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前田シェルサービス、本社社屋と工場竣工

 前田シェルサービスは2月4日、本社社屋と工場を竣工した。 3Dプリンターを設置した新工場では試作や製品開発を行う。「従前の工場は新規開発のためのスペースがなかったが、新工場はリサイクルペレットが使える大型3Dプリンターを新たに設置した。これまでになかった新しい仕事の引き合いが少しずつ出てきている」と前田達宏社長は手応えを語った。 同社グループ会社の前田技研が拠点として、東京都豊島区で2022年3月に東京MGファクトリーを設立。3Dプリンターにより様々な材料の最適条件を研究しており、今回の新工場設立により製品開発スピードをさらに加速させる。 7月12日にはバーベキュースペースなども備える社員食堂も完成予定。社員の働きやすい環境向上に努める。 (2023年6月25日号掲載)

(株)前田シェルサービス

2023年06月28日

山善、業界最軽量クラスのスティッククリーナー

 山善(大阪市西区立売堀2-3-16、TEL.06-6534-3095)はパワーブラシを搭載し、本体が業界最軽量クラスでありながら強い吸引力をもつ「軽量コードレススティッククリーナーZSP-L160」を同社が運営するインターネット通販サイト「山善ビズコム」やECモールの店舗「くらしのeショップ」、全国の家電量販店やホームセンターなどで6月上旬から順次発売している。 リチウムイオン電池(14.8V、2000mAh)を搭載し質量980g(ハンディクリーナー時650g)と1kgを切る。軽く押すだけで前に進む「自走式」で、ヘッドは前後に90度、左右に180度まで動く。連続使用時間は標準で約30分(強で約11分)。価格はオープン。 (2023年6月25日号掲載)

2023年06月28日

牧野フライス製作所、大型の半導体装置部品向け4軸横MC

 牧野フライス製作所は6月2日、大型の半導体製造装置部品の加工などに向く横形マシニングセンタ「a91nx」(軸移動量X1400・Y1200・Z1350?_、4軸制御)の販売を始めた。a1nxシリーズで追求してきた生産性・経済性・環境への配慮を踏襲し、パレットサイズを800?_角(最大積載質量2000?`グラム)とした。  多様な被削材に対応できるよう標準主軸(毎分1万回転)に加え、高トルク8千回転と1万5千回転をオプションで用意。同社は「機械本体の作りこみ精度と高い主軸性能により重切削、アルミの高速加工において高い切削能力を実現する」とし、半導体製造装置部品のほか各種大型産業機器(真空ポンプ、コンプレッサー、発電機など)にも向くと言う。同じパレットサイズの5軸制御機「a900Z」と混成ラインを組むことでより長い連続運転も可能。国内定価は税別7800万円。今年12月から出荷を始め、年間50台の販売を計画する。 (2023年6月25日号掲載)

(株)牧野フライス製作所

2023年06月28日

鈴木油脂工業、天然由来の手洗い洗剤

 鈴木油脂工業は、主力商品「アロエローヤル」のスクラブ剤を天然素材で分解性の高いデンプン由来に変更。「アロエローヤル エコ」として商品切り替えを実施した。マイクロプラスチック問題を解決したいとの強い思いから開発に3年を費やした。 手についたガンコな油汚れや臭いだけでなく指紋やシワの間に入り込んだ汚れもスッキリ落とす「アロエローヤル」。中性で手荒れ防止剤配合のため手が荒れにくく、洗い上りもさらっとしているのが特徴だ。また配合しているアロエエキスが保湿効果を与える。そんな同社の主力商品を、洗浄力をそのままにスクラブ剤をデンプン由来に変更し、環境配慮を打ち出したのが「アロエローヤル エコ」だ。 エコと打ち出すと、汚れが落ちにくいというイメージが先行してしまう。また少なからぬユーザーは「エコより洗浄力」を望むため洗浄力が同じでも、売り上げが落ちる懸念もあった。 鈴木和哉社長は「商品の切り替えには反対意見もあったが、アロエローヤルは当社のメイン製品であり、環境への影響も大きい。ゆえに環境に配慮するのは社の方針として重要だった」と話す。 「デンプン由来のスクラブ剤は洗浄力が高く、汚れを落とすという意味では従来品と同じレベルにするのは難しくはない。ただ、工業的に作られたポリエチレンなら不純物がなく安定しているが、デンプンは天然物で成分に微妙な不純物が含まれバラツキもある。50度の過酷な環境で半年以上安定した状態に安定させる処方を見つけるのに苦労した。過去には2カ月後に分離してしまい発売を白紙に戻したこともあった」 ほかにも、あるスクラブ剤を使ったところアロエローヤルの特徴的なグリーンが、茶色がかってしまった。洗浄力に問題はなくとも、色もまた商品イメージでありNGとなったという。 3年の歳月を経て完成した商品は周到な販売計画が練られた。半年ほど従来品と併売しながら、ユーザーの元へ同行して説明を実施。サンプルも必要なだけ提供した。営業サイドの努力もあり多くのユーザーから「洗浄力は従来品と変わらない」との納得を得て、今年2月後半から「アロエローヤル エコ」に商品を統一した。 スクラブ剤を天然由来にすると製造原価は上がるが、従来品と同じ値段を維持した。今後は、エコを前面に押し出すことでピンク石鹸からの切り替えを即すなど、販売拡大を目指す。本体2・5?`1個に詰替2・5?`2個を組み合わせたお得なセットも発売し、販売促進を図っている。 (2023年6月25日号掲載)

