カナメ、酷暑を追う豪雨に屋根で備える
- 投稿日時
- 2026/08/12 09:00
- 更新日時
- 2026/08/12 09:00
「屋根の途中に、もう一つ樋を設ける」。カナメが手がける「豪雨対策樋」は、この発想で工場・倉庫の谷樋からの漏水を根本から断つ。切妻屋根が連続する建物では、谷部に樋が設けられるケースが多い。従来は建設時の想定雨量で問題なく排水できていたが、近年、熱波と共に発生する線状降水帯やゲリラ豪雨はその想定を大きく超える。処理しきれなかった雨水が室内へ流れこむ「オーバーフロー」により工場内製品・設備への被害発生が増えてきた。
同社の解決策が、既存の谷樋に加えて屋根面の途中にもう一つ別系統の樋を設け、降ってきた雨水を効率よく分散処理する工法だ。これにより一本あたりの負担を軽くし、あふれを防ぐ。カナメは同工法の認定施工代理店として、設計から施工、保守までを一貫して担う。
工法の要は、感覚に頼らない数値設計にある。現地調査で谷樋や竪樋の形状・勾配・本数を確認し、雨量データをもとに想定最大雨量に耐えるか検証し、排水計画を導く。また、同社なら、カバー工法や遮熱対策との同時施工も可能で、老朽化対策や暑さ対策と、豪雨対策を両立できる。
(日本物流新聞2026年8月10日号掲載)