dシミュレーションソフト「FlexSim」が、「白い恋人」など のブランドで知られる石屋製菓(石水創社長)に導入されたことを明らかにした。  「白い恋人」を製造する石屋製菓の北広島工場ではソフトを活用し、製造現場のヒトとモノの流れをデジタル上で構築。新規設備投資のシミュレーションや、生産効率を高めるためにスタッフの検品などの作業における教育ツールに生かす取り組みを始めた。 石屋製菓では400種類以上もの製品を製造しており、食品安全マネジメントシステムの国際規格である「FSSC22000」の認証を全工場で取得するなど、常に安心・安全の取り組みを追求している。その一方で、製造工場の現場では、人材の多様化・流動化が進み、熟練者とその他スタッフの業務品質や生産性の差を少なくする「業務の平準化」が 大きな課題となっていた。 そこで各製造ラインや人の動線を見える化し、最適な動きと現実の動きを比較する可視化ツールとして「FlexSim」を導入。最適なパレタイザーの導入台数・スペックを事前算出し購入する新規設備投資シミュレーションや、目標生産個数から必要な生産効率を割り出し、人の動きに落とし込み社内共有する原価計算・現場教育ツールとしても活用している。 「製造現場の課題として、経験や年齢に関わらず『どこでも・ 誰でも』同じように業務が行える必要がある。国内・海外の3Dシミュレーションソフトを検討したが、『FlexSim』は簡易なユーザインタフェースで最も使いやすかった。将来的には量産品に加え、少量多品種の手作りのお菓子など、400品目すべての自社製品の生産業務を標準化し、生産効率を高めると同時に、安心・安全 の取り組みをさらに進めたい」(石屋製菓製造部・小針学課長) (2021年9月10日号掲載)

(株)ゼネテック

2021年09月17日

キャプテンインダストリーズ、画像計測デモルーム開設

 キャプテンインダストリーズ(山下宏社長)は、部品を置くだけで瞬時に形状を測定できる独シュナイダー社のカメラ式測定装置を試すことのできるデモルーム「画像計測ソリューション室」を9月1日、本社ビル地階に開設した。 室内にはワンショットで瞬時に計測を行う「V-CAD 300CNC」、「V-CAD60」、高精度に画像計測を行う「WM1-250 CNC」、「WM1-00」、シャフト計測に最適な「WMM300」と計5台の画像計測装置を設置。画像計測による精度やスピード感といったアドバンテージを体感できる。 「温度が安定する地下スペースに実機を揃え、お客様に体感いただきながら測定方法などの説明や質問への回答およびサポートを行う。現在はリモートが主となるが、実際にご来場いただくことも可能」(同社) (2021年9月10日号掲載)

2021年09月17日

コロナ、石油ファンヒーター2021年モデル

 コロナ(小林一芳社長)は2021年度モデルの石油ファンヒーター7シリーズ・15機種を8月下旬から順次発売する。 同社石油ファンヒーターに搭載しているバーナは、自己燃焼熱を利用して灯油をガス化するヒートバックシステムを採用しており、暖房時の消費電力を抑制するが、これに加えて上位機種のWZシリーズとVXシリーズは、燃焼用送風モーターと送風モーターに消費電力が少なく高速回転が可能なDCモーターを採用。消費電力を従来比で約60%削減した。 スイッチ1つで最大暖房出力を一時的に10%高めて運転する「ターボモード」を搭載。「換気後などに低下した室温をスピーディーに回復させることができる」(同社)。 フルモデルチェンジしたWZシリーズは、インテリアに馴染むシンプルなデザインや新色を採用したほか、温風吹出口のルーバーが大型化した「足もとあったかルーバー」により、温風の到達距離を約18%向上させた。 さらに新モデルは全ラインアップで点火制御の見直しとバーナの最適化を行い 、通常点火時間が従来機種よりも約10~30秒短縮し、より早く暖かさを届けることを可能にした。 (2021年9月10日号掲載)

(株)コロナ

2021年09月17日

クリナップ、中高級システムバスに新プラン

 クリナップ(東京都荒川区西日暮里6-22-22、TEL.03-3810-8241)は中高級価格帯システムバスルーム「アクリアバス」の基本プランに、品質はそのままに機能をシンプルにした「スタイリッシュプラン」をラインナップし、9月1日に受注を始めた。同時に普及価格帯システムバスルーム「yuasis(ユアシス)」にも新柄の壁パネルを追加した。 アクリアバスは業界トップクラスの保温・安全・清掃性をもち、昨年2月に4年ぶりにモデルチェンジした。今回用意したスタイリッシュプランは初期検討の目安となる基本プランに大流量シャワー「ZAAVA(ザーヴァ)」を標準装備。壁パネルの標準仕様に「プレレチャコール」「プレレグレージュ」の2色を追加した。1616・1坪タイプで税別99万5000円から。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月17日

