ノーリツ、ハイブリッド給湯器の拡販を本格化
- 投稿日時
- 2026/07/07 08:00
- 更新日時
- 2026/07/07 08:00
最高水準の省エネ・設置性でGX市場をけん引
ノーリツは自然冷媒ハイブリッド給湯器「HPHB R290」の拡販に向けた取り組みを本格化させている。4月13日には国内唯一のHPHB R290専用ラインを有するつくば工場(茨城県土浦市)で流通事業者向けの工場見学プログラムを開始。6月11日からは全国16会場で流通事業者向け展示会「NORITZ EXPO 2026」を開催している。
HPHB R290は昨年11月に発売した同社ハイブリッド給湯機の最新モデル。国内のハイブリッド給湯機では唯一、自然冷媒「R290」をヒートポンプユニットに採用している。R290は一般的なエアコン用冷媒「R32」に比べ地球温暖化係数が3万8550分の1と環境負荷が小さい。
省エネ性能においても、国土交通省のREGSプログラムへの登録評価値で一次エネルギー消費量が13.2㌐ジュール。給湯効率は150・3%に達しており、同社によると「ハイブリッド給湯機の中で業界最高水準」という。
こうした高い省エネ性能の実現を支えるのが「新スマート制御」で、居住者のお湯の使用パターンを曜日・週単位で学習し、貯湯温度を45~60℃の間で自動調整しながらヒートポンプの出力を可変する。従来型給湯器比で年間給湯光熱費を約67%、一次エネルギー消費量を約49%削減できるとしている(いずれも145㍑モデルの場合)。
ヒートポンプユニットも業界最小のコンパクト設計で、145㍑と70㍑の2モデルで設置面積は同一に抑えた。貯湯ユニットも同様で、こうしたコンパクト化により大容量モデルでもマンションのバルコニーへの設置が可能になった。NORITZ EXPO 2026の記者向け説明会に立った市原拓リーダーは「来年度から始まるGX ZEHやGX ZEHMにおけるBEI値の計算で非常に有利に設計できる。幅広い新築市場において採用いただけると期待している」と話す。
(日本物流新聞2026年6月25日号掲載)