鈴木油脂工業(株)

2023年06月26日

三菱マテリアル、剛性低い環境下に向く少刃数ホルダ

 三菱マテリアル(加工事業カンパニー=東京都千代田区丸の内3-2-3、TEL.03-5252-5200)は高能率アルミニウム合金・鋳鉄仕上げ正面削りカッタ「FMAX」に「少刃数ホルダ」を追加し、6月12日に発売した。FMAXは軽量化と高剛性を両立したボディと超多刃設計により、アルミニウム合金などの非鉄金属やねずみ鋳鉄(FC300など)を高能率に加工する。 刃数を少なくした少刃数ホルダは、工作機械や被削材の剛性が低い加工環境下にも対応し、薄板加工に適する。既存インサートの装着や刃先調整機能はそのままで、工具導入コストを削減する。切削径50?125mmの計8アイテム。代表型番の標準価格は税込11万?22万円。 (2023年6月25日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2023年06月26日

山善、バイヤー招き東京・大田で商談会

 山善・家庭機器事業部(中山尚律事業部長)は5月19日までの4日間、「オリジナル家電総合商談会」を東京都大田区の東京流通センターで開いた。今期の冬商戦に向けて、冬物家電(電気暖房機器、電気毛布、こたつ)や調理・家事家電、AV機器などを並べた会場には、流通業などから96社・353人が訪れた。家庭機器事業部の入部康久副事業部長は「海外への出張などが増えていることに加え、都内のホテルがなかなか取れない状況であったため心配もあったが、昨年よりも多くの企業から来場していただいたことに大変うれしく思う」と述べ、商談会に並ぶ商品のポイントとして「節電」と「ユーザーの声を反映したモノづくり」を挙げた。 恒例となった会場を斜めに横切る目抜き通り。左右には電気暖房機器と電気毛布を配した  シーズヒーターからセラミックヒーター、カーボンヒーターなど幅広いラインナップを展開した電気暖房機器ゾーンでは、節電対策として従来通りの人感センサーや温度センサーを訴求した商品に加えて、エコボタンを搭載したフラッグシップモデルの電気ストーブが並んだ。運転を最適化することで最大出力時の消費電力を2割ほど抑えられるという。また、これまでの「より暖かく」「より大風量」を追求したモデルだけでなく、ワット数を下げたモデルの復刻や浴室・トイレ向け、卓上用など、実際の使用シーンや用途から逆算した必要十分な製品が目立った。そうした動きに関して、商品企画1部の川邊一馬課長は「実際に製品を使われているお客様の声をできる限り反映したモノづくりをしたいと考えた」と説明。 ユーザーの声を反映したモノづくりで数多くのヒット商品がある調理家電では、「お手入れのしやすさを追求した」(商品企画1部・近藤富昭MD)というオーブントースターや減煙焼肉グリル「Xグリル」シリーズなどを提案。オーブンレンジに次ぐ大きなマーケットである炊飯器に関しても、マイコン式からIH式、お一人様から家族向けまでラインナップを揃えることで、「ナショナルブランドの製品価格が高騰している今、充実したラインナップでしっかりと市場を取りに行きたい」(近藤MD)と意気込みを語った。 炊き分けコースが豊富なマイコン式炊飯器。手前が5.5合モデル ■火災・アニサキス対策も  仕入先・メーカーからも今をとらえた提案が多数見られた。新コスモス電機は一酸化炭素検知機能付き火災警報器を提案。2011年に設置が義務化された火災警報器だが、その製品寿命は約10年。更新需要に対し一酸化炭素検知機能の付いたモデルへの切り替えを勧める。火災警報器は7割ほどまで普及したが、火災による死者数には変化がない理由の一つが、一酸化炭素中毒によるものであるからだ。同製品は高感度の一酸化炭素検知機能に加え、住宅用防災警報器検定と(一財)日本ガス機器検査協会検定に合格している唯一の製品であり、信頼性が大きな特徴。 山田電器工業が推すのがHapyson(ハピソン)ブランドの津本式アニサキスライトだ。「究極の血抜き」考案者の津本光弘氏とのコラボ商品で、アニサキスをクリアに映し出すため、光の波長を調整し、レンズの透過性も高めた。完全防水(IPX7)のため、洗いながら使うことも可能。従来のブラックライトよりも光量が多いので、明るい場所でもアニサキスを見つけ出すことができる。 新コスモス電機の一酸化炭素も検知する火災警報器 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月26日

