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山善、天候に左右されないガーデンライト

 山善(大阪市西区立売堀2-3-16、TEL.06-6534-3095)は天候に左右されず、樹木などをライトアップできる「ローボルテージガーデンライト【GardenTwilight(ガーデントワイライト)】シリーズ」を、全国の家電量販店、ホームセンターならびに同社が運営するインターネット通販サイト「くらしのeショップ」「山善ビズコム」などで8月上旬に発売した。おうち時間増加に伴い自宅の庭や玄関先などをおしゃれに演出する人が増えているのに対応した。 AC100V電源を使用する。簡単なDIYで手軽にムードのある庭を演出できる。ライトのデザインは植物のシルエットを演出するのに適した「クリアビーム」や、地面や植栽など足元を演出するのに適した「ダウンビーム」など全7タイプを用意した。価格はオープン。 (2022年9月10日号掲載)

2022年09月21日

C&Gシステムズ、中小製造業向け量産管理システム

 C&Gシステムズ(東京本社=東京都品川区東品川2-2-24、TEL.03-6864-0777)は製造業向け工程管理システム、AIQ(アイク)の最新版「V15.2」を9月にリリースする。システム運用によって蓄積された資材管理情報をもとに、製造業の量産計画を支援する拡張モジュール「量産管理オプション」を新設した。 このモジュールは製品の工程情報や生産ロット情報、入出荷情報や資材情報(材料、仕掛品、完成品)から生産に最適な発注資材の量と時期を算出。またパソコンやモバイルなどの現場端末から材料の入荷・確認、生産実績の登録・確認をはじめ、製品の出荷登録も容易に行える。出荷時に発行したロットカードのバーコード情報から「製造ロット」や「材料ロット」を特定することも可能。価格はモジュール+量産管理オプションで税別400万円。年間販売20本を目指す。 (2022年9月10日号掲載)

2022年09月19日

永大産業、フローリング新柄と新製品発売

 永大産業は8月17日、天然木ツキ板フローリング「銘樹モクトーン」に新柄を追加するとともに、天然木に色を重ねた「銘樹モクトーンC」を10月3日に発売する。 昨年10月に発売した銘樹モクトーンは抗菌・抗ウイルス加工を標準仕様とし、耐傷性能や耐キャスター性能を持ちながら、天然木の風合いを活かしたデザインで人気の高いシリーズ。今回、顧客の要望に応え素材感をより感じられる新樹種と、様々なインテリアテイストに合う新色をラインナップした。 銘樹モクトーンには、個性的な木目が特長の「ニレ」と多様な色合いの「アカシア」をラインナップに追加。銘樹モクトーンCでは、ニュートラルカラーに着目しどんなインテリアテイストにもなじみやすい暖かみをもつ「アッシュ・ウォームグレー色」、天然木ならではの個性と着色による上品さを兼ね備えた「ベールオーク」を発売する。10樹種、19色柄を取り揃えてさらなる拡販を目指す。 さらに今後、両製品とコーディネートできる室内階段「銘樹(ツキ板化粧階段)モクトーン用・モクトーンC用」を発売するなどラインナップを拡充し、販売強化に繋げていく考え。 (2022年9月10日号掲載)

2022年09月19日

ソディック、ワイヤ放電エントリーモデル

 ソディックは8月23日、リニアモーター駆動ワイヤ放電加工機のエントリーモデル「VN400Q」「VN600Q」の販売を始めると発表した。医療機器、航空宇宙産業において大量の複雑形状加工を効率よく行いたいとの要望が増えており、また一般的な金型についてもコストパフォーマンスに優れたリニアモーター駆動機への需要が高まっていることに応えた。 ソディックの先端技術であるテンションサーボ機能、自動結線装置(FJ-AWT)※、精密熱変位補正機能(TH COM・サーマルコミット)※、加工板厚変化に自動的に対応するDSF(ダイナミック・シェイプ・ファースト)機能※、セラミック・スタンドなどをすべて標準搭載しながら、電源部・サービスタンク周辺装置などを最適配置することで省設置スペースも実現した(※は日本国内向け標準仕様)。 各軸移動距離はそれぞれX400・Y300・Z230?_、X600・Y400・Z310?_、ワイヤ電極径はともに0.1~0.3?_。標準価格はそれぞれ税別1500万円、1700万円から。両機で年間120台の生産を目指しており、9月12~17日に米シカゴで開催されるIMTSおよび11月8?13日に東京で開催されるJIMTOFに出品する。 (2022年9月10日号掲載)

