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大東精機、国内初、梁の組立て溶接を自動化

投稿日時
2026/06/10 09:18
更新日時
2026/06/10 09:20
Eva1300は宇宙船の船外活動(EVA:Extravehicular Activity)のようすに似ていることから名付けられた

2台のロボでピッキングから組立て溶接まで

大東精機は、国内メーカーとして初めて梁の組立て溶接を自動化するシステム「Eva1300」を開発した。ロボットがH形鋼に取り付ける部材のピッキングから組立て溶接まで一貫して自動化する。CADデータから専用CAMで加工データに自動変換するため、ティーチングやケガキも不要となる。

同システムはピッキングロボットと溶接ロボット、ポジショナーで構成。足元で需要が増えている大型建築物向けの高さ1300㍉のH形鋼、製品積載質量10㌧まで対応する。

加工ではまずクレーンで母材となるH形鋼をポジショナーに載せ、溶接する部材をテーブルにプロジェクションマッピングによって投影された輪郭に合わせて配置する。ピッキングロボットに搭載された3Dセンサーが、部材の置き間違いや厚みの違いまで検知。続いて、マグネットハンドで部材を把持し、溶接個所へ配置。もう一台のロボットが溶接を行う。ポジショナーが自動でH形鋼の姿勢を変えていき、4面すべてを全自動で溶接する。人手作業は部材のテーブルへの配置とH形鋼を載せる工程だけだ。

鉄骨二次加工の中でも、本溶接前に行う組立て溶接は人手に頼るところが多く、課題を抱えるユーザーも少なくない。業界がやがて迎える人手不足問題へのソリューションとして自動化を提案する。将来的には搬入・搬出の自動化とともに一次加工ラインとも連携し、一貫した鉄骨加工ラインの構築を目指す構えだ。

Eva1300の発売は2027年春を見込み、今年9月の「2026国際ウエルディングショー」で初披露する。



(日本物流新聞2026年6月10日号掲載)