ユニバーサルロボットがエンゲルバーガー賞

 デンマークのオーデンセに本社をもつユニバーサルロボットは5月26日、ロボット界のノーベル賞とも称される世界で権威のあるロボット工学賞、エンゲルバーガー賞のアプリケーション部門賞を受賞したと発表した。アプリケーション部門賞はロボット技術の発展とその実用化に大きく貢献した個人または団体を表彰するもの。 受賞したのはグローバル・テクニカル・コンプライアンス・オフィサーのロベルタ・ネルソン・シー氏。世界中のロボットの安全性に関する活動が評価された。同社としては2018年にテクノロジー部門で受賞した共同創業者エスバン・オスターガード氏に続き2度目の受賞。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月23日

最上級仕上げ加工技術展レビュー

 3月に設立された(一社)バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会(理事長=北嶋弘一関西大学名誉教授)が主催する第一回「最上級仕上げ加工技術展」が5月19日までの2日間、東京都大田区の羽田イノベーションシティ内「PiO PARK(ピオパーク)」で開催された。加工の最終工程に関し問題解決や技術指導を行う専門展で、バリ取り工具メーカーや洗浄装置メーカー、金属加工メーカーなど会員企業の半数超の14社が出展。近隣の金属加工業者や販売店、銀行などから150人ほどが訪れた。 会場で多く耳にしたのが人手不足を理由とした問い合わせの増加だ。バリ取り研究所「DbLS Deburring Labo at SUGINO(デバラボ)」を今春に開設したスギノマシンはバリ取りの自動化に役立つホルダ「BARRIQUAN(バリカン)」シリーズを中心に展示。先端が伸縮・傾動するフローティング機構を備えているため、バリ取り量の安定化やプログラミング・ティーチング時間の短縮に貢献する。特に「人手不足に加え、需要の増減への対応や作業者ごとの品質のムラなどを理由に、人で行っていた作業をロボットに置き換えようとする企業が増えている」という。 最終仕上げでも職人不足が深刻だ。複雑形状を磨く必要のある工具メーカーや金型メーカー、金管楽器の最終仕上げに使われているのが東洋研磨材工業のショット式鏡面研磨機「SMAP」シリーズ。エアを使わず、遠心力で研磨剤を飛ばすため、大量のメディアを吐出できるのが特徴。研磨剤が柔らかいこともあり、職人の手でないと磨けないような複雑形状の最終仕上げに向く。同社は「職人の8、9割くらいまでは対応できるため、当社の機械で十分な場面も多い」と話す。 ■穴あけバリを0に  バリが出ないドリル「ゼロバリ」を各種出展したのがギケンだ。触らなければわからない程度(10ミクロン以下)までバリを抑制したゼロバリは、これまでのセンタリング、下穴加工、ドリル加工、リーマ加工、仕上げといった工程を、穴あけと仕上げのみに集約できる。同社の石川義一社長は「加工条件さえ合わせてもらえば、従来の半分の時間で加工でき不良率も激減したといった事例や、40倍工具が持つようになったといった事例も出てきている」とメリットを説明する。現在は半導体や医療向けの小径タイプや次世代モビリティ向けの複合材の加工に向くタイプなど先を見据えた開発に力を入れる。  ギケンの「ゼロバリ」シリーズは刃先形状が肝だ (2023年6月10日号掲載)

2023年06月23日

ノーリツ『調理時間楽しめる』ガスビルトインコンロ

 ノーリツは8月1日、中級価格帯ガスビルトインコンロ「Orche(オルシェ)」とシリーズ最上位モデルのレンジフード「easia(イージア)」を発売する。 Orcheは「業界初」という「温度クック機能」を搭載。高精度のSiセンサーに独自の制御技術をかけあわせ、調理中の鍋底温度を1℃単位で見える化した。正確な火加減が可能で「失敗しにくく・上手にできる」楽しい調理体験をサポートする。 加えて、省エネ基準達成率101%を実現した「スマートエコバーナー」を新搭載。ガスが旋回し炎が鍋底に当たる距離を長くすることで熱効率が向上し、10年間でガス代を約2万円削減できる。 フラットなトッププレートはお手入れしやすく、ガラス面を広げてデザイン性を高めた。他にグリル容器「ロティプレート」を備え、調理中のコンロ温度が見えるキッチンアプリ「つなぐレシピ」にも連動対応している。 天板サイズ60?aと75?aを揃え、27万4340円(60?a・税込み)から。 レンジフードeasiaは「サイレント・クリーンフィルター」の3層構造により油やホコリをファンに届く手前で約93%ブロック。ファンのお手入れが10年間不要になる。 さらに「弱運転」の稼働音を26dBまでに抑え、室内換気としても利用が可能だ。また、つなぐレシピと連動すれば運転の遠隔操作もできる。 間口は60?a、75?a、90?aを取り揃えており価格は25万7950円(間口60?a・税込み)から。 (2023年6月10日号掲載)

