ダイキン工業、野村不動産と使用済み空調機回収へ
- 投稿日時
- 2026/06/09 08:00
- 更新日時
- 2026/06/09 16:35
ダイキン工業と野村不動産は5月11日、ビルの解体・空調更新工事で生じる使用済み業務用空調機を回収し、部品ごとに手作業で分解・再資源化する取り組みの実証を開始したと発表した。資源循環型社会(サーキュラーエコノミー)の実現に向け、廃棄物の資源化を推進することが目的。
従来、撤去する空調機は産業廃棄物処理業者が重機で一括破砕・分別していたため、銅とアルミが混在する熱交換器など細かな素材分別が難しく、品質の低い用途へのダウングレードリサイクルにとどまっていた。本取り組みでは、ダイキン工業のグループ会社であるダイキンサンライズ摂津(大阪府)が空調機を引き取り、部品ごとに手作業で分解・分別。各素材に適した処理会社へ引き渡すことで、高純度の資源回収を実現する。
大阪市内のオフィスビルにおける回収実証では、室外機1台あたりのリサイクル率(重量ベース)が従来の94.8%から100%に向上。プリント基板からのレアメタル回収や、廃棄処分だったプラスチックの固形燃料化、廃油の燃料化なども可能になった。現在も東京都港区の芝浦プロジェクト建替工事(浜松町ビルディング解体)を含む複数物件で取り組みを進める。
(2026年6月9日MonoQue掲載)