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ロボットアイデア甲子園愛知県大会、優勝は岡崎工科・内倉さん

投稿日時
2026/11/05 09:00
更新日時
2026/11/05 09:05
優勝した内倉拓未さん(前列左から4人目)ほか参加者や審査員、バイナス関係者

川守ロボ「スイスイ」で12月の全国大会へ

 産業用ロボットの新たな活用法を若者が提案する「ロボットアイデア甲子園」の愛知県大会が10月10日、ロボットシステムインテグレーター(SIer)のバイナス(愛知県稲沢市)で開催された。書類選考を通過した11人が登壇し、内倉拓未さん(愛知県立岡崎工科高校3年)が考案した川守ロボット「スイスイ」が優勝を果たした。内倉さんは12月19日に機械振興会館で開催される全国大会への切符を手にした。 

 日本ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会)が主催する同大会は、高校生や高等専門学校生らが産業用ロボットの実機見学・体験を通じて「新たな使い方」をプレゼンテーションするコンテスト。全国21会場で地方大会が順次開かれている。

愛知県大会の担当センター企業を務めたバイナスの下間篤社長は開会にあたり、「7月に実施した工場見学には約70人が参加し、その中から選ばれた11人が本日の発表に臨む。社会課題の解決や災害対応、人口減少、AI活用など着眼点が多彩で非常に頼もしい」と期待を寄せた。

優勝した内倉さんの「スイスイ」は、河川の環境変化や生態系の保全、水難事故防止を目的としたロボット。河川を巡回して水環境や生物を観測し、異常を検知した際に人へ通報する。審査員からは「水流を活用した自家発電機構」を搭載する着眼点に質問が集まり、内倉さんは「電気科で学んできた発電技術の知識を組み合わせた」と答え、工科生ならではの技術的裏付けが観客を驚かせた。 

準優勝にはデリマ・エマヌエレ・フェレイラさん(愛知県立刈谷工科高校2年)の「盲目者案内ロボット」、優秀賞には鈴木勇進さん(岡崎工科高校3年)の技術継承ロボット「つなぐん」が選出された。 

内倉さんは「幼いころから通っていた身近な川で、年々生き物が減り環境が悪化していく姿を見て解決したいと思った。愛知県大会で得た他校生の発表も参考にしながら、全国大会に向けて自分らしい提案を磨きたい」と抱負を述べた。



(日本物流新聞2026年10月25日号掲載)