(株)ソディック

2022年09月16日

オークラ輸送機、仏のロボメーカーと販売提携

 オークラ輸送機はこのほど、フランスの物流向けロボットメーカー・EXOTEC社と3次元走行型のロボットピッキングシステム「Skypod(スカイポッド)」の販売代理契約を締結。日本国内における販売をスタートした。オークラ輸送機はこれまでも、庫内作業の省力化・省人化に向けてロボットを活用した自動化システムのバリエーションを広げてきた。今後はスカイポッドも含め、より現場に適したシステム提案につなげる。 EXOTEC社はフランス産業界として初のユニコーン企業として知られ、欧州のほかアメリカにも拠点を構えるなど世界各地でスカイポッドシステムを提供している。同システムでは専用ラックの内外を複数の搬送ロボットが毎秒4?bの速さで走行。前後左右のほか、ラック内では上下移動も行うなど3次元的に走行し、専用コンテナをピッキングステーションの作業者のもとに自動搬送する。ラックは最大12?bの高さまで設置できるため、平棚と比べ約5倍の高密度保管が可能になるという。  (2022年9月10日号掲載)

オークラ輸送機(株)

2022年09月16日

東日製作所、最新カタログ発行

 東日製作所は、9月21日受注分からの価格改定を反映した最新カタログ「東日トルク機器総合製品案内 2022.08」の無料配布とPDFダウンロード、電子カタログの閲覧を開始した。 最新の価格表を付けただけでなく(価格改定概要は表紙の裏面に掲載)、トルクレンチ「CEM3-BTLA」やプロトコル変換器「TPC/TPC2」といった新製品の情報も掲載した。ダウンロードページ(https://www.tohnichi.co.jp/download_services#type_1)から、PDFのダウンロードや電子ブックの閲覧、無料発送の依頼が行える。 (2022年9月10日号掲載)

(株)東日製作所

2022年09月14日

ワルタージャパン、鉄系ワーク向け切削タップ

 ワルタージャパンは8月9日、鉄系および鋳鉄系ワーク向けの切削タップ「Supreme TC130」の販売を開始した。Supreme TC130は、ストレートフルート形状の止まり穴加工用切削タップ。短い切りくずを生成し、高いプロセス信頼性を実現する。食いつき部にさらえ刃を配置した特別な刃形状でねじ山を仕上げ、ねじ表面品質を向上するとともに、加工面品質の低下を防ぎ工具寿命を延ばす。 Supreme TC130は、最大3.5×DNまでのねじ深さを加工でき、標準レパートリーはM4-M42(メートル並目)、MF10×1-MF33×2(メートル細目)およびUNC4分の1-UNC1の大径ねじまで。工具はHSS-E母材を用いた6HX公差の軸方向内部クーラント仕様で、耐摩耗性を高めるWY80AA(TiNコーティング)およびWY80EH(HiPIMS AlCrNコーティング)の材種から選択できる。 鉄系ワーク向けタップとして、干渉があるワークや深い位置のねじ加工および量産加工に向く仕様となっている。 (2022年9月10日号掲載)

2022年09月14日

スギノマシン、早月事業所内に本社機能を集約

 スギノマシンは10月3日、本社(富山県魚津市)を早月事業所(同滑川市栗山2880)内に移転し、業務を開始する。 同社は1945年6月より77年にわたり、魚津市に本社を置いてきた。今回、早月事業所内に本社を移すことで事業所との物理的な隔たりをなくし、意思決定のスピードを速め、業務効率化を推進する。また、現在早月事業所内にある開発・技術・生産・営業部門に管理部門が加わることで、コミュニケーションをより活発にし、さらなるイノベーションに繋げる考えだ。  (2022年9月10日号掲載)

