使用済LiBの水平リサイクル実現へ、KDDIら6社
- 投稿日時
- 2026/09/17 09:00
- 更新日時
- 2026/09/17 09:00
KDDIなど6社は8月21日、使用済みリチウムイオン電池から回収・再生した再生資源を用いた試作電池で、新規資源由来の電池と同等水準の性能を確認したと発表した。取り出した資源を再び電池材料として活用する「水平リサイクル」の実現へ大きく前進した。
実証に参加したのはKDDI、リーテックリニューアブル エナジーソリューションズ(リーテックRES)、エマルションフローテクノロジーズ(EFT)、マークテック、商船三井ロジスティクス、トランスコスモスの6社。リチウムイオンバッテリーの回収・資源循環とサステナブルリサイクルの実現に取り組む「Re―CIRCLEプロジェクト」のフェーズ2として実施した。
実証では、使用済み電池から回収したセルを原料に、低環境負荷プラントで高純度の「ブラックマス」(レアメタルを含む再利用可能な中間素材)を生成。EFTが開発したエマルションフロー技術でレアメタルを抽出し、正極材料として再利用して試作電池を完成させた。電極の体積抵抗・界面抵抗や充放電容量、レート特性、サイクル特性などを評価した結果、市販の炭酸リチウムを使った新規資源由来の電池と同等水準の性能を確認した。
(日本物流新聞2026年9月10日号掲載)