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KKI、卓上袋開口機が発売1年で12台

投稿日時
2026/07/06 09:00
更新日時
2026/07/06 09:00
KKIの袋開口機「アシスト・ギア」。一部の部品は3Dプリンターを使って内製することで、製品単価を抑えた

中小食品製造の省力化需要取り込む

食品パッケージ製造のKKI(愛知県豊山町)が開発した給袋式袋開口機「アシスト・ギア」に注目が集まっている。袋詰め工程の開口作業を自動化する卓上型機器で、中小食品メーカーの省力化需要を取り込み、発売から約1年で販売台数が12台に達した。65日までの4日間、東京ビッグサイトで開催された食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2026」で明かした。

同機はフットスイッチ1つで袋の供給・開口・保持を自動で行い、作業者の両手を解放する。開発を担当した同社・機械事業部の星屋和弘氏は「前後の充填や計量、シール工程は機械化されていながら、袋の開口はパートの方が手作業で行っている現場が結構ある。機械化が抜け落ちていた領域」と話す。幅約50㌢の卓上型で、充填機や計量器などを導入済みの現場や、極小規模の事業者でも導入しやすい。

同社は食パン袋のパッケージ製造が主事業。中小の現場からの「袋の開口作業が負担になっている」という相談に、モノづくり好きの社員2人が応え0から設計した。部品の一部を3Dプリンターで内製するなど工夫し、製品価格を130万円まで抑えた。ロッドレスシリンダーとカム機構のみで動くシンプルな構造で、誰でも直感的に使用できるのも特徴だ。

現在は食品業界を中心に提案をしているが、星屋氏は「自動車部品や樹脂製品など、袋詰め工程が発生する製造業全般にも使える」と、食品以外の市場開拓にも意欲を見せる。



(日本物流新聞2026625日号掲載)