揺動切削も追加
ブラザー工業は10月13日に複合加工機「SPEEDIO M300Xd2/ M300Xd2-64T」を発売した。旋削加工とマシニング加工の両方に対応可能なMシリーズに64本の工具を搭載可能なM300Xd2-64Tを追加し、主軸ラインナップや切粉排出性能を強化。標準価格はM300Xd2が1289万円、M300Xd2-64Tが1889万円(いずれも税別)。省スペースな複合加工機の工具搭載本数を増やすことで、多品種小ロット生産における段取り替えの工数を削減する。
M300Xd2は21本、28本、64本の3種類のマガジン仕様を展開。M300Xd2-64Tは機械正面の21本タレットマガジンに加え、側面に43本の工具ストッカーを配置することで従来モデルの2倍以上となる64本の搭載を可能にした。幅1935mm、奥行き2731mmと省スペースで、同程度の工具本数を収納できる40番立形マシニングセンタと比べ設置スペースが約25%少ない。
標準主軸を毎分最高1万2000回転に高速化し、同2万回転と同1万回転の高トルク主軸も追加。同2万7000回転の高速主軸もラインナップに加え、対応力を高めた。旋削主軸は標準で同2000回転だが、同1500回転の高トルク仕様も選べる。オプションの主軸/旋削主軸同期制御によるギヤ加工や同時5軸加工など幅広い加工に対応する。
さらにZ軸ストロークを拡張し、切粉の排出性も高めた。オプションで切粉を分断する揺動切削機能を追加しており、長時間安定加工できる。M300Xd2-64Tは最大40枚のパレットを収納可能な「パレットチェンジャー PC-1」との組み合わせで長時間の自動運転にも対応する。
(2026年10月13日MonoQue掲載)