1. トップページ
  2. ニュース
  3. ナフサ不足で代替梱包材の問い合わせ急増

ナフサ不足で代替梱包材の問い合わせ急増

投稿日時
2026/04/30 15:44
更新日時
2026/04/30 15:46

平時の5倍に、和光紙器

ホルムズ海峡封鎖に端を発したナフサの供給不安。塗料や潤滑剤が品薄となるなか、包装資材を製造する和光紙器(埼玉県川口市)は、廃プラスチックを原料とした代替素材「ポリエコレン」の問い合わせが平時の5倍に急増していることを明かした。

ナフサ(粗製ガソリン)は原油を精製する際に得られる成分の一つで、熱分解すると石化製品のもととなる基礎化学品が生まれる。この供給が中東情勢の緊迫で滞った結果、ナフサ由来の塗料や溶剤の価格が上昇しており、梱包資材もその影響を被っている。

ポリエコレンは廃プラを100%主原料とした再生素材で、ナフサの代替として活用が可能。加工適性も高く、輸送トレーや収納ケース、緩衝材の代替品として検討されているもようだ。従来は同社に寄せられる問い合わせも自動車部品メーカーが主だったが、医療関連メーカーや総合商社など様々な業種の問い合わせが寄せられているという。同社は「既存の調達ルートで対応できず、代替素材を探していたところ検索で製品を知ったという経緯の流入が多い。ナフサ依存リスクが企業活動に直接的な影響を及ぼしている実態が浮き彫りになっている」と見る。

同社は今後もナフサ不足による価格変動と供給不安が続くと予測。今後は供給体制の強化と用途拡大を進める方針だ。



(2026年4月30日Mono Que掲載)