2022年09月12日

フクハラ、圧縮空気中のオイル・水蒸気検知器

 フクハラ(横浜市瀬谷区)は9月1日、圧縮空気中に混入する水蒸気量を検知する水蒸気検知器「WVD1?02」を発売した。1月から販売しているオイルミスト検知器にシリーズとして加えた形だ。 オイルミスト検知器と同様に圧縮空気中の水蒸気量を簡単、短時間、低価格で測定できるのが特長。圧縮空気が流れるフィルター類の出口に接続することで、スプレーガンやエアドライバーでのドレン発生を予測することができる。オイルミスト検知器はオイルミストの検知に40分ほどの時間を要するが、水蒸気検知器は圧縮空気を18秒間流すだけで測定できる。反応数値が「2000ppm」以上であればドレンが発生する可能性が高い。また、カプラソケットを装備しているホースにはワンタッチで接続できるため、瞬時に水蒸気量を計測可能。 同社の担当者によれば「簡便なことからオイルミスト検知器は好調な滑り出しです。本検知器でドレン発生やオイル排出が確認されたら、『膜式エアドライヤー MDシリーズ』や『オイル・バスター』の導入をおすすめしています」とのこと。価格(税抜)は検知器本体と検知管3本、検知管のセットで1万5千円。 (2022年9月10日号掲載)

(株)フクハラ

2022年09月12日

クリナップ、70年代憧れのキッチンを再現

 クリナップは10月2日まで大阪中之島美術館で行われている開館記念展「みんなのまち 大阪の肖像(第2期)」にステンレス製キャビネット流し台「さくらDX」を複製し提供している。 大阪にフォーカスした本展では同美術館の所蔵コレクションや、大阪府内外の博物館・美術館・企業などの所蔵品が2期にわたり展示されている。第2期のテーマは「『祝祭』との共鳴。昭和戦後・平成・令和」、戦後復興期から高度成長期にかけて変化する人々のライフスタイルを紹介している。 同社が提供した流し台は清水ハウスが出展する「1970年代の実物大工業化住宅(軽量鉄骨住宅)」内に再現された、当時憧れの的となった生活様式の一部を構成した。1975年に同社が業界で初めてステンキャビ流し台として発売した同製品は当時人気の高かった「親子シンク」や最高級桜材の框を採用するなど、細部にもこだわったことで大きな人気を得た製品。 (2022年9月10日号掲載)

2022年09月12日

THK、福岡にソリューションセンター開設

 THKは8月2日、主力の直動製品をはじめ、製造業向けのIoTサービス、各種ロボット技術などを活用するためのサポート拠点「福岡ソリューションセンター」(福岡県福岡市博多区)を開設した。山陽・九州エリアでは初めて。各種製品のデモ機を常設展示する。 山陽・九州エリアは自動車、半導体、食品・医薬品関連の産業が活発な土地柄で、近年は半導体の関連企業が相次いで九州へ進出し、「シリコンアイランドの復権」に向けて大きな期待が寄せられている。 センター内の展示スペースにはデジタルデバイスを用いた直動製品の紹介コーナーのほか、アクチュエータデモ機、部品の状態診断や予兆検知を実現するIoTサービス「OMNIedge」、自社開発のサービスロボット「SEED Solutions」、協働ロボット「NEXTAGE」などを展示。展示エリア外に併設するミーティングルームでは同社製品の導入を検討する顧客向けにオンラインで東京本社の技術者を交えた技術セミナーなどを定期的に開催する予定という。 センターの営業時間は午前9時から午後5時。当面は完全予約制とする(質問・予約は福岡支店TEL.092-474-4471)。 (2022年8月25日掲載)

THK(株)

