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山善、煙が出にくい電気七輪

 山善(大阪市西区立売堀2-3-16、TEL.06-6534-3095)は側面ヒーター構造で煙が出にくい「減煙電気七輪ESR-Q100」を同社が出店・運営するインターネット通販サイト「くらしのeショップ」や「山善ビズコム」ならびに全国の量販店などで8月中旬から順次発売している。自宅で本格的な味を楽しみたいというニーズが増えていることに応えたもので、同じコンセプトの「減煙焼き肉グリルXGRILLシリーズ」は累計販売25万台を突破する好評という。 この電気七輪は側面ヒーター構造を採用したことで、焼き網から落ちた肉・魚の油がヒーターにかからず煙の発生を抑える。シリコン樹脂加工をした焼き網は汚れが付きにくく、水受けトレイを含め丸洗いできる。本体寸法は幅345×奥行140(取っ手含む)×高さ100mm。オープン価格。 (2022年8月25日掲載)

2022年09月02日

MSTコーポレーション「スマートグリップ」

 国内屈指のツーリングメーカー・MSTコーポレーションが5軸マシニングセンタの加工性能を最大限に引き出すために開発したワーク取付治具が「スマートグリップ」だ。 ワンチャッキングで多方向から加工する5軸機は、一般的にワークのつかみ代が大きく、それによって加工できない領域が多い。だがスマートグリップはワークの1面をダブテール(アリ溝)加工し、この小さな加工部分を2面拘束することで、強力な把持力を確保する。 テーブルに固定されるヘッドや脱着部とワークの固定部は一体構造のワークホルダで構成。ヘッドとワークホルダのインターフェースは国際標準規格「HSK」を採用。さまざまな方向から加工しやすいコンパクトな形状でありながら、高剛性で安定した加工を実現する。加えて位置決め精度にも優れており、熟練者による芯出し作業も不要。ワークホルダの交換もレンチひとつで簡単に行える。外段取りとして、あらかじめワークをワークホルダにセットしておけば、すぐに次の加工を開始できる。 「自動化を見据えて油圧クランプ式のオートヘッドを採用しています。ワークをつかんだワークホルダごとロボットでスムーズに自動交換できるので、加工機とロボットを組合せた自動化システムの構築が可能です。また当社ではワークストッカーやロボットハンド、制御ユニットといった周辺機器を用意していますので、ワーク交換の自動化をお考えの現場に最適なご提案が出来ます」(同社) 昨今の素材価格急騰にもスマートグリップの把持力が生きる。つかみ代が少ないゆえ、5軸MCによるの側面加工においても干渉がなく、ホルダと工具の突出しを最短に設定できる、安定した高精度加工を可能にするため、高価なワーク素材の加工にも有効だ。 (2022年8月25日掲載)

(株)MSTコーポレーション

2022年08月31日

パナソニックコネクト、イオンリテールへDX導入

 パナソニックコネクトは7月、イオンリテール全店にSaaS型業務アプリケーション「AIワーク」と、デジタルコミュニケーションボード「MaIボード」を導入した。イオンリテールの約12万人の従業員体験価値(EX)を高める取り組みに貢献する。 AIワークは、「CYTIS Shift for Retail」をイオンリテールの仕様に合わせ共同設計したもので、チームの勤務計画を自動起案するシステム。勤務希望の提出や勤務シフトの確認を携帯端末から何時でも行え、従業員の計画業務時間を低減する。また、従業員の勤務パターンや職能をデータ化し、チームの課題を店舗・本部スタッフ両方で共有できるので、人員の補充や技能教育などをスムーズに行える。「6月に約60店舗で試験導入した結果では、利用部門の勤務計画作成時間が70%低減されたほか、勤務計画にかかわる紙の使用量を90%削減した。10月には時間帯ごとの作業割り当て機能を実装する予定」(イオンリテール)。 一方、「AcroSign」の技術をベースに新たに共同設計・開発したMaIボードは、連絡ノートや掲示板などに替わって、デジタルサイネージでチーム内の情報共有を行うツール。売上進捗や連絡事項、時間帯別の売れ行きを画面に表示でき、近隣店舗との比較や好調商品の情報も常時更新される。チーム単位でのミーティングに活用することで改善プランが生まれやすくなり、自分たちで決めて実行することで「やりがい」に直結する働き方に繋がる。 AIワークは順次導入し、MaIボードは7月25日現在、210店舗で導入しており、順次拡大予定。導入店舗は「イオン」「イオンスタイル」約350店舗。 (2022年8月25日掲載)

