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関西物流展、国産AMRが存在感高める

投稿日時
2026/05/21 09:00
更新日時
2026/05/21 09:00
エクセディのパワフルロボットがからくり機構でフリーコンベヤからワークをAMR側に移載する様子

エクセディ/東京機械製作所

4月に開催された第7回関西物流展。近年は海外製AMRAGVが目立ったが、今展は国内勢が存在感を発揮していた。前号で紹介した京セラドキュメントソリューションズなど、自社の強みを活かした異業種の参入も目立つ。

広いブースで国産AMRNeibo」を走らせたのは自動車部品大手エクセディ。同シリーズの牽引型AMR「パワフルロボット」は従来600㌔可搬だったが、飲料など重量物に対応するため1㌧タイプを今年1月に追加した。同仕様は「初回ロットがすぐ完売し、生産を急いでいる」という。

三浦良太・スマートロボットプロジェクト部長は「AMRは潜り込み式が多いが、牽引型の利点が伝わればさらに伸びるはず」とする。「潜り込み式のように現場に変更を強いると定着しにくい。牽引式はカゴ車を人が運ぶ作業をそのまま代替する。さらに我々のAMRは操作しやすく、1日の教育でユーザー自ら導入作業を行えるほど」。デモではからくりを活用し、フリーコンベヤからワークの自重でパレットをAMR側に移載。「最新ロボに古参のからくり技術を組み合わせた。面倒な移載を動力レスで行え、実績もある。自動車部品メーカーの生産技術力が活きた」とする。

輪転機で知られる東京機械製作所は屋外対応の防滴無人搬送車を披露。路面の段差や6%の勾配も走行でき、用途に応じ1~2㌧の積載能力を持つ。屋外を模した環境でワークを運び、屋内でロボット搭載の無人搬送車で積み替え、高さ1.8㍍の棚へ20㌔のケースを格納する一連の自動化を提案した。砂利やペットボトル等の固形ゴミを、粉塵環境でも回収できる自律清掃ロボット「一望打塵」も出品。「国内自社設計でメンテまで手掛けるカスタマイズ力が強み」(青山浩士営業部長)とメイド・イン・ジャパンの力強さを見せた。



(日本物流新聞2026515日号掲載)