関西物流展に2万4000人
- 投稿日時
- 2026/05/01 09:00
- 更新日時
- 2026/05/01 10:32
柔軟なマテハンに熱視線
インテックス大阪で4月10日まで行われた第7回関西物流展には2万4891人が来場した。EC化や関連法改正など物流を巡る環境が急速に変化する中、出展したラピュタロボティクスは「自動化設備も変化への適応がポイントになっている」と語る。会場では実際に導入後も移設や拡張が容易な“根の生えない”マテハン設備の展示が目立った。
ラピュタロボティクスはブロック構造かつアンカーレスで柔軟な拡張・移設が可能な自動倉庫「ラピュタASRS」を披露。まずは小規模に導入し、稼働後のデータ分析を経て課題を可視化したうえで拡張・機能追加できる利点を訴えた。
同設備はソフトアップデートにより、常に最新機能を利用できる。ハード面も強化されており、近年も自動倉庫内のエレベーターを刷新。従来は壁際にしか設置できなかったが、任意の箇所に設置できるようになった。ロボット台車の走行距離が減り、スループットが高まるという。容積70㍑の大型オリコンも格納できる開発中の新たなトレーも披露し、進化が続いていることを印象付けた。重量検品機能付きのピッキング用AMRも展示。スキャナーをAMRの下部に設けて重量物を高く掲げる必要をなくすなど、現場目線の改善が光った。
伊東電機はモーター内蔵ローラーを活用した機能別モジュールを組み合わせ、自由にレイアウトが組める「RevoPick」を実演。入荷、検品、棚入れ、オーダー集品を一気通貫で自動化できる。重なった商品をコンベヤで搬送しながら整列・スキャンし、種類ごとに仕分・バッファして空箱に投入する一連の流れを披露した。
担当者は「特定の工程だけを自動化したいというニーズに細かく応えられる、かゆい所に手が届くシステムだ。能力の高さも自負している」とする。現在は、搬送物の位置・姿勢をリアルタイムでセンシングし、理想の動きにコンベヤを追従させることで「止まらない搬送」を実現する制御技術も開発中だという。
OA機器大手の京セラドキュメントソリューションズは同展に初出展し、開発中のAGVを参考展示した。フレームなどに複合機の部品を活用することで、国産AGVながらコスト競争力が高いという。汎用的なテープをガイドに走行するため運用の柔軟性が高い。「年内のリリースを目指す」とする。

京セラドキュメントソリューションズのAGVは汎用テープをガイドに走行
(日本物流新聞2026年4月25日号掲載)