2022年08月31日

YKK AP、東京・墨田にプロ向けエクステリア展示場

 YKK APはプロユーザーを対象にしたエクステリア展示場「YKK AP Exterior Exhibition Hall」を8月16日にYKK60ビル(東京都墨田区)内に開設した。自宅内での時間を豊かにする庭やバルコニーのエクステリア商品への関心が高まる一方、エクステリア施工業者などのプロユーザーに対して、実物の商品を見ながら構造や機能など技術的な商品の訴求ポイントの情報を共有する場が不足していたことが背景にある。 展示場では実物大の建物とエクステリア商品(門扉やフェンス、カーポート、バルコニーなど今年度の新商品を中心に54点)との一体設計を常設し、同社が進める「建物と外構のトータルコーディネイト」をプロユーザーに向けて提案する。今後はシーン展示や商品展示などの拡充を予定している。 (2022年8月25日掲載)

2022年08月31日

ホーセイ「ベスト・シン」

 最品レーザー加工装置から工作機械の補要機器まで、さまざまなモノづくり製品を手がけるホーセイは、生産性を高めるスライドユニット製品を数多くリリースしている。 「ベスト・シン」は重量物の微調整、あらゆる機械芯出し、及び、組み込みユニットとして最適のスライドテーブル。鋳物製アリタイプで薄型のため、耐加重性にも優れている。 また同じタイプを2台組み合わせることにより、簡単にXY軸スライドテーブルができるほか、3台組み合わせる場合は、Z軸治具を使用することで、XYZ軸スライドテーブルの構成が可能になる。また組み込みユニットとして最適のT溝付スライドテーブルも用意している。 1軸用のHタイプはテーブル寸法76×100ミリ~201×200ミリの7タイプ、XY軸のHWタイプは12タイプ、上下軸用のHZタイプは6タイプをラインアップ。XY軸用テーブル面拡大型のHWHタイプはテーブル寸法150×250ミリ~200×400ミリの4タイプを用意している。 「スーパーインデックス ワイド160」はタテ、ヨコ位置での割出用に設計されており、フライス盤や研磨機、ボール盤、プレーナーなどでの活用に最適な割出台。ノッチ板を内蔵しており、2、3、4、6、8、12、24単能分割を可能している。また任意の角度割り出しはウオームギアとウオームシャフトで行うことができ、2つの方式をかんたんに切り替えられる。 (2022年8月25日掲載)

2022年08月29日

イノフィス「身体の一部のような」 装着型動作補助装置

 東京理科大学発ベンチャー企業のイノフィス(東京都新宿区)は8月4日、装着型動作補助装置「マッスルスーツ」の軽くて歩きやすい新製品「GS-BACK」(補助力13kgf)を報道関係者に披露し、発売した。「サッと着てサッと脱げる。身体の一部のように軽やかな動きを実現する」と言う。 マッスルスーツは同社創業の翌年の2014年に販売を開始し、19年には従来機種の3分の1以下の価格に抑えた「エブリィ」(補助力25.5kgf)を発売。シリーズ累計出荷台数は昨年4月に2万台を突破した。 新製品は約50kgfの反力を発生するガススプリングと引張ばねを採用し、重量3.3キログラムと人工筋肉を利用したエブリィより1キログラムほど軽い。電力不要で歩いたりしゃがんだりがしやすいスリムな構造にした。折原大吾社長は「エブリィは補助力が強いが、しゃがみにくさがあり、動きが少なく重量物を扱う現場に向く。GS-BACKは移動が多くしゃがむ、立ち上がる動作に向き、物流・製造業に適し介護や農業でも使える」と作業内容に応じて両製品を使い分けることを勧める。 まずは国内で税込15万9500円で販売店経由および自社ウェブサイトで販売し、海外展開も検討する。大手シンクタンクによると電力不要な装着型装置で国内販売台数シェア首位とされ、「市場はまちがいなく拡大している。認知度をさらに高め首位を維持し続ける」(折原社長)考え。 (2022年8月25日掲載)