2022年09月09日

ノーリツ、小型業務用エコキュート

 ノーリツは7月下旬、同社初となる小型業務用エコキュートを10月3日に発売、環境配慮型商品のラインアップを拡充する。 同時発売の同社製制御ボックスとセットで利用すると、エコキュートと業務用給湯器と併用できるハイブリッド給湯システムとして機能する。曜日やシーズンによって使用湯量が変動しやすい業務用利用では、「湯切れ」を防ぐため、業務用エコキュートでは複数台の連結設置が主流。しかし業務用ハイブリッド給湯システムでは、湯切れ時に業務用給湯器がバックアップ熱源として作動するため、導入コストを抑えながら、湯切れによるダウンタイムを抑制でき、業務への支障を防ぐ。 さらに、空気の熱を利用して湯を沸かす電気式給湯機のエコキュートは、CO2排出量を従来型給湯器と比べて約52%削減可能。「脱炭素の推進や今後加速が予想される業務用の電化ニーズ拡大に応えるため、業務用分野でのエコキュートのラインアップを拡大した」(同社) 小型業務用エコキュート・業務用ハイブリッド給湯システムの一日の給湯量は1550?g、価格は単相仕様108万9000円、三相仕様は111万1000円から(いずれも税込み価格)。23年度の目標販売台数は200台を見込む。業務用ハイブリッド給湯システム制御ボックスの価格は8万2500円(税込み価格)。 (2022年8月25日掲載)

(株)ノーリツ

2022年09月09日

岩崎電気、関空に手荷物カート用除菌装置

 岩崎電気は関西国際空港に手荷物カート用のUV-C(深紫外線、波長254ナノメートル)除菌装置を2台納入した。 関空ではコロナ禍からの社会活動再開に向けた安全・安心な空港環境や、需要回復に対応した円滑な航空輸送を提供するため、利用客への検温やPCR検査による入国管理など、安心して空港利用できる環境の整備を進めている。そうした取り組みの一つとして不特定多数が利用する手荷物カート除菌を目的に、同社の深紫外線除菌装置が採用された。 深紫外線の波長と細菌のDNAの光吸収スペクトルが近似しているため、深紫外線を細菌に照射すると細胞内の核酸(DNAやRNA)に作用して不活性化する。同製品は1度(約90秒)に10台のカートをまとめて除菌できる。 (2022年9月10日号掲載)

2022年09月09日

DMG森精機、同社最大の先端技術開発拠点

 DMG森精機は8月29日、同社最大のDX構築と先端技術の開発拠点となる、奈良商品開発センタ(奈良PDC)をメディアに向けて公開した。7月1日からの開設に伴い同施設を本社とし、14年7月に開設した東京グローバルヘッドクォータそれぞれを本社とする二本社体制を導入した。 奈良PDCについて森雅彦取締役社長は「今後、今以上に工程集約が必要になることを見据えそのなかで必要とされる生産技術やプログラミング、AIといったものを奈良PDCで生み出していく。大学や、機械系の企業が多いこの場所で、新卒に限らず通年での中堅社員の採用、自身のオリジナルの技術を活かしたいシニア層の採用も積極的に行う」と人材雇用にも意欲的な姿勢を見せた。 また、女子大学で日本初となる工学部を開設した奈良女子大学への支援を、奈良PDCで行うと発表。女性の技術者育成を目的として、同大学と3月に包括協定を締結しており、同社の機械で実習、実験を行える環境を整えた。 立地に関して森社長は「JR奈良駅前の奈良PDCから大和郡山市ICに至るまでの旧国道24号線に、子会社のマグネスケール、サキコーポレーションを新設する。奈良事業所も位置する旧国道24号線を、奈良を代表するような通りにしようと奈良市長や大和郡山市長と話をしているところ。観光地でもある奈良は京都や大阪が近く、世界中からお客さんを呼ぶにも適している。雇用の面でも、関西出身の優秀な人材を引き込めるポテンシャルを秘めた土地だ」と創業地でもある奈良へのこだわりを語った。 奈良PDCは6階建てで、従業員数は約300人規模を予定している。1階は機械開発、2階は要素技術開発の実験センタとなっており、3~5階はオフィスフロア。6階はセミナールームやレストラン、カフェラウンジ、いつでもオンライン発信が可能なスタジオスペースがある。デザインは建築家隈研吾氏によるもの。 森社長は「ひと目で分かるものをつくることで世間の評価が大きく変わると感じている。シンボリックで分かりやすく、資金が許す範囲で快適な場所をつくることが大切」と企業としての存在感をより高める姿勢を示した。 (2022年9月10日号掲載)

