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関電工、 電源・配線レスのEMS披露

投稿日時
2026/06/23 09:00
更新日時
2026/06/23 09:00
WATTMILLのシステムイメージ

導入コスト抑え省エネ支援

関電工は5月2729日、東京ビッグサイトで開催された「JECA FAIR 2026~第74回電設工業展~」に出展。今年2月に発表した自社開発のエネルギーマネジメントシステム(EMS)「WATTMILL(ワットミル)」を展示した。

最大の特徴は、センサーへの電源工事が不要な「電源レス」と、無線通信による「配線レス」設計だ。電流センサーはケーブルの誘導電流から自ら電力を取り出す自己給電方式を採用。同社担当者は「従来のEMSと比べて導入コストと工事負担を大幅に抑えられる」とメリットを話す。

電力データは1分単位でクラウドに蓄積され、複数拠点のエネルギー使用状況をダッシュボードで一元管理できる。空調制御はビルマルエアコンを対象に室内機を1台ずつ制御する方式で、メーカーを問わず対応できる点も強みとして挙げた。自社の約5000㎡の事務所ビルで行った実証では、1年間で約80万円分の契約電力削減を達成。導入費用の300万円を約4年で回収できる計算で、エネマネ事業者の補助金(補助率3分の2)を活用すれば回収期間はさらに短くなるとする。

今年の夏頃には、空調を先回りして制御する「AIコンフォート制御」(特許出願中)のリリースも予定する。室内外の温湿度データと過去5分間の室内温度環境から10分後の室内環境を予測・制御するもので、省エネと快適性の両立を目指す。



(2026年6月23日Mono Que掲載)