2022年08月29日

コロナ、遠赤外線電気暖房機 22年モデル

 コロナは身体のしんまで温める遠赤外線電気暖房機「コアヒート」の2022年モデル(3機種)を8月下旬に家電量販店で発売する。ヒーター管に独自の高輻射ブラックセラミックコーティングを施し、ヒーター管の赤熱を抑えて人体に吸収されやすい波長域3?20ミクロンの遠赤外線を豊富に放出。心地よい温かさが持続し、1.8m先の離れた場所まで暖かさが届くという。 22年モデルはシンプルな色使いを基調とした丸みのあるフォルムにより多彩な住空間に調和する。ユニバーサルデザインに配慮した操作パネル、運転状態がひと目でわかるように本体上部に配置した運転ランプやパワーモニターなどの採用で使いやすい。人の有無で自動で出力を下げる省エネセンサー付き。ヒーター部だけでなく、製品本体にも3年保証を適用した。 (2022年8月25日掲載)

(株)コロナ

2022年08月29日

スター精機、省スペースのパレタイザーで物流に攻勢

 スター精機(愛知県丹羽郡大口町)が、物流現場向けのパレタイザーの提案を強化している。 同社は元々射出成形品の取り出しロボットで高いシェアを持っており、ロボットハンドなど要素技術の知見も豊富に有する。その技術を活かす形で、2020年に自動化需要の高い物流業界に参入。直交ロボットの総合メーカーとして提案の裾野を広げている最中だ。 一般的に、対象となる生産工場の既存ラインやクリーンルームでは設置場所・引込ルートの天井高や機械の設置スペース不足が自動化の妨げとなるケースが多い。こうした状況に頭を悩ませる企業も少なくないが、スター精機が提案するシステムの優位性は、縦・横・高さ全方向の省スペース性だ。 同社が物流向けに展開するのは、直交ロボットを用いたパレタイザーの標準タイプ「PXWシリーズ」と天井高を抑えた「PXTシリーズ」。PXWは可搬重量20・35・50?`(ハンド含む)、PXTは同20・35?`の機種をラインアップしており、段ボールを把持してパレットに自動積載する。特徴的なのはともに自社開発の直交ロボットを用いていることで、これにより積載するパレット数を増やしても動線が散らばらず、多関節ロボットと比べ省スペースで導入できる。さらにPXTは全高2000?_(35?`可搬は2214?_)と機械高さが低いため、天井高さに制限を抱える現場にも設置が可能だ。 PXTはサイコロ型ボディキャスター式で女性でも移動可能なため、業務の繁閑に応じたレイアウト変更にも柔軟に対応できる。さらに搭載したレーザーセンサーで安全性能も担保した。PXWは基礎工事不要で、床へのアンカーは脚部4カ所のみと手軽な設置が可能。加えてレイアウトに応じたストローク変更にもフレキシブルに対応する。「多関節ロボットと比べ半分以下の省スペース設計」といい、これまで自動化の難しかった現場での活用が期待できる。 (2022年8月25日号掲載)

