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川崎重工、米にフィジカルAI拠点

投稿日時
2026/05/26 11:05
更新日時
2026/05/26 11:06
開所セレモニーの様子

NVIDIAらと協業

川崎重工業は5月21日、フィジカルAIの社会実装を推進する拠点「Kawasaki Physical AI Center San Jose」を米国カリフォルニア州サンノゼに開設したと発表した。NVIDIAAnalog DevicesMicrosoft、富士通との協業のもと、AIとロボティクスを融合したソリューション開発を加速させる。

同センターはKawasaki Robotics Inc.の建屋内に開設。航空宇宙・造船・エネルギーなど幅広い事業領域で長年蓄積した製造現場のデータ・ノウハウを活かし、研究・実証の枠を超えた事業創出の拠点と位置付ける。

開所セレモニーで同社・代表取締役社長執行役員の橋本康彦氏は「高齢化と労働力不足という世界共通の課題を抱える医療・介護分野にまず注力する」と表明。来院から手術、術後ケアまでを一貫支援する「病院ワンストップソリューション」の確立を掲げ、「人の置き換えではなく、人の判断と行動を安全・効率的に支援するフィジカルAIを目指す」と述べた。

各社との協業テーマは、NVIDIAAI・ロボティクス融合ソリューションの創出、Analog DevicesAIとオーディオ・マニピュレーション技術を組み合わせた汎用ロボットの実現、MicrosoftがクラウドAIプラットフォームを活用した実用化加速、富士通がヘルスケア領域での新たな価値提供となっている。

同社は手術支援ロボット「hinotori」や自律走行サービスロボット「Nyokkey」などの自社製品とフィジカルAIを組み合わせたソリューションの展開を計画。3月にフランス・ストラスブールで開設した欧州研究開発拠点とも連携し、グローバルなフィジカルAIの社会実装を推進していく計画だ。



(2025年5月26日MonoQue掲載)