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ヤマゼンロジスティクス、新年経営方針発表

投稿日時
2025/01/31 09:00
更新日時
2025/01/31 09:00
山善営業本部執行役員物流企画管掌・松田慎二氏(左端)、ヤマゼンロジスティクス社長・宮﨑公博氏(右端)らがロジス大阪の開所を祝しテープカットを行った

ロジス大阪OPセレモニー

ヤマゼンロジスティクスは117日、ロジス大阪(東大阪市)で新年経営方針発表会を実施。ロジス大阪のオープニングセレモニーも行われ、4267人が出席した。「山善・物流2030年ビジョン」に掲げた、メーカー、販売店、同業卸から輸配送業を受託できる体制を構築する「第2ターム」へ来期から移行。ヤマゼンロジスティクスのプロフィット化(外販)を強力に進めていく。またヤマゼンロジスティクスは社名を「株式会社ロジライズ」に変更することを発表した。


山善・営業本部執行役員物流企画管掌の松田慎二氏は、「3PL事業者では対応が難しいロジスの強み」として「機械・工具業界の商品群に精通」、「五月雨受注へ対応」、「マルチオーダーピッキング・名寄せ出荷への対応」、「納品書などの同梱」「一部、加工流通が可能」と5つあげ「共同配送、倉庫運営、総合物流で新たな荷主企業にどんどん提案しコストセンターからプロフィットセンターへ脱皮する」とあいさつ。また同業他社の物流を担う可能性も考慮し出荷データーをブラックボックス化する体制構築を行う。「山善の営業部隊には一切、情報は洩れないので安心して物流をお任せいただきたい」と力を込めた。

ヤマゼンロジスティクスは23年度にプロフィット化を目指し営業企画部を設置したのに続き、24年度も生産財と家庭機器のロジス統括部を発展解消し東西のワーキンググループとして事業部横断で物流を遂行する機構改革を行った。全日本物流改善事例大会2024にて3つの改善事例が優秀事例として選出されるなどQC(物流品質管理)にも取り組んだ。 

■新社名はロジライズ

ヤマゼンロジスティクスの宮﨑公博社長は外販・営業活動について「共同倉庫・共同配送のほか、タイムリーな供給が必要な切削工具などで優位性のある、受注時間の延長と早い時間での輸配送を行う早朝配送サービスを訴求する。また住宅設備機器で培ったツーマンデリバリーを活用し、将来的には家具や家電の個人宅向け組立設置配送にも参入したい」とし「第1、第2タームをしっかり仕上げて、第3タームである生産財業界、住宅設備機器業界、家電・日用品業界での物流でプラットフォーマーの地位を確立したい」と誓った。そして本年4月より社名を「株式会社ロジライズ」に変更すると発表した。

その後、懇親会を兼ねた「新生ロジス大阪 オープニングセレモニー」が執り行われ「例年はホテルで開催されるこの会は、今年、物流倉庫で開催された。改めて、ここにいる皆さんで一緒に課題に取り組んでいこう、と強く思う」と来賓を代表してワールド運輸の中野秀一社長があいさつ。テープカットが行われ、ロジス大阪の門出を祝った。

なお、「2025東日本新年経営方針発表会」は121日、パレスホテル大宮(さいたま市)で開催。パートナー企業30社・54人が出席した。

ヤマゼンロジス新経営方針写真2.jpg

ヤマゼンロジスティクスが社名変更するロジライズの新ロゴ

(日本物流新聞125日号掲載)