ヤマ発、成形CT20%減の新素材を船外機に
- 投稿日時
- 2026/07/29 13:49
- 更新日時
- 2026/07/29 15:05
ヤマハ発動機とヤマハマリンは7月16日、ジャパンコンポジットと共同で、成形のサイクルタイム(CT)を従来比20%短縮できる塗装向け材料「ハイサイクルSMC(シートモールディングコンパウンド)」を開発したと発表した。2025年からヤマハ発動機の船外機のトップカウルに採用しており、船外機への採用は初めて。生産効率の向上と環境負荷低減に貢献するとしている。対象となる船外機は、グループ会社のヤマハマリンが生産を担当する。
SMCは熱硬化性樹脂の一種で、成形時に多くの熱エネルギーを必要とする。この際に用いる蒸気製造に伴うガス燃焼や電力使用は、企業活動に伴う温室効果ガス排出量の区分でスコープ1、2に該当する。今回開発した材料は、成形工程で必要となる熱エネルギーを低減できる点が特長で、3社が材料と製造工程の最適化を継続的に検証することで実現した。CTの短縮が成形時のエネルギー消費を抑制し、CO2排出量を従来比で20%削減できる見込みという。
(2026年7月25日MonoQue掲載)