淀川電機製作所、環境改善と省力化を両立
- 投稿日時
- 2026/08/03 09:00
- 更新日時
- 2026/08/03 09:00
淀川電機製作所の集じん装置付きバリ取り機「FW305S」が、手作業によるバリ取り工程をワンランクアップさせる一台として注目を集めている。高性能な集塵機を内蔵することで粉塵の飛散を抑制し、工場の環境改善と省力化を同時に実現する。
同機は何層にも重ねた研磨布構造と細やかなスリットにより、3Dワークや凹凸面の研磨、バリ・ケバ取りをこれ一台でカバーする。こだわったのは「省力化」と「誰でもすぐに使える」手軽さだ。面倒な初期設定は一切不要で、到着、通電、加工と導入したその日から稼働できる。
「入社して間もない人は電動工具を使うのを恐れがちで、慣れるまでに時間がかかる。しかし、FW305Sなら熟練度の低い作業員でも簡単に、かつ安全にバリ取りが行える。何万個と同じワークを扱う現場であればロボットの活用が最適だが、多品種少量の現場ではそうはいかない。手作業やハンドツールで行っている作業を少しでもラクにしたいと考え開発した」(同社担当者)
安全面への配慮も徹底している。研磨ホイール部分には、柔軟性に優れた研磨材を採用。万が一作業中に手がホイールに触れてしまった場合でも怪我に繋がりにくく、極めて安全性が高い。
■100V仕様で設置変更も容易
さらに、優れた設置性と機動性も大きな特徴だ。一般的なバリ取り機と比較して約半分のスペースに収まる超コンパクト設計となっており後部へのモーター突出もなく、設置面積を最小限に抑えた設計。本体重量は約120㌔と軽く、底面にはキャスターを標準装備しているため、作業エリアの変更やレイアウト移動も容易に行える。単相100V仕様のため特別な電気工事も不要で、工場のどこでも電源を選ばずに設置が可能だ。また高性能カートリッジフィルターを採用し、高操作性のシェイキングレバーを標準装備し、粉じん剥離性を向上させている。
(日本物流新聞2026年7月25日号掲載)