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明治機械製作所、水と粉塵防ぎ石材加工を効率化

投稿日時
2026/07/29 14:23
更新日時
2026/07/29 14:24
ドライサンドブラスト機「DSB-2」(左)と排気ファン付き回収機「KF-1A」

エアーコンプレッサーおよび関連機器の製造・販売を手掛ける明治機械製作所による、墓石の字彫りや石材加工現場向けのサンドブラスト機や関連システムが市場で高い評価を受けている。同社の先進的なエアー制御技術と集塵システムを融合させた製品群は、過酷な屋外現場における作業環境を劇的に改善し、長年の課題であった作業効率の向上とランニングコストの削減を同時に達成した。

特に注目を集めているのが、独自開発のドレン対策技術を搭載したドライサンドブラスト機「DSB-2」である。サンドブラスト作業において、エアーに含まれる水分は投射材(研削材)の詰まりや加工精度の低下を引き起こす最大の要因だった。同機は「膨張分離式エアドライヤ」を標準搭載することで、従来機に比べ約20倍(同社比)という驚異的なドレン回収能力を実現した。さらに、水分除去にフィルタ類を一切使用しない構造のため、定期的なフィルタ交換の手間やコストが発生しないという、現場目線の経済性も兼ね備えている。

一方で、小型・軽量化を追求した汎用性の高い「SBシリーズ」も堅調だ。二重のフィルタで確実に水分をシャットアウトする構造を採用し、砂タンク容量5キロの「SB-1A」と、10キロの大容量を誇る「SB-2A」の二機種をラインナップ。いずれのモデルも、現場への移動や設置が容易な「組立式」の筐体を採用しており、山間部や狭小地にある墓地など、大型重機が進入できない出張作業現場でも機動力を発揮する。

これらブラスト機本体の性能を最大限に引き出すのが、周辺機器とのシステム化である。排気ファン付回収器「KF-1A」を組み合わせたユニットモデルは、乾電池式の強力ファンにより加工時に発生する粉塵をすばやく排気・回収する。

これにより、回収器内の視界が常に鮮明に保たれ、作業者はリアルタイムで細かな字彫り状況を確認しながら作業をシームレスに進めることが可能となり、作業時間の短縮や作業者の疲労軽減、夏の厳しい環境下での作業負担緩和にも貢献する。



(日本物流新聞2026725日号掲載)