ウエルディングショーで一挙に披露
宮川工業はハンドツールを中心に、温めてきた11点もの新製品を一挙に公開。深刻な人手不足に悩む造船業界には、面取りを手軽に自動化できるエアー式自走R面取り装置や、部材を反転させずに加工できる「裏面取り機」を再提案する。同社初の開先加工機「開先どん」「ベベルくん」はいずれも電動のハンディ型だ。開先どんは最大面取り量C18と重切削が可能で、ベベルくんは同C8までとより手軽に取り回せる。切削負荷が高いため市販機は大半が据え置き型だが、藤井崇取締役は「面取り量C5~C8の需要が多く寄せられていた」と話す。小回りの利く新ツールで需要を開拓する考えだ。
国内でも希少な電動溶接ビード削り機「ビートルくん」も披露。ハイパワーが特長で、エアー式ではパワー不足の現場に提案する。最小5㍉の薄板対応のR面取り機「MArX-NEO-F」も初披露だ。さらに面取り機に新たにアルミ用チップを加え、鋼以外へ対応領域を一気に広げる。
加えてシールドトンネルに使用される鋼製セグメントを対象とした「シール溝溶接ビード切削加工機」も出品予定だ。トンネルの内壁を構成する鋼製セグメントの溶接部に磁力で取りつけ、ハンドル操作により、溶接ビードを切削して均一に仕上げると同時に、シール溝の縁もC面に加工する。従来のグラインダーによる手作業と比べ高効率で「すでに現場投入しており非常に高評価を得ている」と明かす。
11点の新製品には開先加工機や溶接ビード削り機、トンネル向け装置など同社が初めて切り込む分野も多い。藤井取締役は「来場者の反応を見て今後の注力市場を見極めたい」と意欲を見せる。
(日本物流新聞2026年9月10日号掲載)