2022年08月26日

イズミコーポレーション「ディペンドバイス」

 モノづくりにおける歩留り向上や品質の向上において欠かせない「治具」。ワーク加工時の固定治具や組立時の位置決めに使う組立治具、装置組立の検査治具と測定治具など、使い方や目的により形も材質も多種多様なものがあり、その取捨選択は大きく生産性を左右するといっても過言ではない。 マシニングセンタ向けの治具を手がけるイズミコーポレーションは1948年の創業。機械加工の下請けをメインに行っていくなか、自社の加工用治具として開発したのが「ディペンドバイス」だ。 ディペンドバイスは油圧や電源といった動力を一切必要としないシンプルな構造の為、操作が簡単でトラブルも無くメンテナンスもかんたん。V金具のキャッブボルト1本を締め付けるだけで20kN(50ミリタイプ)の締め付けトルクを実現。複数個のワークを同時に締め付けることもできる。また本体は削り出し一体構造としており、高い剛性を有している。 「ディペンドバイスは、ワークレイアウトのバリエーションを広げることで、マシニングセンタの限られた加工エリアを最大限に活かせます。さらにNCプログラムと組み合わせにより、高精度かつ長時間の加工を実現できます。口金の組み合わせの変更で、多彩なクランプ形態を可能にします。また横形マシニングセンタの場合、ワークの取り付けを正面から行えるので、スピーディに段取り替えを行えます。さらに『C4V』シリーズは、ワークを立体的に取り付けられるので、マシニングセンタの有効加工面積を広げながら省スペースを実現します」(同社) 発売当初はバイス単品での販売だったが、「最近では単体で使用されるというよりも、ユーザー様で部品を任意の形に組み合わせて使用されるケースが多くなっている」という。バイスひとつで機械加工をさまざまな加工に対応し、省スペースで実現する同製品は、多品種少量生産が求められる昨今において強力な切り札となろう。 (2022年8月25日掲載)

2022年08月26日

牧野フライス製作所、超短パルスレーザー加工機

 牧野フライス製作所は超短パルスレーザー加工機「LUMINIZER LF400」の販売を始めた。照射時間が極めて短いフェムト秒(10のマイナス15乗秒)レーザーを用いることで熱拡散を低減し、加工で変質層やクラックを発生させない。微小形状の加工を高品質に仕上げることが可能という。 同社は2020年11月にレーザー加工機事業に参入。「切削加工や放電加工では対応できない形状・材質の加工要求は年々高まっている。特に半導体関連産業と医療機器分野の市場は活況で、将来的な市場拡大も期待される」と言う。 新製品はガルバノスキャナを搭載し、加工内容に適したレーザー制御を行う。マシニングセンタで培った高精度位置決め(X・Y・Z軸とも±1ミクロン)も特長。オペレーションパネルを採用し、直観的な操作が可能。軸移動量X370・Y370・Z200ミリ。価格はオープン。 (2022年8月25日掲載)

牧野フライス精機(株)

2022年08月26日

リンナイ、ビルトインコンロ新製品

 リンナイはビルトインコンロ「Mytone」をモデルチェンジ、8月1日に発売した。 多様なグリル料理を自動でおいしく仕上げられるMytoneの新モデルでは、ガラス天板タイプにフレームレスガラスを採用し、フロントパネルと天板のカラーバリエーションを一新。フレームレスガラスのフラットなデザインは、システムキッチンとの一体感を高める。また、フロントパネルはスタイリッシュなイメージに仕上げ、天板はキッチンに合わせやすい新色のカラーバリエーションとなっている。フレームレスガラスは1色、パールクリスタル(フレーム付き)は5色を取り揃えており、自分の好みのものが選べる仕様とした。 機能面では、ハイグレードのビルトインコンロで人気の高い「煮物機能」を新搭載。加熱時間を設定するだけで、火力調節から消火までコンロが自動で調理する。また、これまででは左バーナーのみだった「湯わかし機能」を左右両方に搭載した。沸騰後の保温時間をタイマーで設定できるため、湯わかし以外に半熟・固ゆでなど、ゆで卵を作るのにも便利。 価格はフレームレスガラスの天板タイプ(標準幅60センチ・ワイド幅75センチ)は18万9420円(標準幅60センチ)から、パールクリスタルの天板タイプ(標準幅60センチのみ)は16万7530円から。いずれも税込み。 (2022年8月25日掲載)