(株)ノーリツ

2023年06月23日

デンヨー、環境対応ジェネレータ

 エンジン発電機、エンジン溶接機など工事現場向けパワーソースにおける国内トップメーカー・デンヨー。戦後復興期から屋外作業向けの製品開発を手掛け、現在は世界150カ国で同社製品は販売されている。 そんな同社の最新製品が、ディーゼルエンジン発電機「TLG?8LSKE?D」。三相4線式・単相3線式を切り替え無しで同時出力を可能にした。これにより水中ポンプやコンプレッサ、ベルトコンベアなどの三相動力負荷と、仮設事務所の照明やエアコンなどの単相動力負荷に1台で対応できる。稼働状況は見やすいサイマルモニタで確認でき、発電状況もしっかりと把握できる。 「2極の発電機なのでボディはコンパクト・軽量設計で、軽トラックに横積みで積載できます。また内部のオイルの流出を防ぐ『エコベース』を標準装備しており、機外への燃料漏れやオイル漏れを防止するので、河川工事や港湾工事などの設置基準の厳しい場所でも安心してご使用いただけます」(同社) オプションで現場内での移動に便利な4輪キャスター仕様や600?_の架台仕様も用意し、あらゆる建設現場、屋外作業シーンをカバーする。また第3次排出ガス対策型建設機械指定機、超低騒音型建設機械指定機であり、環境への配慮にもこだわっている。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月23日

松浦機械製作所、自社展に海外顧客も多数来訪

 松浦機械製作所は5月24日から26日にかけて、福井市内の本社工場において自社展を開催。昨年のJIMTOF出展機を中心とした展示を行い、国内のみならず海外からの来客も多数訪れた。 同社ベストセラーの自動化、無人化ニーズに応える5軸立形MCとマルチパレットを組み合わせた「MAM72?35V」と「MX?330」には、それぞれ新しくなった新オペレーティングシステム「マツウラリモートモニタリングシステム」を採用した。 「ユーザーインターフェースの刷新は10年ぶりとなります。オペレータのスキルに依存せず直感的に操作できるようにしました。また作業工程を意識した画面レイアウトや画面のサイズアップで見やすさ、使いやすさを追求しています」(同社・松浦悠人取締役) 表示される情報はMC本体のみならず、マルチパレットや工具管理ともリンクしており、現場の自動化を後押しする。 「複数台の稼働状況を離れた場所からモニタリングできることに加え、マルチパレットのスケジュール管理にも対応しています。また、工具寿命管理機能を標準搭載していますので、長時間の無人運転を可能にし、お客様の生産効率の向上に貢献します」(同) いずれもデータ通信における国際標準規格OPC UAにも対応(オプション)しており、低コストで工場内の見える化も実現する。 また、同社工場内に新たに設置された「スマートライン」には横形MC「HPlus?630」と立形MC「MAM72?100H」に加え、72枚のリニアパレットシステム、多関節ロボットによる自動洗浄・バリ取りシステムを展示。自社のモノづくりにも積極的に自動化を取り入れている様子が窺い知れた。 さらにテクニカルセンターでは夜間や週末における無人運転セミナーや、事業再構築補助金・ものづくり補助金セミナーが開催され盛況を博していた。 (2023年6月10日号掲載)

(株)松浦機械製作所

2023年06月21日

日本工作機器工業会予測、23年度売上は微増か

 (一社)日本工作機器工業会は会員企業による2023年度の売上高を前年度比0.1%増の2208億円と予測している。5月23日に都内で開いた総会後の懇親会で寺町彰博会長(THK社長)が話した。近い将来、ピーク(18年の2280億円)超えを狙うが「27年までに2280億円を更新する、ではいけない。自動化がどんどん進むいま、その程度の数字では日本の産業は衰退し、新興国に負ける」と語気を強めた。 寺町会長は3回目のAIブームが巻き起こっていることにも触れた。「人手不足と言われるが、生成AIなどの利用で10年後には人が余ることになると社内で言っている。日本の評価が落ちており、働き方改革も大切だが、自分たちを高める努力が欠かせない。弱い集団のままではとても世界を相手にできない」と危機感を露にした。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月21日

