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京都中央信金、京都駅前に共創施設「セントクロス」

投稿日時
2026/08/17 09:00
更新日時
2026/08/17 09:00

信用金庫で預金量全国首位の京都中央信用金庫は83日、京都駅八条口近くに取得したビルの12階に、地域の事業者や大学、行政などをつなぐ共創施設「KYOTO CENTCROSS(キョウト セントクロス)」を開業した。同施設には旧来の金融機関の象徴である預金窓口やATMを一切設置せず、経営課題の解決やイノベーション創出に特化した異業種連携拠点として運用する。なお、本店営業部および窓口業務は四条烏丸の現施設に維持し、本部機能を2026年度内に同ビルへ移転する計画だ。

新施設は「中信京都駅八条口ビル」内に開設。地元企業や住民、学生が公的機関や大学、異業種と交わる場と位置付ける。施設名は「中央(CENTRAL)」と人・モノ・知識が「交わる(CROSS)」を組み合わせた。同日開かれたオープニングセレモニーで植村幸弘理事長は「変化の速い時代において、地域企業が持続的に成長するには従来の枠を超えた連携と実践の場が不可欠だ。1社では解決が難しい課題も、異なる視点や強みが交わることで突破口が生まれる」と期待を込めた。式典には京都府の鈴木一弥副知事や松井孝治京都市長らも駆け付け、新たな拠点の船出を祝った。

■南部再開発のハブ狙う

同施設は白波瀬誠会長が構想を練り上げた肝入りの拠点だ。設備面では、最大200人規模のイベントに対応。244インチの大型LEDビジョンを導入したほか、25~30人を収容できるセミナールームを6室設置。多数のミーティングスペースや、利用者限定のカフェエリアも併設し、カジュアルな対話から新たな価値を生み出す環境を整えた。

周辺では、京都市による京都駅南側のオフィス・ラボ誘導プロジェクト「京都サウスベクトル」が動いており、駅南エリアの開発が加速している。さらに南に位置する「らくなん進都」の鴨川以北エリアでは、産業活性化に向けた高さ制限の緩和が進む。同施設は、発展が期待される京都南部の玄関口・イノベーションのハブとして存在感を高めそうだ。



(日本物流新聞2026810日号掲載)