2022年08月26日

ESR、物流施設で進むイメージ改革

 物流施設のイメージが様変わりしつつある。一昔前の物流施設といえば、ともすれば無個性で巨大な箱というマイナスイメージが付きまとう場所だった。しかし昨今のEC需要の伸びに伴い、施設の数は年々増加。人材確保や定着に向け、近年では、物流不動産事業者が従来のイメージを打ち破る先進的な施設を次々と提供している。 アジア太平洋地域に特化した物流施設の企画・開発を手がけるESR(東京都港区、代表取締役:スチュアート・ギブソン)も、ユニークな取り組みを進める企業だ。「HUMAN CENTRIC DESIGN.」(人を中心に考えられたデザイン)を掲げ、内部にボルダリングスペースやハンモックを設けたり、アート作品を配置したりと物流施設に遊び心を持ち込む。こうして例を挙げるだけでも、近年の物流施設が変貌を遂げたことがわかるだろう。 そんな同社はこのほど、埼玉県久喜市の物流施設「久喜DC」の入居企業で働く人の子供を対象にした、夏休み限定の英語教育「ESR学童スクール」の提供をはじめた。同社は延床面積10万平方?b規模の物流施設に託児所スペースの設置を進めており、学童スクールもこの託児所を活用して行われる。費用は無料で、2018年に行った同様の取組みが好評だったことから2回目の開催が決まったという。 同社は「今後も弊社施設で働く?のお?様に、バイリンガル教育や質の?い教育・保育環境を提供し、働く?性や共働き家庭のニーズに応える試みを進める」とする。ワーカーに優しい施策を次々打ち出す物流施設に、働き方の面で学ぶことは多そうだ。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月24日

ABB、クラス最速のパラレルロボ

 ABBは7月27日、軽量製品のピッキング、パッキング、方向替えに最適な5軸パラレルリンクロボット「FlexPicker IRB365」(可搬1.5キログラム)の販売を開始すると発表した。1キログラムの製品を毎分90ピックでピッキング、整列方向の転換、配置ができ、クラス最速という。 ネット通販の普及によりパッケージングされた商品の需要が高まっていることに着目した。IRB365はトップローディング、二次梱包から、ボトルハンドリング、スクランブル解除、3Dピッキング、供給、小包の仕分けまで様々な用途に対応する。市場最小のパラレルリンクロボットコントローラであるOmniCoreTM C30コントローラを搭載し、内蔵デジタル接続、将来の需要や要件を満たすための1千以上の追加ソフトウェア、ハードウェア機能を提供するという。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月24日

NOK、ベトナム工場を1.4倍に拡大

 NOK(鶴正雄社長)はこのほど、約35億円を投じてベトナム・ドンナイ省の工場を1.4倍に増築し、7月25日に本格稼働を始めた。自動車関連の需要拡大を受け、機械内部の流体を密封する用途で使われるパッキン部品「Oリング」の生産能力を増強。Oリングの生産スペースは約2倍の2万4000平方?bとなり、BCPを見据えた日本からの生産分散を進める。 同社はかねてより、日本に集中していた生産拠点の海外への分散を進めていた。2016年の熊本地震の際には熊本事業所が被災。製造が一時停止したことから、さらなる生産分散の必要に迫られていた。 増築後の工場の建屋面積は4万4000平方m。自動車生産のボトルネックとなる半導体の不足が緩和に向かい、自動車生産が増加することを見越してOリングの生産能力を高める。増築棟ではデジタル技術を用いた製造現場の見える化も進め、異常の早期発見やトレーサビリティを強化する。 鶴正雄社長は「ベトナム工場は用途が拡大する当社の戦略商品、Oリングの重要生産拠点。サプライチェーンの維持はもちろん、安全で働きやすく、快適でやりがいを保てる労働環境を備えた工場が完成した」とする。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月24日

山善、業界最小幅の冷凍庫

 山善(大阪市西区立売堀2-3-16、、TEL.06-6534-3095)は置き場所に困らないスリムな「冷凍庫SUシリーズ」を全国の量販店および同社が運営するインターネット通販サイト「くらしのeショップ」や「山善ビズコム」で8月上旬から順次発売する。 手軽で便利な冷凍食品の人気が高まっており、「セカンド冷凍庫」需要に応えた。新製品は幅33.5×奥行58cmと業界最小幅で、50L(高さ92cm、3段)、70L(117cm、4段)、90L(142cm、5段)の3サイズを用意。引き出しは中身が見やすく、外すとガラス棚として使える。後輪キャスター付きで移動させやすい。省エネ基準達成率100%、価格はオープン。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月24日