フコク、多彩な開先加工機と鋼材搬送ソリューション

 溶接時の強度や品質を確保するため、材料接合部を溶接前に適切な形状に仕上げる開先加工。その専用機を自社開発製品の販売及び世界有数の開先加工機メーカーとオフィシャルパートナーシップ契約を締結しているのがフコクだ。 フコクが自社で開発を行う開先加工機「BCM」シリーズは、加工する板厚に応じた4機種をラインアップ。小型・軽量に設計された「BCM?mini2型」は、小さな鋼板はもちろん、大きな鋼板もキャスター無しで自走し開先加工する。適合板厚は6?_~12?_程度で、特に5~10?_厚のステンレス材加工で威力を発揮する。 同社でもっとも出荷台数が多いというのが中型機の「BCM?12N型」。適合板厚は6~19?_程度で、専用の走行台車(オプション)により大型鋼板の加工にも対応する。 「橋梁、タンクなどのステンレス容器、建設機械、造船等、あらゆる業界で活用されているベストセラー機種でアメリカ・ヨーロッパへの輸出実績も一番多い」(同社) 9~22?_程度の中厚板の開先加工に威力を発揮するのが同じく中型機の「BCM?16N型」。「中厚板は従来プラズマや機械加工で開先加工を行っていたが、時間的にもコスト的に負担の大きな作業。BCM?16Nなら、これまで数日かかっていた加工を数時間で行える」(同)。こちらもオプションの走行台車の活用で大型の鋼板でも楽に自走加工できる。 「BCM?20N型」は、30?_以上の厚板加工向けの大型機。「近年、プラント、造船、建材メーカー、鉄鋼業界などでは32~40?_といった厚板加工に対する開先加工需要が増えている。こうしたニーズに応えて開発した」(同)。 BCMシリーズはいずれの機種も自走加工が可能で、作業者が押す必要がなく、軟鋼から、SM材、ステンレス、アルミ、チタン、高張力鋼など、溶接構造物に使用するほとんどの材質を加工できる。またカッターは、材質及び加工量によって異なるが、目安として約300?bの加工が可能。カッターには1・5?_の研磨代(けんましろ)があり、5回程度の再研磨が可能でコストパフォーマンスにも優れる。 RIDGID社の「ポータブルベベラーB-500」  またフコクでは米リッジ(RIDGID)社のパイプ向け開先加工機「ポータブルベベラーB?500」や独BDS社の全自動開先加工機「AutoCUT500」やポータブルタイプの「SKF25」など幅広い機種を取り揃えている。 「当社のBCMシリーズは操作が簡単で使いやすさが売り。その実力を感じて頂くため、デモ機の貸し出しも行っている」(同)。 ■大型鋼板の搬送を最適化  同社では大型鋼板など運びづらい重量物の搬送に最適な「バキュームリフト」の開発・販売も行っている。無動力式の「JVDバキュームリフト」は、電源等一切の動力を必要としない真空吊り具。 S型(シングル)は機械加工や製缶加工に適しており、石材やガラス材など多彩な材料を安全で確実に搬送する。M型(標準マルチ型)は2個以上のパッドを持つタイプ。パッドが横一列の配列となっており、横幅のたわみが少ない鋼板の搬送に適している。さらに定尺鋼板型は、大型の鋼板を水平かつ安定したバランスで搬送が可能。建築向け資材の加工はもちろん、プラズマ切断機やレーザー切断機、タレットパンチなど板金機械へのテーブル搬送にも向く。 また、電動式のバキュームリフトは独自の技術による数々の安全を考慮した真空ポンプユニットを搭載し、安全性と作業性を両立。最大12?d以上の搬送を可能とし、造船所や製鋼所、橋梁建設現場、プラントメーカーなどに採用されており、大型鋼板の安全・確実な搬送を担っている。 JVDバキュームリフト(シングルタイプ) (2023年6月10日号掲載)

2023年06月21日

永大産業、キッチンシリーズ拡充でハイエンド強化

 永大産業は5月29日、内装材ハイエンド製品「グランマジェスト」シリーズの拡充を目的に「グランマジェスト キッチン」を発売した。 扉には石目・金属調のソリッドエレメント(エイジングダーク柄・エイジングボルドー柄・バロックストーン柄)を揃え、キャビネット前面の扉部分と、側面のエンドパネルとの出隅納まりは45度の留め納まり仕様。「継ぎ目が目立たずキッチンに洗練した雰囲気を与える」(同社) ワークトップは汚れや熱に強いセラミックやマット調のクォーツカウンターを採用しており、厚み6?_の薄見付仕様によりシャープな印象に仕上げた。 キャビネットの扉はプッシュオープン機構で取っ手レス。凹凸を極力なくしたデザインで高級感をより高める。 「スクエアシンク」は排水口フランジレス加工で清掃性にも配慮したデザインとなっている。海外製のBOSCH製食器洗い機を採用し、扉面材と隣接キャビネットの高さを合わせ一体感を持たせた。また、BLUM社製の最新式レール「レグラボックス」を「業界初」標準装備。プッシュオープンとファインモーション機構を両立した。 「販売目標は2023年度に130セット、翌24年度には300セット」(同社)という。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月21日