ブラザー工業、中国寧波市にテクノロジーセンター

 ブラザー工業は、中国・浙江省寧波市に工作機械のショールームを備えた「ブラザーテクノロジーセンター寧波」を8月20日に完成させた。延床面積は約410?u。工作機械の展示、各種ソリューション提案、セミナーの開催などに活用する。寧波市で自動車向けを中心に工作機械の需要が高まっていることから、従来の営業拠点を機能強化した。中国に設けたテクノロジーセンターは、上海市、東莞市、重慶市に続いて4カ所目となる。 9月から運用を開始したショールームエリア(約181?u)は、工作機械5台、周辺機器のほか、ファクトリーオートメーションに関する展示が可能。約40人収容できるセミナールームをショールーム横に備えており、プライベートショーなどのイベントも開催できる。 (2021年9月10日号掲載)

ブラザー工業(株)

2021年09月15日

DMG森精機、柔軟に配置できるロボシステム

 DMG森精機は、フレキシブルに使えるロボットシステム「MATRIS Light」を発売した。最大可搬重量は5?`グラム。ロボット操作の専門知識がなくても教示できるダイレクトティーチ機能を備えている。 手押し台車に人協働ロボットを搭載した。作業者1人で手押し台車を使用中の工作機械の前に配置するだけで、短時間でワークの搬入出を自動化できる。セットアップに必要な時間は約5分。使わないときは移動させて、自動化が必要なときに必要な設備で利用できるため、多品種少量生産の自動化を実現するシステムとして提案する。 コンパクトサイズも売りにしており、手押し台車はオペレータの作業スペースに相当する縦600×横900×高さ1700?_に設計した。自動化システム用に個別のスペースを確保する必要がなく、1.4平方メートルのフロア面積があれば使える。人に触れると、すぐに止まる高感度なロボット停止機能により、フェンスの設置も不要だ。 計測装置、洗浄装置など、さまざまな周辺装置との接続が可能。DMG森精機の各種ラインナップに対応しており、「使用中の工作機械への後付けも可能」とした。価格は税抜1097万円から。販売予定台数は月間60台を見込んでいる。 (2021年9月10日号掲載)

DMG森精機(株)

2021年09月15日

佐川グローバルロジスティクス、東大阪にサービス集約

 佐川急便と佐川グローバルロジスティクスは、2021年8月に竣工した大阪府東大阪市の「SGリアルティ東大阪」に東大阪営業所を移転新設。同施設内の佐川グローバルロジスティクス「東大阪SRC」と9月1日より連携業務を開始する。 SRC(佐川流通センター)は、佐川急便の配送機能と顧客の物流機能が同一施設に入居し、物流業務の効率化と輸送リードタイムの短縮、さらに輸送エネルギーの削減を実現し、CO2排出量削減にも貢献する。「東大阪営業所と東大阪SRCが連携することにより、入居企業の集荷締め切り時間の延長などが可能となり、ユーザーの競争優位性の向上に繋げる」(佐川グローバルロジスティクス)。 このSRC機能を活用し、保管、流通加工と全国輸送網を組み合わせた3PLをワンストップで提供するほか、海外からの調達の利便性も向上させる。また新拠点は充実したアメニティやBCPに対応するなど、従業員の働きやすさにもこだわった。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月15日

山善、血中酸素濃度を計測するスマートウォッチ

 山善は、血中酸素濃度を計測して睡眠の質が見えるスマートウォッチ「CHRONOWEAR2 QSW-02H(SG)」を発売した。インターネット通販「くらしのeショップ」に続いて、全国のホームセンターや家電量販店でも順次販売する。 今年6月にリニューアルした「CHRONOWEAR Lite QSW-01L(B)」に、血中酸素測定機能を追加したモデル。0時?7時までの睡眠時に、無呼吸状態が続くことによる低酸素状態を検出する。濃度が90%を下回ると、スマートウォッチ画面にアラートを表示。アプリ「WearLog+」にも記録し、睡眠の質を可視化する。 睡眠時の心拍数推移も同時に記録。温度センサーで手首上面の体表温度の変化を定期的に測定する。山善によれば、「普段の体表温度を把握することで、体調の変化に気付け、健康を細かくケアすることができる」という。WearLog+をアップデートすることで、外部の健康アプリ「Appleヘルスケア」に加えて、「GoogleFit」や「Fitbit」とも連携できる。 本体のベルトは、シーンに合わせて使い分けられる。ナチュラルカラーの風合いがおしゃれな合成皮革のPU(ポリウレタン)ベルトと、汗が気にならないシリコンゴムのベルトをセットにした。 スーツでも馴染むように、本体ケースや文字盤外枠のベゼルにはメタルを採用。液晶サイズは1・32インチと大きくし、360×360ピクセルの高精細液晶画面を取り入れた。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月15日