DMG森精機(株)

2022年09月09日

コロナ、防災&日常使いの石油ファンヒーター

 コロナ(新潟県三条市東新保7-7、TEL.0256-32-2111)は低出力のポータブル電源でも運転できる石油ファンヒーター「FH-CP25Y(G)」を公式オンラインストア「コロナストア」限定モデルとして9月1日に発売した。 点火時に必要な電力を抑え、運転時の消費電力はわずか8.5?14W。ポータブル電源の定格容量が少なくても長時間運転が可能という。業界トップクラスのコンパクトな見た目に反し、最大暖房出力は2.5kWとパワフルに部屋を暖めることができる。標高2000mまで対応する「高地切換モード」と水平確認ができる水平器を搭載。対震自動消火装置や不完全燃焼防止装置などの安全装置も付けた。本体色はマットなオリーブグリーンで価格は税込2万4800円。同ストアで専用の収納バッグも販売する。 (2022年9月10日号掲載)

(株)コロナ

2022年09月09日

7月の工作機械受注、5カ月続けて5%増の1400億円超

 (一社)日本工作機械工業会(会長=稲葉善治・ファナック会長)が8月24日発表した7月の工作機械受注額(確報値)は、内外需あわせた総額で前年同月比5.5%増の1424億1200万円だった。内外需とも前月よりは減ったものの高水準が続いており、5カ月連続の1400億円超となった。 このうち内需は前年同月比14.5%増の520億円だった。新型コロナの第7波の影響を受けつつも補助金効果が下支えし、2カ月続けて500億円を超えた。主要業種では自動車向けで回復の動きが見られ、全11需要業種中、6業種で増加した。 外需は同0.9%増の904億円。アジア向け(同0.6%増の424億円)や北米向け(同8.2%増の259億円)は前月より減ったが、7月としては2021年(896億円)を超え、過去最高額を記録した。半年が経過したウクライナ侵攻や欧米の金融引き締めの影響が懸念されるが、欧州向け(同9.7%減の198億円)について日工会は「大きなキャンセル等はなく、200億円に近い受注額を記録し、堅調が持続している」と言う。 (2022年9月10日号掲載)

2022年09月09日

ジェイテクト、小型研削盤から小ロット向け高品質仕様

 ジェイテクトは8月3日、主力の円筒研削盤から小型機2機種を市場投入した。同社は今年から円筒研削盤のリニューアルを行っており、4月には小型円筒研削盤の「G1シリーズ」から価格を抑えた量産向けの「タイプB」など3機種を発売している。今回は同シリーズに、小ロット向けの高品質機種「タイプG」「タイプL」を追加。小型シリーズとして全5機種をそろえ、量産から小ロットまで用途に応じた機種を提案する。 G1シリーズは直径100?_以下のワークサイズに対応する小型機。変形や熱変異を複合的に解析する技術の搭載により、連続稼働時の寸法変化を抑制する。加えて今回発売したタイプG・Lは、プログラム作成時間の短縮や単品加工の効率アップにつながるよう、操作性を向上。電気信号で機械を操作する「ステアバイワイヤハンドル」により切り込みやテーブルトラバース操作を行える。 タイプLは、熱マネジメントの徹底により熱伝導を遮断することで暖気運転をゼロに。リニアスケールの搭載により、微細切込みも可能にした。検知システムで加工前にといしの先端位置を把握することが可能で、寸法のばらつきを従来比半分に抑えるなどサブミクロン精度を求めるユーザーに対応する。 価格はタイプGが880万円、タイプLが1450万円(いずれも税抜き)から。 (2022年8月25日掲載)