LIXIL、床から浮かせたフロートトイレ

 LIXIL(東京都江東区大島2-1-1、TEL.03-3638-8111)は便器を浮かせて設置できるキャビネット付便器「フロートトイレ」を刷新し、6月1日に発売した。壁掛スタイルのため床掃除がしやすく、空間をすっきり広く見せることができる。 丸みを帯びた便器の下端と床とのすき間が約7cmあり、モップなどが奥まで届く。ほこりがたまりやすく手の届きにくかった便器奥や給水管、電源コードなどをキャビネットで隠せる利点もある。キャビネットのパネルカラーは4色から選択可能。掃除ブラシや洗剤、トイレットペーパーなどもキャビネットに収納できる。 販売価格は税別34万8400円から。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月21日

三菱マテリアルの特約店会に82人

 三菱マテリアルは5月18日、2023年度「北海道・東北・上信越ブロック関東ブロック合同DIAEDGE特約店会」を都内のホテルで開いた。特約店・代理店から82人が現地に足を運んだ。登壇した同社・執行役常務加工事業カンパニープレジデントの小原和生氏は4年ぶりのフル参加となったことに感謝を述べるともに、23年度の売上をコロナ前19年度比で120%を目指すとの計画を発表。「昨年末ごろから苦しい状況が続いているが、過去20年間のデータを見たところ、11カ月以上後退局面が続くことはなかった。秋頃には回復するとみている」と説明。21年から生産が追いついていない状況についても、年末ごろには解消できるとみる。 年間売上高上位店を表彰する「パートナーオブザイヤー賞」など4項目に関する表彰式を執り行った加工事業カンパニー営業本部本部長の金子善昭氏は「メーカーの原点として、技術PRし注文いただいたものを納めることのできるメーカーは生き残っていけると確信している。特約店と代理店、当社の三位一体で取り組んでいきたい」と述べた。続けて、国内営業方針を説明した国内営業部部長の木田喜久氏は「従来の注力分野に加えて、小物・精密部品分野にも力を入れる」と述べ、23年度にはポジインサートやステッキィツインなどを合わせて3000型番ほどまでに拡大すると伝えた。このほかにも、昨年から取り組む搭載工具の受注強化や、独自コーティング技術により高い耐摩耗性を持つ超硬材種「MV1000」シリーズに4月から追加した断続加工やステンレス鋼加工に向く「MV1030」なども紹介した。 (2023年6月10日号掲載)

三菱マテリアル(株)加工事業カンパニー

2023年06月19日

人とくるま展、EV向け提案加速

 5月26日までの3日間、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で「人とくるまのテクノロジー展2023YOKOHAMA」(主催=〈公社〉自動車技術会)が開催された。自動車・部品・材料メーカーなど499社が出展し、6万3810人が来場した。EV(電気自動車)向けの提案に注目が集まった。 自動車用変速機のトップメーカー・ジヤトコはe-Axle(eアクスル:モーターやインバーター、減速機などを一体化したEV用駆動ユニット)のコンセプトモデルを2つ初公開した。軽自動車からコンパクトカーまでの搭載を想定する「平行軸e-Axle」は高回転モーターとコンパクトなギアで15インチのノートパソコンと同等サイズまで小型化。ピックアップトラックや商用車への搭載を想定する「変速機能付きe-Axle」は変速機を使うことでモーターのサイズアップを抑制し、小型化とコスト低減に貢献する。同社の佐藤朋由社長兼CEOは「電動化が加速するなかEVは小型車・中型車のセグメントからコンパクトカー、軽自動車、高性能車やピックアップトラックへと広まってきている」とし、電動化が新しいビジネスチャンスとなるとの認識を示した。 自動車関連システムや部品を手掛けるヴァレオジャパンは、仏ルノーと開発中のEV駆動用「巻線界磁形同期モーター(EESM)」を日本初公開した。レアアースや磁石を使用せず、永久磁石同期モーター比でCO2排出量を30%削減できる。同社の高密度の銅を使用するノウハウにより高効率化を実現する。200?`ワット電動モータを2027年の量産を予定する。 ■工作機械向け部品を転用  新技術だけでなくEV化で注目される製品・技術もある。日本特殊陶業が提案したのがセラミック製のベアリング用真球ボール。数十年前から高剛性や低熱膨張性、軽量、摩擦係数が低いことなどを理由に工作機械用スピンドル駆動向けとして活用されてきたが、昨年ごろからEV向けが急伸している。性能向上を目指すEVの駆動モーターにはより高電圧のインバーターが使われるようになってきている。ベアリング内を大きな電流が通過することで軌道面に波板上の電食が発生してしまうため、絶縁性の高い同製品への需要が伸長している。現在、生産工場の増強を進めており、さらに投資をする可能性も示唆した。 住友重機械工業が展示した製造システム「STAF(Steel Tube Air Forming)」も16年に開発・発表したもの。パイプ材(鋼管)からフランジ付き連続異形閉断面を成形できるのが特徴。従来のホットスタンピングでは複数枚の鋼板を板金プレスで別々に加工し、それを接合する必要があった。そのため、フランジ(つば状の部分)は断続的に接合された状態となり、剛性を高めることが難しかった。STAFは一本のパイプ材をフランジまで一体で成形できるため剛性を向上でき、工程も簡略化できる。16年の発表当初よりも複雑な形状を作ることができ、厚みを薄くした約30%軽い材料でも従来品と同等の剛性を確保できるなど、EVの車体向けに有効となりそうだ。昨年5月には初めて自動車の新製品開発に使用する試作部品の開発・製造をするトピア(三重県鈴鹿市)にシステムを納入するなど、量産車採用に向けた取り組みを加速させている。 住友重機械工業の STAF技術で作ったAピラー。フランジを片側だけにすることで、ピラーの幅を狭くできる (2023年6月10日号掲載)

