1. トップページ
  2. ニュース
  3. AutoStore、サブスク・規格型自動倉庫を提供開始

AutoStore、サブスク・規格型自動倉庫を提供開始

投稿日時
2026/05/18 09:00
更新日時
2026/05/18 09:00

月額68万円から

AutoStore System422日、パッケージ型の自動倉庫「Pio」の販売を開始した。同社製品のエントリーモデルとして、RaaS(サブスクリプション)型のビジネスモデルを採用。導入障壁を下げることで、「高い」という市場からの根強い印象を払拭し、自動化ソリューション活用の裾野を広げる狙いがある。

Pioはキューブ型ロボットストレージシステム「AutoStore」をベースに、標準化されたパッケージ設計と月額課金モデルを組み合わせた製品だ。最小モデル「P100」は床面積45平方㍍から設置でき、初期費用(ビンやラックなど固定設備の購入費)は2500万円から、ロボットやポートなど変動設備のレンタル費+保守メンテナンス費の月額68万円で利用できる。最大モデル「P600」(262平方㍍、初期費用8500万円、月額85万円から)までの4タイプをラインナップし、ロボット追加(117万円、最短レンタル期間3カ月)による段階的な拡張や波動吸収も可能だ。

Pioは手ごろな価格感を実現するとともに、モデルや天井高、ロボット台数を選択するだけで導入費用の目安を把握できる仕組みをウェブサイト上で公開。同社・バイスプレジデントの安高真之氏は「もとは事業が成長中の中小EC企業向けにエントリー機として開発したが、お客様側で投資回収効果の概算をすぐに計算できるわかりやすさから、エントリーレベルではない層からも引き合いが来ている」という。

ターゲットとして想定するのは、ECBtoC小売業、製造業(ロングテール品を抱える企業)、そして3PL事業者だ。特に3PLに対して同社は、荷主との契約期間に合わせた自動化投資が難しいという業界固有の課題があり、サブスクリプションモデルとの親和性が高いと指摘。最低利用期間も3年間に設定されており、「3PLが荷主と結ぶ契約更新のタイミングと重なる。契約更新時の自動化提案ツールとして活用できる」(安高氏)とみる。

すでに欧米ではPioの導入が進んでいるが、APAC地域での展開は日本が初。オカムラ、ソフトバンクロボティクスなど4社のパートナーを通じて提供し、将来的なAPAC全域への普及の足掛かりとする考えだ。

AutoStore_写真2.jpg

AutoStore System・バイスプレジデントの安高真之氏



(日本物流新聞2026515日号掲載)