2022年09月07日

プロロジス、東京駅から5kmに冷凍対応の物流施設

 物流不動産の開発・運営を手がけるプロロジス(日本本社:東京都千代田区・山田御酒代表取締役社長)は8月3日、都市型の地上3階建てマルチテナント型物流施設「プロロジスアーバン東京辰巳1」の開発を明らかにした。冷凍冷蔵対応の施設として提供を予定。東京駅から5キロメートル圏内と都内へのアクセスに優れ、商業施設への店舗間搬送やラストワンマイル配送拠点としての利用を想定する。 施設は元々、食品卸売を手掛がける独・メトロの日本法人が店舗として使用していたもの。2022年8月からリノベーションに着手し、全館空調付きの冷蔵冷凍対応の物流施設として同年末の完成を見込む。商業施設を賃貸用物流施設に転換するのは、プロロジスとして初の取組みだという。 延床面積は9300平方?b。1階は有効天井高約4.8mの倉庫スペースで、2階の一部と3階は冷蔵冷凍に対応した倉庫スペースとなる。同社では20年から都市型物流施設「プロロジスアーバン」の提供を開始しており、同施設は品川区、足立区などに続く6施設目。 (2022年8月25日掲載)

2022年09月07日

日本最大のタイル選定サイト、LIXILが改装オープン

 LIXILはタイルでプラン提案・設計する設計者・デザイナー向けの日本最大のタイル選定サイト「タイル建材 プロダクトサーチ」 (https://www.biz-lixil.com/product/tile/) をリニューアルオープンした。冊子カタログをデジタル化して商品選定の利便性を高めた。 建築業界ではこれまで、分厚い冊子の総合カタログでの商品選定が主流だったが、重くて持ち運びにくいのが課題だった。サイトのオープンで冊子の総合カタログで行っていた商品の検索や選定をウェブ上で簡易にできる。LIXIL Water Technology Japanの木野謙タイル事業部長は「紙面では難しかったタイルの豊かな表情、質感も表現できるようになった。デジタルの手法を取り入れながら提案の幅を増やしていく」としている。 (2022年8月25日掲載)

2022年09月07日

柳瀬、協働ロボでバリ取り・研磨

 研磨・バリ取りのスペシャリスト柳瀬は、研磨材メーカーとして長年培ったノウハウをベースに、産業用ロボットを活用した様々なバリ取り・研磨ソリューションを提案している。 なかでも画期的なのが、協働ロボットに取り付け可能な空圧ハンドを活用した削り、磨き、研磨、バリ取りなどの手作業の自動化提案だ。オーストリアのロボットハンドメーカー・ファーロボティクスの空圧ハンドは独自の「アクティブ・コンプライアント・テクノロジー(ACT)」を搭載。同技術は対象ワークに合わせて角度や押し付け力を自動補正するもので、難しいプログラミングを必要とせずに、ロボットによる研磨・研削を文字通り「ヒトの感覚」で行うことができる。 柳瀬ではこの空圧ハンドを多様な作業に合わせたパッケージとして販売。研磨には5インチ、6インチのダブルアクションサンダーを搭載したキットや、同社の様々な研磨材を活用したダイグラインダーキットを用意。バリ取りには細かい作業や狭小部にも対応可能な小型ベルトサンダーを搭載したキットなど、多彩なラインナップを用意している。 「ファーロボティクスのハンドは協働ロボットでお馴染みのユニバーサルロボットの認証を受けた『UR+』製品ですので、ロボットに取り付けてすぐに活用できます」(同社) (2022年8月25日掲載)

柳瀬(株)

2022年09月05日

富士製作所、価格抑えたチェーンレバーホイスト

 経済活動が再開されるなか、富士製作所(東京都中央区)は今年3月に発売した「フジプーラーC1シリーズ」のリアルでの提案に力を入れていく考えだ。同社が日本で初めて製造したチェーンレバーホイスト「フジプーラー」は、物流業界を中心に製造業や建築業などでも信頼ブランドとして使用されている。 同製品の特長の一つが独自のくいつき防止ラチェット機構。トラックなどで運んだ荷物の荷ほどきの際、輸送時の反動で人の手では解けなくなってしまうことが多々ある。いわゆる「くいつき」と呼ばれる状況に、この独自機構があると戻し始め手荷重を3分の1以下に軽減できるため、他の機材を併用する必要がない。 今回のC1シリーズでは水素脆性などの危険のない強度と防錆性に優れたZコートチェーンの採用や、フック先端の構造改革によってより強固になった外れ止め機構を持つフックへの改良、ロードシーブやチェーン保護の為のチェンガイド機構の採用など、更なる安全重視に力を入れる。 加えて、製品の値上げが各所で叫ばれているが、あえて価格を下げることでこれまでよりも手に取りやすくした。同社の担当者は「従来の安心安全な機構を再検討するとともに、全面的なサプライヤーの見直しなどを行なうことで価格を抑え、今まで以上にお求めやすくなっています」と話す。定格荷重は0.8~6.3?dまで対応する。 (2022年8月25日掲載)