2023年06月19日

山善(サンオクス)、丈夫・便利な折りたたみコンテナ

 アウトドア・キャンプがレジャーの定番となった今、増えすぎたアウトドア用品の収納に困っている家庭も少なくないだろう。サンオクスの「BIGANTスマートクレート」(48?g、ブラック)は耐荷重200?`の堅牢性と機能性がウリの折りたたみコンテナ。幅540×奥行き360×高さ300(折りたたみ時72?_)と、ランタンや焚き火台などだけでなく、折りたたみ式チェアなども収納可能なサイズ感。キャンプに行く際は道具をひとまとめにしたコンテナを車に積み込めば準備完了だ。 専用キャリーが付く「BIGANTスマートクレート&キャリーセット」であれば、キャンプ場での移動も楽々。車輪にゴムウレタンを採用しているため、地面からの衝撃も和らげる。コンテナとキャリーのロック機能や前輪のブレーキ機能など、運搬時の安全性も追及した。耐荷重は100?`、ハンドルは3段階の伸縮式。ハンドルは荷台部分にしまうことができ、平台車としても活用できる。 コンテナを重ねれば、アウトドアシーンだけでなく屋内収納の省スペース化にも役立つ。ワンタッチ開閉可能な側面扉はコンテナを積んだ状態でのものの出し入れを容易にする。未使用時は折りたたんでおけるなど、日常にも溶け込むアイテムだ。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月19日

トクラス、浄水部品の除去対象に2物質追加

 トクラスは浄水カートリッジの7月出荷分から、製品表示の除去対象物質にPFOSとPFIAを追加する。浄水器協会の規格基準(JWPAS B)に規定された試験に適合したことが理由だ。PFOSとPFOAは人体への有害性が世界的に指摘されている有機フッ素化合物の一種。日本でも一部の地域の河川や水道水から検出されていることが問題となっている。製品価格に変更はなく、対象カートリッジは同社が販売するすべての水栓型整水器、浄水器で使用できる。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月19日

コロナ、サーキュレーターを分離できる衣類乾燥除湿機

 コロナ(新潟県三条市東新保7-7、TEL.0256-32-2111)は2WAY型の衣類乾燥除湿機「CDSC-H80CS(CW)」(愛称・カフェオレベージュ、排水タンク容量約3.6L)を公式オンラインストア「コロナストア」限定モデルとして5月31日に発売した。「コロナストアJRE MALL店」および「コロナストア楽天市場店」でも販売する。購入特典として先着100人に「カフェオレセット」(ツバメコーヒー カフェオレベース360ml、ハリオ ハリオストレートマグ2個セット)をプレゼントする。 この乾燥除湿機は本体と上部のサーキュレーターを分離し、湿度と温度を感知して連続運転できる。限定モデルとしてミルクをたっぷり注いだカフェオレを思わせる2トーンカラーとした。価格は税込4万8000円。 (2023年6月10日号掲載)