長谷川工業、脚立・足場台の新ブランド

 長谷川工業は黒にこだわった脚立・足場台の新ブランド「BLACKLABEL(ブラックレーベル)」を展開。新製品4機種を含む全5機種を9月15日より発売する。 ラインナップは同社製品でも特に人気の高い「はしご兼用脚立」や、「脚部伸縮脚立」「足場台」など5機種。製品色の黒は現場で働く職人たちの強さをイメージした。 「近年SNSを通じて、自身の仕事や道具へのこだわり、ファッションを発信する職人が増えており、なかでも黒色の人気が高いことに着目した。暑い夏や寒い冬など、どんな環境下にも左右されず、確実に仕事を成し遂げていく職人たちを支え、仕事に対するモチベーションを上げる存在になるよう開発したのが『BLACKLABEL』シリーズ」(同社)。 従来の伸縮脚では脚部がシルバーであったところを黒に一新。通常では見えづらい脚部のパーツも黒くし、細部まで「何色にも染まらない黒」にこだわり開発。道具にこだわりを持つ職人が満足できるスペックに仕上げた。 全機種とも操作部をすぐに認識できるよう赤で統一、それ以外を全て黒で統一したスタイリッシュなカラーリングとなっている。同シリーズの脚部伸縮製品は設置面に凸凹のある建設、工事現場での使用も可能。「職人はもちろんのこと、一般ユーザーの高所作業など様々なシーンでの活用を見込んでいる」(同社)。 また発売を記念してインスタグラムによる「染まらない黒」キャンペーンを展開。黒にちなんだ写真の投稿で、同製品をはじめ、脚先まで黒というコンセプトのオリジナル靴下やオリジナルステッカーなど、こだわりの黒い賞品が当たる。 (2021年9月10日号掲載)

長谷川工業(株)

2021年09月13日

エンジニア、ネジザウルスシリーズの新製品「ネジザウルスVA」

 エンジニア(大阪市東成区今里2-8-9、TEL.06-6974-0028)はネジザウルスシリーズの新製品「ネジザウルスVA」を発売した。 電気工事や土木、建設向けに提案。頭が潰れて回せなくなった小ネジや錆ネジをつかんで簡単に回すことのできる「ネジザウルス機能」を備え、ドライバー代わりに使える。VA線(φ2.6×3C)やCA線を片手で楽に切れる切れ味をもち、シャーリング刃により切り口がきれいで飛散を抑えられるという。 網目状のクロスハッチにより先端に隙がなく、結束バンドなどの薄ものを確実につかめる点もポイント。「従来のペンチのようなスカがない」(同社)という。標準価格は3905円(税込)。 (2021年9月10日号掲載)

(株)エンジニア

2021年09月13日

京セラ、端面溝入れ工具チップ拡充

 京セラ(京都市伏見区竹田鳥羽殿町6、TEL.075-604-3651)は、端面溝入れ工具「KGDF」の新製品として、アルミニウム合金・非鉄金属加工用のチップ4型番(GSブレーカ)を追加した。シャープな刃先と大きなすくい角を設けた研磨ブレーカを採用。端面溝外径25mm~、刃幅3.0~6.0mm、最大溝深さ6~32mmをラインナップし、KGDFのチップは全28型番となった。価格は税別2120~2730円。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月13日

スガツネ工業、タッチレスで開閉する屑入投入口

 スガツネ工業(東京都千代田区岩本町2-9-13、TEL.03-3864-1122)は手をかざすとセンサーが検知して蓋が電動で開く「自動開閉屑入投入口AZ-AT型」を8月31日に発売した。新型コロナウイルスの感染予防としてフードコートなどの商業施設、鉄道車両・医療現場などでの利用を想定する。 手をかざすと投入口上部のセンサーが感知して蓋が自動で開き、ごみを投入できる。停電時は手動で開閉が可能。センサー感知距離は本体裏面下部のダイヤルで0?300mmに調整できる。別売のACアダプターをコンセントに差し込んで使う。本体価格は税別6万円(幅234×高さ160mm)から。 (2021年9月10日号掲載)

2021年09月13日