京セラ、410W太陽電池モジュール
- 投稿日時
- 2025/01/30 09:00
- 更新日時
- 2025/01/30 15:50

多雪地域でも高い耐久性
京セラは多雪地域向けに410Wの太陽電池モジュールを開発、3月に販売開始する。多雪地域での太陽光発電システムの普及を促進し、国内の再エネ導入を促進する。
同製品は積雪による太陽光発電設備の破損を防ぐためのもの。耐久性を向上させるためモジュール裏面の固定方法に独自手法を採用し、垂直積雪量最大2.5mの積雪地域にも設置可能とした。積雪でモジュールがたわんだ際の金具による太陽電池モジュールへの加圧の影響も最小限にとどめる設計にしている。モジュールの変形、あるいは架台の破損が多雪地域での設備破損の主な要因だが、多雪地域も安心して太陽光発電システムを導入できるようになる。
モジュールだけでなく取付架台も含め、実際の設置環境を考慮した荷重試験を実施し、安全性を向上した。モジュールは両面ガラス仕様で、独自の封止材で水分の侵入を防ぎ長寿命。モジュールの周囲4辺を構成するアルミフレームの長辺側に独自の切り欠き構造を施し、表面ガラスに付着したホコリを雨水や雪解け水と共に排出する。これにより、発電量低下の抑制やメンテナンスコスト、故障率の低減を実現する。
(日本物流新聞2025年1月25日号掲載)