(株)コロナ

2023年06月19日

日本自動車工業会、マルチパスウェイで脱炭素に対応

 (一社)日本自動車工業会は5月18日、オンラインで会見を開いた。会見には豊田章男会長(トヨタ自動車)をはじめ、片山正則副会長(いすゞ自動車)、日??祥博副会長(ヤマハ発動機)、三部敏宏副会長(本田技研工業)、内田誠副会長(日産自動車)、鈴木俊宏副会長(スズキ)、佐藤恒治副会長(トヨタ自動車)、永塚誠一副会長(日本自動車工業会)、丸本明理事(マツダ)が出席した。 会見の冒頭で豊田会長は、「ウクライナ情勢による先行きの不透明感や核リスクへの懸念が高まる今、被爆地・広島においてG7の各国が世界の平和と持続的な発展に向け議論することは大きな意義がある」と考えを述べた。 注目が集まるカーボンニュートラルの取り組みについては、乗用車から軽自動車、大型車、二輪車までフルラインナップし、バッテリーEVや水素、ハイブリッドなど多様な技術が日本の自動車産業の強みとし、「日本の各社が独自の強みである技術を磨き、競争力を高めていき、その技術を必要とされる地域で生かしていくこと。それが日本の自動車産業のマルチパスウェイ(全方位戦略)」と説明。G7広島サミット期間にはメディアセンター隣接の「ひろしまゲートパークプラザ」で、自動車業界の取り組みを紹介する展示を行った。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月16日

アマダ、ガイダンス機能備えたサーボベンディング機

 アマダは5月17日、神奈川県伊勢原市の本社内で2月にオープンした技術提案施設「Amada Global Innovation Center(AGIC)」で発表した環境性能に優れるサーボベンディングマシン「EGBシリーズ」の正式受注を始めた。新NC装置「AMNC 4ie」を搭載し、誰でも扱いやすいという。 新サーボ方式のEGBシリーズは単体機仕様、自動金型交換装置付き仕様、自動ロボットシステム仕様とさまざまなニーズに対応。ガイダンス機能を備え、「まるでその場で熟練作業者から指導を受けているように、安心して作業を進めることができ、人材の早期戦力化が望める」と言う。新開発のバックゲージシステムや突き当てモニターなどにより、迷わず確実な板金曲げ加工が可能。販売価格は税別3910万円から。シリーズで年間販売1300台を目指す。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月16日

山善(アラミック)、優しく洗い流すシャワーヘッド

 「ナノバブルシャワー BIRAKU」は高い洗浄効果と節水性能をあわせもつ高機能シャワーヘッド。持ち手部分に特殊な機構を搭載することで、ナノサイズの気泡「ナノバブル(ウルトラファインバブル)」を発生させる。毛穴よりも小さいナノバブルが肌や頭皮の奥まで優しく届き、皮脂や汚れを落とし、髪や肌に潤いを与える。 独自のステンレス製節水型超精密散水板には極小の穴が239個も開いており、その穴によって平均0.3?_の柔らかな極細の水流を生み出すとともに、水圧を増幅するため洗浄力を保ちつつ最大50%もの節水に繋がる。シャワーヘッド中央にあるスイッチを押せば手元で簡単に止水でき、出しっぱなしも防げる。 シャワーヘッドと同様、簡単取り付け可能なステンレスシャワーホースも用意。散水板もステンレスの鏡面加工仕上げにするなど、外観の美しさにもこだわったシャワーヘッドと一緒にホースもステンレス製に取り替えることで、統一感のある洗練されたバス空間を実現する。長すぎず短すぎない1・6?bのホースは軽量かつねじれにくいデザインのため、操作性にも優れる。7種類以上の品質試験をクリアした高い耐久性も特長。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月16日

新富士バーナー、火口が伸びる小型耐風バーナー

 夏レジャーの定番であるアウトドア。新型肺炎流行下でも行える余暇の過ごし方としてその人気は加速した。子供から大人、初心者から玄人まで一緒に楽しめるからこそ、誰もが使うギアにはこだわりたい。新富士バーナーが4月に発売したスライドガストーチ「ST-487」は従来の「ST-480C」を5年ぶりに再考したモデル。マイクロトーチなどと外観を揃え、点火スイッチを押しやすい斜めへと変更。火口キャップもチェーン式からスライド式へと変えるなど、使い勝手を見直した。これまで火口近くにあった吸気口を製品底面に配することでノヅル詰まりを低減し、燃料タンクに活性炭を内蔵することでフィルター詰まりを低減する製品設計で、より故障が起きにくい構造へと改めた。 一方で、従来通り燃料は充てん式で、経済性の優れるカセットガスやライターガスが使える。屋外の風が強く吹く状況でも炎が消えづらい耐風バーナーもこれまで通り。極細集中炎時には炎温度 1300℃にもなり、様々なシーンで活躍する。火口も6・8?a伸縮できるため、火の扱いに慣れていない初心者でも安心して着火できる。アウトドアを楽しむなら、誰でも手元に置いておきたい一品だ。 (2023年6月10日号掲載)

2023年06月16日