2022年09月05日

永大産業、ベトナムに新規建屋竣工

 永大産業は8月5日、100%出資子会社の永大ベトナム(=EVC・森田晋司社長)の新規建屋が完成し、7月27日から運用を開始したと発表した。鉄骨造りで延床面積は約4600平方m。 EVCは2012年の操業開始から、同社の生産拠点として現在3種類(シート、挽き板、ムク)のフローリングを生産しているが、生産量の増加により完成品のストックの場所や、ウッドショックの影響による材料の在庫確保のためのスペースに課題があった。安定した生産体制を強化するために昨年12月、約1億円を投じて新規建屋建設に着手した。主な用途は完成品と原材料のストックだが、挽き板フローリングのうち、生産ラインの一部をこの新規建屋に移設する予定。 「EVCは当社にとって不可欠な生産拠点。日本国内向けのフローリングの生産だけでなく、21年4月からは経済成長が著しいベトナム国内向けの生産と販売も開始している。工場の残りの敷地においては、既存製品の増産、新製品生産、さらに現地販売の拡大など様々な可能性を考慮しながら活用計画を策定したい」(同社) (2022年8月25日掲載)

2022年09月05日

タクト「バリ取りマン」

 歯科業界から生まれた環境にやさしい砥石をプロデュースしているタクト。同社では独自のゴム基盤に特殊処理を施したセラミックフィラーを練りこんだゴム砥石を開発。ゴムの弾性によって、さまざまな研磨作業に対応可能なラインナップを取り揃えている。 そんな同社が開発したバリ取り、研磨向けのアイテムが「バリ取りマン」。ワークに合わせた回転を選択できるので、幅広い材質をカバーする。研磨ベルトとバフィングホイールが本体側面に取り付けられており、さまざまな作業に対応できるのも魅力だ。 研削ベルトは特殊処理されたセラミック砥粒と独自開発の弾性ラバーを組み合わせて配合された素材を一体成形しており、耐久性にも優れる。またバフィングホイールは返りバリを出さないため、微細なバリや面取り、表面仕上げなど繊細な作業にも向く。 「ゴム砥石は弾性があり、深い研削キズを残さずに滑らかな仕上げ面を得ることができるほか、作業中の二次バリ抑制にも優れています。レーザー加工やシャーリングされたステンレス、アルミ、鉄、非金属等のバリ取り、R面取り、仕上げ研磨等に最適です」(同社) またゴム砥石は従来の砥石に比べ研磨粉が少なく、クリーンな環境を得られるほか、従来の砥石に比べ砥石寿命が長く、経済性にも優れる。 (2022年8月25日掲載)

2022年09月02日

ベッセル、ソーブレードに木工・竹用

 ベッセル(大阪市東成区深江北2-17-25、TEL.06-6976-7773)は、5月からベッセルブランドとして販売を開始した動物モチーフのソーブレードから、「セーバーソーブレード 木工用・竹用」を発売した。いずれもチーターをモチーフにしており、高速切断やしなりカットが可能。間柱や竹の根元近くの切断など、刃を湾曲させながら切ることができる。鋸刃を押し引きで切ることのできる下刃+上刃の「江戸目」仕様としたことで、木の繊維を確実に切断。ピンポイントで焼き入れを行い耐久性も高めた。 生木の切断時には水分を多く含んだ切粉が発生するが、ニッケルメッキ加工を施すことで錆びづらい仕様に。動力工具に差込みやすいよう、接触部をR形状にして装着時の引っ掛かりを低減している。 (2022年8月25日掲載)

(株)ベッセル

2022年09月02日