速さに特化
中村留精密工業は2タレット複合CNC旋盤「WT-150V」を7月21日に発売した。従来機「WT-150Ⅱ」の機械構成やコンパクト設計を継承し、高速化に寄与する技術を投入した「次世代モデル」と位置付ける。標準価格は税抜3560万円。
上下タレットとも標準でミーリング機能を搭載。標準で毎分6000回転、オプションで同1万回転に対応しミーリング加工の能力を向上させた。アイドルタイムを縮める独自機能「クロノカット(フル版)」を標準搭載し、工具交換など切削以外の時間を短縮する。サンプルワークではWT-150Ⅱと比べ加工サイクルタイムが約17%縮んだ。
「FANUC αi-D series SERVO」を採用し、高トルク化と高速化で機械動作の応答性を向上。位置決め精度や輪郭精度も上がった。サーボ全体の損失を従来比約10%低減し省エネにもつながる。
加工内容に応じ旋削専用、ミーリング仕様、上タレットY軸付きミーリング仕様を展開。NCテールストック仕様やガントリーローダー、バーフィーダー仕様もあり、バー材からの連続加工から長尺物まで様々な生産に対応する。
(日本物流新聞2026年8月10日号掲載)