岩崎電気、紫外線清浄機6百台を音楽教室に

 岩崎電気(東京都中央区)はヤマハミュージックリテイリング(東京都港区)が運営する全国のヤマハミュージックの店舗および音楽教室における感染予防対策の一環として、空気循環式紫外線清浄機「エアーリア コンパクト」を計661台納入する。 機内のファンで空気を循環させながら、内蔵する紫外線ランプで室内に浮遊する細菌やウイルスを除菌する空気循環式紫外線清浄機。1台で1時間あたり約16畳(天井高2.5mで算出)の空気を処理可能。ファンによって強制的に空気を取り込むため、窓がなく十分な換気が行えない音楽教室のレッスン室内などを安心して利用可能な環境に変化させることができる。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月22日

シージーケー、卓上カシメ機に新バージョン

 産業機器販売とともに機械や電装品の製造生産を手掛けるシージーケー(広島市東区)は、自社製造の卓上カシメ機シリーズ(TOP100シリーズ)に新バージョンを追加し、8月に入って発売した。 同シリーズは本体重量でいずれも50?`強。コンパクトながらカシメ機としての高精度とパワーを備える。クラッチ・ブレーキが無く、超低騒音かつ低振動の特徴も好評。電源100ボルト仕様であり、内職用など一般家庭でも使える。 追加した新バージョンは「ロングスロークタイプ」「高速タイプ」「低速タイプ」からなる。既存ユーザーの要望に応えて安全性を一層強化するとともに、毎分作業数(spmストローク数)を約2倍に高め、作業効率化に貢献する。その他仕様は、能力10kN、ストローク長さ25?_と40?_、ストローク数最大132/159(50Hz/60Hz)など。価格はオープン、初年度60台の販売を目指す。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月22日

豊田合成、中国・湖北省に工場移転・拡張

 豊田合成はこのほど、中国・湖北省のグループ会社 湖北豊田合成正奥橡塑密封科技有限公司(TG正奥)の工場を近隣に移転・拡張し、開所式を行った。生産レイアウトを効率化することで生産性を向上。中国内陸部におけるウェザストリップ製品(車のドアや窓枠のゴム部品)の販売拡大に対応する。 TG正奥は元々、ウェザストリップ製品の独立系サプライヤーだったが、2018年に豊田合成グループが出資し関連会社になっていた。拡張により、工場の土地面積は約1万4000平方?bから約6万平方?bに、建屋面積は約1万7000平方?bから約3万4000平方?bに拡大する。 豊田合成の小山亨社長は「新工場の設立で、お客様の華中での生産拡大に対応できる体制が整った」とする。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月22日

スガツネ工業、やわらかいシリコーンハンドル

 家具金物・建築金物の総合メーカー、スガツネ工業(東京都千代田区岩本町2-9-13、TEL.03-3864-1122)はやわらかいシリコーンゴムに包まれたハンドル「ソフトシリコーンハンドルPXB-GR09型」を8月に本格発売した。幼稚園・保育園・福祉施設などで数多くの採用実績があり、ぶつかっても怪我をしにくいと好評という。家具用ハンドルにも同様の需要があると見込み発売に至った。 外側はシリコーンゴムに包まれ、芯材にはポリカーボネートを採用し十分な強度がある。子供が視認しやすいレッド・イエロー・グリーン・ブルー・ホワイト・ブラックの6色で、2サイズ(穴ピッチ96mm、128mm)。価格は税別で980円および1200円。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月22日

イグス、ポリマー製すべり軸受に中荷重用

 イグス(日本法人:東京都墨田区、吉田剛代表取締役)はこのほど、独自材質の高機能ポリマーを用いたすべり軸受けに、中荷重用の「イグリデュール M210・M260」を追加した。10MPa程度の揺動用途に適しており、金属製ベアリングから設計変更不要で置き換えできる。ポリマーに固体潤滑剤が含まれているため軸受部の無潤滑化が可能で、建機や農機など過酷な使用条件に向け提案する。 イグリデュール M210・M260の材質は繊維と充填材で強化されており、軽量だが堅牢性に優れる。40MPaの面圧や局部荷重のほか、?100℃?140℃の温度(M260)にも耐えられるという。肉厚は最大5mmで、内径は20・30・40・60mmをラインナップしている。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月19日

DMG森精機、ソフト開発の新会社設立

 DMG森精機は4月1日、AI・IoT・クラウドコンピューティングなどの先端技術を用いたソフトウェアサービスの開発・提供を行う新会社「WALC(ウォルク)」を設立し、7月15日に開所式を行った。所在地は東京都渋谷区桜丘町13?15で、社員数は15人。立地を活かしてIT人材の採用や育成・支援を行い、製造業のDXを推進するサービスを提供する。 WALCはポーランド語でワルツを表す。AI・IoT・クラウドコンピューティングの三拍子を使いこなせる人材の育成・集積を目指す意味を込め、命名された。ウォルクではすでに、DMG森精機の自律走行ロボット「WH?AMR」の自動運転と高精度把持を担うソフト「BR Controller」を提供した実績をもつ。そのほか、工作機械の予知保全を行うモニタリングサービス「WALC CARE」や、画像の自動認識で基盤や外観の検査を行う「WALC VISION」などのサービスを提供している。 (2022年8月10日号掲載)

DMG森精機(株)

2022年08月19日

三菱マテリアル、アルミニウム合金・難削材加工用カッタ

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都千代田区丸の内3-2-3、TEL.03-5252-5200)はアルミニウム合金・難削材加工用カッタ「AXD4000」にスクリューインタイプを追加し、8月1日に発売した。AXD4000は2本のねじでインサートを工具本体に強固に固定する、高剛性ダブルスクリュークランプ機構と、独自のインサート飛散防止機構(ダブルAFI機構)を採用。 AXD4000はヘッド交換式のため同一シャンクで複数のヘッドを使える。超硬ストレートシャンクアーバ、BT30・BT40・HSK63Aシャンクアーバとの組み合わせにより、奥行きが深い部位の加工で問題となる、びびり振動による仕上げ面の劣化を抑制し、高能率加工を実現。刃径25?40mmの計10アイテムを用意し、標準価格は代表型番で税込5万9180円から。 (2022年8月10日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2022年08月19日

トクラス、家族とのひとときを楽しむキッチン

 トクラス(静岡県浜松市西区西山町1370番地、TEL.053-485-1561)は「つくるときも食べるときも寛ぐときも、家族での多様な『ひととき』を楽しむことのできる空間」を生み出すキッチン「Collagia(コラージア)」を9月15日より発売する。感染症の拡大による生活様式や住まいに求める価値観の変化に合わせ、調理性や意匠性など総合的に見直した製品。 汚れの広がりやすい粉物調理などをシンク上で行える「スムースワークシンク」や、使うものがすぐに見つかる「オーバービュー収納」など、多彩な工夫で調理作業をサポートし、カウンターと質感を揃えることで家具のようにリビング空間となじむ扉や、人造大理石の端材を再利用したマットな質感と温かみのある手触りが特長の新製法を開発し意匠性も高めた。価格(税抜)はI型2550mmの標準プランの場合、136万円。 (2022年8月10日号掲載)

2022年08月19日

レヂトン、耐久性2倍の切断砥石

 レヂトンは切断スピードと砥石の持ちを高めた切断砥石「純金」を開発した。7月16日まで東京で開かれた国際ウエルディングショーで初披露し、10月以降に発売する。 砥石の持ちは同社のロングセラー「金の卵」の1.5?2倍、他社製切断砥石の2~3倍という。防湿パウチを初めて採用し、湿度による劣化を抑えた。山下禮司社長は「価格競争に巻き込まれないハイグレード品を用意する」と言う。サイズはまず105×1.0×15ミリに設定し、市場の反応を見てバリエーションの拡大を検討する。 (2022年8月10日号掲載)

(株)レヂトン

2022年08月17日